朕臨時利得稅法施行規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十年三月二十九日
內閣總理大臣 岡田啓介
大藏大臣 高橋是淸
勅令第三十七號
臨時利得稅法施行規則
第一條 法人ノ前事業年度ヨリ繰越シタル益金又ハ損金ハ其ノ事業年度ノ利益計算上益金又ハ損金ニ之ヲ算入セズ
第二條 法人ノ旣往事業年度ノ平均利益ハ旣往事業年ノ總數ヲ以テ其ノ各事業年度ノ利益ノ合計額ヲ除シテ之ヲ計算ス
第三條 臨時利得稅法第四條第二項第一號ノ年百分ノ七ノ割合ノ金額ハ現事業年度ノ月數ヲ旣往事業年度ノ平均資本金額ニ乘ジ之ヲ十二分シタル金額ニ百分ノ七ヲ乘ジテ之ヲ計算ス
前項ノ月數ハ曆ニ從ヒ之ヲ計算シ一月未滿ノ端數ヲ生ジタルトキハ之ヲ一月トス
前二項ノ規定ハ臨時利得稅法第四條第二項第二號ノ年百分ノ七ノ割合ノ金額ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第四條 臨時利得稅法第四條第二項第四號ノ月數ハ曆ニ從ヒ之ヲ計算シ一月未滿ノ端數ヲ生ジタルトキハ旣往事業年度ニ在リテハ之ヲ切捨テ現事業年度ニ在リテハ之ヲ一月トス
第五條 臨時利得稅法第四條第四項ノ年千圓ノ金額ハ現事業年度ノ月數ヲ千圓ニ乘ジ之ヲ十二分シタル金額ニ依ル
第三條第二項ノ規定ハ前項ノ月數ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第六條 臨時利得稅法施行地ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有セザル法人ノ資本金額ハ總資產價額ニ對スル臨時利得稅法施行地ニ於ケル資產價額ノ割合ヲ總資本金額ニ乘ジ之ヲ計算ス
前項ノ場合ニ於テ資產價額ノ割合ニ依ルヲ不適當トスルトキハ收入金又ハ利益ノ割合其ノ他適當ナル方法ニ依リ之ヲ計算ス
第七條 昭和七年一月一日以後臨時利得稅法施行ニ至ル迄ノ期間ニ於テ拂込株式金額又ハ出資金額ヲ減少シタル法人ノ現事業年度ノ資本金額ハ其ノ減少ナカリシモノト看做シテ之ヲ計算ス但シ拂込株式金額又ハ出資金額ノ減少額中損失ノ塡補ニ充テラレザル金額ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第八條 法人合併ヲ爲シタル場合ニ於テ合併後存續スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ノ旣往事業年度ノ平均資本金額及平均利益ハ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ旣往事業年度ノ資本金額及利益ヲ合算シテ之ヲ計算ス
第九條 個人ノ利得金額計算ノ場合ニ於テ營業ヲ繼續シ又ハ營業繼續ト認ムベキ事實アルトキハ納稅義務者ノ申吿ニ依リ前營業者ノ昭和六年以前三年ノ平均利益ヲ其ノ昭和六年以前三年ノ平均利益ト看做ス
前項ノ場合ニ於テ前營業者ガ法人ナルトキハ法人ノ營業ニ付臨時利得稅法第十條第一項ノ規定ヲ準用シテ其ノ利益ヲ計算ス
第十條 個人ノ營業ノ期間ガ一年未滿ナル場合ニ於テハ臨時利得稅ヲ課スベキ年ノ營業ノ期間ノ月數ニ應ジ月割ヲ以テ昭和六年以前三年ノ利益ヲ算出シテ平均利益ヲ計算ス
第三條第二項ノ規定ハ前項ノ月數ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十一條 個人ノ利益ハ臨時利得稅ヲ課スベキ營業ニ付其ノ總收入金額ヨリ必要ノ經費ヲ控除シテ之ヲ計算ス
第十二條 臨時利得稅法第十條第一項ノ規定ニ依リ總收入金額ヨリ控除スベキ經費ハ仕入品ノ原價、原料品ノ代價、場所物件ノ修繕費又ハ借入料、場所物件又ハ營業ニ係ル公課、雇人ノ給料其ノ他收入ヲ得ルニ必要ナルモノニ限ル但シ家事上ノ費用及之ニ關聯スルモノハ之ヲ控除セズ
第十三條 臨時利得稅法第十四條第二項ノ年千圓ノ金額ハ第五條ノ規定ヲ準用シテ之ヲ計算ス
