(行政簡素化実施ノ為ニスル警視庁官制外九勅令中改正道路管理職員制外十五件廃止ノ件)
法令番号: 勅令第七百六十八號
公布年月日: 昭和17年11月1日
法令の形式: 勅令
朕行政簡素化實施ノ爲ニスル警視廳官制外九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
內閣總理大臣 東條英機
文部大臣 橋田邦彦
農林大臣兼拓務大臣 井野碩哉
厚生大臣 小泉親彥
大藏大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
內務大臣 湯澤三千男
勅令第七百六十八號
第一條 警視廳官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「警視 專任八十五人」ヲ「警視 專任七十九人」ニ、「警部 專任百九十四人」ヲ「警部 專任百五十四人」ニ、「屬 專任二百八十八人」ヲ「屬 專任二百六十人」ニ、「消防士 專任四十八人」ヲ「消防士 專任四十五人」ニ、「消防機關士 專任十七人 判任」ヲ
消防機關士 專任十五人 判任
職業官補 專任八十七人 判任
ニ、「技手 專任三十九人」ヲ「技手 專任二十五人」ニ改メ「消防司令 專任十一人 奏任」ノ次ニ「職業官 專任九人 奏任」ヲ加ヘ同條第二項ヲ削ル
第一條ノ二 前條ノ定員外ニ於テ警視廳ニ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
事務官 專任一人
技師 專任二十九人以內
技手
專任四百三十六人以內
第三條中「及特ニ厚生大臣ノ指定スル衞生」ヲ削リ「竝ニ石油ノ消費規正ニ關スル事務」ノ上ニ「、職業紹介法施行ニ關スル事務、國民勞務手帳法施行ニ關スル事務、國民職業能力申吿令施行ニ關スル事務、國民徵用令施行ニ關スル事務(國民徵用扶助援護ニ關スル事務ヲ除ク)、勞務調整令施行ニ關スル事務、國民勤勞報國協力令施行ニ關スル事務」ヲ加フ
第八條第一項中「警務部長タル部長」ヲ「官等ノ順序ニ從ヒ部長」ニ、同條第二項中「警務部長タル部長」ヲ「部長」ニ改ム
第十二條中「保安衞生部」ヲ「保安部」ニ改メ同條保安衞生部ノ部中第三號ヲ削リ第四號ヲ第三號トシ以下順次繰上ゲ左ノ六號ヲ加フ
二十 職業紹介法施行ニ關スル事項
二十一 國民勞務手帳法施行ニ關スル事項
二十二 國民職業能力申吿令施行ニ關スル事項
二十三 國民徵用令施行ニ關スル事項(國民徵用扶助援護ニ關スルモノヲ除ク)
二十四 勞務調整令施行ニ關スル事項
二十五 國民勤勞報國協力令施行ニ關スル事項
第十二條ノ二中「保安衞生部」ヲ「保安部」ニ改ム
第十七條ノ二 職業官ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ命ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十二條ノ二 職業官補ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ニ從事ス
第三十五條 警視廳管內ニ國民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名稱、管轄區域、事務取扱範圍及職員ノ定員ハ內務大臣之ヲ定ム
國民職業指導所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ警視總監ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ揭グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ關スル事項
二 職業轉換ノ指導ニ關スル事項
三 國民勞務手帳ニ關スル事項
四 國民職業能力ノ登錄ニ關スル事項
五 國民徵用ニ關スル事項
六 勞務調整ニ關スル事項
七 國民勤勞報國協力ニ關スル事項
警視總監必要アリト認ムルトキハ內務大臣ノ認可ヲ受ケ國民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
國民職業指導所出張所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ警視總監ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ處理ス
國民職業指導所ニ置クベキ聯絡委員ノ定數ハ警視總監之ヲ定ム
聯絡委員ノ選任及解任ハ警視總監之ヲ行フ
聯絡委員ハ國民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ國民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
國民職業指導所ハ職業紹介法第四條ノ職業紹介所トス
第二條 北海道廳官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「部長 專任六人 奏任」ヲ
官房長 專任一人 奏任
部長 專任四人 奏任
ニ、「事務官 專任二十四人」ヲ「事務官 專任二十三人」ニ、「警視 專任十九人」ヲ「警視 專任十八人」ニ、「技師 專任二十二人」ヲ「技師 專任二十一人」ニ、「屬 專任二百六十四人」ヲ「屬 專任二百三人」ニ、「警部 專任八十三人」ヲ「警部 專任七十一人」ニ、「技手 專任九十一人」ヲ「技手 專任六十五人」ニ改メ「小作官 專任一人 奏任」ノ次ニ「職業官 專任七人 奏任」ヲ、「小作官補 專任一人 判任」ノ次ニ「職業官補 專任三十六人 判任」ヲ加ヘ同條第二項ヲ削ル
