朕東京都官制等中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十二月二十二日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
內務大臣 堀切善次郞
厚生大臣 芦田均
勅令第七百十一號
第一條 東京都官制中左ノ通改正ス
第一條中
書記官 專任五十九人 奏任
事務官 專任三百四十六人 奏任
祕書官 專任一人 奏任
書記官 專任六十二人 奏任
事務官 專任三百八十二人 奏任
ニ、「技師 專任四百六十四人」ヲ「技師 專任四百七十七人」ニ、
技手
專任三千八百九十三人
技手
專任四千五百二十六人
ニ改ム
第十一條中第六號ヲ第八號トシ第五號ノ次ニ左ノ二號ヲ加フ
六 勤勞ニ關スル事項
七 社會保險ニ關スル事項
第十二條第四號ヲ削ル
第十八條ノ二 長官ハ民生局ニ於テ社會保險ニ關スル會計事務ノ一部又ハ全部ヲ掌ラシムルコトヲ得
第二十一條ノ二 祕書官ハ長官ノ命ヲ承ケ機密ニ關スル事務ヲ掌ル
第三十條ノ二 都ニ勞務監督官及勞務監督官補ヲ置キ勞務監督官ハ事務官又ハ技師ヲ以テ、勞務監督官補ハ屬又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ
勞務監督官及勞務監督官補ハ上官ノ命ヲ承ケ工場法施行、鑛業及砂鑛業以外ノ事業ニ於ケル賃金統制令施行、賃金臨時措置令施行(船員ニ關スルモノ竝ニ鑛業及砂鑛業ニ關スルモノヲ除ク)、鑛業及砂鑛業以外ノ事業ニ於ケル工業勞働者最低年齡法施行、退職積立金及退職手當法施行、砂鑛業以外ノ事業ニ於ケル勞働者災害扶助法施行、商店法施行竝ニ勞働爭議調停ニ關スル事務ニ從事ス
第四十三條ノ二 社會保險ニ關スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル爲須要ノ地ニ都出張所ヲ置ク其ノ位置、名稱及管轄區域ハ內務大臣之ヲ定ム
出張所長ハ事務官又ハ屬ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ所主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四十三條ノ三 都管內ニ勤勞署ヲ置ク其ノ付置、名稱、管轄區域、事務取扱範圍及職員ノ定員ハ內務大臣之ヲ定ム
勤勞署長ハ事務官又ハ屬ヲ以テ之ニ充ツ長官ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業對策ノ實施其ノ他職業ニ關スル事務、勞働條件ニ關スル事務、勞働者保護ニ關スル事務其ノ他勤勞ニ關スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
勤勞署ニ置クベキ聯絡委員ノ定數ハ長官之ヲ定ム
聯絡委員ノ選任及解任ハ長官之ヲ行フ
聯絡委員ハ勤勞署長ノ指揮監督ヲ承ケ勤勞署ノ業務ヲ補助ス
勤勞署ハ職業紹介法第四條ノ職業紹介所トス
第二條 警視廳官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中
部長 五人
事務官 專任三十七人
部長 四人
事務官 專任二人
ニ、「技師 專任十九人」ヲ「技師 專任九人」ニ、「屬 專任四百三十人」ヲ「屬 專任十四人」ニ、「技手 專任二十一人」ヲ「技手 專任十人」ニ改ム
第一條ノ二中
事務官 專任一人
技師 專任十六人以內
技手
專任二百八十一人以內
技師 專任十三人以內
技手
專任百九十九人以內
ニ改ム
第三條第一項ヲ左ノ如ク改ム
警視總監ハ內務大臣ノ指揮監督ヲ承ケ東京都下ノ警察消防事務竝ニ電力調整令施行、自動車交通事業法施行及陸運ニ於ケル企業許可令施行(小運送業者ノ營ム陸上小運搬業ニ關スルモノヲ除ク)ニ關スル事務ヲ管理シ內閣又ハ各省ノ主務ニ關スル事務ニ付テハ內閣總理大臣又ハ各省大臣ノ指揮監督ヲ承ク
同條第二項中「防空ニ關スル事務及」ヲ削ル
第五條 削除
第十二條警務部ノ部中第二號及同條中勤勞部ノ部ヲ削ル
同條中「經濟警察部」ヲ「保安部」ニ改メ同部中第五號ヲ削リ第六號ヲ第五號トシ以下順次繰上グ
第十二條ノ二、第十六條ノ二及第十六條ノ三ヲ削リ第十六條ノ四ヲ第十六條ノ二トス
第二十條及第二十六條中「、徵發」ヲ削ル
第二十三條 削除
第二十八條中「、徵發」ヲ削リ「ニ於ケル徵發及召集」ヲ「ニ於ケル召集」ニ改ム
第二十八條ノ二中「徵發及」ヲ削ル
第三十四條及第三十五條ヲ削ル
第三條 北海道廳官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「事務官 專任二十九人」ヲ「事務官 專任三十人」ニ改ム
