明治13年に制定された現行刑法は、施行から25年が経過し、社会の急速な進歩に対応できていない。特に外国との関係で、帝国臣民が外国で犯した罪や、外国の主権者等に対する罪の規定が欠如している。また、累犯者への対応や数罪併発の処分法にも不備があり、刑の範囲が狭く、裁判官が情状を十分に考慮できない。これらの欠陥を是正するため、改正案では監視規定の削除、大赦・特赦等の規定削除、公権剥奪規定の削除などの修正を加えた。
参照した発言:
第23回帝国議会 貴族院 本会議 第4号
總則 |
法例 |
刑 |
期間計算 |
刑ノ執行猶豫 |
假出獄 |
時效 |
犯罪ノ不成立及ヒ刑ノ減免 |
未遂罪 |
併合罪 |
累犯 |
共犯 |
酌量減輕 |
加減例 |
罪 |
皇室ニ對スル罪 |
內亂ニ關スル罪 |
外患ニ關スル罪 |
國交ニ關スル罪 |
公務ノ執行ヲ妨害スル罪 |
逃走ノ罪 |
犯人藏匿及ヒ證憑湮滅ノ罪 |
騷擾ノ罪 |
放火及ヒ失火ノ罪 |
溢水及ヒ水利ニ關スル罪 |
往來ヲ妨害スル罪 |
住居ヲ侵ス罪 |
祕密ヲ侵ス罪 |
阿片煙ニ關スル罪 |
飮料水ニ關スル罪 |
通貨僞造ノ罪 |
文書僞造ノ罪 |
有價證券僞造ノ罪 |
印章僞造ノ罪 |
僞證ノ罪 |
誣吿ノ罪 |
猥褻、姦淫及ヒ重婚ノ罪 |
賭博及ヒ富籤ニ關スル罪 |
禮拜所及ヒ墳墓ニ關スル罪 |
瀆職ノ罪 |
殺人ノ罪 |
傷害ノ罪 |
過失傷害ノ罪 |
墮胎ノ罪 |
遺棄ノ罪 |
逮捕及ヒ監禁ノ罪 |
脅迫ノ罪 |
略取及ヒ誘拐ノ罪 |
名譽ニ對スル罪 |
信用及ヒ業務ニ對スル罪 |
竊盜及ヒ强盜ノ罪 |
詐欺及ヒ恐喝ノ罪 |
橫領ノ罪 |
贓物ニ關スル罪 |
毀棄及ヒ隱匿ノ罪 |
総則 |
法例 |
刑 |
期間計算 |
刑ノ執行猶予 |
仮出獄 |
時効 |
犯罪ノ不成立及ヒ刑ノ減免 |
未遂罪 |
併合罪 |
累犯 |
共犯 |
酌量減軽 |
加減例 |
罪 |
皇室ニ対スル罪 |
内乱ニ関スル罪 |
外患ニ関スル罪 |
国交ニ関スル罪 |
公務ノ執行ヲ妨害スル罪 |
逃走ノ罪 |
犯人蔵匿及ヒ証憑湮滅ノ罪 |
騒擾ノ罪 |
放火及ヒ失火ノ罪 |
溢水及ヒ水利ニ関スル罪 |
往来ヲ妨害スル罪 |
住居ヲ侵ス罪 |
秘密ヲ侵ス罪 |
阿片煙ニ関スル罪 |
飲料水ニ関スル罪 |
通貨偽造ノ罪 |
文書偽造ノ罪 |
有価証券偽造ノ罪 |
印章偽造ノ罪 |
偽証ノ罪 |
誣告ノ罪 |
猥褻、姦淫及ヒ重婚ノ罪 |
賭博及ヒ富籤ニ関スル罪 |
礼拝所及ヒ墳墓ニ関スル罪 |
涜職ノ罪 |
殺人ノ罪 |
傷害ノ罪 |
過失傷害ノ罪 |
堕胎ノ罪 |
遺棄ノ罪 |
逮捕及ヒ監禁ノ罪 |
脅迫ノ罪 |
略取及ヒ誘拐ノ罪 |
名誉ニ対スル罪 |
信用及ヒ業務ニ対スル罪 |
窃盗及ヒ強盗ノ罪 |
詐欺及ヒ恐喝ノ罪 |
横領ノ罪 |
贓物ニ関スル罪 |
毀棄及ヒ隠匿ノ罪 |