第一條ノ二 前條ノ定員外ニ於テ北海道廳ニ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
事務官 專任三十六人以內
技師 專任九十六人以內
技手
專任九百四十四人以內
第八條第一項中「總務部長タル部長」ヲ「官等ノ順序ニ從ヒ部長」ニ、同條第二項中「總務部長タル部長」ヲ「部長」ニ改ム
第十條中「六部」ヲ「四部」ニ、
總務部
學務部
ヲ「內政部」ニ、
土木部
拓殖部
ヲ「振興部」ニ改ム
第十一條 長官官房ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 官吏ノ進退及身分ニ關スル事項
二 官印廳印ノ管守ニ關スル事項
三 褒賞ニ關スル事項
四 文書ノ往復及記錄編纂ニ關スル事項
五 統計ニ關スル事項
六 北海道會、北海道參事會及北海道地方費ニ關スル事項
七 道廳ニ屬スル國庫費ノ會計ニ關スル事項
八 地方費經濟ニ屬スル收支出納ニ關スル事項
九 道廳所管ノ國有財產及物品ニ關スル事項
十 地方費經濟ニ屬スル財產及物品ニ關スル事項
第十二條第一項及第二項ヲ左ノ如ク改ム
內政部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 神社ニ關スル事項
二 敎育學藝ニ關スル事項
三 宗敎ニ關スル事項
四 議員選擧ニ關スル事項
五 支廳及市町村其ノ他公共團體ニ關スル事項
六 兵事ニ關スル事項
七 國民貯蓄ノ奬勵ニ關スル事項
八 社會事業ニ關スル事項
九 移植民ニ關スル事項
十 地代家賃統制令施行ニ關スル事項
十一 國民徵用扶助援護ニ關スル事項
十二 衞生ニ關スル事項
十三 國民體力法施行ニ關スル事項
十四 國民健康保險法施行ニ關スル事項
十五 史蹟名勝天然紀念物ニ關スル事項
十六 他ノ主管ニ屬セザル事項
同條第四項及第五項ヲ左ノ如ク改ム
振興部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 土木ニ關スル事項
二 水陸運輸ニ關スル事項
三 水面埋立ニ關スル事項
四 殖民地ノ選定計畫其ノ他殖民ニ關スル事項
五 土地ノ處分及開墾ニ關スル事項
六 地籍ニ關スル事項
七 官有地管理ニ關スル事項
八 土地收用ニ關スル事項
九 森林原野ニ關スル事項
同條第六項中第三號及第十九號ヲ削リ第四號乃至第十八號ヲ各一號宛、第二十號乃至第二十三號ヲ各二號宛繰上ゲ左ノ六號ヲ加フ
二十二 職業紹介法施行ニ關スル事項
二十三 國民勞務手帳法施行ニ關スル事項
二十四 國民職業能力申吿令施行ニ關スル事項
二十五 國民徵用令施行ニ關スル事項(國民徵用扶助援護ニ關スルモノヲ除ク)
二十六 勞務調整令施行ニ關スル事項
二十七 國民勤勞報國協力令施行ニ關スル事項
第十三條 官房長ハ長官ノ命ヲ承ケ長官官房ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
部長ハ長官ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第十四條中「部長」ノ上ニ「官房長又ハ」ヲ加フ
第十五條ノ二、第二十三條ノ二及第二十三條ノ三中「學務部ニ屬シ」ヲ削ル
第二十四條ノ三 職業官ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ命ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十九條ノ六 職業官補ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ニ從事ス
第三十八條 北海道廳管內ニ國民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名稱、管轄區域、事務取扱範圍及職員ノ定員ハ內務大臣之ヲ定ム
國民職業指導所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ長官ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ揭グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ關スル事項
二 職業轉換ノ指導ニ關スル事項
三 國民勞務手帳ニ關スル事項
四 國民職業能力ノ登錄ニ關スル事項
五 國民徵用ニ關スル事項
六 勞務調整ニ關スル事項
七 國民勤勞報國協力ニ關スル事項
長官必要アリト認ムルトキハ內務大臣ノ認可ヲ受ケ國民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
國民職業指導所出張所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ長官ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ處理ス
國民職業指導所ニ置クベキ聯絡委員ノ定數ハ長官之ヲ定ム
聯絡委員ノ選任及解任ハ長官之ヲ行フ
聯絡委員ハ國民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ國民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
國民職業指導所ハ職業紹介法第四條ノ職業紹介所トス
