朕所得稅法施行規則外二十勅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年三月三十一日
內閣總理大臣 東條英機
大東亞大臣 靑木一男
大藏大臣 石渡莊太郞
勅令第百八十二號
第一條 所得稅法施行規則中左ノ通改正ス
第四條ノ二 所得稅法施行地ニ於テ法人、常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニシテ稅務署長ノ指定シタルモノ又ハ勞務供給業者、作業請負業者其ノ他常時五人以上ノ勞務者ヲ使用スル個人ニシテ稅務署長ノ指定シタルモノヨリ支拂ヲ受クル左ニ揭グル報酬又ハ料金ハ所得稅法第十條ニ規定スル丙種ノ事業所得トス但シ甲種ノ事業所得又ハ勤勞所得ニ屬スルモノヲ除ク
一 大工、左官、石工、鳶職、屋根職、鐵筋工、鋲打工、煉瓦工、鍛冶工、隧道工、建具指物工、土工、仲仕、自動車運轉手、荷扱運搬夫、荷牛馬車輓、船夫、車夫、筆工、速記士其ノ他此等ノ勞務者ニ準ズル者ノ受クル報酬又ハ料金
二 外交員、集金人其ノ他此等ノ勞務者ニ準ズル者ノ受クル報酬又ハ料金
稅務署長前項ノ指定ヲ爲シタルトキハ直ニ其ノ旨ヲ指定ヲ受ケタル者ニ通知スベシ其ノ指定ヲ取消シタルトキ亦同ジ
第一項ノ指定及其ノ取消ハ常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニ關スルモノニ在リテハ前項ノ通知ヲ爲シタル年ノ翌年一月一日ヨリ、其ノ他ノ個人ニ關スルモノニ在リテハ前項ノ通知ヲ爲シタル日ヨリ起算シ五日ヲ經過シタル時ヨリ其ノ效力ヲ發生ス
第四條ノ三 所得稅法施行地ニ於テ支拂ヲ受クル原稿、插畫、作曲及音盤吹込ノ料金、放送謝金、著作權ノ使用料及講演料竝ニ此等ノ性質ヲ有スル報酬又ハ料金ハ所得稅法第十條ニ規定スル丙種ノ事業所得トス
前條第一項但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第五條第一項中「常時十人以上ノ使用人ヲ使用シ稅務署長ノ指定シタル個人」ヲ「第四條ノ二第一項ノ規定ニ依リ稅務署長ノ指定シタル常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人」ニ改メ同條第二項及第三項ヲ削ル
第六條中「第一項」ヲ削ル
第七條及第八條 削除
第十二條ノ三 前年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得稅法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ不動產所得、乙種ノ配當利子所得、甲種及乙種ノ事業所得竝ニ乙種ノ勤勞所得ノ計算ハ左ノ各號ニ定ムル所ニ依ル但シ所得稅法施行地ニ在ル不動產及事業ノ所得竝ニ法人ヨリ受クル利益若ハ利息ノ配當又ハ剩餘金ノ分配ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
一 前年一月一日ヨリ前年十二月三十一日迄ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ所得ニ付テハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ前年十二月三十一日迄ノ所得ヲ年額ニ換算シタル金額ニ依ル
二 其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ所得ニ付テハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ其ノ年十二月三十一日迄ノ所得ヲ豫算ニ依リ算出シタル金額ニ依ル
前項ノ規定ハ朝鮮、臺灣、關東州、樺太又ハ南洋群島ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有シタル者ガ住所又ハ居所ヲ移轉シタル爲所得稅法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル場合ニハ之ヲ適用セズ
第十三條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ賞與以外ノ給與ガ前項ノ規定ニ依ル控除額ニ達セザルトキハ其ノ不足額(第十四條ノ規定ニ依リ控除セラレタル場合ニ於テハ其ノ金額ヲ除ク)ヲ其ノ年中ニ於テ同一ノ支拂者ヨリ受クル給與(第十六條第一號乃至第五號ニ規定スル給與ヲ除ク)ヨリ控除ス
第十四條第二項中「其ノ差額ニ對スル分類所得稅ニ付テハ」ヲ削リ同項第一號ヲ左ノ如ク改ム
一 實際ノ不足額ガ豫算ニ依リ算出シタル不足額ヲ超過スルトキハ其ノ差額ヲ翌年以後ノ同一ノ支拂者ヨリ受クル給與(第十六條第一號乃至第五號ニ規定スル給與ヲ除ク)ヨリ控除ス但シ同一ノ支拂者ヨリ給與ヲ受ケザルニ至リタルトキハ本人ノ請求ニ依リ過納ト爲リタル分類所得稅ニ相當スル金額ヲ還付ス
同條第三項ヲ削ル
第十八條 第四條ノ三第一項ニ規定スル丙種ノ事業所得ニ付テハ所得稅法第十七條第二項但書ノ規定ニ依リ其ノ所得ヨリ四百圓ヲ控除ス
第十九條及第二十條 削除
第二十一條中「百分ノ十五ハ之ヲ百分ノ十」ヲ「百分ノ二十ハ之ヲ百分ノ十五」ニ改ム
第二十一條ノ二 元本五千圓ヲ超エザル第三十三條ニ規定スル合同運用信託ノ利益ニ付テハ所得稅法第二十一條第一項中配當利子所得甲種第三號ニ規定スル稅率百分ノ二十ハ之ヲ百分ノ五トス
第二十二條 所得稅法第二十一條第四項ノ元本額ハ支拂ヲ受クベキ預金ノ利子金額又ハ合同運用信託ノ利益金額ヲ年額ニ換算シタルモノヲ當該預金又ハ合同運用信託ノ年利率若ハ年利率ニ相當スル利率又ハ收益交付率ヲ以テ除シ之ヲ計算ス
同一人ガ同一ノ支拂者ニ對シ二口以上ノ預金又ハ合同運用信託ヲ有スルトキハ所得稅法第二十一條第四項ノ元本額ハ此等ノ預金又ハ合同運用信託ヲ合算シタルモノニ依リ之ヲ計算ス
第二十四條ニ左ノ一項ヲ加フ
第十三條第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第二十五條第二項中「及第三項」ヲ削ル
第二十九條 削除
第三十一條第四項中「第二十五條」ヲ「第十三條第二項、第十四條第二項」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
生命保險料ニ付第三十二條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲ストキハ第一項ノ規定ニ依ル控除ハ之ヲ爲サズ
第三十三條中「十分ノ四」ヲ「十分ノ三」ニ改ム
第三十四條第二項中「及第六號ノ所得」ヲ「又ハ剩餘金ノ分配」ニ改ム
第三十五條 第十二條ノ三ノ規定ハ前年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得稅法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ總所得中所得稅法第三十條第一項第一號乃至第四號及第七號乃至第九號ノ所得(所得稅法第百六條第一項ノ規定ニ依リ綜合所得稅ヲ賦課スルモノヲ除ク)ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第三十六條第一項中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改メ「詳記シ」ノ下ニ「每年一月三十一日迄ニ」ヲ加ヘ同項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得稅法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ一月以內ニ申吿スベシ
第三十六條ノ二 其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ニ法人ヨリ利益若ハ利息ノ配當又ハ剩餘金ノ分配ヲ受ケ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者ハ三月十五日迄ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ
前條(第一項但書ヲ除ク)ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
乙種ノ配當利子所得又ハ個人ノ總所得ニ付前條ノ規定ニ依リ申吿ヲ爲スベキ者ガ其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ニ法人ヨリ利益若ハ利息ノ配當又ハ剩餘金ノ分配ヲ受ケタルトキハ當該所得ニ付三月十五日迄ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ
前條第一項(但書ヲ除ク)及第三項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第三十七條第一項中「職業、申請者トノ續柄、不具癈疾ノ事實及控除ヲ受クベキ金額」ヲ「申請者トノ續柄及不具癈疾ノ事實」ニ、「前條」ヲ「第三十六條」ニ改メ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ申請書ニハ前項ニ規定スル事項ノ外尙其ノ年自己又ハ同居ノ戶主及家族ノ甲種ノ勤勞所得ニ對スル分類所得稅ニ付所得稅法第二十四條ノ規定ニ依リ控除ヲ受クル他ノ扶養家族アル場合ニ於テハ其ノ氏名及申請者トノ續柄ヲ併セ記載スベシ
同條第三項中「第四項」ヲ「第三項」ニ改ム
第三十九條第一項中「職業、」ヲ削リ同條第二項第一號ヲ削除シ同項第三號中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第四十一條ニ左ノ一項ヲ加フ
第三十七條第三項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第四十三條第一項中「第三十六條」ノ下ニ「又ハ第三十六條ノ二第一項」ヲ加フ
第四十六條中「第十九條」ヲ「第十七條第三項」ニ、「第二十一條第五項、第二十五條第四項」ヲ「第二十一條第七項、第二十五條第三項」ニ改ム
第八十一條中「所得稅法第一條ノ規定ニ該當セザル者ノ受クル甲種ノ配當利子所得、甲種ノ勤勞所得又ハ甲種ノ退職所得ニ付テハ尙其ノ支拂ヲ受ケタル者ノ各人別明細書ヲ添附スベシ」ヲ削リ「甲種ノ配當利子所得、」ノ下ニ「丙種ノ事業所得、」ヲ加フ
第七章中第八十一條ノ次ニ左ノ三條ヲ加フ
第八十一條ノ二 所得稅法第七十二條第二項ノ規定ニ依リ控除スベキ金額ヲ定ムルコト左ノ如シ
一 第四條ノ二第一項第一號ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ一日三圓ノ割合ニ依リ報酬又ハ料金ノ支給期間ニ應ジテ算出シタル金額
二 第四條ノ二第一項第二號ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ其ノ支拂ヲ受クベキ金額ノ十分ノ三
三 第四條ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ其ノ支拂ヲ受クベキ金額ノ十分ノ二
第八十一條ノ三 所得稅法第七十二條ノ二ノ規定ニ依リ超過額ノ還付ヲ受ケントスル者ハ翌年一月三十一日迄ニ其ノ申請書ヲ住居地ノ所轄稅務署ニ提出スベシ
第八十一條ノ四 不動產所得、乙種ノ配當利子所得、甲種及乙種ノ事業所得、乙種ノ勤勞所得、山林ノ所得、乙種ノ退職所得及淸算取引所得ニ對スル分類所得稅竝ニ個人ノ總所得ニ對スル綜合所得稅ノ年額ガ六十圓ニ滿タザルトキハ所得稅法第七十三條第一項但書ノ規定ニ依リ之ヲ二分シ第二期及第四期ニ於テ徵收ス
第八十二條中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第八十三條ノ二 第十二條ノ三第一項又ハ第三十五條ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ付所得稅ノ賦課ヲ受ケタル者其ノ年中ニ所得稅法施行地ニ住所及居所ヲ有セザルニ至ルトキハ左ノ各號ニ定ムル所ニ依リ所得稅ヲ免除ス
一 其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル者ニ付テハ其ノ年分所得稅中第十二條ノ三第一項又ハ第三十五條ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ對スル稅額竝ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル後ニ到來スル納期(住所及居所ヲ有セザルニ至リタル日ノ屬スル納期ヲ含ム)ニ於テ納付スベキ前年分ノ所得稅中當該所得ニ對スル稅額ヲ免除ス
二 其ノ年分所得金額ノ決定後其ノ年十二月三十一日迄ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル者ニ付テハ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル後ニ到來スル納期(住所及居所ヲ有セザルニ至リタル日ノ屬スル納期ヲ含ム)ニ於テ納付スベキ所得稅中第十二條ノ三第一項又ハ第三十五條ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ對スル稅額ヲ免除ス
第八十三條ノ三 前條ノ規定ニ依リ所得稅ノ免除ヲ受ケントスル者ハ住所及居所ヲ有セザルニ至ル日ノ前日迄ニ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スベシ
第八十五條中「第七十五條」ノ下ニ「又ハ第七十六條ノ二」ヲ加フ
第九十一條中「十人」ヲ「三人」ニ改メ「使用スルモノ」ノ下ニ「及第四條ノ二第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ノ支拂ヲ爲ス個人ニシテ常時五人以上ノ勞務者ヲ使用スルモノ」ヲ、「現在ニ於ケル使用人」ノ下ニ「又ハ勞務者」ヲ加フ
第九十一條ノ二 第四條ノ二第一項ニ規定スル勞務供給業者、作業請負業者其ノ他常時五人以上ノ勞務者ヲ使用スル個人ニシテ稅務署長ノ指定シタルモノ住居地ノ所轄稅務署ノ管轄區域外ニ於テ事業ヲ開始シ丙種ノ事業所得ニ屬スル報酬又ハ料金ノ支拂ヲ爲サントスルトキハ其ノ事業ノ開始前ニ左ノ事項ヲ記載シタル申吿書ヲ事業開始地ノ所轄稅務署ニ提出スベシ
一 事業ノ開始地
二 供給又ハ使用スベキ勞務者豫定數
三 第四條ノ二第一項ノ規定ニ依リ指定ヲ爲シタル稅務署名
四 事業開始及終了豫定年月日
第九十二條第一項ニ左ノ一號ヲ加フ
四 第四條ノ二第一項及第四條ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ每年一月末日限
第九十三條第一號中「、所得稅法第十六條、第二十四條又ハ第二十六條ノ二ノ規定ニ依リ控除ヲ爲シタル金額竝ニ分類所得稅ヲ徵收シタルモノニ在リテハ該稅額」ヲ削リ同條ニ左ノ一號ヲ加フ
