食糧増産のため、農業に関する科学的技術の発達とその普及を図ることが緊要である。現状では、国立農業関係試験場や大学等の各機関で行われている試験研究に重複が多いため、各機関の連携を強化し、効率的な研究を推進する必要がある。また、試験研究の成果普及については、農業会解体後の情勢や国家財政を考慮し、組織的な普及技術者の設置による新方式を採用することとした。これらの目的達成のため、農林省と都道府県の緊密な協力のもと、国庫助成に関する法律として本法案を提案するものである。
参照した発言:
第2回国会 参議院 農林委員会 第8号