第三條 地方官官制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「書記官 奏任」ヲ
官房長 奏任
部長 奏任
ニ、「地方事務官 專任八百七十五人」ヲ「地方事務官 專任八百十五人」ニ、「地方祭務官 專任十三人」ヲ「地方祭務官 專任十人」ニ、「地方敎學官 專任七人」ヲ「地方敎學官 專任五人」ニ、「地方警視 專任三百五十六人」ヲ「地方警視 專任三百三十四人」ニ、「地方小作官  專任三十七人  奏任」ヲ
地方小作官 專任三十五人 奏任
地方職業官 專任百三十三人 奏任
ニ、「地方技師 專任四百二十六人」ヲ「地方技師 專任四百十人」ニ、「視學 專任三十六人」ヲ「視學 專任三十四人」ニ、「屬 專任四千六百二十九人」ヲ「屬 專任三千七百八十三人」ニ、「祭務官補 專任四十六人」ヲ「祭務官補 專任三十七人」ニ、「警部 專任千四百五十二人」ヲ「警部 專任千二百八十七人」ニ、「小作官補 專任三十七人 判任」ヲ
小作官補 專任二十九人 判任
職業官補 專任八百三十五人 判任
ニ、「技手 專任千八十六人」ヲ「技手 專任八百十二人」ニ、「通譯 專任十三人」ヲ「通譯 專任六人」ニ改メ同條第二項及第三項ヲ左ノ如ク改ム
官房長ハ各府縣專任一人、部長ハ各府縣ヲ通ジテ專任百二十七人ヲ以テ定員トス
第二條 前條ノ定員外ニ於テ府縣ニ通ジテ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
地方事務官 專任千六十二人以內
地方技師 專任三千九百八十八人以內
視學 專任三百五十人以內
技手
專任二萬九千七百三十七人以內
第三條中「、書記官」ヲ「、官房長、部長」ニ改ム
第十條第一項中「總務部長タル書記官」ヲ「官等ノ順序ニ從ヒ部長」ニ、同條第二項中「總務部長タル書記官」ヲ「部長」ニ改ム
第十二條第一項中「四部」ヲ「二部」ニ、
總務部
學務部
經濟部
ヲ「內政部」ニ改メ同條第二項中「土木部」ノ上ニ「經濟部、」ヲ加フ
第十三條 知事官房ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 官吏ノ進退及身分ニ關スル事項
二 官印府縣印ノ管守ニ關スル事項
三 褒賞ニ關スル事項
四 文書ノ往復及記錄編纂ニ關スル事項
五 統計ニ關スル事項
六 會計ニ關スル事項
七 府縣ノ行政ニ關スル事項
第十四條 內政部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 神社ニ關スル事項
二 敎育學藝ニ關スル事項
三 宗敎ニ關スル事項
四 議員選擧ニ關スル事項
五 市町村其ノ他公共團體ノ行政ノ監督ニ關スル事項
六 兵事ニ關スル事項
七 國民貯蓄ノ奬勵ニ關スル事項
八 社會事業ニ關スル事項
九 移植民ニ關スル事項
十 地代家賃統制令施行ニ關スル事項
十一 國民徵用扶助援󠄃護󠄂ニ關スル事項
十二 衞生ニ關スル事項
十三 國民體力法施行ニ關スル事項
十四 國民健康保險法施行ニ關スル事項
十五 史蹟名勝天然紀念物ニ關スル事項
十六 農工商森林水產ニ關スル事項
十七 小作關係其ノ他農地ノ利用關係ノ爭議ノ調停ニ關スル事項
十八 度量衡ニ關スル事項
十九 土木ニ關スル事項
二十 土地收用ニ關スル事項
二十一 水陸運輸ニ關スル事項
二十二 水面埋立ニ關スル事項
二十三 他ノ主管ニ屬セザル事項
東京府ノ內政部ニ於テハ前項ノ外防空ニ關スル事務ヲ掌ル
第十六條中第三號及第十九號ヲ削リ第四號乃至第十八號ヲ各一號宛、第二十號乃至第二十三號ヲ各二號宛繰上ゲ左ノ六號ヲ加フ
二十二 職業紹介法施行ニ關スル事項
二十三 國民勞務手帳法施行ニ關スル事項
二十四 國民職業能力申吿令施行ニ關スル事項
二十五 國民徵用令施行ニ關スル事項(國民徵用扶助援護ニ關スルモノヲ除ク)
二十六 勞務調整令施行ニ關スル事項
二十七 國民勤勞報國協力令施行ニ關スル事項
第十五條及第十五條ノ二ヲ削リ第十六條ヲ第十五條トシ第十六條ノ二ヲ第十六條トス
第十七條 經濟部ニ於テハ第十四條第十六號乃至第二十二號ノ事務ヲ掌ル但シ土木部ヲ置ク府縣ノ經濟部ニ於テハ同條第十六號乃至第十八號ノ事務ヲ掌ル
土木部ニ於テハ第十四條第十九號乃至第二十二號ノ事務ヲ掌ル
衞生部ニ於テハ第十四條第十二號ノ事務ヲ掌ル
第十八條 土木部及衞生部ノ部長ハ地方技師ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
第十八條ノ二 官房長ハ知事ノ命ヲ承ケ知事官房ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
部長ハ知事ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第十九條中「部長」ノ上ニ「官房長又ハ」ヲ加フ
第二十二條ノ二乃至第二十二條ノ四中「學務部ニ屬シ」ヲ削ル
第二十四條ノ二 地方職業官ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ命ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十九條ノ二 職業官補ハ國民職業指導所ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ國民職業指導所ノ事務ニ從事ス
第三十二條ノ二 各府縣ニ靑年敎育官ヲ置クコトヲ得