四 第四條ノ二第一項及第四條ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ前年中ノ支拂金額及第八十一條ノ規定ニ依リ分類所得稅ヲ徵收シタルモノニ在リテハ該稅額
第九十六條第一項中「甲種ノ勤勞所得」ノ上ニ「丙種ノ事業所得又ハ」ヲ加ヘ「十錢」ヲ「二十錢」ニ改ム
第九十七條第一項中「五厘」ヲ「一錢」ニ、「三錢」ヲ「五錢」ニ改ム
第九十九條中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第二條 法人稅法施行規則中左ノ通改正ス
第三條中「之ヲ切捨ツ」ヲ「之ヲ一月トス」ニ改ム
第四條ノ二 法人合併ヲ爲シタル場合ニ於テ合併後存續スル法人(合併法人ト稱ス以下本條ニ於テ同ジ)ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ積立金額ヲ繼承シタルトキハ當該積立金額ニ合併法人ノ合併ノ日ノ屬スル事業年度中合併ノ日以後ノ月數ヲ乘ジタルモノヲ合併法人ノ合併ノ日ノ屬スル事業年度ノ月數ヲ以テ除シタル金額ヲ合併法人ノ法人稅法第七條第一項ニ規定スル各事業年度開始ノ時ニ於ケル積立金額ニ加算ス
第三條ノ規定ハ前項ノ月數ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於ケル法人稅ヲ課スベキ所得金額ハ法人稅法第十三條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲サザル金額ニ依ル
第十八條中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以內又ハ淸算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ淸算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第二十條中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第三條 特別法人稅法施行規則中左ノ通改正ス
第三條 資本的支出ニ充ツル爲交付セラレタル國庫補助金ノ收入ニシテ資本的支出ニ充テタル部分ノ金額ハ之ヲ特別ノ法人ノ剩餘金ヨリ控除ス
前項ノ場合ニ於テ特別ノ法人ガ其ノ資本的支出ニ充テタル部分ノ金額ヲ資產トシテ計算シタルトキハ特別ノ法人ノ剩餘金ニ對スル特別法人稅ノ課稅ニ關シテハ之ヲ資產トシテ計算セザリシモノト看做ス
第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスル特別ノ法人ハ國庫補助金ノ收入及支出ニ關スル明細書ヲ添附シ特別法人稅法第十條ノ申吿ト同時ニ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スベシ
第十一條 削除
第十二條第一項中「ノ各月末」ヲ「末」ニ改メ「ノ月割平均額」ヲ削ル
第十三條第一項中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以內又ハ淸算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ淸算著手ノ日ヨリ三十日」ニ、同條第二項中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第十三條ノ二 解散シタル特別ノ法人ノ淸算剩餘金ハ殘餘財產確定シタルトキ其ノ分配前ニ淸算期間中ノ收支計算書ヲ添附シ之ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ殘餘財產ヲ數囘ニ分チテ分配スル場合ニ於テハ其ノ分配スベキ殘餘財產確定ノ都度之ヲ申吿スベシ
第十三條ノ三 合併ニ因リテ消滅シタル特別ノ法人ノ淸算剩餘金ハ合併ノ日ヨリ三十日以內ニ合併ニ關スル書類及合併ニ因リテ繼承シタル資產ノ明細書ヲ添附シ合併後存續スル特別ノ法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル特別ノ法人之ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第四條 營業稅法施行規則中左ノ通改正ス
第十二條乃至第十六條 削除
第十七條中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以內又ハ淸算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ淸算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第十九條中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第五條 臨時利得稅法施行規則中左ノ通改正ス
「第七條及第八條 削除」ヲ「第八條 削除」ニ改ム
第七條 法人合併ヲ爲シタル場合ニ於テ合併後存續スル法人(合併法人ト稱ス以下本條ニ於テ同ジ)ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ積立金額ヲ繼承シタルトキハ當該積立金額ニ合併法人ノ合併ノ日ノ屬スル事業年度中合併ノ日以後ノ月數ヲ乘ジタルモノヲ合併法人ノ合併ノ日ノ屬スル事業年度ノ月數ヲ以テ除シタル金額ヲ合併法人ノ臨時利得稅法第六條第一項ニ規定スル各事業年度開始ノ時ニ於ケル積立金額ニ加算ス
第三條第二項ノ規定ハ前項ノ月數ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十五條中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日內又ハ淸算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ淸算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第六條 家屋稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二十四條ノ二 同一市町村內ニ於ケル家屋ニ付納付スベキ家屋稅額ガ二百圓ヲ超ユルトキハ其ノ二分ノ一ニ付テハ納稅義務者ノ申請ニ依リ四月其ノ徵收ヲ猶豫ス
第二十四條ノ三 前條ノ規定ニ依リ徵收ノ猶豫ヲ受ケントスル者ハ其ノ旨ヲ納期開始前三十日迄ニ家屋所在ノ市町村ヲ經由シ稅務署長ニ申請スベシ
前項ノ申請期限經過後新ニ家屋稅法第五十四條ノ二及前條ノ規定ニ該當スルニ至リタル場合ニ於テハ納期開始前ニ於テ前項ノ申請ヲ爲スコトヲ得
第七條 相續稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二條ノ四ニ左ノ一項ヲ加フ
稅務署長特別ノ事情アリト認ムルトキハ第一項ノ申請ナキ場合ト雖モ相續稅法第五條ノ二第一項又ハ第二項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲スコトヲ得
第二條ノ七ニ左ノ一項ヲ加フ
稅務署長特別ノ事情アリト認ムルトキハ第一項ノ申請ナキ場合ト雖モ相續稅法第二十三條第三項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲スコトヲ得
第二十二條ノ九第一項中「一錢」ヲ「二錢」ニ改ム
第八條 通行稅法施行規則中左ノ通改正ス
第一條ヲ第一條ノ二トス
第一條 區間制ニ依リ運賃ヲ定メタル線路及路線竝ニ區間制ニ依リ運賃ヲ定メタル航路ニシテ起終點間ノ航路ノ粁程百粁以下ノモノニ付テハ通行稅法第二條ノ二第一項ノ規定ニ依リ通行稅ヲ課ス
第二條ニ左ノ三號ヲ加フ
四 運賃ヲ一定ノ粁程ヲ基準トシテ粁制ニ依リ定メ一定ノ區間ニ付該運賃ヲ以テ乘車船ヲ爲スコトヲ得ル契約ヲ爲シタル場合ニ於テハ該運賃計算ノ基準ト爲リタル粁程ニ依リ乘車船區間ノ粁程ヲ計算ス
五 連絡運輸ノ契約ヲ爲シタル場合ニ於テハ乘車船區間ノ粁程ハ各運輸業者每ニ之ヲ計算ス
六 同一契約ニ依リ汽車、電車、乘合自動車又ハ汽船ノ中二以上ニ乘車船シタル場合ニ於テハ乘車船區間ノ粁程ハ汽車及電車、乘合自動車又ハ汽船各別ニ之ヲ計算ス
第三條中「第二條第一項、第五項及」ヲ「第二條第一項及第二項、第二條ノ二第一項、第三條第一項竝ニ」ニ改ム
第四條中「第二條第六項」ヲ「第二條第四項及第二條ノ二第五項」ニ改ム
第五條第二項中「前項」ヲ「第一項」ニ、「鐵道省」ヲ「運輸通信省」ニ改メ同條第一項ノ次ニ左ノ二項ヲ加フ
連絡運輸ノ場合ニ於テハ通行稅ハ各運輸業者各別ニ之ヲ拂込ムベシ
前項ノ場合ニ於テハ通行稅ノ納期限ハ各運輸業者ガ其ノ經營スル區間ノ運賃、急行料金又ハ寢臺料金ヲ取得シタル月ノ翌月末日トス
第八條第三號中「均一運賃」ノ下ニ「、一定ノ粁程ヲ基準トシテ粁制ニ依リ定メ一定ノ區間ニ付該運賃ヲ以テ乘車船ヲ爲スコトヲ得ル旨定メタルトキハ其ノ各區間及運賃計算ノ基準ト爲リタル粁程竝ニ一粁當運賃」ヲ加ヘ同條第六號中「連帶運輸」ヲ「連絡運輸」ニ改ム
第十二條第一號中「人員」ノ下ニ「、乘車船粁程」ヲ加フ
第十三條中「鐵道省」ヲ「運輸通信省」ニ改ム
第九條 明治三十九年勅令第二百十九號中左ノ通改正ス
第二條中「十五圓」ヲ「三十圓」ニ、「千分ノ三」ヲ「千分ノ四」ニ、「十二圓」ヲ「二十五圓」ニ、「五圓」及「四圓」ヲ「十圓」ニ、「一圓五十錢」ヲ「三圓」ニ、「一圓」ヲ「二圓」ニ改ム
第三條中「七圓」ヲ「十五圓」ニ、「五圓」ヲ「十圓」ニ、「三圓」ヲ「七圓」ニ、「一圓五十錢」ヲ「三圓」ニ、「一圓」ヲ「二圓」ニ改ム
第十條 酒稅法施行規則中左ノ通改正ス
酒稅法施行規則目次中
第二節 酒類造石稅
第三節 酒類庫出稅
第四節 原料用及輸出向酒類
第五節 納稅擔保
第二節 酒稅ノ徵收
第三節 納稅ノ擔保
ニ改ム
第一條第一項第三號中「アルコール」ノ下ニ「又ハ連續式蒸餾機ニ依リ製造シタル燒酎」ヲ、同條第二項中「アルコール」ノ下ニ「又ハ燒酎」ヲ、「品種」ノ下ニ「、アルコール分」ヲ加フ
第一條ノ二 酒稅法第四條第二項後段ノ規定ニ依リ淸酒ニ加フル物品ヲ定ムルコト左ノ如シ
一 連續式蒸餾機ニ依リ製造シタル燒酎
二 大藏大臣ノ指定スル香味料
酒類製造者ガ所轄稅務署ノ承認ヲ受ケ製造若ハ移入シタルアルコール若ハ前項第一號ノ燒酎又ハ同項第二號ノ香味料ヲ淸酒ニ加ヘタルモノニシテ當該アルコール又ハ燒酎ノアルコール分ノ總量ガ當該淸酒ノアルコール分ノ總量ヲ超エザルモノハ酒稅法第四條第二項後段ノ規定ニ依リ之ヲ淸酒ト看做ス
前項ノ淸酒ヲ製造セントスル者ハ當該アルコール又ハ燒酎及淸酒ノ品種、アルコール分及數量、第一項第二號ノ香味料ノ種類及數量竝ニ混和ノ日及場所ヲ記載シタル申請書ヲ所轄稅務署ニ提出シ承認ヲ受クベシ
第三條中「若ハ蘇鐵ノ實」ヲ「、蘇鐵ノ實」ニ、「又ハ淸酒粕」ヲ「、淸酒粕」ニ、「若ハ味淋粕」ヲ「、味淋粕其ノ他大藏大臣ノ指定スル物品」ニ改ム
第十四條ノ六、「第二節 酒類造石稅」及第十五條乃至第二十條ヲ削リ第十四條ノ二ヲ第十六條トシ第三章第一節中同條ノ前ニ左ノ一條ヲ加フ
第十五條 酒稅法第二十七條第二項ノ酒類ニシテ大藏大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分ヲ超エアルコール分五十度ヲ超エザルモノニ課スベキ酒稅ノ稅率ハ同項ノ規定ニ依リ一石ニ付同條第一項ニ規定スル金額ニ大藏大臣ノ指定スルアルコール分ヲ超ユル一度每ニ同條第二項ニ規定スル金額ヲ加ヘタル金額ニ依ル
第十四條ノ三中「級別、」ノ下ニ「アルコール分、」ヲ加ヘ同條ヲ第十七條第一項トス
第十四條ノ四中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ、「級別」ヲ「級別、アルコール分」ニ改メ同條ヲ第十七條第二項トス
第十四條ノ五第一項中「製造若ハ移入シタルアルコール」ヲ「移入シタルアルコール」ニ、「製造若ハ移入スベキアルコールノ石數」ヲ「移入スベキアルコールノアルコール分每ニ數量」ニ、同條第二項中「酒稅法第二十七條ノ四」ヲ「酒稅法第二十七條ノ四第一號」ニ、「酒類造石稅ヲ輕減又ハ免除ス」ヲ「酒稅ヲ輕減ス」ニ、同條第三項中「酒類造石稅ノ輕減又ハ免除」ヲ「酒稅ノ輕減」ニ、「査定」ヲ「檢定」ニ改メ同條ヲ第十九條トス
第十八條 大藏大臣ノ指定スル者ガ酒稅法第二十七條ニ規定スル稅率ニ依リ酒稅ヲ課セラレタル酒類ヲ同法第二十七條ノ三第一項ノ用途ニ充ツル爲酒類ノ種類、級別、アルコール分、數量竝ニ賣買ノ時期、場所及方法ニ付所轄稅務署長ノ指定スル所ニ依リ販賣ヲ爲シタルトキハ同條第四項ノ規定ニ依リ同條第一項ノ酒稅輕減額ニ相當スル金額ヲ交付ス
前項ノ金額ノ交付ヲ受ケントスル者ハ其ノ事由及同項ニ揭グル事項ヲ記載シタル申請書ニ販賣ヲ爲シタル酒類ノ種類、級別及アルコール分每ノ石數ニ付販賣ノ事實ヲ證スル書類ヲ添附シ之ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
第二十條 所轄稅務署ノ承認ヲ受ケ製造シタル第一條第一項第三號ノアルコール若ハ燒酎、第一條ノ二第二項ノ淸酒ノ原料トシテ製造シタルアルコール若ハ燒酎又ハ第三條ノ二第一項ノ燒酎ノ原料トシテ製造シタルアルコールニ付テハ酒稅法第二十七條ノ四第二號ノ規定ニ依リ大藏大臣ノ定ムル所ニ依リ其ノ酒稅ヲ輕減ス
前項ノ規定ニ依リ酒稅ノ輕減ヲ受ケントスル者ハ當該原料用酒類ノ製造石數及アルコール分竝ニ檢定ノ日ヲ記載シタル申請書ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
前項ノ場合ニ於テ稅務署長必要アリト認ムルトキハ當該原料用酒類ヲ移出先ニ移入シタルコトヲ證スベキ書類又ハ第一條第一項第三號ニ規定スル釀造方法ニ依リ淸酒ノ原料ニ供シタルコト若ハ第一條ノ二第二項ノ淸酒若ハ第三條ノ二第一項ノ燒酎ノ原料ニ供シタルコトヲ證スベキ書類ヲ提出セシムルコトヲ得
前條第四項ノ規定ハ第一項ノ原料用ノアルコール又ハ燒酎ニ付之ヲ準用ス
「第三節 酒類庫出稅」ヲ「第二節 酒稅ノ徵收」ニ改ム
第二十二條中「前項」ヲ「第一項」ニ、「前二項」ヲ「前三項」ニ改メ同條第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ左ニ揭グルアルコール分ヲ超ユルアルコール分ノ酒類アルトキハ當該アルコール分ヲ超ユルアルコール分每ニ酒類ノ移出石數ヲ記載スベシ
一 酒稅法第二十七條第一項第六號ノ燒酎ニ付テハアルコール分二十五度
二 酒稅法第二十七條第一項第九號ノ第二級及第三級ノ雜酒ニ付テハアルコール分二十度
三 第十五條ノ規定ノ適用ヲ受クル酒類ニ付テハ同條ノ規定ニ依リ大藏大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分
四 酒稅法第二十七條第三項ノ酒類ニ付テハアルコール分五十度
第二十二條ノ二 稅務署長酒稅保全上必要アリト認ムルトキハ酒類製造者ニ對シ第四十三條第一項ノ指定期限內ニ擔保ノ提供又ハ酒類ノ保存ヲ爲サザル場合ニ於テハ酒稅法第三十六條ノ二第一號ノ規定ニ依リ酒稅ヲ徵收スベキコトヲ通知スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ酒類製造者擔保ノ提供又ハ酒類ノ保存ヲ爲サザルトキハ製造場ニ現存スル酒類ハ酒稅法第三十六條ノ二第一號ノ規定ニ依リ之ヲ製造場ヨリ移出シタルモノト看做シ直ニ其ノ酒稅ヲ徵收ス