第一條ノ二中
技手
專任八百八十五人以內
技手
專任九百二十二人以內
ニ改ム
第五條 削除
第十二條第一項第十二號乃至第二十一號ヲ左ノ如ク改ム
十二 國民貯蓄ノ奬勵ニ關スル事項
十三 史蹟名勝天然紀念物ニ關スル事項
十四 保健衞生ニ關スル事項
十五 社會事業其ノ他國民生活ノ保護指導ニ關スル事項
十六 勤勞ニ關スル事項
十七 社會保險ニ關スル事項
十八 他ノ主管ニ屬セザル事項
同條第四項中第二號ヲ第四號トシ以下順次二號宛繰下ゲ第一號ノ次ニ左ノ二號ヲ加フ
二 都市計畫ニ關スル事項
三 建築ニ關スル事項
同條第六項中第二號乃至第十五號及第十九號乃至第二十四號ヲ削リ第十六號ヲ第二號トシ第十七號ヲ第三號トシ第十八號ヲ第四號トス
第十二條ノ二ヲ削リ第十二條ノ三ヲ第十二條ノ二トス
第十六條ノ三第一項中「、警視、勞務官」及同條第二項中「警察部ニ屬シ」ヲ削ル
第十六條ノ四第一項中「、警視」及同條第二項中「警察部ニ屬シ」ヲ削ル
第二十九條ノ三第一項中「、警部」及同條第二項中「警察部ニ屬シ」ヲ削ル
第二十九條ノ四第一項中「、警部、警部補」及同條第二項中「警察部ニ屬シ」ヲ削ル
第三十七條第一項ヲ左ノ如ク改ム
社會保險ニ關スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル爲須要ノ地ニ道廳出張所ヲ置ク其ノ位置、名稱及管轄區域ハ內務大臣之ヲ定ム
第三十八條第三項ヲ左ノ如ク改ム
勤勞署長ハ長官ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業對策ノ實施其ノ他職業ニ關スル事務、勞働條件ニ關スル事務、勞働者保護ニ關スル事務其ノ他勤務ニ關スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四條 地方官官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「地方事務官 專任九百七十七人」ヲ「地方事務官 專任九百九十七人」ニ、同條第三項中「百七十二人」ヲ「百七十一人」ニ改ム
第二條中
技手
專任二萬七千三百四人以內
技手
專任二萬八千四十一人以內
ニ改ム
第七條 削除
第十四條第十一號乃至第二十號ヲ左ノ如ク改ム
十一 國民貯蓄ノ奬勵ニ關スル事項
十二 史蹟名勝天然紀念物ニ關スル事項
十三 保健衞生ニ關スル事項
十四 社會事業其ノ他國民生活ノ保護指導ニ關スル事項
十五 勤勞ニ關スル事項
十六 社會保險ニ關スル事項
十七 他ノ主管ニ屬セザル事項
第十四條ノ二中第十一號ヲ第十三號トシ以下順次二號宛繰下ゲ第十號ノ次ニ左ノ二號ヲ加フ
十一 都市計畫ニ關スル事項
十二 建築ニ關スル事項
第十五條中第二號乃至第十五號及第十九號乃至第二十四號ヲ削リ第十六號ヲ第二號トシ第十七號ヲ第三號トシ第十八號ヲ第四號トス
第十五條ノ二第一項警務部ノ部中第二號ヲ削リ第三號ヲ第二號トシ以下順次繰上グ
同項治安部ノ部中第四號ヲ左ノ如ク改ム
四 前條第三號及第四號ノ事項
同項勤勞部ノ部ヲ削ル
第十六條 削除
第十七條第一項中「第四號乃至第十三號」ヲ「第四號乃至第十五號」ニ、同條第三項中「第十號乃至第十三號」ヲ「第十號乃至第十五號」ニ改ム
第二十八條及第三十二條中「、徵發」ヲ削ル
第三十五條第二項中「、地方警視、地方勞務官」及「、警部」ヲ削ル
第三十六條第二項中「、地方警視」及「警察部ニ屬シ」ヲ削リ「、警部、技手又ハ警部補」ヲ「又ハ技手」ニ改ム
第四十條第二項中「、徵發」及「徵發及」ヲ削ル
第四十一條中「徵發及」ヲ削ル
第四十四條第二項中「事務官」ヲ「地方事務官」ニ改ム
第四十八條ノ二第一項ヲ左ノ如ク改ム
內務大臣ハ社會保險ニ關スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル爲必要ニ應ジ府縣出張所ヲ置クコトヲ得其ノ位置、名稱及管轄區域ハ內務大臣之ヲ定ム
第四十八條ノ三第三項ヲ左ノ如ク改ム
勤勞署長ハ知事ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業對策ノ實施其ノ他職業ニ關スル事務、勞働條件ニ關スル事務、勞働者保護ニ關スル事務其ノ他勤勞ニ關スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第五條 都廳府縣臨時職員等設置制中左ノ通改正ス
第一條第一項東京都ノ部中
事務官 專任二十七人
技師 專任二十人