靑年敎育官ハ地方事務官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ靑年學校敎育其ノ他社會敎育ニ關スル視察指導其ノ他ノ事務ヲ掌ル
第四十八條ノ三 各府縣管內ニ國民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名稱、管轄區域、事務取扱範圍及職員ノ定員ハ內務大臣之ヲ定ム
國民職業指導所長ハ地方職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ知事ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ揭グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ關スル事項
二 職業轉換ノ指導ニ關スル事項
三 國民勞務手帳ニ關スル事項
四 國民職業能力ノ登錄ニ關スル事項
五 國民徵用ニ關スル事項
六 勞務調整ニ關スル事項
七 國民勤勞報國協力ニ關スル事項
知事必要アリト認ムルトキハ內務大臣ノ認可ヲ受ケ國民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
國民職業指導所出張所長ハ地方職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ知事ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ處理ス
國民職業指導所ニ置クベキ聯絡委員ノ定數ハ知事之ヲ定ム
聯絡委員ノ選任及解任ハ知事之ヲ行フ
聯絡委員ハ國民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ國民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
國民職業指導所ハ職業紹介法第四條ノ職業紹介所トス
第四條 廳府縣臨時職員等設置制中左ノ通改正ス
第一條 警視廳及北海道廳ニ竝ニ府縣ニ通ジテ左ノ職員ヲ置ク
警視廳
警視 專任四人
技師 專任十人
勞務官 專任十一人 奏任
職業官 專任七人
翻譯官 專任一人 奏任
技手
專任七十三人
警部 專任二十一人
職業官補 專任四百八十五人
北海道廳
事務官 專任十二人
警視 專任一人
技師 專任百三十七人內二人ヲ勅任ト爲スコトヲ得
勞務官 專任一人 奏任
職業官 專任三人
技手
專任千六百五十五人
警部 專任五人
小作官補 專任二人
職業官補 專任百九十三人
森林主事 專任二百十二人 判任
河川監守 專任三十六人 判任
府縣
地方事務官 專任百三十五人
地方警視 專任二十五人
地方技師 專任百九十一人
地方小作官 專任十一人
地方勞務官 專任四十一人 奏任
地方職業官 專任七十九人
地方翻譯官 專任一人 奏任
技手
專任二千九百二十八人
警部 專任百二十一人
小作官補 專任三十一人
職業官補 專任三千二百四人
通譯 專任一人
前項ノ職員ノ各府縣內ノ定員ハ內務大臣之ヲ定ム
北海道廳ノ職員中技師三人竝ニ屬及技手ヲ通ジ七十三人ノ俸給、諸給及廳費ハ當分ノ內北海道地方費ノ負擔トス
當分ノ內北海道廳小作官及地方小作官竝ニ小作官補ハ臨時命ヲ承ケ小作料統制令施行ニ關スル事務ヲ兼󠄄掌スルコトヲ得
警視廳勞務官、北海道廳勞務官及地方勞務官ハ上官ノ命ヲ承ケ重要事業場勞務管理令施行其ノ他工場事業場(鑛業及砂鑛業ニ關スルモノヲ除ク)ニ於ケル勞務管理ニ關スル事務ヲ掌ル
警視廳翻譯官及地方翻譯官ハ上官ノ命ヲ承ケ翻譯ヲ掌ル
第二條 北海道廳管內須要ノ地ニ營林區署ヲ置ク
營林區署ノ名稱、位置及管轄區域ハ北海道廳長官之ヲ定ム
營林區署長ハ技師、屬又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
森林主事ハ上官ノ指揮ヲ承ケ營林及林野保護ノ事務ニ從事ス
北海道廳長官ハ築港又ハ治水工事ノ爲必要ニ應ジ管內ニ築港事務所又ハ治水事務所ヲ置クコトヲ得
築港事務所長及治水事務所長ハ技師ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ所主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
河川監守ハ上官ノ指揮ヲ承ケ河川及其ノ附屬物保護ノ事務ニ從事ス
第三條 北海道廳及各府縣ニ物價調整官及物價調整官補ヲ置クコトヲ得
物價調整官ハ北海道廳事務官又ハ地方事務官ヲ以テ、物價調整官補ハ屬ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ物價調整及貯蓄奬勵ニ關スル事務ニ從事ス
第四條乃至第三十六條ヲ削ル
第五條 都市計畫委員會官制中左ノ通改正ス
第八條第一項第二號中「總務部長」ヲ「內政部長」ニ、「府縣書記官」ヲ「府縣部長」ニ、「土木部長タル北海道廳部長、」ヲ「振興部長タル北海道廳部長、土木部長タル」ニ、「保安衞生部長」ヲ「保安部長」ニ改ム
第十七條第一項中「事務官 專任三十人以內」ヲ「事務官 專任二十四人以內」ニ、「技師 專任九十九人以內」ヲ「技師 專任七十九人以內」ニ、「書記 專任百二十一人以內」ヲ「書記 專任九十八人以內」ニ、「技手 專任三百二十二人以內」ヲ「技手 專任二百六十二人以內」ニ改ム
第六條 防疫職員官制中左ノ通改正ス
第一條中「防疫官 專任八人」ヲ「防疫官 專任四人」ニ、「防疫官補 專任二人」ヲ「防疫官補 專任一人」ニ改ム
第三條第二項中「八十人」ヲ「六十五人」ニ改ム
第七條 臨時海港檢疫所官制中左ノ通改正ス