前項ノ場合ニ於テハ直ニ其ノ移出シタルモノト看做サレタル酒類ニ付酒稅法第三十五條第一項ノ規定ニ依ル申吿書ヲ提出スベシ
第二十二條ノ三 第二十條第一項ノ原料用ノアルコール又ハ燒酎ヲ同一製造場ニ於テ第一條第一項第三號ニ規定スル釀造方法ニ依リ淸酒ノ原料ニ供シタルトキ又ハ第一條ノ二第二項ノ淸酒若ハ第三條ノ二第一項ノ燒酎ノ原料ニ供シタルトキハ當該原料用酒類ハ酒稅法第三十六條ノ二第二號ノ規定ニ依リ之ヲ製造場ヨリ移出シタルモノト看做ス
前項ノ場合ニ於テハ酒類製造者ノ申請ニ依リ當該原料用酒類ヲ使用シテ製造シタル酒類ヲ製造場ヨリ移出シタル月ノ翌月末日迄ニ酒稅ヲ徵收スルコトヲ得
第二十三條第一項中「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ、「査定又ハ檢定ノ日」ヲ「檢定ノ日」ニ、同條第三項中「第一項」ヲ「前項」ニ改メ同條第二項ヲ削リ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
第十九條第四項ノ規定ハ前項ノ承認ヲ爲シタル酒類ニ付之ヲ準用ス
第二十四條第一項中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ、「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ改メ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ場合ニ於テ亡失シタル場所ガ同項ノ稅務署ノ管轄ニ屬セザルトキハ最寄稅務署ニ亡失ノ事實ヲ申吿シテ交付ヲ受ケタル證明書ヲ添附スベシ
第二十五條第一項中「及級別」ヲ「、級別及アルコール分」ニ、同條第二項中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ改ム
「第四節 原料用及輸出向酒類」ヲ削ル
第二十六條乃至第三十條及び第三十二條及第三十三條 削除
第三十四條第一項中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ、「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ改メ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ承認ヲ受ケタル者ハ其ノ輸出申吿書ニ少クトモ當該酒類ノ種類級別アルコール分及石數、檢定ノ日及場所、酒類製造者ノ住所及氏名又ハ名稱、輸出先竝ニ積載スベキ船舶名及其ノ內國寄港地ヲ記載スベシ
第三十五條第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ場合ニ於テ稅務署長必要アリト認ムルトキハ當該酒類ヲ外國ニ陸揚シタルコトヲ證スベキ書類ヲ提出セシムルコトヲ得
第三十六條中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ改ム
「第五節 納稅擔保」ヲ「第三節 納稅ノ擔保」ニ改ム
第三十八條 削除
第三十九條中「第三十二條第三項(同法第四十一條第二項ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)、同法」ヲ削ル
第四十條 稅務署長酒稅保全上必要アリト認ムルトキハ酒類製造者ニ對シ金額及期間ヲ指定シ酒稅ニ付擔保ヲ提供スベキコト又ハ納稅ノ擔保トシテ酒類ヲ保存スベキコトヲ命ズルコトヲ得
稅務署長必要アリト認ムルトキハ前項ノ金額又ハ期間ヲ變更スルコトヲ得
第四十一條中「第一項又ハ第二項」ヲ削リ第六號ヲ第七號トシ第五號ヲ第六號トシ第四號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
五 工場財團
第四十二條 削除
第四十三條第一項中「稅務署長」ノ下ニ「第四十條ノ規定ニ依リ」ヲ、「擔保ノ提供」ノ下ニ「又ハ酒類ノ保存」ヲ加ヘ同條第二項中「第一項又ハ第二項」ヲ削ル
第四十四條第三項中「又ハ建物」ヲ「、建物又ハ工場財團」ニ改ム
第四十五條第一項ヲ左ノ如ク改ム
第四十條ノ規定ニ依リ酒類ノ保存ヲ命ゼラレタル者ハ保存スベキ酒類及保存ノ方法ヲ定メ所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第四十八條中「第一項又ハ第二項」ヲ削リ「擔保ノ提供」ノ下ニ「又ハ酒類ノ保存」ヲ加フ
第四十九條第二項ヲ削ル
第五十二條中「稅關」ヲ「海運局」ニ、「稅關長」ヲ「海運局長」ニ改ム
第五十二條ノ二 酒類ヲ製造シタルトキハ製成ノ時一容器每ニ其ノ石數及アルコール分ヲ檢定ス但シアルコール分ノ檢定ニ付テハ之ヲ省略スルコトヲ得
犯則其ノ他ノ事由ニ因リ製成ノ時製造石數又ハアルコール分ノ檢定ヲ爲シ難キ場合ニ於テハ前項ノ規定ニ拘ラズ現在ノ酒類又ハ證憑物件ニ就キ其ノ製造石數又ハアルコール分ヲ檢定ス
第五十四條第二項中「酒類ガ」ノ下ニ「變味又ハ」ヲ加フ
第六十七條 酒類、酒母、醪若ハ麴ノ製造者又ハ酒類ノ販賣業者ハ前四條ニ規定スル場合ノ外製造、貯藏又ハ販賣ニ關シ稅務署長ノ指定スル事項ヲ申吿スベシ
第六十九條 製造場ニ在ル酒類ガ亡失シタルトキハ酒類製造者ハ直ニ其ノ旨ノ申出ヲ爲シ稅務署長ノ檢査ヲ受クベシ
第七十條 酒類、酒母、醪若ハ麴ノ製造者又ハ酒類ノ販賣業者ハ前條ニ規定スル場合ノ外製造、貯藏又ハ販賣ニ關シ稅務署長ノ指定スル事項ニ付其ノ檢査ヲ受クベシ
第七十一條 第二十條第一項ノ原料用酒類ヲ除クノ外酒類製造ノ原料ニ供スル爲酒類ヲ製造セントスルトキハ製成前ニ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
酒稅法第三十七條第一項ノ規定ノ適用ヲ受ケテ製造場ヨリ移出シタル酒類ヲ移出先ニ於テ酒類製造ノ原料ニ供セントスルトキハ其ノ旨ヲ移出先所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第十九條第四項ノ規定ハ第一項ノ承認ヲ爲シタル原料用酒類ニ付之ヲ準用ス
第七十一條ノ二 酒類製造者淸酒又ハ味淋ヲ淸酒粕又ハ味淋粕ニテ粕漉セントスルトキハ粕漉スベキ酒類ノアルコール分及石數竝ニ粕漉ノ方法及時期ニ付所轄稅務署ノ承認ヲ受クベシ
酒類製造者燒酎ヲ蒸餾セントスルトキハ蒸餾スベキ燒酎ノアルコール分及石數竝ニ蒸餾ノ時期ニ付所轄稅務署ノ承認ヲ受クベシ
第七十二條 製造場ニ在ル酒類ガ腐敗其ノ他ノ事由ニ因リ飮用ニ供シ難キ場合ニ於テ之ニ酒類トシテ飮用スルコト能ハザル處置ヲ施シ又ハ之ヲ酒類製造ノ原料ニ供セントスルトキハ其ノ方法ヲ定メ所轄稅務署ノ承認ヲ受クベシ
第七十三條 酒類、酒母、醪若ハ麴ノ製造者又ハ酒類ノ販賣業者ハ前三條ニ規定スル場合ノ外製造、貯藏又ハ販賣ニ關シ稅務署長ノ指定スル事項ニ付其ノ承認ヲ受クベシ
第七十三條ノ二ヲ削ル
第七十四條第二項ヲ左ノ如ク改ム
酒稅法第五十九條第二項ノ規定ニ依リ前項ノ酒造組合ニ交付スル交付金ハ酒類ノ製造石數ニ應ジ大藏大臣ノ定ムル所ニ依リ之ヲ交付ス
第四章中第七十五條ノ三ノ次ニ左ノ一條ヲ加フ
第七十五條ノ四 酒稅法第八十三條第一項第一號ノ淸酒ニシテ大藏大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分ヲ超エアルコール分五十度ヲ超エザルモノニ課スベキ酒稅ノ稅率ハ同號ノ規定ニ依リ一石ニ付二百八十五圓ニ大藏大臣ノ指定スルアルコール分ヲ超ユル一度每ニ二十四圓ヲ加ヘタル金額ニ依ル
第二十二條第二項第一號ノ規定ハ酒稅法第八十三條第一項第二號ノ燒酎ニ付、第二十二條第二項第三號ノ規定ハ前項ノ淸酒ニ付之ヲ準用ス
第十一條 酒類委員會官制中左ノ通改正ス
第一條第三項中「酒稅法第二十七條第二項及酒稅法施行規則第十四條ノ二」ヲ「酒稅法第二十七條第四項及酒稅法施行規則第十六條」ニ改ム
第十二條 淸涼飮料稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二十一條 削除
第十三條 砂糖消費稅法施行規則中左ノ通改正ス
第九條ノ二中「大藏大臣」ヲ「稅務署長」ニ改ム
第九條ノ三第二項中「大藏大臣」ヲ「所轄稅務署」ニ改メ「詳細ナル」ヲ削リ同條第三項中「大藏大臣」ヲ「稅務署長」ニ改ム
第九條ノ六中「砂糖消費稅法第十一條第一項ニ依ル原料引取」ヲ「第十條」ニ改メ「同項各號ニ規定スル物品ノ製造場ニ」ヲ削ル
第九條ノ八中「申吿シ其ノ承認ヲ受クヘシ」ヲ「申吿スヘシ」ニ改ム
第九條ノ九第一項中「申吿シ當該官廳ノ證明シタル積載明細書ヲ提出シ其ノ承認ヲ受クヘシ」ヲ「申吿スヘシ」ニ、同條第二項中「前項積載明細書ニ準シ更ニ積載明細書ヲ作成シ」ヲ「當該官廳ノ證明シタル積載明細書ヲ」ニ改ム
第九條ノ十三 緊急已ムコトヲ得サル場合ニ於テ所轄稅務署ノ承認ヲ受ケ移入場以外ノ場所ニ內地移入糖ヲ藏置シタルトキハ當該移入糖ニ付テハ其ノ藏置場ヲ以テ移入場ト看做ス
第十條ノ二 一定ノ包裝ヲ爲シ移入場ヨリ引取ラルル砂糖ニシテ包裝ノ種類竝ニ一包裝每ノ容量及取引斤數カ大藏大臣ノ定ムル所ニ依ルモノノ一包裝每ノ斤數ハ其ノ取引斤數ニ大藏大臣ノ定ムル斤數ヲ加ヘタル斤數ニ依ル
第十一條第一項中「前條」ヲ「第十條」ニ改メ「但書、」ノ下ニ「同法第四條ノ二、」ヲ加ヘ同條第四項中「前條」ヲ「第十條」ニ改ム
第十二條ノ二 大藏大臣ノ指定スル者カ製造場又ハ保稅地域ヨリ引取ル砂糖、糖蜜、糖水ノ消費稅ハ砂糖消費稅法第四條ノ二ニ依リ擔保ヲ提供セサルトキト雖モ引取リタル月ノ翌月末日迄其ノ徵收ヲ猶豫ス
第十三條第三項中「東京府」ヲ「東京都」ニ改ム
第十五條ノ二中「稅務署長」ノ上ニ「大藏大臣又ハ」ヲ加ヘ同條ニ第一項トシテ左ノ一項ヲ加フ
擔保物ハ大藏大臣又ハ第十條ノ稅務署ニ提供スヘシ
第十五條ノ三第三項中「稅務署長」ノ上ニ「大藏大臣又ハ」ヲ加フ
第十六條第一項中「稅務署長」ノ上ニ「大藏大臣又ハ」ヲ加ヘ同條第二項中「所轄稅務署」ヲ「大藏大臣又ハ稅務署長」ニ改ム
第十七條中「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第十八條ノ二第二項中「ブチルアルコール」ノ下ニ「又ハグリセリン」ヲ加フ
第十八條ノ三第一項中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第十八條ノ七中「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第十九條ニ左ノ一項ヲ加フ
大藏大臣ニ提供シタル擔保物ノ公賣ハ第十條ノ稅務署之ヲ行フ
第二十條中「前條」ノ下ニ「第一項」ヲ加フ
第二十三條中「二十四圓五十錢」ヲ「三十七圓五十錢(第八條第四號ニ該當スル砂糖ヲ原料トシテ製造シタルモノニ在リテハ十七圓五十錢)」ニ改ム
第二十四條及第二十五條第一項中「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十七條ノ二第一項中「竝ニブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール竝ニグリセリン」ニ、同條第二項中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第二十八條中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第二十八條ノ二中「又ハ樺太」ヲ削ル
第二十九條中「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十九條ノ二第一項中「團體」ノ下ニ「(其ノ組織スル團體ヲ含ム)」ヲ加ヘ同條第二項中「前項ノ團體」ヲ「前項ニ依リ徵稅上必要ナル施設ヲ爲シ又ハ徵收事務ノ補助ヲ爲スヘキコトヲ命セラレタル團體(徵收補助團體ト稱ス以下同シ)」ニ改ム
第二十九條ノ三中「前條ノ團體同條」ヲ「徵收補助團體前條」ニ改ム
第二十九條ノ三ノ次ニ左ノ四條ヲ加フ
第二十九條ノ四 徵收補助團體ノ代表者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スヘシ
一 團體員每ノ每月分ノ課稅標準額及稅額
二 特別消費稅ノ取纏納付ヲ爲ス團體ニ在リテハ團體員每ニ納付稅額及納付ノ日
三 特別消費稅ノ納付資金ノ管理ヲ爲ス團體ニ在リテハ團體員每ニ納付資金ノ受拂額及現在額竝ニ納付稅額及納付ノ日
四 第二十九條ノ二第二項ニ依リ交付ヲ受ケタル金額及日竝ニ交付金ヨリ支出シタル金額、目的及日
五 第二十九條ノ七第一項ニ依ル吿知ヲ受ケタル場合ニ於テハ吿知ヲ受ケタル稅額及日竝ニ同條第二項ニ依リ通知ヲ爲シタル稅額及日
稅務署長ノ承認ヲ受ケタル團體ニ在リテハ前項第一號ノ記載ヲ要セス
第二十九條ノ五 收稅官吏砂糖消費稅法第十七條ノ六第一項ニ依リ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ檢査スルトキハ檢査章ヲ携帶スヘシ
第二十九條ノ六 稅務署長ハ必要アリト認ムルトキハ徵收補助團體ノ代表者ニ對シ當該事業ノ執行ニ關シ監督上必要ナル命令ヲ爲スコトヲ得
第二十九條ノ七 徵收補助團體ノ代表者ニ於テ砂糖消費稅法第七條ノ四第一項ニ依ル申吿書ヲ取纏メ提出シタルトキハ稅務署長ハ其ノ代表者ニ對シ各團體員ノ納付スヘキ特別消費稅額ノ內譯ヲ示シテ同法第十七條ノ七第一項ニ依ル吿知ヲ爲スコトヲ得
徵收補助團體ノ代表者前項ノ吿知ヲ受ケタルトキハ直ニ各團體員ニ對シ其ノ納付スヘキ特別消費稅額竝ニ之ヲ徵收補助團體ニ拂込ムヘキ期日及場所ヲ通知スヘシ
徵收補助團體ノ代表者ハ納期內ニ拂込ヲ了セサル團體員アルトキハ其ノ住所、氏名又ハ名稱及稅額ヲ所轄稅務署ニ報吿スヘシ
第十四條 織物消費稅法施行規則中左ノ通改正ス
第十一條及第二十八條中「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十九條第一項中「織物組合」ヲ「織物ノ製造者又ハ販賣者ノ組織スル團體(其ノ組織スル團體ヲ含ム)」ニ、「設備」ヲ「施設」ニ、同條第二項中「前項ノ織物組合」ヲ「前項ノ規定ニ依リ徵稅上必要ナル施設ヲ爲シ又ハ徵收事務ノ補助ヲ爲スヘキコトヲ命セラレタル團體(徵收補助團體ト稱ス以下同シ)」ニ、同條第三項中「納稅濟證印」ヲ「納稅濟證印若ハ之ニ代ルヘキ證印」ニ、同條第四項中「織物組合」ヲ「徵收補助團體」ニ改ム
第三十條中「前條ノ織物組合同條」ヲ「徵收補助團體前條」ニ改ム
第三十一條 徵收補助團體ノ代表者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スヘシ
一 當該團體ノ取扱ヒタル織物ニ付團體員每ニ其ノ種類、品名、點數、課稅價格及稅額
二 第二十九條第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ交付ヲ受ケタル金額及日竝ニ交付金ヨリ支出シタル金額、目的及日