小作官 專任一人 奏任
事務官 專任三十八人
技師 專任二十六人
小作官 專任一人 奏任
勞務官 專任十一人 奏任
ニ、
技手
專任百六十四人
技手
專任七百七十九人
ニ改ム
同項中警視廳ノ部ヲ左ノ如ク改ム
警視廳
警務官 專任一人 奏任
警視 專任八人
翻譯官 專任一人 奏任
技手
專任十人
警部 專任三十六人
同項北海道廳ノ部中
技手
專任千八百二十四人
技手
專任千八百五十一人
ニ改ム
同項府縣ノ部中「地方事務官 專任六百四十人」ヲ「地方事務官 專任六百五十二人」ニ、
技手
專任七千二百五十二人
技手
專任七千八百三人
ニ改ム
同條第十二項中「重要事業場勞務管理令施行其ノ他」ヲ削リ「警視廳勞務官」ヲ「東京都勞務官」ニ改メ同條中同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
東京都、北海道廳及府縣ノ勞務監督官ハ各東京都勞務官、北海道廳勞務官及地方勞務官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
第六條 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十四條中「衆議院事務官」ノ次ニ「東京都長官祕書官」ヲ加フ
第十五條中「警視廳勞務官」ヲ削リ「東京都小作官」ノ次ニ「東京都勞務官」ヲ加フ
第七條 工場法施行令中左ノ通改正ス
第四十二條ヲ削ル
第八條 都市計畫委員會官制中左ノ通改正ス
第八條第一項第八號中「、防衞局長」ヲ削ル
第九條 勞働爭議調停法施行令中左ノ通改正ス
第一條第一項中「(東京府ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十條 健康保險法施行令中左ノ通改正ス
第二條第一項中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十一條 勞働者災害扶助法施行令中左ノ通改正ス
第七條中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十二條 勞働者災害扶助責任保險法施行令中左ノ通改正ス
第十七條中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第十三條 職業紹介委員會官制中左ノ通改正ス
第一條第二項中「(東京府ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第十四條 國民職業能力申吿令中左ノ通改正ス
第七條第二項中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第十五條 警防團令中左ノ通改正ス
第一條中「防空、」ヲ削ル
第九條第二項ヲ削ル
第十八號乃至第二十一條ヲ削ル
第十六條 賃金委員會官制中左ノ通改正ス
第一條第二項中「(東京府ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十七條 賃金臨時措置令中左ノ通改正ス
第七條第一項中「(東京府ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第十八條 般員保險法施行令中左ノ通改正ス
第五條第二項中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第十九條 賃金統制令中左ノ通改正ス
第六條中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十條 國民勞務手帳法施行令中左ノ通改正ス
第八條第二項中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十一條 國民勞務手帳審查會官制中左ノ通改正ス
第一條中「(東京府ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十二條 社會保險審查會規程中左ノ通改正ス
第五條中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十三條 厚生年金保險法施行令中左ノ通改正ス
第二條中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十四條 失業對策委員會官制中左ノ通改正ス
第一條第二項中「(東京都ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第二十五條 大正二年勅令第二百六十二號中左ノ通改正ス