第四條第二項中「五人」ヲ「四人」ニ改ム
第五條第一項中「警察部長」ヲ「內政部長」ニ改ム
第八條 家畜防疫職員制中左ノ通改正ス
第一條第一項中「五十人」ヲ「四十五人」ニ、同條第二項中「五人」ヲ「四人」ニ改ム
第九條 敎員保養所令中左ノ通改正ス
第三條中
醫員
專任二十三人以內
專任二人以內
醫員
專任二十一人以內
專任二人以內
ニ、「調劑員 專任十二人以內」ヲ「調劑員 專任十一人以內」ニ、「看護婦長 專任十二人以內」ヲ「看護婦長 專任十一人以內」ニ、「書記 專任十四人以內」ヲ「書記 專任十三人以內」ニ改ム
第十條 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第八條中
警視廳部長警務部長タルモノ
北海道廳部長總務部長、土木部長タルモノ
各府縣書記官地方官官制第一條第三項ニ揭クル總務部長、警察部長タルモノ
ヲ削ル
第十四條中
北海道廳部長
各府縣書記官
北海道廳官房長
北海道廳部長
各府縣官房長
各府縣部長
ニ改ム
第十五條中「警視廳勞務官」ノ次ニ「警視廳職業官」ヲ、「北海道廳勞務官」ノ次ニ「北海道廳職業官」ヲ、「地方勞務官」ノ次ニ「地方職業官」ヲ加フ
別表第一表警視廳ノ部中部長警務部長タルモノノ項ヲ削ル
同表北海道廳ノ部中部長總務部長、土木部長タルモノノ項ヲ削ル
同表府縣ノ部中書記官地方官官制第一條第三項ニ揭クル總務部長、警察部長タルモノノ項ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ勅任ノ警視廳部長、北海道廳部長又ハ府縣書記官タル者ニ付テハ其ノ者ガ引續キ警視廳部長、北海道廳部長又ハ府縣部長ノ何レカニ在官スル間ニ限リ其ノ官ハ之ヲ勅任トシ其ノ官等俸給ハ從前ノ勅任ノ警視廳部長、北海道廳部長又ハ府縣書記官ノ例ニ依ル
道路管理職員制、地方土木職員制、地方產業職員制、地方學校衞生職員制、地方社會敎育職員制、地方社會事業職員制、地方建築職員制、地方警察職員制、地方體育運動職員制、地方學校營繕職員制、地方移植民職員制、地方國民貯蓄職員制、廳府縣衞生職員制、國民職業指導所官制、昭和十三年勅令第四百五十一號及廳府縣健康保險職員制ハ之ヲ廢止ス
本令施行ノ際現ニ道路管理職員制第三條及地方產業職員制第一項ノ規定ニ依リ市町村ニ置カレタル職員ニ付テハ昭和十八年三月三十一日迄ノ間仍從前ノ規定ニ依ル
朕行政簡素化実施ノ為ニスル警視庁官制外九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
内閣総理大臣 東条英機
文部大臣 橋田邦彦
農林大臣兼拓務大臣 井野碩哉
厚生大臣 小泉親彦
大蔵大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
内務大臣 湯沢三千男
勅令第七百六十八号
第一条 警視庁官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「警視 専任八十五人」ヲ「警視 専任七十九人」ニ、「警部 専任百九十四人」ヲ「警部 専任百五十四人」ニ、「属 専任二百八十八人」ヲ「属 専任二百六十人」ニ、「消防士 専任四十八人」ヲ「消防士 専任四十五人」ニ、「消防機関士 専任十七人 判任」ヲ
消防機関士 専任十五人 判任
職業官補 専任八十七人 判任
ニ、「技手 専任三十九人」ヲ「技手 専任二十五人」ニ改メ「消防司令 専任十一人 奏任」ノ次ニ「職業官 専任九人 奏任」ヲ加ヘ同条第二項ヲ削ル
第一条ノ二 前条ノ定員外ニ於テ警視庁ニ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
事務官 専任一人
技師 専任二十九人以内
技手
専任四百三十六人以内
第三条中「及特ニ厚生大臣ノ指定スル衛生」ヲ削リ「並ニ石油ノ消費規正ニ関スル事務」ノ上ニ「、職業紹介法施行ニ関スル事務、国民労務手帳法施行ニ関スル事務、国民職業能力申告令施行ニ関スル事務、国民徴用令施行ニ関スル事務(国民徴用扶助援護ニ関スル事務ヲ除ク)、労務調整令施行ニ関スル事務、国民勤労報国協力令施行ニ関スル事務」ヲ加フ
第八条第一項中「警務部長タル部長」ヲ「官等ノ順序ニ従ヒ部長」ニ、同条第二項中「警務部長タル部長」ヲ「部長」ニ改ム
第十二条中「保安衛生部」ヲ「保安部」ニ改メ同条保安衛生部ノ部中第三号ヲ削リ第四号ヲ第三号トシ以下順次繰上ゲ左ノ六号ヲ加フ
二十 職業紹介法施行ニ関スル事項
二十一 国民労務手帳法施行ニ関スル事項
二十二 国民職業能力申告令施行ニ関スル事項
二十三 国民徴用令施行ニ関スル事項(国民徴用扶助援護ニ関スルモノヲ除ク)
二十四 労務調整令施行ニ関スル事項
二十五 国民勤労報国協力令施行ニ関スル事項
第十二条ノ二中「保安衛生部」ヲ「保安部」ニ改ム
第十七条ノ二 職業官ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ命ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十二条ノ二 職業官補ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ニ従事ス
第三十五条 警視庁管内ニ国民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名称、管轄区域、事務取扱範囲及職員ノ定員ハ内務大臣之ヲ定ム
