失業対策委員会官制
法令番号: 勅令第六百九十七號
公布年月日: 昭和20年12月3日
法令の形式: 勅令
朕失業對策委員會官制ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十二月一日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
厚生大臣 芦田均
勅令第六百九十七號
失業對策委員會官制
第一條 失業對策委員會ハ中央失業對策委員會及都道府縣失業對策委員會トス
中央失業對策委員會ハ厚生大臣、都道府縣失業對策委員會ハ地方長官(東京都ニ在リテハ警視總監以下之ニ同ジ)ノ監督ニ屬ス
中央失業對策委員會ハ厚生大臣、都道府縣失業對策委員會ハ地方長官ノ諮問ニ應ジ失業對策ニ關スル重要事項ヲ調查審議ス
失業對策委員會ハ前項ノ外關係行政廳ノ諮問ニ應ジ失業對策ニ關スル重要事項ヲ調查審議ス
失業對策委員會ハ失業對策ニ關スル重要事項ニ付關係行政廳ニ建議スルコトヲ得
第二條 中央失業對策委員會ハ厚生省ニ之ヲ置ク
都道府縣失業對策委員會ハ都道府縣(沖繩縣ヲ除ク)每ニ之ヲ置キ都道府縣ノ名ヲ冠ス
第三條 失業對策委員會ハ會長及委員ヲ以テ組織ス
第四條 中央失業對策委員會ノ會長ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府縣失業對策委員會ノ會長ハ地方長官之ヲ命ジ又ハ地方長官自ラ會長ト爲ル
第五條 中央失業對策委員會ノ委員ハ三十人以內トシ都道府縣失業對策委員會ノ委員ハ二十人以內トス
前項定員ノ外必要アルトキハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第六條 委員及臨時委員ハ關係各廳高等官及學識經驗アル者ノ中ヨリ中央失業對策委員會ニ在リテハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府縣失業對策委員會ニ在リテハ地方長官之ヲ命ズ
第七條 委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第八條 會長ハ會務ヲ總理ス
會長事故アルトキハ會長ノ指名スル委員會長ノ職務ヲ代理ス
第九條 失業對策委員會ニ幹事ヲ置ク中央失業對策委員會ノ幹事ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ內閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府縣失業對策委員會ノ幹事ハ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ會長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
第十條 失業對策委員會ニ書記ヲ置ク中央失業對策委員會ノ書記ハ厚生大臣、都道府縣失業對策委員會ノ書記ハ地方長官之ヲ命ズ
書記ハ上司ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
職業紹介委員會官制中左ノ通改正ス
第一條第四項ヲ削ル
第五條第一項中「四十人」ヲ「二十人」ニ改ム
第六條第二項中「厚生大臣」ヲ「地方長官」ニ改ム
朕失業対策委員会官制ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十二月一日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
厚生大臣 芦田均
勅令第六百九十七号
失業対策委員会官制
第一条 失業対策委員会ハ中央失業対策委員会及都道府県失業対策委員会トス
中央失業対策委員会ハ厚生大臣、都道府県失業対策委員会ハ地方長官(東京都ニ在リテハ警視総監以下之ニ同ジ)ノ監督ニ属ス
中央失業対策委員会ハ厚生大臣、都道府県失業対策委員会ハ地方長官ノ諮問ニ応ジ失業対策ニ関スル重要事項ヲ調査審議ス
失業対策委員会ハ前項ノ外関係行政庁ノ諮問ニ応ジ失業対策ニ関スル重要事項ヲ調査審議ス
失業対策委員会ハ失業対策ニ関スル重要事項ニ付関係行政庁ニ建議スルコトヲ得
第二条 中央失業対策委員会ハ厚生省ニ之ヲ置ク
都道府県失業対策委員会ハ都道府県(沖縄県ヲ除ク)毎ニ之ヲ置キ都道府県ノ名ヲ冠ス
第三条 失業対策委員会ハ会長及委員ヲ以テ組織ス
第四条 中央失業対策委員会ノ会長ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府県失業対策委員会ノ会長ハ地方長官之ヲ命ジ又ハ地方長官自ラ会長ト為ル
第五条 中央失業対策委員会ノ委員ハ三十人以内トシ都道府県失業対策委員会ノ委員ハ二十人以内トス
前項定員ノ外必要アルトキハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第六条 委員及臨時委員ハ関係各庁高等官及学識経験アル者ノ中ヨリ中央失業対策委員会ニ在リテハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府県失業対策委員会ニ在リテハ地方長官之ヲ命ズ
第七条 委員ノ任期ハ二年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
第八条 会長ハ会務ヲ総理ス
会長事故アルトキハ会長ノ指名スル委員会長ノ職務ヲ代理ス
第九条 失業対策委員会ニ幹事ヲ置ク中央失業対策委員会ノ幹事ハ厚生大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ジ都道府県失業対策委員会ノ幹事ハ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ会長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
第十条 失業対策委員会ニ書記ヲ置ク中央失業対策委員会ノ書記ハ厚生大臣、都道府県失業対策委員会ノ書記ハ地方長官之ヲ命ズ
書記ハ上司ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
職業紹介委員会官制中左ノ通改正ス
第一条第四項ヲ削ル
第五条第一項中「四十人」ヲ「二十人」ニ改ム
第六条第二項中「厚生大臣」ヲ「地方長官」ニ改ム