第二條中「警視廳勞務官」ヲ「東京都勞務官」ニ改ム
第二十六條 昭和十五年勅令第三百六十七號中左ノ通改正ス
「(東京都ニ在リテハ警視總監)」ヲ削ル
第二十七條 昭和十六年勅令第四十七號中左ノ通改正ス
「警視廳勞務官」ヲ「東京都勞務官」ニ改ム
第二十八條 昭和十八年勅令第五百七號中左ノ通改正ス
「事務官三百三十二人」ヲ「事務官三百三十三人」ニ、「技師四百四十七人」ヲ「技師四百五十人」ニ、「屬及技手ヲ通ジ三千七百四十人」ヲ「屬及技手ヲ通ジ三千九百四十六人」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ警視廳職員、北海道廳職員又ハ府縣職員ノ職ニ在リテ警視廳ノ勤勞部、出張所若ハ勤勞署若ハ北海道廳若ハ府縣ノ勤勞行政ヲ主管スル課(大阪府ニ在リテハ警察局勤勞部)ニ屬スルモノ又ハ警視廳、北海道廳若ハ府縣ノ警察署ニ屬シ勤勞行政ニ從事スルモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ警視廳事務官及警視廳警視ハ東京都事務官ニ、警視廳勞務官ハ東京都勞務官ニ、警視廳技師ハ東京都技師ニ、北海道廳警視ハ北海道廳事務官ニ、地方警視ハ地方事務官ニ、警視廳屬、警視廳警部及警視廳警部補ハ東京都屬ニ、警視廳技手ハ東京都技手ニ、北海道廳警部及北海道廳警部補ハ北海道廳屬ニ、府縣ノ警部及警部補ハ府縣屬ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ警視廳ノ勤勞部、出張所若ハ勤勞署若ハ北海道廳若ハ府縣ノ勤勞行政ヲ主管スル課(大阪府ニ在リテハ警察局勤勞部)ニ屬シ又ハ警視廳、北海道廳若ハ府縣ノ警察署ニ屬シ勤勞行政ニ從事スル警視廳職員、北海道廳職員又ハ府縣職員ニシテ休職中ノモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ東京都、北海道廳又ハ府縣ノ職員ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
前二項ノ規定ハ文官任用ノ資格ニ關スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ
朕東京都官制等中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十二月二十二日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
内務大臣 堀切善次郎
厚生大臣 芦田均
勅令第七百十一号
第一条 東京都官制中左ノ通改正ス
第一条中
書記官 専任五十九人 奏任
事務官 専任三百四十六人 奏任
秘書官 専任一人 奏任
書記官 専任六十二人 奏任
事務官 専任三百八十二人 奏任
ニ、「技師 専任四百六十四人」ヲ「技師 専任四百七十七人」ニ、
技手
専任三千八百九十三人
技手
専任四千五百二十六人
ニ改ム
第十一条中第六号ヲ第八号トシ第五号ノ次ニ左ノ二号ヲ加フ
六 勤労ニ関スル事項
七 社会保険ニ関スル事項
第十二条第四号ヲ削ル
第十八条ノ二 長官ハ民生局ニ於テ社会保険ニ関スル会計事務ノ一部又ハ全部ヲ掌ラシムルコトヲ得
第二十一条ノ二 秘書官ハ長官ノ命ヲ承ケ機密ニ関スル事務ヲ掌ル
第三十条ノ二 都ニ労務監督官及労務監督官補ヲ置キ労務監督官ハ事務官又ハ技師ヲ以テ、労務監督官補ハ属又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ
労務監督官及労務監督官補ハ上官ノ命ヲ承ケ工場法施行、鉱業及砂鉱業以外ノ事業ニ於ケル賃金統制令施行、賃金臨時措置令施行(船員ニ関スルモノ並ニ鉱業及砂鉱業ニ関スルモノヲ除ク)、鉱業及砂鉱業以外ノ事業ニ於ケル工業労働者最低年齢法施行、退職積立金及退職手当法施行、砂鉱業以外ノ事業ニ於ケル労働者災害扶助法施行、商店法施行並ニ労働争議調停ニ関スル事務ニ従事ス
第四十三条ノ二 社会保険ニ関スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル為須要ノ地ニ都出張所ヲ置ク其ノ位置、名称及管轄区域ハ内務大臣之ヲ定ム
出張所長ハ事務官又ハ属ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ所主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四十三条ノ三 都管内ニ勤労署ヲ置ク其ノ付置、名称、管轄区域、事務取扱範囲及職員ノ定員ハ内務大臣之ヲ定ム