国民職業指導所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ警視総監ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ掲グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ関スル事項
二 職業転換ノ指導ニ関スル事項
三 国民労務手帳ニ関スル事項
四 国民職業能力ノ登録ニ関スル事項
五 国民徴用ニ関スル事項
六 労務調整ニ関スル事項
七 国民勤労報国協力ニ関スル事項
警視総監必要アリト認ムルトキハ内務大臣ノ認可ヲ受ケ国民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
国民職業指導所出張所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ警視総監ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ処理ス
国民職業指導所ニ置クベキ連絡委員ノ定数ハ警視総監之ヲ定ム
連絡委員ノ選任及解任ハ警視総監之ヲ行フ
連絡委員ハ国民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ国民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
国民職業指導所ハ職業紹介法第四条ノ職業紹介所トス
第二条 北海道庁官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「部長 専任六人 奏任」ヲ
官房長 専任一人 奏任
部長 専任四人 奏任
ニ、「事務官 専任二十四人」ヲ「事務官 専任二十三人」ニ、「警視 専任十九人」ヲ「警視 専任十八人」ニ、「技師 専任二十二人」ヲ「技師 専任二十一人」ニ、「属 専任二百六十四人」ヲ「属 専任二百三人」ニ、「警部 専任八十三人」ヲ「警部 専任七十一人」ニ、「技手 専任九十一人」ヲ「技手 専任六十五人」ニ改メ「小作官 専任一人 奏任」ノ次ニ「職業官 専任七人 奏任」ヲ、「小作官補 専任一人 判任」ノ次ニ「職業官補 専任三十六人 判任」ヲ加ヘ同条第二項ヲ削ル
第一条ノ二 前条ノ定員外ニ於テ北海道庁ニ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
事務官 専任三十六人以内
技師 専任九十六人以内
技手
専任九百四十四人以内
第八条第一項中「総務部長タル部長」ヲ「官等ノ順序ニ従ヒ部長」ニ、同条第二項中「総務部長タル部長」ヲ「部長」ニ改ム
第十条中「六部」ヲ「四部」ニ、
総務部
学務部
ヲ「内政部」ニ、
土木部
拓殖部
ヲ「振興部」ニ改ム
第十一条 長官官房ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 官吏ノ進退及身分ニ関スル事項
二 官印庁印ノ管守ニ関スル事項
三 褒賞ニ関スル事項
四 文書ノ往復及記録編纂ニ関スル事項
五 統計ニ関スル事項
六 北海道会、北海道参事会及北海道地方費ニ関スル事項
七 道庁ニ属スル国庫費ノ会計ニ関スル事項
八 地方費経済ニ属スル収支出納ニ関スル事項
九 道庁所管ノ国有財産及物品ニ関スル事項
十 地方費経済ニ属スル財産及物品ニ関スル事項
第十二条第一項及第二項ヲ左ノ如ク改ム
内政部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 神社ニ関スル事項
二 教育学芸ニ関スル事項
三 宗教ニ関スル事項
四 議員選挙ニ関スル事項
五 支庁及市町村其ノ他公共団体ニ関スル事項
六 兵事ニ関スル事項
七 国民貯蓄ノ奨励ニ関スル事項
八 社会事業ニ関スル事項
九 移植民ニ関スル事項
十 地代家賃統制令施行ニ関スル事項
十一 国民徴用扶助援護ニ関スル事項
十二 衛生ニ関スル事項
十三 国民体力法施行ニ関スル事項
十四 国民健康保険法施行ニ関スル事項
十五 史蹟名勝天然紀念物ニ関スル事項
十六 他ノ主管ニ属セザル事項
同条第四項及第五項ヲ左ノ如ク改ム
振興部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 土木ニ関スル事項
二 水陸運輸ニ関スル事項
三 水面埋立ニ関スル事項
四 殖民地ノ選定計画其ノ他殖民ニ関スル事項
五 土地ノ処分及開墾ニ関スル事項
六 地籍ニ関スル事項
七 官有地管理ニ関スル事項
八 土地収用ニ関スル事項
九 森林原野ニ関スル事項
同条第六項中第三号及第十九号ヲ削リ第四号乃至第十八号ヲ各一号宛、第二十号乃至第二十三号ヲ各二号宛繰上ゲ左ノ六号ヲ加フ
二十二 職業紹介法施行ニ関スル事項
二十三 国民労務手帳法施行ニ関スル事項
二十四 国民職業能力申告令施行ニ関スル事項
二十五 国民徴用令施行ニ関スル事項(国民徴用扶助援護ニ関スルモノヲ除ク)
二十六 労務調整令施行ニ関スル事項
二十七 国民勤労報国協力令施行ニ関スル事項
第十三条 官房長ハ長官ノ命ヲ承ケ長官官房ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
部長ハ長官ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第十四条中「部長」ノ上ニ「官房長又ハ」ヲ加フ
第十五条ノ二、第二十三条ノ二及第二十三条ノ三中「学務部ニ属シ」ヲ削ル