第三十二條 收稅官吏織物消費稅法第二十四條第一項ノ規定ニ依リ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ檢査スルトキハ檢査章ヲ携帶スヘシ
第三十三條 稅務署長ハ必要アリト認ムルトキハ徵收補助團體ノ代表者ニ對シ當該事業ノ執行ニ關シ監督上必要ナル命令ヲ爲スコトヲ得
第三十四條 織物消費稅法第一條但書ノ規定ニ依リ消費稅ヲ課セサル織物ヲ定ムルコト左ノ加シ
一 全重量百分中五十以上ノ綿トステープルファイバートノ混紡絲ノミヲ以テ組成スル織物
二 全重量百分中五十以上ノ綿トステープルファイバートノ混紡絲ト綿絲トヲ以テ組成スル織物
第十五條 廣吿稅法施行規則中左ノ通改正ス
第四條ニ左ノ一號ヲ加フ
四 其ノ他大藏大臣ノ指定スル公共團體
第十六條 骨牌稅法施行規則中左ノ通改正ス
第四條ノ二 骨牌稅法第四條第二項ノ骨牌ハ大藏大臣之ヲ指定ス
第十七條 所得稅法人稅內外地關涉法施行規則中左ノ通改正ス
第一條第一項中「事業所得」ヲ「甲種及乙種ノ事業所得」ニ、「及乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得及淸算取引所得」ニ改メ同條第二項ヲ削ル
第二條 削除
第三條中「十分ノ四」ヲ「十分ノ三」ニ改ム
第十八條 昭和十八年勅令第三百三十一號中左ノ通改正ス
第二條第一項中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ改ム
第三條中「酒類庫出稅」ヲ「酒稅」ニ、「稅關」ヲ「海運局」ニ改ム
第十九條 昭和十七年勅令第四百五十七號中左ノ通改正ス
第一條第一號中「事業所得ニシテ」ヲ「甲種及乙種ノ事業所得ニシテ」ニ改ム
第二條第一項中「百分ノ十五ヲ百分ノ九」ヲ「百分ノ二十ヲ百分ノ十四」ニ改ム
第三條第一項中「臨時租稅措置法第一條ノ五第一項ノ規定ニ拘ラズ」ヲ削リ「百分ノ二十五ヲ百分ノ十三」ヲ「百分ノ三十ヲ百分ノ十二」ニ改ム
第二十條 國稅徵收法施行規則中左ノ通改正ス
第一條ノ二 地租ノ外左ノ國稅ハ市町村ニ於テ之ヲ徵收スヘシ
一 所得稅(源泉課稅ニ依ルモノヲ除ク)
二 個人ノ臨時利得稅
三 家屋稅
四 個人ノ營業稅
五 樺太ニ於ケル市街宅地稅、第三種所得稅(源泉課稅ニ依ルモノヲ除ク)、個人ノ營業收益稅及乙種ノ資本利子稅
第八條 國稅徵收法第四條ノ一ニ依リ徵收スルコトヲ得ル國稅ハ左ニ揭クルモノニシテ納期ニ到リ稅金ノ徵收ヲ完ウスルコト能ハスト認ムルモノニ限ル
一 納稅ノ吿知ヲ爲シタル諸稅
二 所得金額決定ノ通知ヲ爲シタル所得稅、利得金額決定ノ通知ヲ爲シタル個人ノ臨時利得稅及純益金額決定ノ通知ヲ爲シタル個人ノ營業稅
三 製造場外ニ移出セラレタル酒類ニ對スル酒稅及淸涼飮料ニ對スル淸涼飮料稅竝ニ販賣セラレタル砂糖ニ對スル砂糖特別消費稅及販賣セラレタル第一種ノ物品又ハ製造場ヨリ移出セラレタル第二種若ハ第三種ノ物品ニ對スル物品稅
四 遊興、飮食又ハ宿泊ニ付領收シタル料金ニ對スル遊興飮食稅、特別行爲稅法第一條又ハ樺太特別行爲稅令第一條ニ揭クル行爲ニ付取得シ又ハ取得スヘカリシ料金ニ對スル特別行爲稅、入場又ハ設備ノ利用ニ付取得シ又ハ取得スヘカリシ入場料ニ對スル入場稅又ハ特別入場稅及第一種ノ廣吿ニ付取得シ若ハ取得スヘカリシ料金又ハ第二種第三號ノ廣吿ニ對スル廣吿稅
五 樺太ニ於ケル純益金額決定ノ通知ヲ爲シタル個人ノ營業收益稅、資本利子金額決定ノ通知ヲ爲シタル乙種ノ資本利子稅及製造石數査定濟ノ酒類ニ對スル酒造稅
第十一條第二項中「二十錢」ヲ「三十錢」ニ改ム
第十一條ノ二第一項中「三錢」ヲ「四錢」ニ改ム
第十六條第一項中「署名捺印」ノ下ニ「(記名捺印ヲ含ム以下同シ)」ヲ加フ
第二十一條 戰時災害國稅減免法施行規則中左ノ通改正ス
第三條第一項中「甲種ノ勤勞所得」ノ上ニ「丙種ノ事業所得及」ヲ加フ
第八條第一項中「第二項」ヲ削ル
第九條ノ二 戰時災害ニ因リ納稅施設法第一條ニ規定スル納稅團體ノ管理スル納稅資金ガ亡失シタル爲被害ヲ受ケタル者ニ對シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額中國稅ノ納付資金ニ相當スル金額ノ稅額ヲ被害アリタル後最初ニ到來スル納期ニ於テ納付スベキ當該國稅ヨリ順次輕減又ハ免除ス
戰時災害ニ因リ砂糖消費稅法第十七條ノ五、物品稅法第二十五條ノ三、遊興飮食稅法第十八條、特別行爲稅法第二十條又ハ入場稅法第二十條ニ規定スル徵收補助團體ノ管理スル國稅ノ納付資金ガ亡失シタル爲被害ヲ受ケタル者ニ對シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額ニ相當スル稅額ヲ被害アリタル後最初ニ到來スル納期ニ於テ納付スベキ當該國稅ヨリ順次輕減又ハ免除ス
第一項ノ規定ニ依リ輕減又ハ免除スベキ稅額ノ計算ニ關シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第九條ノ三 戰時災害ニ因リ前條第一項ノ納稅團體又ハ同條第二項ノ徵收補助團體ニ對シ國稅ノ納付ヲ委託シテ交付シタル金錢ノ一部又ハ全部ガ亡失シタル爲被害ヲ受ケタル者ニ對シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額ニ相當スル稅額ヲ當該國稅ヨリ輕減又ハ免除ス
附 則
第二十二條 本令ハ昭和十九年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二十三條 不動產所得、乙種ノ配當利子所得、甲種及乙種ノ事業所得、乙種ノ勤勞所得、山林ノ所得、乙種ノ退職所得、淸算取引所得及個人ノ總所得ニ對スル所得稅竝ニ個人ノ營業稅ニ付テハ昭和十九年分ヨリ本令ヲ適用ス但シ改正後ノ所得稅法施行規則第三十六條(第一項但書ヲ除ク)、第三十六條ノ二、第三十七條及第四十一條ノ規定ハ昭和二十年分ヨリ之ヲ適用ス
法人ノ各事業年度ノ所得及資本ニ對スル法人稅、各事業年度ノ純益ニ對スル營業稅竝ニ法人ノ臨時利得稅ニ付テハ昭和十九年一月一日以後終了スル事業年度分ヨリ、法人ノ淸算純益ニ對スル營業稅ニ付テハ同日以後ニ於ケル解散又ハ合併ニ因ル分ヨリ本令ヲ適用ス
改正後ノ法人稅法施行規則第十八條及第二十條、營業稅法施行規則第十七條及第十九條竝ニ臨時利得稅法施行規則第十五條ノ規定ハ法人ノ昭和十九年四月一日以後終了スル事業年度分又ハ同日以後ニ於ケル合併ニ因ル分ヨリ之ヲ適用ス
特別ノ法人ノ各事業年度ノ剩餘金ニ對スル特別法人稅ニ付テハ昭和十九年四月一日以後終了スル事業年度分ヨリ本令ヲ適用ス
第二十四條 所得稅法第八條、第十二條第一項第九號若ハ第八項又ハ第三十條第一項第二號若ハ第七項ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者又ハ課稅所得ノ增加シタル者ハ所得稅法施行規則第三十六條ニ規定スル事項ヲ記載シ昭和十九年四月十五日迄ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ
所得稅法第十二條第八項ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十五條又ハ第二十六條ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十七條第一項及第二項又ハ第四十條ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ前項ノ申吿ト同時ニ所轄稅務署ニ提出スベシ
所得稅法第二十四條ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十九條ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ提出スベシ
所得稅法第二十五條ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十七條第一項及第二項ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月十五日迄ニ所轄稅務署ニ提出スベシ
所得稅法施行規則第五條第一項ノ改正規定ニ依リ新ニ甲種ノ勤勞所得ニ付納稅義務ヲ有スルニ至リタル者ハ所得稅法施行規則第三十八條ニ規定スル事項ヲ記載シタル申吿書ヲ支拂者ヲ異ニスル每ニ昭和十九年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ提出スベシ
前項ニ規定スル者所得稅法第二十四條又ハ第二十六條ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十九條又ハ第四十條ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ提出スベシ
俸給、給料若ハ賞與又ハ此等ノ性質ヲ有スル給與ノ支拂ヲ爲ス個人ニシテ常時三人以上十人未滿ノ使用人ヲ使用スルモノ及所得稅法施行規則第四條ノ二第一項ノ改正規定ニ規定スル報酬又ハ料金ノ支拂ヲ爲ス個人ニシテ常時五人以上ノ勞務者ヲ使用スルモノハ昭和十九年四月一日現在ニ於ケル使用人又ハ勞務者ノ職名別人員ヲ記載シタル申吿書ヲ本令施行後直ニ所轄稅務署ニ提出スベシ
稅務署長ハ本令施行後直ニ前項ニ規定スル者ニ付所得稅法施行規則第四條ノ二第一項ノ改正規定ニ依ル指定ヲ爲シ其ノ旨ヲ指定ヲ受ケタル者ニ通知スベシ
前項ノ場合ニ於テハ其ノ指定ハ所得稅法施行規則第四條ノ二第三項ノ改正規定ニ拘ラズ前項ノ通知ヲ爲シタル日ヨリ起算シ五日ヲ經過シタル時ヨリ其ノ效力ヲ發生ス
改正前ノ所得稅法施行規則第五條第一項ノ規定ニ依ル指定ハ之ヲ所得稅法施行規則第四條ノ二第一項ノ改正規定ニ依リ常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニ付爲シタル指定ト看做シ其ノ效力ハ本令施行ノ日ニ於テ發生スルモノトス
第二十五條 法人ノ昭和十八年十二月十一日以後同年十二月三十一日迄ニ終了シタル事業年度分ニ限リ改正前ノ昭和十七年勅令第四百五十七號第三條第一項中百分ノ十三トアルハ百分ノ七トス
第二十六條 昭和十九年法律第七號第三十四條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスル特別ノ法人ハ特別法人稅法第十條ノ申吿ト同時ニ控除ニ關スル明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スベシ
第二十七條 昭和十九年法律第七號第三十五條第三項ノ規定ヲ適用スル場合ニ於テハ第十條ノ規定ニ拘ラズ仍從前ノ例ニ依ル
昭和十八年十月一日以後ニ査定セラレタル濁酒、白酒、味淋及燒酎ノ酒類造石稅ニ付テハ昭和十九年法律第七號第三十五條第三項但書ノ規定ニ依リ其ノ稅額ヲ四分シ左ノ納期ニ於テ之ヲ徵收ス但シ犯則ニ係ルモノニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第一期 昭和十九年七月一日ヨリ三十一日限
第二期 同年十月一日ヨリ三十一日限
第三期 昭和二十年二月一日ヨリ二十八日限
第四期 同年三月一日ヨリ三十一日限
昭和十九年法律第七號第三十五條第四項及第六項ノ從前ノ規定ニ依ル酒類造石稅ニ相當スル金額ハ當該酒類一石ニ付大藏大臣ノ定ムル金額ノ割合ニ依リ算出シタル金額トス
大藏大臣ノ指定スル味淋ニ課スベキ酒稅ニ付テハ昭和十九年法律第七號第三十五條第五項ノ規定ニ依リ改正後ノ酒稅法第二十七條ノ稅率ニ依リ算出シタル酒稅額ニ一石ニ付四百三十五圓ヲ加算ス
改正前ノ酒稅法第二十七條ノ三第一項ノ規定ニ依リ酒類庫出稅ヲ輕減セラレタル酒類ヲ取纏メ購入シタル者昭和十九年法律第七號第三十五條第六項ノ酒類ヲ所持スル場合ニ於テハ同項ノ規定ニ依リ酒稅ヲ課ス
左ニ揭グル酒類ヲ合計一斗以上所持スル場合ニ於テハ昭和十九年法律第七號第三十五條第六項ノ規定ニ依リ酒稅ヲ課ス
一 淸酒
第一級
第二級
二 果實酒
第一級
三 雜酒
第一級
第二級
昭和十九年法律第七號第三十五條第六項ノ規定ニ依リ課スベキ酒稅ハ其ノ稅額ヲ左ノ區分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徵收ス
稅額千圓以下ナルトキ 昭和十九年五月及六月
稅額千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
稅額二千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
稅額五千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七號第三十五條第七項ノ規定ニ依ル申吿ハ酒類ノ所在地所轄稅務署ニ之ヲ爲スベシ
第二十八條 昭和十九年法律第七號第三十六條第一項ノ規定ニ依リ課スベキ淸涼飮料稅ハ其ノ稅額百圓以下ナルトキハ昭和十九年五月三十一日限、稅額百圓ヲ超ユルトキハ左ノ區分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徵收ス
稅額百圓ヲ超ユルトキ 昭和十九年五月及六月
稅額千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
稅額二千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
稅額五千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七號第三十六條第二項ノ規定ニ依ル申吿ハ淸涼飮料ノ所在地所轄稅務署ニ之ヲ爲スベシ
第二十九條 昭和十九年四月三十日以前ノ輸出ニ係ル菓子、糖果又ハ果實蜜及之ニ類スルモノノ交付金ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
本令施行前改正前ノ砂糖消費稅法施行規則第九條ノ二ノ規定ニ依リ大藏大臣ノ指定シタル移入場ハ之ヲ本令施行ノ日ニ於テ改正後ノ同條ノ規定ニ依リ稅務署長ノ指定シタル移入場ト看做ス
昭和十九年法律第七號第三十七條第三項又ハ第四項ノ規定ニ依リ課スベキ消費稅又ハ特別消費稅ハ其ノ稅額百圓以下ナルトキハ昭和十九年五月三十一日限、稅額百圓ヲ超ユルトキハ左ノ區分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徵收ス
稅額百圓ヲ超ユルトキ 昭和十九年五月及六月
稅額千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
稅額二千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
稅額五千圓ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七號第三十七條第五項ノ規定ニ依ル申吿ハ砂糖、糖蜜又ハ糖水ノ所在地所轄稅務署ニ之ヲ爲スベシ