第十四條 個人ノ利得ノ申吿、調查又ハ決定ハ各其ノ當時ノ現況ニ依リテ利得ヲ算出シ之ヲ爲スベシ但シ昭和六年以前三年ノ平均利益ハ各所得稅法ニ依ル所得ノ決定當時ノ現況ニ依リ利益ヲ計算シテ之ヲ算出スベシ
第十五條 法人ノ利得金額ハ每事業年度決算確定ノ日若ハ合併ノ日ヨリ十四日內又ハ淸算著手ノ日ヨリ二十日內ニ利得算出ノ基礎ヲ明記シ之ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ但シ所得稅法ニ依ル所得ノ申吿書ニ附記シテ之ヲ爲スコトヲ妨ゲズ
第十六條 個人ノ利得ニ付納稅義務アル者ハ營業ノ種類、營業場所在地、利得金額及利得算出ノ基礎ヲ明記シ所轄稅務署ニ申吿スベシ此ノ場合ニ於テハ前條但書ノ規定ヲ準用ス
第十七條 第九條ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ前營業者ノ營業ノ種類、營業場所在地、氏名又ハ名稱及住所又ハ居所竝ニ昭和六年以前三年ノ平均利益ヲ臨時利得稅法第十六條ノ申吿ト同時ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ但シ其ノ年三月十六日以後ニ於テ個人ノ利得ニ付納稅義務アルニ至リタルトキハ利得金額ノ決定前其ノ利得金額ノ申吿ト同時ニ之ヲ申吿スベシ
第十八條 稅務署長臨時利得稅法第十七條、第十九條又ハ第二十七條第二項ノ規定ニ依リ利得金額ヲ決定シタルトキハ之ヲ納稅義務者ニ通知スベシ
第十九條 臨時利得稅法第二十一條第一項ノ審查ノ請求ヲ爲サントスル者ハ事由ヲ具シ證據書類ヲ添ヘ利得金額ノ決定ヲ爲シタル稅務署長ヲ經由シ稅務監督局長ニ申出ヅベシ
第二十條 稅務監督局長臨時利得稅法第二十二條ノ規定ニ依リ利得金額ヲ決定シタルトキハ之ヲ納稅義務者ニ通知スベシ
第二十一條 臨時利得稅法第二十三條第一項ノ規定ニ依リ利得金額ノ更訂ノ請求ヲ爲サントスル者ハ利得金額改算ノ基礎ヲ詳記シ稅務署長ニ申出ヅベシ但シ翌年一月三十一日ヲ過ギタルトキハ更訂ノ請求ヲ爲スコトヲ得ズ
第二十二條 臨時利得稅法第二十三條第一項ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ請求ガ手續ニ違背シタルモノナルトキ又ハ稅務署長ニ於テ利益二分ノ一以上ノ減損ナシト認メタルトキハ之ヲ却下スベシ
第二十三條 稅務署長臨時利得稅法第二十四條ノ規定ニ依リ利得金額ヲ更訂シタルトキハ之ヲ納稅義務者ニ通知スベシ
第二十四條 所得稅法施行規則第三十六條、第五十六條、第五十八條、第六十六條、第六十七條及第六十九條乃至第七十一條ノ規定ハ臨時利得稅ニ付之ヲ準用ス
第二十五條 臺灣又ハ樺太ニ住所ヲ有スル個人又ハ臨時利得稅法施行地ニ住所若ハ一年以上居所ヲ有セズシテ臺灣又ハ樺太ニ一年以上居所ヲ有スル個人ノ利得ニ付テハ左ニ揭グル場合ヲ除クノ外臨時利得稅ヲ課セズ
一 臨時利得稅法施行地ニ住所ヲ有スル者利得金額決定後臺灣又ハ樺太ニ住所ヲ移轉シタルトキ
二 臺灣又ハ樺太ニ住所ヲ有スル者臺灣又ハ樺太ニ於ケル法令ニ依ル利得金額決定前臨時利得稅法施行地ニ住所ヲ移轉シタルトキ
三 臨時利得稅法施行地、臺灣又ハ樺太ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スル者ノ住所又ハ居所ニ付前二號ニ準ズベキ事由ノ生ジタルトキ
附 則
本令ハ昭和十年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ法人ニ付テハ昭和十年一月一日ヲ含ム事業年度分ヨリ、個人ニ付テハ昭和十年分ヨリ之ヲ適用ス
本令施行前決算確定シ若ハ合併ヲ爲シ又ハ淸算ニ著手シタル法人ノ當該事業年度分ノ利得金額ニ付テハ第十五條ノ申吿ハ本令施行後十四日內又ハ二十日內ニ之ヲ爲スベシ