第二十四条ノ三 職業官ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ命ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十九条ノ六 職業官補ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ニ従事ス
第三十八条 北海道庁管内ニ国民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名称、管轄区域、事務取扱範囲及職員ノ定員ハ内務大臣之ヲ定ム
国民職業指導所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ長官ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ掲グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ関スル事項
二 職業転換ノ指導ニ関スル事項
三 国民労務手帳ニ関スル事項
四 国民職業能力ノ登録ニ関スル事項
五 国民徴用ニ関スル事項
六 労務調整ニ関スル事項
七 国民勤労報国協力ニ関スル事項
長官必要アリト認ムルトキハ内務大臣ノ認可ヲ受ケ国民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
国民職業指導所出張所長ハ職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ長官ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ処理ス
国民職業指導所ニ置クベキ連絡委員ノ定数ハ長官之ヲ定ム
連絡委員ノ選任及解任ハ長官之ヲ行フ
連絡委員ハ国民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ国民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
国民職業指導所ハ職業紹介法第四条ノ職業紹介所トス
第三条 地方官官制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「書記官 奏任」ヲ
官房長 奏任
部長 奏任
ニ、「地方事務官 専任八百七十五人」ヲ「地方事務官 専任八百十五人」ニ、「地方祭務官 専任十三人」ヲ「地方祭務官 専任十人」ニ、「地方教学官 専任七人」ヲ「地方教学官 専任五人」ニ、「地方警視 専任三百五十六人」ヲ「地方警視 専任三百三十四人」ニ、「地方小作官  専任三十七人  奏任」ヲ
地方小作官 専任三十五人 奏任
地方職業官 専任百三十三人 奏任
ニ、「地方技師 専任四百二十六人」ヲ「地方技師 専任四百十人」ニ、「視学 専任三十六人」ヲ「視学 専任三十四人」ニ、「属 専任四千六百二十九人」ヲ「属 専任三千七百八十三人」ニ、「祭務官補 専任四十六人」ヲ「祭務官補 専任三十七人」ニ、「警部 専任千四百五十二人」ヲ「警部 専任千二百八十七人」ニ、「小作官補 専任三十七人 判任」ヲ
小作官補 専任二十九人 判任
職業官補 専任八百三十五人 判任
ニ、「技手 専任千八十六人」ヲ「技手 専任八百十二人」ニ、「通訳 専任十三人」ヲ「通訳 専任六人」ニ改メ同条第二項及第三項ヲ左ノ如ク改ム
官房長ハ各府県専任一人、部長ハ各府県ヲ通ジテ専任百二十七人ヲ以テ定員トス
第二条 前条ノ定員外ニ於テ府県ニ通ジテ左ノ職員ヲ置クコトヲ得
地方事務官 専任千六十二人以内
地方技師 専任三千九百八十八人以内
視学 専任三百五十人以内
技手
専任二万九千七百三十七人以内
第三条中「、書記官」ヲ「、官房長、部長」ニ改ム
第十条第一項中「総務部長タル書記官」ヲ「官等ノ順序ニ従ヒ部長」ニ、同条第二項中「総務部長タル書記官」ヲ「部長」ニ改ム
第十二条第一項中「四部」ヲ「二部」ニ、
総務部
学務部
経済部
ヲ「内政部」ニ改メ同条第二項中「土木部」ノ上ニ「経済部、」ヲ加フ
第十三条 知事官房ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 官吏ノ進退及身分ニ関スル事項
二 官印府県印ノ管守ニ関スル事項
三 褒賞ニ関スル事項
四 文書ノ往復及記録編纂ニ関スル事項
五 統計ニ関スル事項
六 会計ニ関スル事項
七 府県ノ行政ニ関スル事項
第十四条 内政部ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一 神社ニ関スル事項
二 教育学芸ニ関スル事項
三 宗教ニ関スル事項
四 議員選挙ニ関スル事項
五 市町村其ノ他公共団体ノ行政ノ監督ニ関スル事項
六 兵事ニ関スル事項
七 国民貯蓄ノ奨励ニ関スル事項
八 社会事業ニ関スル事項
九 移植民ニ関スル事項
十 地代家賃統制令施行ニ関スル事項
十一 国民徴用扶助援󠄃護󠄂ニ関スル事項
十二 衛生ニ関スル事項
十三 国民体力法施行ニ関スル事項
十四 国民健康保険法施行ニ関スル事項
十五 史蹟名勝天然紀念物ニ関スル事項
十六 農工商森林水産ニ関スル事項
十七 小作関係其ノ他農地ノ利用関係ノ争議ノ調停ニ関スル事項
十八 度量衡ニ関スル事項
十九 土木ニ関スル事項
二十 土地収用ニ関スル事項
二十一 水陸運輸ニ関スル事項
二十二 水面埋立ニ関スル事項
二十三 他ノ主管ニ属セザル事項
東京府ノ内政部ニ於テハ前項ノ外防空ニ関スル事務ヲ掌ル