第三十條 昭和十九年法律第七號第四十一條第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申吿セントスル者ハ其ノ廣吿ニ付廣吿稅法施行規則第七條第一項ノ規定ニ準ジテ作成シタル申吿書ニ昭和十九年四月一日前ヨリ引續キ當該廣吿ヲ爲スコトノ事實ヲ併セ記載シ之ヲ廣吿場所所轄稅務署ニ提出スベシ
第三十一條 本令施行前關東州ニ於テ酒類庫出稅ヲ課セラレタル酒類ヲ本令施行後輸入スル場合ニ於ケル酒稅ニ付テハ改正後ノ酒稅法ニ規定スル稅率ニ依リ算出シタル稅額ヨリ關東州ニ於テ課セラレタル酒類庫出稅ニ相當スル金額ヲ輕減ス
前項ノ規定ニ依ル輕減ヲ受ケントスル者ハ酒類ヲ保稅地域ヨリ引取ル際關東州ニ於テ課セラレタル酒類庫出稅ノ納付濟證明書又ハ擔保提供濟證明書ヲ添附シ所轄海運局ニ申請スベシ
第三十二條 酒類造石稅及本令施行前督促ヲ爲シタル國稅ニ對スル延滯金ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
第三十三條 明治三十三年勅令第四十七號及昭和十五年勅令第百八十七號ハ之ヲ廢止ス
朕所得税法施行規則外二十勅令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年三月三十一日
内閣総理大臣 東条英機
大東亜大臣 青木一男
大蔵大臣 石渡荘太郎
勅令第百八十二号
第一条 所得税法施行規則中左ノ通改正ス
第四条ノ二 所得税法施行地ニ於テ法人、常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニシテ税務署長ノ指定シタルモノ又ハ労務供給業者、作業請負業者其ノ他常時五人以上ノ労務者ヲ使用スル個人ニシテ税務署長ノ指定シタルモノヨリ支払ヲ受クル左ニ掲グル報酬又ハ料金ハ所得税法第十条ニ規定スル丙種ノ事業所得トス但シ甲種ノ事業所得又ハ勤労所得ニ属スルモノヲ除ク
一 大工、左官、石工、鳶職、屋根職、鉄筋工、鋲打工、煉瓦工、鍛冶工、隧道工、建具指物工、土工、仲仕、自動車運転手、荷扱運搬夫、荷牛馬車輓、船夫、車夫、筆工、速記士其ノ他此等ノ労務者ニ準ズル者ノ受クル報酬又ハ料金
二 外交員、集金人其ノ他此等ノ労務者ニ準ズル者ノ受クル報酬又ハ料金
税務署長前項ノ指定ヲ為シタルトキハ直ニ其ノ旨ヲ指定ヲ受ケタル者ニ通知スベシ其ノ指定ヲ取消シタルトキ亦同ジ
第一項ノ指定及其ノ取消ハ常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニ関スルモノニ在リテハ前項ノ通知ヲ為シタル年ノ翌年一月一日ヨリ、其ノ他ノ個人ニ関スルモノニ在リテハ前項ノ通知ヲ為シタル日ヨリ起算シ五日ヲ経過シタル時ヨリ其ノ効力ヲ発生ス
第四条ノ三 所得税法施行地ニ於テ支払ヲ受クル原稿、挿画、作曲及音盤吹込ノ料金、放送謝金、著作権ノ使用料及講演料並ニ此等ノ性質ヲ有スル報酬又ハ料金ハ所得税法第十条ニ規定スル丙種ノ事業所得トス
前条第一項但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第五条第一項中「常時十人以上ノ使用人ヲ使用シ税務署長ノ指定シタル個人」ヲ「第四条ノ二第一項ノ規定ニ依リ税務署長ノ指定シタル常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人」ニ改メ同条第二項及第三項ヲ削ル
第六条中「第一項」ヲ削ル
第七条及第八条 削除
第十二条ノ三 前年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得税法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ不動産所得、乙種ノ配当利子所得、甲種及乙種ノ事業所得並ニ乙種ノ勤労所得ノ計算ハ左ノ各号ニ定ムル所ニ依ル但シ所得税法施行地ニ在ル不動産及事業ノ所得並ニ法人ヨリ受クル利益若ハ利息ノ配当又ハ剰余金ノ分配ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
一 前年一月一日ヨリ前年十二月三十一日迄ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ所得ニ付テハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ前年十二月三十一日迄ノ所得ヲ年額ニ換算シタル金額ニ依ル
二 其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ所得ニ付テハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ其ノ年十二月三十一日迄ノ所得ヲ予算ニ依リ算出シタル金額ニ依ル
前項ノ規定ハ朝鮮、台湾、関東州、樺太又ハ南洋群島ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有シタル者ガ住所又ハ居所ヲ移転シタル為所得税法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル場合ニハ之ヲ適用セズ
第十三条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ賞与以外ノ給与ガ前項ノ規定ニ依ル控除額ニ達セザルトキハ其ノ不足額(第十四条ノ規定ニ依リ控除セラレタル場合ニ於テハ其ノ金額ヲ除ク)ヲ其ノ年中ニ於テ同一ノ支払者ヨリ受クル給与(第十六条第一号乃至第五号ニ規定スル給与ヲ除ク)ヨリ控除ス
第十四条第二項中「其ノ差額ニ対スル分類所得税ニ付テハ」ヲ削リ同項第一号ヲ左ノ如ク改ム
一 実際ノ不足額ガ予算ニ依リ算出シタル不足額ヲ超過スルトキハ其ノ差額ヲ翌年以後ノ同一ノ支払者ヨリ受クル給与(第十六条第一号乃至第五号ニ規定スル給与ヲ除ク)ヨリ控除ス但シ同一ノ支払者ヨリ給与ヲ受ケザルニ至リタルトキハ本人ノ請求ニ依リ過納ト為リタル分類所得税ニ相当スル金額ヲ還付ス
同条第三項ヲ削ル
第十八条 第四条ノ三第一項ニ規定スル丙種ノ事業所得ニ付テハ所得税法第十七条第二項但書ノ規定ニ依リ其ノ所得ヨリ四百円ヲ控除ス
第十九条及第二十条 削除
第二十一条中「百分ノ十五ハ之ヲ百分ノ十」ヲ「百分ノ二十ハ之ヲ百分ノ十五」ニ改ム
第二十一条ノ二 元本五千円ヲ超エザル第三十三条ニ規定スル合同運用信託ノ利益ニ付テハ所得税法第二十一条第一項中配当利子所得甲種第三号ニ規定スル税率百分ノ二十ハ之ヲ百分ノ五トス
第二十二条 所得税法第二十一条第四項ノ元本額ハ支払ヲ受クベキ預金ノ利子金額又ハ合同運用信託ノ利益金額ヲ年額ニ換算シタルモノヲ当該預金又ハ合同運用信託ノ年利率若ハ年利率ニ相当スル利率又ハ収益交付率ヲ以テ除シ之ヲ計算ス
同一人ガ同一ノ支払者ニ対シ二口以上ノ預金又ハ合同運用信託ヲ有スルトキハ所得税法第二十一条第四項ノ元本額ハ此等ノ預金又ハ合同運用信託ヲ合算シタルモノニ依リ之ヲ計算ス
第二十四条ニ左ノ一項ヲ加フ
第十三条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第二十五条第二項中「及第三項」ヲ削ル
第二十九条 削除
第三十一条第四項中「第二十五条」ヲ「第十三条第二項、第十四条第二項」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
生命保険料ニ付第三十二条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ為ストキハ第一項ノ規定ニ依ル控除ハ之ヲ為サズ
第三十三条中「十分ノ四」ヲ「十分ノ三」ニ改ム
第三十四条第二項中「及第六号ノ所得」ヲ「又ハ剰余金ノ分配」ニ改ム
第三十五条 第十二条ノ三ノ規定ハ前年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得税法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ノ総所得中所得税法第三十条第一項第一号乃至第四号及第七号乃至第九号ノ所得(所得税法第百六条第一項ノ規定ニ依リ綜合所得税ヲ賦課スルモノヲ除ク)ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第三十六条第一項中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改メ「詳記シ」ノ下ニ「毎年一月三十一日迄ニ」ヲ加ヘ同項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ所得税法施行地ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル者ハ住所又ハ一年以上居所ヲ有スルニ至リタル日ヨリ一月以内ニ申告スベシ
第三十六条ノ二 其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ニ法人ヨリ利益若ハ利息ノ配当又ハ剰余金ノ分配ヲ受ケ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者ハ三月十五日迄ニ所轄税務署ニ申告スベシ
前条(第一項但書ヲ除ク)ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
乙種ノ配当利子所得又ハ個人ノ総所得ニ付前条ノ規定ニ依リ申告ヲ為スベキ者ガ其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ニ法人ヨリ利益若ハ利息ノ配当又ハ剰余金ノ分配ヲ受ケタルトキハ当該所得ニ付三月十五日迄ニ所轄税務署ニ申告スベシ
前条第一項(但書ヲ除ク)及第三項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第三十七条第一項中「職業、申請者トノ続柄、不具廃疾ノ事実及控除ヲ受クベキ金額」ヲ「申請者トノ続柄及不具廃疾ノ事実」ニ、「前条」ヲ「第三十六条」ニ改メ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ申請書ニハ前項ニ規定スル事項ノ外尚其ノ年自己又ハ同居ノ戸主及家族ノ甲種ノ勤労所得ニ対スル分類所得税ニ付所得税法第二十四条ノ規定ニ依リ控除ヲ受クル他ノ扶養家族アル場合ニ於テハ其ノ氏名及申請者トノ続柄ヲ併セ記載スベシ
同条第三項中「第四項」ヲ「第三項」ニ改ム
第三十九条第一項中「職業、」ヲ削リ同条第二項第一号ヲ削除シ同項第三号中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第四十一条ニ左ノ一項ヲ加フ
第三十七条第三項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第四十三条第一項中「第三十六条」ノ下ニ「又ハ第三十六条ノ二第一項」ヲ加フ
第四十六条中「第十九条」ヲ「第十七条第三項」ニ、「第二十一条第五項、第二十五条第四項」ヲ「第二十一条第七項、第二十五条第三項」ニ改ム
第八十一条中「所得税法第一条ノ規定ニ該当セザル者ノ受クル甲種ノ配当利子所得、甲種ノ勤労所得又ハ甲種ノ退職所得ニ付テハ尚其ノ支払ヲ受ケタル者ノ各人別明細書ヲ添附スベシ」ヲ削リ「甲種ノ配当利子所得、」ノ下ニ「丙種ノ事業所得、」ヲ加フ
第七章中第八十一条ノ次ニ左ノ三条ヲ加フ
第八十一条ノ二 所得税法第七十二条第二項ノ規定ニ依リ控除スベキ金額ヲ定ムルコト左ノ如シ
一 第四条ノ二第一項第一号ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ一日三円ノ割合ニ依リ報酬又ハ料金ノ支給期間ニ応ジテ算出シタル金額
二 第四条ノ二第一項第二号ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ其ノ支払ヲ受クベキ金額ノ十分ノ三
三 第四条ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ其ノ支払ヲ受クベキ金額ノ十分ノ二
第八十一条ノ三 所得税法第七十二条ノ二ノ規定ニ依リ超過額ノ還付ヲ受ケントスル者ハ翌年一月三十一日迄ニ其ノ申請書ヲ住居地ノ所轄税務署ニ提出スベシ
第八十一条ノ四 不動産所得、乙種ノ配当利子所得、甲種及乙種ノ事業所得、乙種ノ勤労所得、山林ノ所得、乙種ノ退職所得及清算取引所得ニ対スル分類所得税並ニ個人ノ総所得ニ対スル綜合所得税ノ年額ガ六十円ニ満タザルトキハ所得税法第七十三条第一項但書ノ規定ニ依リ之ヲ二分シ第二期及第四期ニ於テ徴収ス
第八十二条中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第八十三条ノ二 第十二条ノ三第一項又ハ第三十五条ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ付所得税ノ賦課ヲ受ケタル者其ノ年中ニ所得税法施行地ニ住所及居所ヲ有セザルニ至ルトキハ左ノ各号ニ定ムル所ニ依リ所得税ヲ免除ス
一 其ノ年一月一日ヨリ其ノ年分所得金額ノ決定前ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル者ニ付テハ其ノ年分所得税中第十二条ノ三第一項又ハ第三十五条ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ対スル税額並ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル後ニ到来スル納期(住所及居所ヲ有セザルニ至リタル日ノ属スル納期ヲ含ム)ニ於テ納付スベキ前年分ノ所得税中当該所得ニ対スル税額ヲ免除ス
二 其ノ年分所得金額ノ決定後其ノ年十二月三十一日迄ニ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル者ニ付テハ住所及居所ヲ有セザルニ至リタル後ニ到来スル納期(住所及居所ヲ有セザルニ至リタル日ノ属スル納期ヲ含ム)ニ於テ納付スベキ所得税中第十二条ノ三第一項又ハ第三十五条ノ規定ニ依リ計算シタル所得ニ対スル税額ヲ免除ス
第八十三条ノ三 前条ノ規定ニ依リ所得税ノ免除ヲ受ケントスル者ハ住所及居所ヲ有セザルニ至ル日ノ前日迄ニ其ノ旨所轄税務署ニ申請スベシ
第八十五条中「第七十五条」ノ下ニ「又ハ第七十六条ノ二」ヲ加フ
第九十一条中「十人」ヲ「三人」ニ改メ「使用スルモノ」ノ下ニ「及第四条ノ二第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ノ支払ヲ為ス個人ニシテ常時五人以上ノ労務者ヲ使用スルモノ」ヲ、「現在ニ於ケル使用人」ノ下ニ「又ハ労務者」ヲ加フ
第九十一条ノ二 第四条ノ二第一項ニ規定スル労務供給業者、作業請負業者其ノ他常時五人以上ノ労務者ヲ使用スル個人ニシテ税務署長ノ指定シタルモノ住居地ノ所轄税務署ノ管轄区域外ニ於テ事業ヲ開始シ丙種ノ事業所得ニ属スル報酬又ハ料金ノ支払ヲ為サントスルトキハ其ノ事業ノ開始前ニ左ノ事項ヲ記載シタル申告書ヲ事業開始地ノ所轄税務署ニ提出スベシ
