第二十五條 主務大臣ハ產業組合中央金庫ノ業務ヲ監督ス
第二十六條 產業組合中央金庫ハ其ノ定款ヲ變更セムトスルトキハ主務大臣ノ認可ヲ受クヘシ
第二十七條 產業組合中央金庫ハ主務大臣ノ認可ヲ受クルニ非サレハ剩餘金ノ處分ヲ爲スコトヲ得ス
第二十八條 產業組合中央金庫ハ主務大臣ノ命令ニ從ヒ其ノ業務ニ關スル諸般ノ狀況及計算報告書ヲ差出スヘシ
第二十九條 主務大臣ハ必要アリト認ムルトキハ產業組合中央金庫ノ貸付又ハ割引ノ金額若ハ方法ヲ制限スルコトヲ得
第三十條 產業組合中央金庫ノ貸付金利子ノ最高步合ハ每事業年度ノ初ニ於テ主務大臣ノ認可ヲ經テ之ヲ定ムヘシ其ノ事業年度內ニ於テ之ヲ變更セムトスルトキ亦同シ
第三十一條 主務大臣ハ特ニ產業組合中央金庫監理官ヲ置キ產業組合中央金庫ノ業務ヲ監視セシム
第三十二條 產業組合中央金庫監理官ハ何時ニテモ產業組合中央金庫ノ業務及財產ノ狀況ヲ檢査スルコトヲ得
產業組合中央金庫監理官ハ監視上必要ナリト認ムルトキハ何時ニテモ產業組合中央金庫ニ命シテ業務上諸般ノ計算及狀況ヲ報告セシムルコトヲ得
產業組合中央金庫監理官ハ出資者總會其ノ他諸般ノ會議ニ出席シテ意見ヲ陳述スルコトヲ得但シ議決ノ數ニ加ハルコトヲ得ス
第三十三條 產業組合中央金庫ハ創立初期ヨリ十五箇年間政府ノ出資ニ對シ剩餘金ノ配當ヲ爲スコト要セス