(産業組合中央金庫法中改正法律)
法令番号: 法律第十四號
公布年月日: 昭和13年3月18日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル產業組合中央金庫法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月十七日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
大藏大臣 賀屋興宣
農林大臣 伯爵 有馬賴寧
法律第十四號
產業組合中央金庫法中左ノ通改正ス
第二條第三項中「產業組合聯合會」ノ下ニ「及漁業組合聯合會」ヲ加フ
第四條ノ二 產業組合中央金庫ノ資本金ヲ五百萬圓增加シ之ヲ五萬口ニ分チ一口ノ金額ヲ百圓トス
第五條第一項中「又ハ產業組合」ヲ「、產業組合、漁業組合聯合會又ハ漁業協同組合」ニ改メ同條第二項中「產業組合聯合會」ノ下ニ「又ハ漁業組合聯合會」ヲ、「產業組合」ノ下ニ「又ハ漁業協同組合」ヲ加フ
第六條ノ二 政府ハ第四條ノ二ノ規定ニ依ル資本金ノ增加ノ爲二百五十萬圓ヲ限リ產業組合中央金庫ニ出資スベシ政府ハ其ノ出資ニ對シ出資スベキコトト爲リタル當初ニ於テ五十萬圓ヲ拂込ミ爾後四箇年間ニ其ノ殘餘ヲ拂込ムモノトス
第四條ノ二ノ規定ニ依ル增加資本金ニ付テハ政府以外ノ出資者ハ其ノ出資ニ對シ出資スベキコトト爲リタル當初ニ於テ出資額ノ五分ノ一ヲ拂込ミ爾後十箇年間ニ其ノ殘餘ヲ拂込ムモノトス
第十二條第一項中「二十名」ヲ「三十名」ニ改メ「產業組合關係者」ノ下ニ「及漁業組合關係者」ヲ加フ
第十三條中「又ハ所屬產業組合」ヲ「、所屬產業組合、所屬漁業組合聯合會又ハ所屬漁業協同組合」ニ改メ同條第五號中「產業組合、」ノ下ニ「漁業組合聯合會、漁業組合、」ヲ加フ
第十四條ノ二 第十三條第二號但書ノ規定及前條ニ規定スル第十三條第二號但書ノ規定ハ產業組合中央金庫ガ政府資金ノ融通ヲ爲ス場合ニハ之ヲ適用セズ
前項ノ融通金額及之ヲ爲ス爲發行スル產業債券ノ額ハ第十三條第二號但書及前條ニ規定スル第十三條第二號但書ノ制限ノ計算上之ヲ算入セズ
第十五條第一項第一號中「買入」ノ下ニ「、應募又ハ引受」ヲ加ヘ同項第三號中「又ハ產業組合」ヲ「、產業組合、漁業組合聯合會又ハ漁業組合」ニ改メ同項ニ左ノ一號ヲ加フ
四 產業組合聯合會、產業組合、漁業組合聯合會又ハ漁業組合ノ發達ヲ圖ル爲必要ナル施設ヲ行フ法人ニ對シ主務大臣ノ認可ヲ受ケ短期貸付ヲ爲スコト
第三十三條 削除
第三十條中「每事業年度ノ初ニ於テ」ヲ「事業年度ニ從ヒ六箇月每ニ」ニ、「其ノ事業年度內」ヲ「其ノ期間內」ニ改ム
第三十三條 產業組合中央金庫ハ每事業年度ニ於ケル出資ニ對シ配當シ得ベキ剩餘金額ガ政府以外ノ者ノ拂込濟出資額ニ對シ年百分ノ四ノ割合ニ達スル迄政府ノ出資ニ對シ剩餘金ノ配當ヲ爲スコトヲ要セズ
產業組合中央金庫ノ每事業年度ニ於ケル出資ニ對シ配當シ得ベキ剩餘金額ガ政府以外ノ者ノ拂込濟出資額ニ對シ年百分ノ四ノ割合ヲ超過スル場合ニ於テ政府以外ノ者ニ對シ年百分ノ四ノ割合ヲ超エ剩餘金配當ヲ爲サントスルトキハ其ノ超過スル剩餘金額ハ剩餘金配當額ガ總拂込濟出資額ニ對シ均一ノ割合ニ達スル迄政府以外ノ者ノ拂込濟出資額及政府ノ拂込濟出資額ニ對シ一ト三トノ割合ヲ以テ之ヲ配當スベシ