一 事業ノ開始地
二 供給又ハ使用スベキ労務者予定数
三 第四条ノ二第一項ノ規定ニ依リ指定ヲ為シタル税務署名
四 事業開始及終了予定年月日
第九十二条第一項ニ左ノ一号ヲ加フ
四 第四条ノ二第一項及第四条ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ毎年一月末日限
第九十三条第一号中「、所得税法第十六条、第二十四条又ハ第二十六条ノ二ノ規定ニ依リ控除ヲ為シタル金額並ニ分類所得税ヲ徴収シタルモノニ在リテハ該税額」ヲ削リ同条ニ左ノ一号ヲ加フ
四 第四条ノ二第一項及第四条ノ三第一項ニ規定スル報酬又ハ料金ニ付テハ前年中ノ支払金額及第八十一条ノ規定ニ依リ分類所得税ヲ徴収シタルモノニ在リテハ該税額
第九十六条第一項中「甲種ノ勤労所得」ノ上ニ「丙種ノ事業所得又ハ」ヲ加ヘ「十銭」ヲ「二十銭」ニ改ム
第九十七条第一項中「五厘」ヲ「一銭」ニ、「三銭」ヲ「五銭」ニ改ム
第九十九条中「事業所得」ヲ「甲種若ハ乙種ノ事業所得」ニ改ム
第二条 法人税法施行規則中左ノ通改正ス
第三条中「之ヲ切捨ツ」ヲ「之ヲ一月トス」ニ改ム
第四条ノ二 法人合併ヲ為シタル場合ニ於テ合併後存続スル法人(合併法人ト称ス以下本条ニ於テ同ジ)ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ積立金額ヲ継承シタルトキハ当該積立金額ニ合併法人ノ合併ノ日ノ属スル事業年度中合併ノ日以後ノ月数ヲ乗ジタルモノヲ合併法人ノ合併ノ日ノ属スル事業年度ノ月数ヲ以テ除シタル金額ヲ合併法人ノ法人税法第七条第一項ニ規定スル各事業年度開始ノ時ニ於ケル積立金額ニ加算ス
第三条ノ規定ハ前項ノ月数ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於ケル法人税ヲ課スベキ所得金額ハ法人税法第十三条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ為サザル金額ニ依ル
第十八条中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以内又ハ清算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ清算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第二十条中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第三条 特別法人税法施行規則中左ノ通改正ス
第三条 資本的支出ニ充ツル為交付セラレタル国庫補助金ノ収入ニシテ資本的支出ニ充テタル部分ノ金額ハ之ヲ特別ノ法人ノ剰余金ヨリ控除ス
前項ノ場合ニ於テ特別ノ法人ガ其ノ資本的支出ニ充テタル部分ノ金額ヲ資産トシテ計算シタルトキハ特別ノ法人ノ剰余金ニ対スル特別法人税ノ課税ニ関シテハ之ヲ資産トシテ計算セザリシモノト看做ス
第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスル特別ノ法人ハ国庫補助金ノ収入及支出ニ関スル明細書ヲ添附シ特別法人税法第十条ノ申告ト同時ニ其ノ旨所轄税務署ニ申請スベシ
第十一条 削除
第十二条第一項中「ノ各月末」ヲ「末」ニ改メ「ノ月割平均額」ヲ削ル
第十三条第一項中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以内又ハ清算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ清算著手ノ日ヨリ三十日」ニ、同条第二項中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第十三条ノ二 解散シタル特別ノ法人ノ清算剰余金ハ残余財産確定シタルトキ其ノ分配前ニ清算期間中ノ収支計算書ヲ添附シ之ヲ所轄税務署ニ申告スベシ残余財産ヲ数回ニ分チテ分配スル場合ニ於テハ其ノ分配スベキ残余財産確定ノ都度之ヲ申告スベシ
第十三条ノ三 合併ニ因リテ消滅シタル特別ノ法人ノ清算剰余金ハ合併ノ日ヨリ三十日以内ニ合併ニ関スル書類及合併ニ因リテ継承シタル資産ノ明細書ヲ添附シ合併後存続スル特別ノ法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル特別ノ法人之ヲ所轄税務署ニ申告スベシ
第四条 営業税法施行規則中左ノ通改正ス
第十二条乃至第十六条 削除
第十七条中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日以内又ハ清算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ清算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第十九条中「十四日」ヲ「三十日」ニ改ム
第五条 臨時利得税法施行規則中左ノ通改正ス
「第七条及第八条 削除」ヲ「第八条 削除」ニ改ム
第七条 法人合併ヲ為シタル場合ニ於テ合併後存続スル法人(合併法人ト称ス以下本条ニ於テ同ジ)ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ積立金額ヲ継承シタルトキハ当該積立金額ニ合併法人ノ合併ノ日ノ属スル事業年度中合併ノ日以後ノ月数ヲ乗ジタルモノヲ合併法人ノ合併ノ日ノ属スル事業年度ノ月数ヲ以テ除シタル金額ヲ合併法人ノ臨時利得税法第六条第一項ニ規定スル各事業年度開始ノ時ニ於ケル積立金額ニ加算ス
第三条第二項ノ規定ハ前項ノ月数ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十五条中「若ハ合併ノ日ヨリ十四日内又ハ清算著手ノ日ヨリ二十日」ヲ「、合併ノ日又ハ清算著手ノ日ヨリ三十日」ニ改ム
第六条 家屋税法施行規則中左ノ通改正ス
第二十四条ノ二 同一市町村内ニ於ケル家屋ニ付納付スベキ家屋税額ガ二百円ヲ超ユルトキハ其ノ二分ノ一ニ付テハ納税義務者ノ申請ニ依リ四月其ノ徴収ヲ猶予ス
第二十四条ノ三 前条ノ規定ニ依リ徴収ノ猶予ヲ受ケントスル者ハ其ノ旨ヲ納期開始前三十日迄ニ家屋所在ノ市町村ヲ経由シ税務署長ニ申請スベシ
前項ノ申請期限経過後新ニ家屋税法第五十四条ノ二及前条ノ規定ニ該当スルニ至リタル場合ニ於テハ納期開始前ニ於テ前項ノ申請ヲ為スコトヲ得
第七条 相続税法施行規則中左ノ通改正ス
第二条ノ四ニ左ノ一項ヲ加フ
税務署長特別ノ事情アリト認ムルトキハ第一項ノ申請ナキ場合ト雖モ相続税法第五条ノ二第一項又ハ第二項ノ規定ニ依ル控除ヲ為スコトヲ得
第二条ノ七ニ左ノ一項ヲ加フ
税務署長特別ノ事情アリト認ムルトキハ第一項ノ申請ナキ場合ト雖モ相続税法第二十三条第三項ノ規定ニ依ル控除ヲ為スコトヲ得
第二十二条ノ九第一項中「一銭」ヲ「二銭」ニ改ム
第八条 通行税法施行規則中左ノ通改正ス
第一条ヲ第一条ノ二トス
第一条 区間制ニ依リ運賃ヲ定メタル線路及路線並ニ区間制ニ依リ運賃ヲ定メタル航路ニシテ起終点間ノ航路ノ粁程百粁以下ノモノニ付テハ通行税法第二条ノ二第一項ノ規定ニ依リ通行税ヲ課ス
第二条ニ左ノ三号ヲ加フ
四 運賃ヲ一定ノ粁程ヲ基準トシテ粁制ニ依リ定メ一定ノ区間ニ付該運賃ヲ以テ乗車船ヲ為スコトヲ得ル契約ヲ為シタル場合ニ於テハ該運賃計算ノ基準ト為リタル粁程ニ依リ乗車船区間ノ粁程ヲ計算ス
五 連絡運輸ノ契約ヲ為シタル場合ニ於テハ乗車船区間ノ粁程ハ各運輸業者毎ニ之ヲ計算ス
六 同一契約ニ依リ汽車、電車、乗合自動車又ハ汽船ノ中二以上ニ乗車船シタル場合ニ於テハ乗車船区間ノ粁程ハ汽車及電車、乗合自動車又ハ汽船各別ニ之ヲ計算ス
第三条中「第二条第一項、第五項及」ヲ「第二条第一項及第二項、第二条ノ二第一項、第三条第一項並ニ」ニ改ム
第四条中「第二条第六項」ヲ「第二条第四項及第二条ノ二第五項」ニ改ム
第五条第二項中「前項」ヲ「第一項」ニ、「鉄道省」ヲ「運輸通信省」ニ改メ同条第一項ノ次ニ左ノ二項ヲ加フ
連絡運輸ノ場合ニ於テハ通行税ハ各運輸業者各別ニ之ヲ払込ムベシ
前項ノ場合ニ於テハ通行税ノ納期限ハ各運輸業者ガ其ノ経営スル区間ノ運賃、急行料金又ハ寝台料金ヲ取得シタル月ノ翌月末日トス
第八条第三号中「均一運賃」ノ下ニ「、一定ノ粁程ヲ基準トシテ粁制ニ依リ定メ一定ノ区間ニ付該運賃ヲ以テ乗車船ヲ為スコトヲ得ル旨定メタルトキハ其ノ各区間及運賃計算ノ基準ト為リタル粁程並ニ一粁当運賃」ヲ加ヘ同条第六号中「連帯運輸」ヲ「連絡運輸」ニ改ム
第十二条第一号中「人員」ノ下ニ「、乗車船粁程」ヲ加フ
第十三条中「鉄道省」ヲ「運輸通信省」ニ改ム
第九条 明治三十九年勅令第二百十九号中左ノ通改正ス
第二条中「十五円」ヲ「三十円」ニ、「千分ノ三」ヲ「千分ノ四」ニ、「十二円」ヲ「二十五円」ニ、「五円」及「四円」ヲ「十円」ニ、「一円五十銭」ヲ「三円」ニ、「一円」ヲ「二円」ニ改ム
第三条中「七円」ヲ「十五円」ニ、「五円」ヲ「十円」ニ、「三円」ヲ「七円」ニ、「一円五十銭」ヲ「三円」ニ、「一円」ヲ「二円」ニ改ム
第十条 酒税法施行規則中左ノ通改正ス
酒税法施行規則目次中
第二節 酒類造石税
第三節 酒類庫出税
第四節 原料用及輸出向酒類
第五節 納税担保
第二節 酒税ノ徴収
第三節 納税ノ担保
ニ改ム
第一条第一項第三号中「アルコール」ノ下ニ「又ハ連続式蒸餾機ニ依リ製造シタル焼酎」ヲ、同条第二項中「アルコール」ノ下ニ「又ハ焼酎」ヲ、「品種」ノ下ニ「、アルコール分」ヲ加フ
第一条ノ二 酒税法第四条第二項後段ノ規定ニ依リ清酒ニ加フル物品ヲ定ムルコト左ノ如シ
一 連続式蒸餾機ニ依リ製造シタル焼酎
二 大蔵大臣ノ指定スル香味料
酒類製造者ガ所轄税務署ノ承認ヲ受ケ製造若ハ移入シタルアルコール若ハ前項第一号ノ焼酎又ハ同項第二号ノ香味料ヲ清酒ニ加ヘタルモノニシテ当該アルコール又ハ焼酎ノアルコール分ノ総量ガ当該清酒ノアルコール分ノ総量ヲ超エザルモノハ酒税法第四条第二項後段ノ規定ニ依リ之ヲ清酒ト看做ス
前項ノ清酒ヲ製造セントスル者ハ当該アルコール又ハ焼酎及清酒ノ品種、アルコール分及数量、第一項第二号ノ香味料ノ種類及数量並ニ混和ノ日及場所ヲ記載シタル申請書ヲ所轄税務署ニ提出シ承認ヲ受クベシ
第三条中「若ハ蘇鉄ノ実」ヲ「、蘇鉄ノ実」ニ、「又ハ清酒粕」ヲ「、清酒粕」ニ、「若ハ味淋粕」ヲ「、味淋粕其ノ他大蔵大臣ノ指定スル物品」ニ改ム
第十四条ノ六、「第二節 酒類造石税」及第十五条乃至第二十条ヲ削リ第十四条ノ二ヲ第十六条トシ第三章第一節中同条ノ前ニ左ノ一条ヲ加フ
第十五条 酒税法第二十七条第二項ノ酒類ニシテ大蔵大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分ヲ超エアルコール分五十度ヲ超エザルモノニ課スベキ酒税ノ税率ハ同項ノ規定ニ依リ一石ニ付同条第一項ニ規定スル金額ニ大蔵大臣ノ指定スルアルコール分ヲ超ユル一度毎ニ同条第二項ニ規定スル金額ヲ加ヘタル金額ニ依ル
第十四条ノ三中「級別、」ノ下ニ「アルコール分、」ヲ加ヘ同条ヲ第十七条第一項トス
第十四条ノ四中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ、「級別」ヲ「級別、アルコール分」ニ改メ同条ヲ第十七条第二項トス
第十四条ノ五第一項中「製造若ハ移入シタルアルコール」ヲ「移入シタルアルコール」ニ、「製造若ハ移入スベキアルコールノ石数」ヲ「移入スベキアルコールノアルコール分毎ニ数量」ニ、同条第二項中「酒税法第二十七条ノ四」ヲ「酒税法第二十七条ノ四第一号」ニ、「酒類造石税ヲ軽減又ハ免除ス」ヲ「酒税ヲ軽減ス」ニ、同条第三項中「酒類造石税ノ軽減又ハ免除」ヲ「酒税ノ軽減」ニ、「査定」ヲ「検定」ニ改メ同条ヲ第十九条トス
第十八条 大蔵大臣ノ指定スル者ガ酒税法第二十七条ニ規定スル税率ニ依リ酒税ヲ課セラレタル酒類ヲ同法第二十七条ノ三第一項ノ用途ニ充ツル為酒類ノ種類、級別、アルコール分、数量並ニ売買ノ時期、場所及方法ニ付所轄税務署長ノ指定スル所ニ依リ販売ヲ為シタルトキハ同条第四項ノ規定ニ依リ同条第一項ノ酒税軽減額ニ相当スル金額ヲ交付ス
前項ノ金額ノ交付ヲ受ケントスル者ハ其ノ事由及同項ニ掲グル事項ヲ記載シタル申請書ニ販売ヲ為シタル酒類ノ種類、級別及アルコール分毎ノ石数ニ付販売ノ事実ヲ証スル書類ヲ添附シ之ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
第二十条 所轄税務署ノ承認ヲ受ケ製造シタル第一条第一項第三号ノアルコール若ハ焼酎、第一条ノ二第二項ノ清酒ノ原料トシテ製造シタルアルコール若ハ焼酎又ハ第三条ノ二第一項ノ焼酎ノ原料トシテ製造シタルアルコールニ付テハ酒税法第二十七条ノ四第二号ノ規定ニ依リ大蔵大臣ノ定ムル所ニ依リ其ノ酒税ヲ軽減ス
前項ノ規定ニ依リ酒税ノ軽減ヲ受ケントスル者ハ当該原料用酒類ノ製造石数及アルコール分並ニ検定ノ日ヲ記載シタル申請書ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
前項ノ場合ニ於テ税務署長必要アリト認ムルトキハ当該原料用酒類ヲ移出先ニ移入シタルコトヲ証スベキ書類又ハ第一条第一項第三号ニ規定スル醸造方法ニ依リ清酒ノ原料ニ供シタルコト若ハ第一条ノ二第二項ノ清酒若ハ第三条ノ二第一項ノ焼酎ノ原料ニ供シタルコトヲ証スベキ書類ヲ提出セシムルコトヲ得
前条第四項ノ規定ハ第一項ノ原料用ノアルコール又ハ焼酎ニ付之ヲ準用ス
「第三節 酒類庫出税」ヲ「第二節 酒税ノ徴収」ニ改ム
第二十二条中「前項」ヲ「第一項」ニ、「前二項」ヲ「前三項」ニ改メ同条第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ左ニ掲グルアルコール分ヲ超ユルアルコール分ノ酒類アルトキハ当該アルコール分ヲ超ユルアルコール分毎ニ酒類ノ移出石数ヲ記載スベシ
一 酒税法第二十七条第一項第六号ノ焼酎ニ付テハアルコール分二十五度
二 酒税法第二十七条第一項第九号ノ第二級及第三級ノ雑酒ニ付テハアルコール分二十度
三 第十五条ノ規定ノ適用ヲ受クル酒類ニ付テハ同条ノ規定ニ依リ大蔵大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分
四 酒税法第二十七条第三項ノ酒類ニ付テハアルコール分五十度
第二十二条ノ二 税務署長酒税保全上必要アリト認ムルトキハ酒類製造者ニ対シ第四十三条第一項ノ指定期限内ニ担保ノ提供又ハ酒類ノ保存ヲ為サザル場合ニ於テハ酒税法第三十六条ノ二第一号ノ規定ニ依リ酒税ヲ徴収スベキコトヲ通知スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ酒類製造者担保ノ提供又ハ酒類ノ保存ヲ為サザルトキハ製造場ニ現存スル酒類ハ酒税法第三十六条ノ二第一号ノ規定ニ依リ之ヲ製造場ヨリ移出シタルモノト看做シ直ニ其ノ酒税ヲ徴収ス
前項ノ場合ニ於テハ直ニ其ノ移出シタルモノト看做サレタル酒類ニ付酒税法第三十五条第一項ノ規定ニ依ル申告書ヲ提出スベシ