勤労署長ハ事務官又ハ属ヲ以テ之ニ充ツ長官ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業対策ノ実施其ノ他職業ニ関スル事務、労働条件ニ関スル事務、労働者保護ニ関スル事務其ノ他勤労ニ関スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
勤労署ニ置クベキ連絡委員ノ定数ハ長官之ヲ定ム
連絡委員ノ選任及解任ハ長官之ヲ行フ
連絡委員ハ勤労署長ノ指揮監督ヲ承ケ勤労署ノ業務ヲ補助ス
勤労署ハ職業紹介法第四条ノ職業紹介所トス
第二条 警視庁官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中
部長 五人
事務官 専任三十七人
部長 四人
事務官 専任二人
ニ、「技師 専任十九人」ヲ「技師 専任九人」ニ、「属 専任四百三十人」ヲ「属 専任十四人」ニ、「技手 専任二十一人」ヲ「技手 専任十人」ニ改ム
第一条ノ二中
事務官 専任一人
技師 専任十六人以内
技手
専任二百八十一人以内
技師 専任十三人以内
技手
専任百九十九人以内
ニ改ム
第三条第一項ヲ左ノ如ク改ム
警視総監ハ内務大臣ノ指揮監督ヲ承ケ東京都下ノ警察消防事務並ニ電力調整令施行、自動車交通事業法施行及陸運ニ於ケル企業許可令施行(小運送業者ノ営ム陸上小運搬業ニ関スルモノヲ除ク)ニ関スル事務ヲ管理シ内閣又ハ各省ノ主務ニ関スル事務ニ付テハ内閣総理大臣又ハ各省大臣ノ指揮監督ヲ承ク
同条第二項中「防空ニ関スル事務及」ヲ削ル
第五条 削除
第十二条警務部ノ部中第二号及同条中勤労部ノ部ヲ削ル
同条中「経済警察部」ヲ「保安部」ニ改メ同部中第五号ヲ削リ第六号ヲ第五号トシ以下順次繰上グ
第十二条ノ二、第十六条ノ二及第十六条ノ三ヲ削リ第十六条ノ四ヲ第十六条ノ二トス
第二十条及第二十六条中「、徴発」ヲ削ル
第二十三条 削除
第二十八条中「、徴発」ヲ削リ「ニ於ケル徴発及召集」ヲ「ニ於ケル召集」ニ改ム
第二十八条ノ二中「徴発及」ヲ削ル
第三十四条及第三十五条ヲ削ル
第三条 北海道庁官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「事務官 専任二十九人」ヲ「事務官 専任三十人」ニ改ム
第一条ノ二中
技手
専任八百八十五人以内
技手
専任九百二十二人以内
ニ改ム
第五条 削除
第十二条第一項第十二号乃至第二十一号ヲ左ノ如ク改ム
十二 国民貯蓄ノ奨励ニ関スル事項
十三 史蹟名勝天然紀念物ニ関スル事項
十四 保健衛生ニ関スル事項
十五 社会事業其ノ他国民生活ノ保護指導ニ関スル事項
十六 勤労ニ関スル事項
十七 社会保険ニ関スル事項
十八 他ノ主管ニ属セザル事項
同条第四項中第二号ヲ第四号トシ以下順次二号宛繰下ゲ第一号ノ次ニ左ノ二号ヲ加フ
二 都市計画ニ関スル事項
三 建築ニ関スル事項
同条第六項中第二号乃至第十五号及第十九号乃至第二十四号ヲ削リ第十六号ヲ第二号トシ第十七号ヲ第三号トシ第十八号ヲ第四号トス
第十二条ノ二ヲ削リ第十二条ノ三ヲ第十二条ノ二トス
第十六条ノ三第一項中「、警視、労務官」及同条第二項中「警察部ニ属シ」ヲ削ル
第十六条ノ四第一項中「、警視」及同条第二項中「警察部ニ属シ」ヲ削ル
第二十九条ノ三第一項中「、警部」及同条第二項中「警察部ニ属シ」ヲ削ル
第二十九条ノ四第一項中「、警部、警部補」及同条第二項中「警察部ニ属シ」ヲ削ル
第三十七条第一項ヲ左ノ如ク改ム
社会保険ニ関スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル為須要ノ地ニ道庁出張所ヲ置ク其ノ位置、名称及管轄区域ハ内務大臣之ヲ定ム
第三十八条第三項ヲ左ノ如ク改ム
勤労署長ハ長官ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業対策ノ実施其ノ他職業ニ関スル事務、労働条件ニ関スル事務、労働者保護ニ関スル事務其ノ他勤務ニ関スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四条 地方官官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「地方事務官 専任九百七十七人」ヲ「地方事務官 専任九百九十七人」ニ、同条第三項中「百七十二人」ヲ「百七十一人」ニ改ム