附 則
本法施行ノ期日ハ各規定ニ付勅令ヲ以テ之ヲ定ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル産業組合中央金庫法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月十七日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
大蔵大臣 賀屋興宣
農林大臣 伯爵 有馬頼寧
法律第十四号
産業組合中央金庫法中左ノ通改正ス
第二条第三項中「産業組合連合会」ノ下ニ「及漁業組合連合会」ヲ加フ
第四条ノ二 産業組合中央金庫ノ資本金ヲ五百万円増加シ之ヲ五万口ニ分チ一口ノ金額ヲ百円トス
第五条第一項中「又ハ産業組合」ヲ「、産業組合、漁業組合連合会又ハ漁業協同組合」ニ改メ同条第二項中「産業組合連合会」ノ下ニ「又ハ漁業組合連合会」ヲ、「産業組合」ノ下ニ「又ハ漁業協同組合」ヲ加フ
第六条ノ二 政府ハ第四条ノ二ノ規定ニ依ル資本金ノ増加ノ為二百五十万円ヲ限リ産業組合中央金庫ニ出資スベシ政府ハ其ノ出資ニ対シ出資スベキコトト為リタル当初ニ於テ五十万円ヲ払込ミ爾後四箇年間ニ其ノ残余ヲ払込ムモノトス
第四条ノ二ノ規定ニ依ル増加資本金ニ付テハ政府以外ノ出資者ハ其ノ出資ニ対シ出資スベキコトト為リタル当初ニ於テ出資額ノ五分ノ一ヲ払込ミ爾後十箇年間ニ其ノ残余ヲ払込ムモノトス
第十二条第一項中「二十名」ヲ「三十名」ニ改メ「産業組合関係者」ノ下ニ「及漁業組合関係者」ヲ加フ
第十三条中「又ハ所属産業組合」ヲ「、所属産業組合、所属漁業組合連合会又ハ所属漁業協同組合」ニ改メ同条第五号中「産業組合、」ノ下ニ「漁業組合連合会、漁業組合、」ヲ加フ
第十四条ノ二 第十三条第二号但書ノ規定及前条ニ規定スル第十三条第二号但書ノ規定ハ産業組合中央金庫ガ政府資金ノ融通ヲ為ス場合ニハ之ヲ適用セズ
前項ノ融通金額及之ヲ為ス為発行スル産業債券ノ額ハ第十三条第二号但書及前条ニ規定スル第十三条第二号但書ノ制限ノ計算上之ヲ算入セズ
第十五条第一項第一号中「買入」ノ下ニ「、応募又ハ引受」ヲ加ヘ同項第三号中「又ハ産業組合」ヲ「、産業組合、漁業組合連合会又ハ漁業組合」ニ改メ同項ニ左ノ一号ヲ加フ
四 産業組合連合会、産業組合、漁業組合連合会又ハ漁業組合ノ発達ヲ図ル為必要ナル施設ヲ行フ法人ニ対シ主務大臣ノ認可ヲ受ケ短期貸付ヲ為スコト
第三十三条 削除
第三十条中「毎事業年度ノ初ニ於テ」ヲ「事業年度ニ従ヒ六箇月毎ニ」ニ、「其ノ事業年度内」ヲ「其ノ期間内」ニ改ム
第三十三条 産業組合中央金庫ハ毎事業年度ニ於ケル出資ニ対シ配当シ得ベキ剰余金額ガ政府以外ノ者ノ払込済出資額ニ対シ年百分ノ四ノ割合ニ達スル迄政府ノ出資ニ対シ剰余金ノ配当ヲ為スコトヲ要セズ
産業組合中央金庫ノ毎事業年度ニ於ケル出資ニ対シ配当シ得ベキ剰余金額ガ政府以外ノ者ノ払込済出資額ニ対シ年百分ノ四ノ割合ヲ超過スル場合ニ於テ政府以外ノ者ニ対シ年百分ノ四ノ割合ヲ超エ剰余金配当ヲ為サントスルトキハ其ノ超過スル剰余金額ハ剰余金配当額ガ総払込済出資額ニ対シ均一ノ割合ニ達スル迄政府以外ノ者ノ払込済出資額及政府ノ払込済出資額ニ対シ一ト三トノ割合ヲ以テ之ヲ配当スベシ
附 則
本法施行ノ期日ハ各規定ニ付勅令ヲ以テ之ヲ定ム