第二十二条ノ三 第二十条第一項ノ原料用ノアルコール又ハ焼酎ヲ同一製造場ニ於テ第一条第一項第三号ニ規定スル醸造方法ニ依リ清酒ノ原料ニ供シタルトキ又ハ第一条ノ二第二項ノ清酒若ハ第三条ノ二第一項ノ焼酎ノ原料ニ供シタルトキハ当該原料用酒類ハ酒税法第三十六条ノ二第二号ノ規定ニ依リ之ヲ製造場ヨリ移出シタルモノト看做ス
前項ノ場合ニ於テハ酒類製造者ノ申請ニ依リ当該原料用酒類ヲ使用シテ製造シタル酒類ヲ製造場ヨリ移出シタル月ノ翌月末日迄ニ酒税ヲ徴収スルコトヲ得
第二十三条第一項中「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ、「査定又ハ検定ノ日」ヲ「検定ノ日」ニ、同条第三項中「第一項」ヲ「前項」ニ改メ同条第二項ヲ削リ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
第十九条第四項ノ規定ハ前項ノ承認ヲ為シタル酒類ニ付之ヲ準用ス
第二十四条第一項中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ、「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ改メ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ場合ニ於テ亡失シタル場所ガ同項ノ税務署ノ管轄ニ属セザルトキハ最寄税務署ニ亡失ノ事実ヲ申告シテ交付ヲ受ケタル証明書ヲ添附スベシ
第二十五条第一項中「及級別」ヲ「、級別及アルコール分」ニ、同条第二項中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ改ム
「第四節 原料用及輸出向酒類」ヲ削ル
第二十六条乃至第三十条及び第三十二条及第三十三条 削除
第三十四条第一項中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ、「級別」ヲ「級別アルコール分」ニ改メ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ承認ヲ受ケタル者ハ其ノ輸出申告書ニ少クトモ当該酒類ノ種類級別アルコール分及石数、検定ノ日及場所、酒類製造者ノ住所及氏名又ハ名称、輸出先並ニ積載スベキ船舶名及其ノ内国寄港地ヲ記載スベシ
第三十五条第二項ヲ左ノ如ク改ム
前項ノ場合ニ於テ税務署長必要アリト認ムルトキハ当該酒類ヲ外国ニ陸揚シタルコトヲ証スベキ書類ヲ提出セシムルコトヲ得
第三十六条中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ改ム
「第五節 納税担保」ヲ「第三節 納税ノ担保」ニ改ム
第三十八条 削除
第三十九条中「第三十二条第三項(同法第四十一条第二項ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)、同法」ヲ削ル
第四十条 税務署長酒税保全上必要アリト認ムルトキハ酒類製造者ニ対シ金額及期間ヲ指定シ酒税ニ付担保ヲ提供スベキコト又ハ納税ノ担保トシテ酒類ヲ保存スベキコトヲ命ズルコトヲ得
税務署長必要アリト認ムルトキハ前項ノ金額又ハ期間ヲ変更スルコトヲ得
第四十一条中「第一項又ハ第二項」ヲ削リ第六号ヲ第七号トシ第五号ヲ第六号トシ第四号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
五 工場財団
第四十二条 削除
第四十三条第一項中「税務署長」ノ下ニ「第四十条ノ規定ニ依リ」ヲ、「担保ノ提供」ノ下ニ「又ハ酒類ノ保存」ヲ加ヘ同条第二項中「第一項又ハ第二項」ヲ削ル
第四十四条第三項中「又ハ建物」ヲ「、建物又ハ工場財団」ニ改ム
第四十五条第一項ヲ左ノ如ク改ム
第四十条ノ規定ニ依リ酒類ノ保存ヲ命ゼラレタル者ハ保存スベキ酒類及保存ノ方法ヲ定メ所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第四十八条中「第一項又ハ第二項」ヲ削リ「担保ノ提供」ノ下ニ「又ハ酒類ノ保存」ヲ加フ
第四十九条第二項ヲ削ル
第五十二条中「税関」ヲ「海運局」ニ、「税関長」ヲ「海運局長」ニ改ム
第五十二条ノ二 酒類ヲ製造シタルトキハ製成ノ時一容器毎ニ其ノ石数及アルコール分ヲ検定ス但シアルコール分ノ検定ニ付テハ之ヲ省略スルコトヲ得
犯則其ノ他ノ事由ニ因リ製成ノ時製造石数又ハアルコール分ノ検定ヲ為シ難キ場合ニ於テハ前項ノ規定ニ拘ラズ現在ノ酒類又ハ証憑物件ニ就キ其ノ製造石数又ハアルコール分ヲ検定ス
第五十四条第二項中「酒類ガ」ノ下ニ「変味又ハ」ヲ加フ
第六十七条 酒類、酒母、醪若ハ麹ノ製造者又ハ酒類ノ販売業者ハ前四条ニ規定スル場合ノ外製造、貯蔵又ハ販売ニ関シ税務署長ノ指定スル事項ヲ申告スベシ
第六十九条 製造場ニ在ル酒類ガ亡失シタルトキハ酒類製造者ハ直ニ其ノ旨ノ申出ヲ為シ税務署長ノ検査ヲ受クベシ
第七十条 酒類、酒母、醪若ハ麹ノ製造者又ハ酒類ノ販売業者ハ前条ニ規定スル場合ノ外製造、貯蔵又ハ販売ニ関シ税務署長ノ指定スル事項ニ付其ノ検査ヲ受クベシ
第七十一条 第二十条第一項ノ原料用酒類ヲ除クノ外酒類製造ノ原料ニ供スル為酒類ヲ製造セントスルトキハ製成前ニ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
酒税法第三十七条第一項ノ規定ノ適用ヲ受ケテ製造場ヨリ移出シタル酒類ヲ移出先ニ於テ酒類製造ノ原料ニ供セントスルトキハ其ノ旨ヲ移出先所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第十九条第四項ノ規定ハ第一項ノ承認ヲ為シタル原料用酒類ニ付之ヲ準用ス
第七十一条ノ二 酒類製造者清酒又ハ味淋ヲ清酒粕又ハ味淋粕ニテ粕漉セントスルトキハ粕漉スベキ酒類ノアルコール分及石数並ニ粕漉ノ方法及時期ニ付所轄税務署ノ承認ヲ受クベシ
酒類製造者焼酎ヲ蒸餾セントスルトキハ蒸餾スベキ焼酎ノアルコール分及石数並ニ蒸餾ノ時期ニ付所轄税務署ノ承認ヲ受クベシ
第七十二条 製造場ニ在ル酒類ガ腐敗其ノ他ノ事由ニ因リ飲用ニ供シ難キ場合ニ於テ之ニ酒類トシテ飲用スルコト能ハザル処置ヲ施シ又ハ之ヲ酒類製造ノ原料ニ供セントスルトキハ其ノ方法ヲ定メ所轄税務署ノ承認ヲ受クベシ
第七十三条 酒類、酒母、醪若ハ麹ノ製造者又ハ酒類ノ販売業者ハ前三条ニ規定スル場合ノ外製造、貯蔵又ハ販売ニ関シ税務署長ノ指定スル事項ニ付其ノ承認ヲ受クベシ
第七十三条ノ二ヲ削ル
第七十四条第二項ヲ左ノ如ク改ム
酒税法第五十九条第二項ノ規定ニ依リ前項ノ酒造組合ニ交付スル交付金ハ酒類ノ製造石数ニ応ジ大蔵大臣ノ定ムル所ニ依リ之ヲ交付ス
第四章中第七十五条ノ三ノ次ニ左ノ一条ヲ加フ
第七十五条ノ四 酒税法第八十三条第一項第一号ノ清酒ニシテ大蔵大臣ノ指定スルアルコール分ニアルコール分二度ヲ加ヘタルアルコール分ヲ超エアルコール分五十度ヲ超エザルモノニ課スベキ酒税ノ税率ハ同号ノ規定ニ依リ一石ニ付二百八十五円ニ大蔵大臣ノ指定スルアルコール分ヲ超ユル一度毎ニ二十四円ヲ加ヘタル金額ニ依ル
第二十二条第二項第一号ノ規定ハ酒税法第八十三条第一項第二号ノ焼酎ニ付、第二十二条第二項第三号ノ規定ハ前項ノ清酒ニ付之ヲ準用ス
第十一条 酒類委員会官制中左ノ通改正ス
第一条第三項中「酒税法第二十七条第二項及酒税法施行規則第十四条ノ二」ヲ「酒税法第二十七条第四項及酒税法施行規則第十六条」ニ改ム
第十二条 清涼飲料税法施行規則中左ノ通改正ス
第二十一条 削除
第十三条 砂糖消費税法施行規則中左ノ通改正ス
第九条ノ二中「大蔵大臣」ヲ「税務署長」ニ改ム
第九条ノ三第二項中「大蔵大臣」ヲ「所轄税務署」ニ改メ「詳細ナル」ヲ削リ同条第三項中「大蔵大臣」ヲ「税務署長」ニ改ム
第九条ノ六中「砂糖消費税法第十一条第一項ニ依ル原料引取」ヲ「第十条」ニ改メ「同項各号ニ規定スル物品ノ製造場ニ」ヲ削ル
第九条ノ八中「申告シ其ノ承認ヲ受クヘシ」ヲ「申告スヘシ」ニ改ム
第九条ノ九第一項中「申告シ当該官庁ノ証明シタル積載明細書ヲ提出シ其ノ承認ヲ受クヘシ」ヲ「申告スヘシ」ニ、同条第二項中「前項積載明細書ニ準シ更ニ積載明細書ヲ作成シ」ヲ「当該官庁ノ証明シタル積載明細書ヲ」ニ改ム
第九条ノ十三 緊急已ムコトヲ得サル場合ニ於テ所轄税務署ノ承認ヲ受ケ移入場以外ノ場所ニ内地移入糖ヲ蔵置シタルトキハ当該移入糖ニ付テハ其ノ蔵置場ヲ以テ移入場ト看做ス
第十条ノ二 一定ノ包装ヲ為シ移入場ヨリ引取ラルル砂糖ニシテ包装ノ種類並ニ一包装毎ノ容量及取引斤数カ大蔵大臣ノ定ムル所ニ依ルモノノ一包装毎ノ斤数ハ其ノ取引斤数ニ大蔵大臣ノ定ムル斤数ヲ加ヘタル斤数ニ依ル
第十一条第一項中「前条」ヲ「第十条」ニ改メ「但書、」ノ下ニ「同法第四条ノ二、」ヲ加ヘ同条第四項中「前条」ヲ「第十条」ニ改ム
第十二条ノ二 大蔵大臣ノ指定スル者カ製造場又ハ保税地域ヨリ引取ル砂糖、糖蜜、糖水ノ消費税ハ砂糖消費税法第四条ノ二ニ依リ担保ヲ提供セサルトキト雖モ引取リタル月ノ翌月末日迄其ノ徴収ヲ猶予ス
第十三条第三項中「東京府」ヲ「東京都」ニ改ム
第十五条ノ二中「税務署長」ノ上ニ「大蔵大臣又ハ」ヲ加ヘ同条ニ第一項トシテ左ノ一項ヲ加フ
担保物ハ大蔵大臣又ハ第十条ノ税務署ニ提供スヘシ
第十五条ノ三第三項中「税務署長」ノ上ニ「大蔵大臣又ハ」ヲ加フ
第十六条第一項中「税務署長」ノ上ニ「大蔵大臣又ハ」ヲ加ヘ同条第二項中「所轄税務署」ヲ「大蔵大臣又ハ税務署長」ニ改ム
第十七条中「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第十八条ノ二第二項中「ブチルアルコール」ノ下ニ「又ハグリセリン」ヲ加フ
第十八条ノ三第一項中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第十八条ノ七中「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第十九条ニ左ノ一項ヲ加フ
大蔵大臣ニ提供シタル担保物ノ公売ハ第十条ノ税務署之ヲ行フ
第二十条中「前条」ノ下ニ「第一項」ヲ加フ
第二十三条中「二十四円五十銭」ヲ「三十七円五十銭(第八条第四号ニ該当スル砂糖ヲ原料トシテ製造シタルモノニ在リテハ十七円五十銭)」ニ改ム
第二十四条及第二十五条第一項中「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十七条ノ二第一項中「並ニブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール並ニグリセリン」ニ、同条第二項中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第二十八条中「又ハブチルアルコール」ヲ「、ブチルアルコール又ハグリセリン」ニ改ム
第二十八条ノ二中「又ハ樺太」ヲ削ル
第二十九条中「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十九条ノ二第一項中「団体」ノ下ニ「(其ノ組織スル団体ヲ含ム)」ヲ加ヘ同条第二項中「前項ノ団体」ヲ「前項ニ依リ徴税上必要ナル施設ヲ為シ又ハ徴収事務ノ補助ヲ為スヘキコトヲ命セラレタル団体(徴収補助団体ト称ス以下同シ)」ニ改ム
第二十九条ノ三中「前条ノ団体同条」ヲ「徴収補助団体前条」ニ改ム
第二十九条ノ三ノ次ニ左ノ四条ヲ加フ
第二十九条ノ四 徴収補助団体ノ代表者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スヘシ
一 団体員毎ノ毎月分ノ課税標準額及税額
二 特別消費税ノ取纏納付ヲ為ス団体ニ在リテハ団体員毎ニ納付税額及納付ノ日
三 特別消費税ノ納付資金ノ管理ヲ為ス団体ニ在リテハ団体員毎ニ納付資金ノ受払額及現在額並ニ納付税額及納付ノ日
四 第二十九条ノ二第二項ニ依リ交付ヲ受ケタル金額及日並ニ交付金ヨリ支出シタル金額、目的及日
五 第二十九条ノ七第一項ニ依ル告知ヲ受ケタル場合ニ於テハ告知ヲ受ケタル税額及日並ニ同条第二項ニ依リ通知ヲ為シタル税額及日
税務署長ノ承認ヲ受ケタル団体ニ在リテハ前項第一号ノ記載ヲ要セス
第二十九条ノ五 収税官吏砂糖消費税法第十七条ノ六第一項ニ依リ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ検査スルトキハ検査章ヲ携帯スヘシ
第二十九条ノ六 税務署長ハ必要アリト認ムルトキハ徴収補助団体ノ代表者ニ対シ当該事業ノ執行ニ関シ監督上必要ナル命令ヲ為スコトヲ得
第二十九条ノ七 徴収補助団体ノ代表者ニ於テ砂糖消費税法第七条ノ四第一項ニ依ル申告書ヲ取纏メ提出シタルトキハ税務署長ハ其ノ代表者ニ対シ各団体員ノ納付スヘキ特別消費税額ノ内訳ヲ示シテ同法第十七条ノ七第一項ニ依ル告知ヲ為スコトヲ得
徴収補助団体ノ代表者前項ノ告知ヲ受ケタルトキハ直ニ各団体員ニ対シ其ノ納付スヘキ特別消費税額並ニ之ヲ徴収補助団体ニ払込ムヘキ期日及場所ヲ通知スヘシ
徴収補助団体ノ代表者ハ納期内ニ払込ヲ了セサル団体員アルトキハ其ノ住所、氏名又ハ名称及税額ヲ所轄税務署ニ報告スヘシ
第十四条 織物消費税法施行規則中左ノ通改正ス
第十一条及第二十八条中「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第二十九条第一項中「織物組合」ヲ「織物ノ製造者又ハ販売者ノ組織スル団体(其ノ組織スル団体ヲ含ム)」ニ、「設備」ヲ「施設」ニ、同条第二項中「前項ノ織物組合」ヲ「前項ノ規定ニ依リ徴税上必要ナル施設ヲ為シ又ハ徴収事務ノ補助ヲ為スヘキコトヲ命セラレタル団体(徴収補助団体ト称ス以下同シ)」ニ、同条第三項中「納税済証印」ヲ「納税済証印若ハ之ニ代ルヘキ証印」ニ、同条第四項中「織物組合」ヲ「徴収補助団体」ニ改ム
第三十条中「前条ノ織物組合同条」ヲ「徴収補助団体前条」ニ改ム
第三十一条 徴収補助団体ノ代表者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スヘシ
一 当該団体ノ取扱ヒタル織物ニ付団体員毎ニ其ノ種類、品名、点数、課税価格及税額
二 第二十九条第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ交付ヲ受ケタル金額及日並ニ交付金ヨリ支出シタル金額、目的及日
第三十二条 収税官吏織物消費税法第二十四条第一項ノ規定ニ依リ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ検査スルトキハ検査章ヲ携帯スヘシ
第三十三条 税務署長ハ必要アリト認ムルトキハ徴収補助団体ノ代表者ニ対シ当該事業ノ執行ニ関シ監督上必要ナル命令ヲ為スコトヲ得
第三十四条 織物消費税法第一条但書ノ規定ニ依リ消費税ヲ課セサル織物ヲ定ムルコト左ノ加シ
一 全重量百分中五十以上ノ綿トステープルファイバートノ混紡糸ノミヲ以テ組成スル織物
二 全重量百分中五十以上ノ綿トステープルファイバートノ混紡糸ト綿糸トヲ以テ組成スル織物
第十五条 広告税法施行規則中左ノ通改正ス
第四条ニ左ノ一号ヲ加フ
四 其ノ他大蔵大臣ノ指定スル公共団体
第十六条 骨牌税法施行規則中左ノ通改正ス