第二条中
技手
専任二万七千三百四人以内
技手
専任二万八千四十一人以内
ニ改ム
第七条 削除
第十四条第十一号乃至第二十号ヲ左ノ如ク改ム
十一 国民貯蓄ノ奨励ニ関スル事項
十二 史蹟名勝天然紀念物ニ関スル事項
十三 保健衛生ニ関スル事項
十四 社会事業其ノ他国民生活ノ保護指導ニ関スル事項
十五 勤労ニ関スル事項
十六 社会保険ニ関スル事項
十七 他ノ主管ニ属セザル事項
第十四条ノ二中第十一号ヲ第十三号トシ以下順次二号宛繰下ゲ第十号ノ次ニ左ノ二号ヲ加フ
十一 都市計画ニ関スル事項
十二 建築ニ関スル事項
第十五条中第二号乃至第十五号及第十九号乃至第二十四号ヲ削リ第十六号ヲ第二号トシ第十七号ヲ第三号トシ第十八号ヲ第四号トス
第十五条ノ二第一項警務部ノ部中第二号ヲ削リ第三号ヲ第二号トシ以下順次繰上グ
同項治安部ノ部中第四号ヲ左ノ如ク改ム
四 前条第三号及第四号ノ事項
同項勤労部ノ部ヲ削ル
第十六条 削除
第十七条第一項中「第四号乃至第十三号」ヲ「第四号乃至第十五号」ニ、同条第三項中「第十号乃至第十三号」ヲ「第十号乃至第十五号」ニ改ム
第二十八条及第三十二条中「、徴発」ヲ削ル
第三十五条第二項中「、地方警視、地方労務官」及「、警部」ヲ削ル
第三十六条第二項中「、地方警視」及「警察部ニ属シ」ヲ削リ「、警部、技手又ハ警部補」ヲ「又ハ技手」ニ改ム
第四十条第二項中「、徴発」及「徴発及」ヲ削ル
第四十一条中「徴発及」ヲ削ル
第四十四条第二項中「事務官」ヲ「地方事務官」ニ改ム
第四十八条ノ二第一項ヲ左ノ如ク改ム
内務大臣ハ社会保険ニ関スル事務ノ一部ヲ分掌セシムル為必要ニ応ジ府県出張所ヲ置クコトヲ得其ノ位置、名称及管轄区域ハ内務大臣之ヲ定ム
第四十八条ノ三第三項ヲ左ノ如ク改ム
勤労署長ハ知事ノ指揮監督ヲ承ケ職業指導、職業紹介、失業対策ノ実施其ノ他職業ニ関スル事務、労働条件ニ関スル事務、労働者保護ニ関スル事務其ノ他勤労ニ関スル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第五条 都庁府県臨時職員等設置制中左ノ通改正ス
第一条第一項東京都ノ部中
事務官 専任二十七人
技師 専任二十人
小作官 専任一人 奏任
事務官 専任三十八人
技師 専任二十六人
小作官 専任一人 奏任
労務官 専任十一人 奏任
ニ、
技手
専任百六十四人
技手
専任七百七十九人
ニ改ム
同項中警視庁ノ部ヲ左ノ如ク改ム
警視庁
警務官 専任一人 奏任
警視 専任八人
翻訳官 専任一人 奏任
技手
専任十人
警部 専任三十六人
同項北海道庁ノ部中
技手
専任千八百二十四人
技手
専任千八百五十一人
ニ改ム
同項府県ノ部中「地方事務官 専任六百四十人」ヲ「地方事務官 専任六百五十二人」ニ、
技手
専任七千二百五十二人
技手
専任七千八百三人
ニ改ム
同条第十二項中「重要事業場労務管理令施行其ノ他」ヲ削リ「警視庁労務官」ヲ「東京都労務官」ニ改メ同条中同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
東京都、北海道庁及府県ノ労務監督官ハ各東京都労務官、北海道庁労務官及地方労務官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
第六条 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十四条中「衆議院事務官」ノ次ニ「東京都長官秘書官」ヲ加フ
第十五条中「警視庁労務官」ヲ削リ「東京都小作官」ノ次ニ「東京都労務官」ヲ加フ
第七条 工場法施行令中左ノ通改正ス
第四十二条ヲ削ル
第八条 都市計画委員会官制中左ノ通改正ス
第八条第一項第八号中「、防衛局長」ヲ削ル
第九条 労働争議調停法施行令中左ノ通改正ス
第一条第一項中「(東京府ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十条 健康保険法施行令中左ノ通改正ス
第二条第一項中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十一条 労働者災害扶助法施行令中左ノ通改正ス
第七条中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十二条 労働者災害扶助責任保険法施行令中左ノ通改正ス
第十七条中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第十三条 職業紹介委員会官制中左ノ通改正ス
