第三條 各道ヲ通シテ事務官ハ專任二十六人、技師ハ專任六人、書記技手及通譯生ハ專任四百二十三人トス
通譯官ハ道ノ須要ニ依リ俸給豫算定額內ニ於テ之ヲ置ク
第四條 各道ニ於ケル事務官、通譯官、技師、書記、技手及通譯生ノ定員ハ朝鮮總督之ヲ定ム
第五條 道長官ハ朝鮮總督ニ隸シ法令ヲ執行シ管內ノ行政事務ヲ管理シ所屬官吏ヲ指揮監督ス
道長官ハ道行政ノ執行ニ關シ管內ノ警察官ヲ使用スルコトヲ得
道長官ハ地方警察事務ニ關シ道警務部長ヲシテ必要ナル命令ヲ發セシメ又ハ之ニ對シ必要ナル處分ヲ命スルコトヲ得
第六條 道長官ハ管內ノ行政事務ニ關シ職權又ハ委任ノ範圍內ニ於テ道令ヲ發スルコトヲ得
第七條 道長官ハ府尹又ハ郡守ノ命令又ハ處分ニシテ制規ニ違ヒ公益ヲ害シ又ハ權限ヲ犯スモノアリト認ムルトキハ其ノ命令又ハ處分ヲ取消シ又ハ停止スルコトヲ得
第八條 道長官ハ安寧秩序ヲ保持スル爲兵力ヲ要スルトキハ之ヲ朝鮮總督ニ具狀スヘシ但シ非常急變ノ場合ニ際シテハ直ニ當該地方駐在軍隊ノ司令官ニ出兵ヲ要求スルコトヲ得
第九條 道長官事故アルトキハ內務部長タル事務官其ノ職務ヲ代理ス
第十條 道長官ハ其ノ職權ニ屬スル事務ノ一部ヲ府尹又ハ郡守ニ委任スルコトヲ得
第十一條 參與官ハ道長官ノ諮問ニ應シ又ハ臨時命ヲ承ケ事務ニ服ス
第十三條 內務部長及財務部長ハ事務官ヲ以テ之ニ充ツ
內務部長及財務部長ハ道長官ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第十四條 部長ニ非サル事務官ハ上官ノ命ヲ承ケ道務ヲ掌ル
第十六條 書記、技手及通譯生ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務、技術及通譯ニ從事ス
第十九條 各府ヲ通シテ事務官及通譯官ハ專任四人、各府郡ヲ通シテ書記及通譯生ハ專任二千二十二人トス
第二十條 各府郡ニ於ケル事務官、通譯官、書記及通譯生ノ定員ハ朝鮮總督之ヲ定ム
第二十一條 府尹又ハ郡守ハ道長官ノ指揮監督ヲ承ケ法令ヲ執行シ管內ノ行政事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第二十二條 書記、技手及通譯生ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務、技術及通譯ニ從事ス
參事ハ道、府郡管轄內ニ居住シ學識名望アル者ニ就キ朝鮮總督ノ認可ヲ受ケ道長官之ヲ命ス
第二十四條 參事ハ名譽職トス道長官又ハ府尹、郡守ノ諮問ニ應スルモノトス
參事ニハ朝鮮總督ノ定ムル所ニ依リ手當ヲ給スルコトヲ得
面ニ面長ヲ置ク判任官ノ待遇トス府尹又ハ郡守ノ指揮監督ヲ承ケ面內ノ行政事務ヲ補助執行ス面及面長ニ關スル規程ハ朝鮮總督之ヲ定ム
慈惠醫院ハ疾病ノ診療ニ關スル事ヲ掌リ兼ネテ總督ノ指定ニ依リ醫師ノ養成ニ關スル事ヲ掌ル各醫院ニ左ノ職員ヲ置ク
各醫院ヲ通シテ醫員ハ專任二十八人、書記助手及通譯生ハ專任四十一人トス
各醫院ニ於ケル醫員、書記、助手及通譯生ノ定員ハ朝鮮總督之ヲ定ム
第二十七條 院長ハ醫員ヲ以テ之ニ充ツ道長官ノ指揮監督ヲ承ケ院務ヲ掌理シ部下ノ職員ヲ監督ス
第二十八條 醫員ハ院長ノ指揮ヲ承ケ醫務及醫育ヲ掌ル
書記、助手及通譯生ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務、醫務及通譯ニ從事ス