第四条ノ二 骨牌税法第四条第二項ノ骨牌ハ大蔵大臣之ヲ指定ス
第十七条 所得税法人税内外地関渉法施行規則中左ノ通改正ス
第一条第一項中「事業所得」ヲ「甲種及乙種ノ事業所得」ニ、「及乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得及清算取引所得」ニ改メ同条第二項ヲ削ル
第二条 削除
第三条中「十分ノ四」ヲ「十分ノ三」ニ改ム
第十八条 昭和十八年勅令第三百三十一号中左ノ通改正ス
第二条第一項中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ改ム
第三条中「酒類庫出税」ヲ「酒税」ニ、「税関」ヲ「海運局」ニ改ム
第十九条 昭和十七年勅令第四百五十七号中左ノ通改正ス
第一条第一号中「事業所得ニシテ」ヲ「甲種及乙種ノ事業所得ニシテ」ニ改ム
第二条第一項中「百分ノ十五ヲ百分ノ九」ヲ「百分ノ二十ヲ百分ノ十四」ニ改ム
第三条第一項中「臨時租税措置法第一条ノ五第一項ノ規定ニ拘ラズ」ヲ削リ「百分ノ二十五ヲ百分ノ十三」ヲ「百分ノ三十ヲ百分ノ十二」ニ改ム
第二十条 国税徴収法施行規則中左ノ通改正ス
第一条ノ二 地租ノ外左ノ国税ハ市町村ニ於テ之ヲ徴収スヘシ
一 所得税(源泉課税ニ依ルモノヲ除ク)
二 個人ノ臨時利得税
三 家屋税
四 個人ノ営業税
五 樺太ニ於ケル市街宅地税、第三種所得税(源泉課税ニ依ルモノヲ除ク)、個人ノ営業収益税及乙種ノ資本利子税
第八条 国税徴収法第四条ノ一ニ依リ徴収スルコトヲ得ル国税ハ左ニ掲クルモノニシテ納期ニ到リ税金ノ徴収ヲ完ウスルコト能ハスト認ムルモノニ限ル
一 納税ノ告知ヲ為シタル諸税
二 所得金額決定ノ通知ヲ為シタル所得税、利得金額決定ノ通知ヲ為シタル個人ノ臨時利得税及純益金額決定ノ通知ヲ為シタル個人ノ営業税
三 製造場外ニ移出セラレタル酒類ニ対スル酒税及清涼飲料ニ対スル清涼飲料税並ニ販売セラレタル砂糖ニ対スル砂糖特別消費税及販売セラレタル第一種ノ物品又ハ製造場ヨリ移出セラレタル第二種若ハ第三種ノ物品ニ対スル物品税
四 遊興、飲食又ハ宿泊ニ付領収シタル料金ニ対スル遊興飲食税、特別行為税法第一条又ハ樺太特別行為税令第一条ニ掲クル行為ニ付取得シ又ハ取得スヘカリシ料金ニ対スル特別行為税、入場又ハ設備ノ利用ニ付取得シ又ハ取得スヘカリシ入場料ニ対スル入場税又ハ特別入場税及第一種ノ広告ニ付取得シ若ハ取得スヘカリシ料金又ハ第二種第三号ノ広告ニ対スル広告税
五 樺太ニ於ケル純益金額決定ノ通知ヲ為シタル個人ノ営業収益税、資本利子金額決定ノ通知ヲ為シタル乙種ノ資本利子税及製造石数査定済ノ酒類ニ対スル酒造税
第十一条第二項中「二十銭」ヲ「三十銭」ニ改ム
第十一条ノ二第一項中「三銭」ヲ「四銭」ニ改ム
第十六条第一項中「署名捺印」ノ下ニ「(記名捺印ヲ含ム以下同シ)」ヲ加フ
第二十一条 戦時災害国税減免法施行規則中左ノ通改正ス
第三条第一項中「甲種ノ勤労所得」ノ上ニ「丙種ノ事業所得及」ヲ加フ
第八条第一項中「第二項」ヲ削ル
第九条ノ二 戦時災害ニ因リ納税施設法第一条ニ規定スル納税団体ノ管理スル納税資金ガ亡失シタル為被害ヲ受ケタル者ニ対シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額中国税ノ納付資金ニ相当スル金額ノ税額ヲ被害アリタル後最初ニ到来スル納期ニ於テ納付スベキ当該国税ヨリ順次軽減又ハ免除ス
戦時災害ニ因リ砂糖消費税法第十七条ノ五、物品税法第二十五条ノ三、遊興飲食税法第十八条、特別行為税法第二十条又ハ入場税法第二十条ニ規定スル徴収補助団体ノ管理スル国税ノ納付資金ガ亡失シタル為被害ヲ受ケタル者ニ対シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額ニ相当スル税額ヲ被害アリタル後最初ニ到来スル納期ニ於テ納付スベキ当該国税ヨリ順次軽減又ハ免除ス
第一項ノ規定ニ依リ軽減又ハ免除スベキ税額ノ計算ニ関シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第九条ノ三 戦時災害ニ因リ前条第一項ノ納税団体又ハ同条第二項ノ徴収補助団体ニ対シ国税ノ納付ヲ委託シテ交付シタル金銭ノ一部又ハ全部ガ亡失シタル為被害ヲ受ケタル者ニ対シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ被害金額ニ相当スル税額ヲ当該国税ヨリ軽減又ハ免除ス
附 則
第二十二条 本令ハ昭和十九年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二十三条 不動産所得、乙種ノ配当利子所得、甲種及乙種ノ事業所得、乙種ノ勤労所得、山林ノ所得、乙種ノ退職所得、清算取引所得及個人ノ総所得ニ対スル所得税並ニ個人ノ営業税ニ付テハ昭和十九年分ヨリ本令ヲ適用ス但シ改正後ノ所得税法施行規則第三十六条(第一項但書ヲ除ク)、第三十六条ノ二、第三十七条及第四十一条ノ規定ハ昭和二十年分ヨリ之ヲ適用ス
法人ノ各事業年度ノ所得及資本ニ対スル法人税、各事業年度ノ純益ニ対スル営業税並ニ法人ノ臨時利得税ニ付テハ昭和十九年一月一日以後終了スル事業年度分ヨリ、法人ノ清算純益ニ対スル営業税ニ付テハ同日以後ニ於ケル解散又ハ合併ニ因ル分ヨリ本令ヲ適用ス
改正後ノ法人税法施行規則第十八条及第二十条、営業税法施行規則第十七条及第十九条並ニ臨時利得税法施行規則第十五条ノ規定ハ法人ノ昭和十九年四月一日以後終了スル事業年度分又ハ同日以後ニ於ケル合併ニ因ル分ヨリ之ヲ適用ス
特別ノ法人ノ各事業年度ノ剰余金ニ対スル特別法人税ニ付テハ昭和十九年四月一日以後終了スル事業年度分ヨリ本令ヲ適用ス
第二十四条 所得税法第八条、第十二条第一項第九号若ハ第八項又ハ第三十条第一項第二号若ハ第七項ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者又ハ課税所得ノ増加シタル者ハ所得税法施行規則第三十六条ニ規定スル事項ヲ記載シ昭和十九年四月十五日迄ニ所轄税務署ニ申告スベシ
所得税法第十二条第八項ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十五条又ハ第二十六条ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十七条第一項及第二項又ハ第四十条ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ前項ノ申告ト同時ニ所轄税務署ニ提出スベシ
所得税法第二十四条ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十九条ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ提出スベシ
所得税法第二十五条ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十七条第一項及第二項ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月十五日迄ニ所轄税務署ニ提出スベシ
所得税法施行規則第五条第一項ノ改正規定ニ依リ新ニ甲種ノ勤労所得ニ付納税義務ヲ有スルニ至リタル者ハ所得税法施行規則第三十八条ニ規定スル事項ヲ記載シタル申告書ヲ支払者ヲ異ニスル毎ニ昭和十九年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ提出スベシ
前項ニ規定スル者所得税法第二十四条又ハ第二十六条ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十九条又ハ第四十条ニ規定スル事項ヲ記載シタル申請書ヲ昭和十九年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ提出スベシ
俸給、給料若ハ賞与又ハ此等ノ性質ヲ有スル給与ノ支払ヲ為ス個人ニシテ常時三人以上十人未満ノ使用人ヲ使用スルモノ及所得税法施行規則第四条ノ二第一項ノ改正規定ニ規定スル報酬又ハ料金ノ支払ヲ為ス個人ニシテ常時五人以上ノ労務者ヲ使用スルモノハ昭和十九年四月一日現在ニ於ケル使用人又ハ労務者ノ職名別人員ヲ記載シタル申告書ヲ本令施行後直ニ所轄税務署ニ提出スベシ
税務署長ハ本令施行後直ニ前項ニ規定スル者ニ付所得税法施行規則第四条ノ二第一項ノ改正規定ニ依ル指定ヲ為シ其ノ旨ヲ指定ヲ受ケタル者ニ通知スベシ
前項ノ場合ニ於テハ其ノ指定ハ所得税法施行規則第四条ノ二第三項ノ改正規定ニ拘ラズ前項ノ通知ヲ為シタル日ヨリ起算シ五日ヲ経過シタル時ヨリ其ノ効力ヲ発生ス
改正前ノ所得税法施行規則第五条第一項ノ規定ニ依ル指定ハ之ヲ所得税法施行規則第四条ノ二第一項ノ改正規定ニ依リ常時三人以上ノ使用人ヲ使用スル個人ニ付為シタル指定ト看做シ其ノ効力ハ本令施行ノ日ニ於テ発生スルモノトス
第二十五条 法人ノ昭和十八年十二月十一日以後同年十二月三十一日迄ニ終了シタル事業年度分ニ限リ改正前ノ昭和十七年勅令第四百五十七号第三条第一項中百分ノ十三トアルハ百分ノ七トス
第二十六条 昭和十九年法律第七号第三十四条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスル特別ノ法人ハ特別法人税法第十条ノ申告ト同時ニ控除ニ関スル明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄税務署ニ申請スベシ
第二十七条 昭和十九年法律第七号第三十五条第三項ノ規定ヲ適用スル場合ニ於テハ第十条ノ規定ニ拘ラズ仍従前ノ例ニ依ル
昭和十八年十月一日以後ニ査定セラレタル濁酒、白酒、味淋及焼酎ノ酒類造石税ニ付テハ昭和十九年法律第七号第三十五条第三項但書ノ規定ニ依リ其ノ税額ヲ四分シ左ノ納期ニ於テ之ヲ徴収ス但シ犯則ニ係ルモノニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第一期 昭和十九年七月一日ヨリ三十一日限
第二期 同年十月一日ヨリ三十一日限
第三期 昭和二十年二月一日ヨリ二十八日限
第四期 同年三月一日ヨリ三十一日限
昭和十九年法律第七号第三十五条第四項及第六項ノ従前ノ規定ニ依ル酒類造石税ニ相当スル金額ハ当該酒類一石ニ付大蔵大臣ノ定ムル金額ノ割合ニ依リ算出シタル金額トス
大蔵大臣ノ指定スル味淋ニ課スベキ酒税ニ付テハ昭和十九年法律第七号第三十五条第五項ノ規定ニ依リ改正後ノ酒税法第二十七条ノ税率ニ依リ算出シタル酒税額ニ一石ニ付四百三十五円ヲ加算ス
改正前ノ酒税法第二十七条ノ三第一項ノ規定ニ依リ酒類庫出税ヲ軽減セラレタル酒類ヲ取纏メ購入シタル者昭和十九年法律第七号第三十五条第六項ノ酒類ヲ所持スル場合ニ於テハ同項ノ規定ニ依リ酒税ヲ課ス
左ニ掲グル酒類ヲ合計一斗以上所持スル場合ニ於テハ昭和十九年法律第七号第三十五条第六項ノ規定ニ依リ酒税ヲ課ス
一 清酒
第一級
第二級
二 果実酒
第一級
三 雑酒
第一級
第二級
昭和十九年法律第七号第三十五条第六項ノ規定ニ依リ課スベキ酒税ハ其ノ税額ヲ左ノ区分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徴収ス
税額千円以下ナルトキ 昭和十九年五月及六月
税額千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
税額二千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
税額五千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七号第三十五条第七項ノ規定ニ依ル申告ハ酒類ノ所在地所轄税務署ニ之ヲ為スベシ
第二十八条 昭和十九年法律第七号第三十六条第一項ノ規定ニ依リ課スベキ清涼飲料税ハ其ノ税額百円以下ナルトキハ昭和十九年五月三十一日限、税額百円ヲ超ユルトキハ左ノ区分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徴収ス
税額百円ヲ超ユルトキ 昭和十九年五月及六月
税額千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
税額二千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
税額五千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七号第三十六条第二項ノ規定ニ依ル申告ハ清涼飲料ノ所在地所轄税務署ニ之ヲ為スベシ
第二十九条 昭和十九年四月三十日以前ノ輸出ニ係ル菓子、糖果又ハ果実蜜及之ニ類スルモノノ交付金ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
本令施行前改正前ノ砂糖消費税法施行規則第九条ノ二ノ規定ニ依リ大蔵大臣ノ指定シタル移入場ハ之ヲ本令施行ノ日ニ於テ改正後ノ同条ノ規定ニ依リ税務署長ノ指定シタル移入場ト看做ス
昭和十九年法律第七号第三十七条第三項又ハ第四項ノ規定ニ依リ課スベキ消費税又ハ特別消費税ハ其ノ税額百円以下ナルトキハ昭和十九年五月三十一日限、税額百円ヲ超ユルトキハ左ノ区分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徴収ス
税額百円ヲ超ユルトキ 昭和十九年五月及六月
税額千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至七月
税額二千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至八月
税額五千円ヲ超ユルトキ 同年五月乃至九月
昭和十九年法律第七号第三十七条第五項ノ規定ニ依ル申告ハ砂糖、糖蜜又ハ糖水ノ所在地所轄税務署ニ之ヲ為スベシ
第三十条 昭和十九年法律第七号第四十一条第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申告セントスル者ハ其ノ広告ニ付広告税法施行規則第七条第一項ノ規定ニ準ジテ作成シタル申告書ニ昭和十九年四月一日前ヨリ引続キ当該広告ヲ為スコトノ事実ヲ併セ記載シ之ヲ広告場所所轄税務署ニ提出スベシ
第三十一条 本令施行前関東州ニ於テ酒類庫出税ヲ課セラレタル酒類ヲ本令施行後輸入スル場合ニ於ケル酒税ニ付テハ改正後ノ酒税法ニ規定スル税率ニ依リ算出シタル税額ヨリ関東州ニ於テ課セラレタル酒類庫出税ニ相当スル金額ヲ軽減ス
前項ノ規定ニ依ル軽減ヲ受ケントスル者ハ酒類ヲ保税地域ヨリ引取ル際関東州ニ於テ課セラレタル酒類庫出税ノ納付済証明書又ハ担保提供済証明書ヲ添附シ所轄海運局ニ申請スベシ
第三十二条 酒類造石税及本令施行前督促ヲ為シタル国税ニ対スル延滞金ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
第三十三条 明治三十三年勅令第四十七号及昭和十五年勅令第百八十七号ハ之ヲ廃止ス