第一条第二項中「(東京府ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第十四条 国民職業能力申告令中左ノ通改正ス
第七条第二項中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第十五条 警防団令中左ノ通改正ス
第一条中「防空、」ヲ削ル
第九条第二項ヲ削ル
第十八号乃至第二十一条ヲ削ル
第十六条 賃金委員会官制中左ノ通改正ス
第一条第二項中「(東京府ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第十七条 賃金臨時措置令中左ノ通改正ス
第七条第一項中「(東京府ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第十八条 般員保険法施行令中左ノ通改正ス
第五条第二項中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第十九条 賃金統制令中左ノ通改正ス
第六条中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十条 国民労務手帳法施行令中左ノ通改正ス
第八条第二項中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十一条 国民労務手帳審査会官制中左ノ通改正ス
第一条中「(東京府ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十二条 社会保険審査会規程中左ノ通改正ス
第五条中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十三条 厚生年金保険法施行令中左ノ通改正ス
第二条中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下同ジ)」ヲ削ル
第二十四条 失業対策委員会官制中左ノ通改正ス
第一条第二項中「(東京都ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)」ヲ削ル
第二十五条 大正二年勅令第二百六十二号中左ノ通改正ス
第二条中「警視庁労務官」ヲ「東京都労務官」ニ改ム
第二十六条 昭和十五年勅令第三百六十七号中左ノ通改正ス
「(東京都ニ在リテハ警視総監)」ヲ削ル
第二十七条 昭和十六年勅令第四十七号中左ノ通改正ス
「警視庁労務官」ヲ「東京都労務官」ニ改ム
第二十八条 昭和十八年勅令第五百七号中左ノ通改正ス
「事務官三百三十二人」ヲ「事務官三百三十三人」ニ、「技師四百四十七人」ヲ「技師四百五十人」ニ、「属及技手ヲ通ジ三千七百四十人」ヲ「属及技手ヲ通ジ三千九百四十六人」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ警視庁職員、北海道庁職員又ハ府県職員ノ職ニ在リテ警視庁ノ勤労部、出張所若ハ勤労署若ハ北海道庁若ハ府県ノ勤労行政ヲ主管スル課(大阪府ニ在リテハ警察局勤労部)ニ属スルモノ又ハ警視庁、北海道庁若ハ府県ノ警察署ニ属シ勤労行政ニ従事スルモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ警視庁事務官及警視庁警視ハ東京都事務官ニ、警視庁労務官ハ東京都労務官ニ、警視庁技師ハ東京都技師ニ、北海道庁警視ハ北海道庁事務官ニ、地方警視ハ地方事務官ニ、警視庁属、警視庁警部及警視庁警部補ハ東京都属ニ、警視庁技手ハ東京都技手ニ、北海道庁警部及北海道庁警部補ハ北海道庁属ニ、府県ノ警部及警部補ハ府県属ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ警視庁ノ勤労部、出張所若ハ勤労署若ハ北海道庁若ハ府県ノ勤労行政ヲ主管スル課(大阪府ニ在リテハ警察局勤労部)ニ属シ又ハ警視庁、北海道庁若ハ府県ノ警察署ニ属シ勤労行政ニ従事スル警視庁職員、北海道庁職員又ハ府県職員ニシテ休職中ノモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ東京都、北海道庁又ハ府県ノ職員ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
前二項ノ規定ハ文官任用ノ資格ニ関スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