第十七條ノ規定中三月十六日トアルハ昭和十年ニ限リ四月二十六日トス
朕臨時利得税法施行規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十年三月二十九日
内閣総理大臣 岡田啓介
大蔵大臣 高橋是清
勅令第三十七号
臨時利得税法施行規則
第一条 法人ノ前事業年度ヨリ繰越シタル益金又ハ損金ハ其ノ事業年度ノ利益計算上益金又ハ損金ニ之ヲ算入セズ
第二条 法人ノ既往事業年度ノ平均利益ハ既往事業年ノ総数ヲ以テ其ノ各事業年度ノ利益ノ合計額ヲ除シテ之ヲ計算ス
第三条 臨時利得税法第四条第二項第一号ノ年百分ノ七ノ割合ノ金額ハ現事業年度ノ月数ヲ既往事業年度ノ平均資本金額ニ乗ジ之ヲ十二分シタル金額ニ百分ノ七ヲ乗ジテ之ヲ計算ス
前項ノ月数ハ暦ニ従ヒ之ヲ計算シ一月未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ之ヲ一月トス
前二項ノ規定ハ臨時利得税法第四条第二項第二号ノ年百分ノ七ノ割合ノ金額ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第四条 臨時利得税法第四条第二項第四号ノ月数ハ暦ニ従ヒ之ヲ計算シ一月未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ既往事業年度ニ在リテハ之ヲ切捨テ現事業年度ニ在リテハ之ヲ一月トス
第五条 臨時利得税法第四条第四項ノ年千円ノ金額ハ現事業年度ノ月数ヲ千円ニ乗ジ之ヲ十二分シタル金額ニ依ル
第三条第二項ノ規定ハ前項ノ月数ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第六条 臨時利得税法施行地ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有セザル法人ノ資本金額ハ総資産価額ニ対スル臨時利得税法施行地ニ於ケル資産価額ノ割合ヲ総資本金額ニ乗ジ之ヲ計算ス
前項ノ場合ニ於テ資産価額ノ割合ニ依ルヲ不適当トスルトキハ収入金又ハ利益ノ割合其ノ他適当ナル方法ニ依リ之ヲ計算ス
第七条 昭和七年一月一日以後臨時利得税法施行ニ至ル迄ノ期間ニ於テ払込株式金額又ハ出資金額ヲ減少シタル法人ノ現事業年度ノ資本金額ハ其ノ減少ナカリシモノト看做シテ之ヲ計算ス但シ払込株式金額又ハ出資金額ノ減少額中損失ノ填補ニ充テラレザル金額ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第八条 法人合併ヲ為シタル場合ニ於テ合併後存続スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ノ既往事業年度ノ平均資本金額及平均利益ハ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ既往事業年度ノ資本金額及利益ヲ合算シテ之ヲ計算ス
第九条 個人ノ利得金額計算ノ場合ニ於テ営業ヲ継続シ又ハ営業継続ト認ムベキ事実アルトキハ納税義務者ノ申告ニ依リ前営業者ノ昭和六年以前三年ノ平均利益ヲ其ノ昭和六年以前三年ノ平均利益ト看做ス
前項ノ場合ニ於テ前営業者ガ法人ナルトキハ法人ノ営業ニ付臨時利得税法第十条第一項ノ規定ヲ準用シテ其ノ利益ヲ計算ス
第十条 個人ノ営業ノ期間ガ一年未満ナル場合ニ於テハ臨時利得税ヲ課スベキ年ノ営業ノ期間ノ月数ニ応ジ月割ヲ以テ昭和六年以前三年ノ利益ヲ算出シテ平均利益ヲ計算ス
第三条第二項ノ規定ハ前項ノ月数ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第十一条 個人ノ利益ハ臨時利得税ヲ課スベキ営業ニ付其ノ総収入金額ヨリ必要ノ経費ヲ控除シテ之ヲ計算ス
