職業紹介委員会官制
法令番号: 勅令第四百五十三號
公布年月日: 昭和13年6月29日
法令の形式: 勅令
朕職業紹介委員會官制ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年六月二十八日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
厚生大臣 侯爵 木戶幸一
勅令第四百五十三號
職業紹介委員會官制
第一條 職業紹介委員會ハ中央職業紹介委員會及道府縣職業紹介委員會トス
中央職業紹介委員會ハ厚生大臣、道府縣職業紹介委員會ハ地方長官ノ監督ニ屬ス
委員會ハ職業紹介法第三條ニ規定スル事業ニ關シ關係行政廳ノ諮問ニ應ジ意見ヲ開申ス
委員會ハ職業紹介法第三條ニ規定スル事業ニ關シ關係行政廳ニ建議スルコトヲ得
第二條 中央職業紹介委員會ハ厚生省ニ之ヲ置ク
道府縣職業紹介委員會ハ道府縣每ニ之ヲ置キ道府縣ノ名ヲ冠ス
第三條 委員會ハ會長及委員ヲ以テ之ヲ組織ス
第四條 中央職業紹介委員會ノ會長ハ厚生大臣、道府縣職業紹介委員會ノ會長ハ地方長官ヲ以テ之ニ充ツ
第五條 中央職業紹介委員會ノ委員ハ二十人以內トス
道府縣職業紹介委員會ノ委員ノ定數ハ厚生大臣之ヲ定ム
前二項ノ定員ノ外必要アルトキハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第六條 中央職業紹介委員會ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ズ
道府縣職業紹介委員會ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣之ヲ命ズ
委員中ニハ使用者側ヲ代表シ得ル者及勞務者側ヲ代表シ得ル者ヲ各同數加フルコトヲ要ス
第七條 委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第八條 會長ハ會務ヲ總理ス
會長事故アルトキハ中央職業紹介委員會ニ在リテハ厚生大臣ノ指名スル委員、道府縣職業紹介委員會ニ在リテハ地方長官ノ指名スル委員會長ノ職務ヲ代理ス
第九條 委員會ニ幹事ヲ置ク中央職業紹介委員會ノ幹事ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ジ道府縣職業紹介委員會ノ幹事ハ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ會長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
第十條 委員會ニ書記ヲ置ク中央職業紹介委員會ノ書記ハ厚生大臣、道府縣職業紹介委員會ノ書記ハ地方長官之ヲ命ズ
書記ハ會長及幹事ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
附 則
本令ハ昭和十三年七月一日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十一年勅令第二百八十一號職業紹介委員會官制ハ之ヲ廢止ス
朕職業紹介委員会官制ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年六月二十八日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
厚生大臣 侯爵 木戸幸一
勅令第四百五十三号
職業紹介委員会官制
第一条 職業紹介委員会ハ中央職業紹介委員会及道府県職業紹介委員会トス
中央職業紹介委員会ハ厚生大臣、道府県職業紹介委員会ハ地方長官ノ監督ニ属ス
委員会ハ職業紹介法第三条ニ規定スル事業ニ関シ関係行政庁ノ諮問ニ応ジ意見ヲ開申ス
委員会ハ職業紹介法第三条ニ規定スル事業ニ関シ関係行政庁ニ建議スルコトヲ得
第二条 中央職業紹介委員会ハ厚生省ニ之ヲ置ク
道府県職業紹介委員会ハ道府県毎ニ之ヲ置キ道府県ノ名ヲ冠ス
第三条 委員会ハ会長及委員ヲ以テ之ヲ組織ス
第四条 中央職業紹介委員会ノ会長ハ厚生大臣、道府県職業紹介委員会ノ会長ハ地方長官ヲ以テ之ニ充ツ
第五条 中央職業紹介委員会ノ委員ハ二十人以内トス
道府県職業紹介委員会ノ委員ノ定数ハ厚生大臣之ヲ定ム
前二項ノ定員ノ外必要アルトキハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第六条 中央職業紹介委員会ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ズ
道府県職業紹介委員会ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣之ヲ命ズ
委員中ニハ使用者側ヲ代表シ得ル者及労務者側ヲ代表シ得ル者ヲ各同数加フルコトヲ要ス
第七条 委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第八条 会長ハ会務ヲ総理ス
会長事故アルトキハ中央職業紹介委員会ニ在リテハ厚生大臣ノ指名スル委員、道府県職業紹介委員会ニ在リテハ地方長官ノ指名スル委員会長ノ職務ヲ代理ス
第九条 委員会ニ幹事ヲ置ク中央職業紹介委員会ノ幹事ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ジ道府県職業紹介委員会ノ幹事ハ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ会長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
第十条 委員会ニ書記ヲ置ク中央職業紹介委員会ノ書記ハ厚生大臣、道府県職業紹介委員会ノ書記ハ地方長官之ヲ命ズ
書記ハ会長及幹事ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
附 則
本令ハ昭和十三年七月一日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十一年勅令第二百八十一号職業紹介委員会官制ハ之ヲ廃止ス