第十二条 臨時利得税法第十条第一項ノ規定ニ依リ総収入金額ヨリ控除スベキ経費ハ仕入品ノ原価、原料品ノ代価、場所物件ノ修繕費又ハ借入料、場所物件又ハ営業ニ係ル公課、雇人ノ給料其ノ他収入ヲ得ルニ必要ナルモノニ限ル但シ家事上ノ費用及之ニ関連スルモノハ之ヲ控除セズ
第十三条 臨時利得税法第十四条第二項ノ年千円ノ金額ハ第五条ノ規定ヲ準用シテ之ヲ計算ス
第十四条 個人ノ利得ノ申告、調査又ハ決定ハ各其ノ当時ノ現況ニ依リテ利得ヲ算出シ之ヲ為スベシ但シ昭和六年以前三年ノ平均利益ハ各所得税法ニ依ル所得ノ決定当時ノ現況ニ依リ利益ヲ計算シテ之ヲ算出スベシ
第十五条 法人ノ利得金額ハ毎事業年度決算確定ノ日若ハ合併ノ日ヨリ十四日内又ハ清算著手ノ日ヨリ二十日内ニ利得算出ノ基礎ヲ明記シ之ヲ所轄税務署ニ申告スベシ但シ所得税法ニ依ル所得ノ申告書ニ附記シテ之ヲ為スコトヲ妨ゲズ
第十六条 個人ノ利得ニ付納税義務アル者ハ営業ノ種類、営業場所在地、利得金額及利得算出ノ基礎ヲ明記シ所轄税務署ニ申告スベシ此ノ場合ニ於テハ前条但書ノ規定ヲ準用ス
第十七条 第九条ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ前営業者ノ営業ノ種類、営業場所在地、氏名又ハ名称及住所又ハ居所並ニ昭和六年以前三年ノ平均利益ヲ臨時利得税法第十六条ノ申告ト同時ニ所轄税務署ニ申告スベシ但シ其ノ年三月十六日以後ニ於テ個人ノ利得ニ付納税義務アルニ至リタルトキハ利得金額ノ決定前其ノ利得金額ノ申告ト同時ニ之ヲ申告スベシ
第十八条 税務署長臨時利得税法第十七条、第十九条又ハ第二十七条第二項ノ規定ニ依リ利得金額ヲ決定シタルトキハ之ヲ納税義務者ニ通知スベシ
第十九条 臨時利得税法第二十一条第一項ノ審査ノ請求ヲ為サントスル者ハ事由ヲ具シ証拠書類ヲ添ヘ利得金額ノ決定ヲ為シタル税務署長ヲ経由シ税務監督局長ニ申出ヅベシ
第二十条 税務監督局長臨時利得税法第二十二条ノ規定ニ依リ利得金額ヲ決定シタルトキハ之ヲ納税義務者ニ通知スベシ
第二十一条 臨時利得税法第二十三条第一項ノ規定ニ依リ利得金額ノ更訂ノ請求ヲ為サントスル者ハ利得金額改算ノ基礎ヲ詳記シ税務署長ニ申出ヅベシ但シ翌年一月三十一日ヲ過ギタルトキハ更訂ノ請求ヲ為スコトヲ得ズ
第二十二条 臨時利得税法第二十三条第一項ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ請求ガ手続ニ違背シタルモノナルトキ又ハ税務署長ニ於テ利益二分ノ一以上ノ減損ナシト認メタルトキハ之ヲ却下スベシ
第二十三条 税務署長臨時利得税法第二十四条ノ規定ニ依リ利得金額ヲ更訂シタルトキハ之ヲ納税義務者ニ通知スベシ
第二十四条 所得税法施行規則第三十六条、第五十六条、第五十八条、第六十六条、第六十七条及第六十九条乃至第七十一条ノ規定ハ臨時利得税ニ付之ヲ準用ス
第二十五条 台湾又ハ樺太ニ住所ヲ有スル個人又ハ臨時利得税法施行地ニ住所若ハ一年以上居所ヲ有セズシテ台湾又ハ樺太ニ一年以上居所ヲ有スル個人ノ利得ニ付テハ左ニ掲グル場合ヲ除クノ外臨時利得税ヲ課セズ
一 臨時利得税法施行地ニ住所ヲ有スル者利得金額決定後台湾又ハ樺太ニ住所ヲ移転シタルトキ
二 台湾又ハ樺太ニ住所ヲ有スル者台湾又ハ樺太ニ於ケル法令ニ依ル利得金額決定前臨時利得税法施行地ニ住所ヲ移転シタルトキ
三 臨時利得税法施行地、台湾又ハ樺太ニ住所又ハ一年以上居所ヲ有スル者ノ住所又ハ居所ニ付前二号ニ準ズベキ事由ノ生ジタルトキ
附 則
本令ハ昭和十年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ法人ニ付テハ昭和十年一月一日ヲ含ム事業年度分ヨリ、個人ニ付テハ昭和十年分ヨリ之ヲ適用ス
本令施行前決算確定シ若ハ合併ヲ為シ又ハ清算ニ著手シタル法人ノ当該事業年度分ノ利得金額ニ付テハ第十五条ノ申告ハ本令施行後十四日内又ハ二十日内ニ之ヲ為スベシ
第十七条ノ規定中三月十六日トアルハ昭和十年ニ限リ四月二十六日トス