第十六条中第三号及第十九号ヲ削リ第四号乃至第十八号ヲ各一号宛、第二十号乃至第二十三号ヲ各二号宛繰上ゲ左ノ六号ヲ加フ
二十二 職業紹介法施行ニ関スル事項
二十三 国民労務手帳法施行ニ関スル事項
二十四 国民職業能力申告令施行ニ関スル事項
二十五 国民徴用令施行ニ関スル事項(国民徴用扶助援護ニ関スルモノヲ除ク)
二十六 労務調整令施行ニ関スル事項
二十七 国民勤労報国協力令施行ニ関スル事項
第十五条及第十五条ノ二ヲ削リ第十六条ヲ第十五条トシ第十六条ノ二ヲ第十六条トス
第十七条 経済部ニ於テハ第十四条第十六号乃至第二十二号ノ事務ヲ掌ル但シ土木部ヲ置ク府県ノ経済部ニ於テハ同条第十六号乃至第十八号ノ事務ヲ掌ル
土木部ニ於テハ第十四条第十九号乃至第二十二号ノ事務ヲ掌ル
衛生部ニ於テハ第十四条第十二号ノ事務ヲ掌ル
第十八条 土木部及衛生部ノ部長ハ地方技師ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
第十八条ノ二 官房長ハ知事ノ命ヲ承ケ知事官房ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
部長ハ知事ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第十九条中「部長」ノ上ニ「官房長又ハ」ヲ加フ
第二十二条ノ二乃至第二十二条ノ四中「学務部ニ属シ」ヲ削ル
第二十四条ノ二 地方職業官ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ命ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ヲ掌ル
第二十九条ノ二 職業官補ハ国民職業指導所ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ国民職業指導所ノ事務ニ従事ス
第三十二条ノ二 各府県ニ青年教育官ヲ置クコトヲ得
青年教育官ハ地方事務官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ青年学校教育其ノ他社会教育ニ関スル視察指導其ノ他ノ事務ヲ掌ル
第四十八条ノ三 各府県管内ニ国民職業指導所ヲ置ク其ノ位置、名称、管轄区域、事務取扱範囲及職員ノ定員ハ内務大臣之ヲ定ム
国民職業指導所長ハ地方職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ知事ノ指揮監督ヲ承ケ左ニ掲グル事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
一 職業紹介事業其ノ他職業紹介ニ関スル事項
二 職業転換ノ指導ニ関スル事項
三 国民労務手帳ニ関スル事項
四 国民職業能力ノ登録ニ関スル事項
五 国民徴用ニ関スル事項
六 労務調整ニ関スル事項
七 国民勤労報国協力ニ関スル事項
知事必要アリト認ムルトキハ内務大臣ノ認可ヲ受ケ国民職業指導所ノ出張所ヲ設クルコトヲ得
国民職業指導所出張所長ハ地方職業官又ハ職業官補ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ知事ノ定ムル所ニ依リ出張所所管ノ事務ヲ処理ス
国民職業指導所ニ置クベキ連絡委員ノ定数ハ知事之ヲ定ム
連絡委員ノ選任及解任ハ知事之ヲ行フ
連絡委員ハ国民職業指導所長ノ指揮監督ヲ承ケ国民職業指導所ノ業務ヲ補助ス
国民職業指導所ハ職業紹介法第四条ノ職業紹介所トス
第四条 庁府県臨時職員等設置制中左ノ通改正ス
第一条 警視庁及北海道庁ニ並ニ府県ニ通ジテ左ノ職員ヲ置ク
警視庁
警視 専任四人
技師 専任十人
労務官 専任十一人 奏任
職業官 専任七人
翻訳官 専任一人 奏任
技手
専任七十三人
警部 専任二十一人
職業官補 専任四百八十五人
北海道庁
事務官 専任十二人
警視 専任一人
技師 専任百三十七人内二人ヲ勅任ト為スコトヲ得
労務官 専任一人 奏任
職業官 専任三人
技手
専任千六百五十五人
警部 専任五人
小作官補 専任二人
職業官補 専任百九十三人
森林主事 専任二百十二人 判任
河川監守 専任三十六人 判任
府県
地方事務官 専任百三十五人
地方警視 専任二十五人
地方技師 専任百九十一人
地方小作官 専任十一人
地方労務官 専任四十一人 奏任
地方職業官 専任七十九人
地方翻訳官 専任一人 奏任
技手
専任二千九百二十八人
警部 専任百二十一人
小作官補 専任三十一人
職業官補 専任三千二百四人
通訳 専任一人
前項ノ職員ノ各府県内ノ定員ハ内務大臣之ヲ定ム
北海道庁ノ職員中技師三人並ニ属及技手ヲ通ジ七十三人ノ俸給、諸給及庁費ハ当分ノ内北海道地方費ノ負担トス
当分ノ内北海道庁小作官及地方小作官並ニ小作官補ハ臨時命ヲ承ケ小作料統制令施行ニ関スル事務ヲ兼󠄄掌スルコトヲ得
警視庁労務官、北海道庁労務官及地方労務官ハ上官ノ命ヲ承ケ重要事業場労務管理令施行其ノ他工場事業場(鉱業及砂鉱業ニ関スルモノヲ除ク)ニ於ケル労務管理ニ関スル事務ヲ掌ル
警視庁翻訳官及地方翻訳官ハ上官ノ命ヲ承ケ翻訳ヲ掌ル
第二条 北海道庁管内須要ノ地ニ営林区署ヲ置ク
営林区署ノ名称、位置及管轄区域ハ北海道庁長官之ヲ定ム
営林区署長ハ技師、属又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
森林主事ハ上官ノ指揮ヲ承ケ営林及林野保護ノ事務ニ従事ス
北海道庁長官ハ築港又ハ治水工事ノ為必要ニ応ジ管内ニ築港事務所又ハ治水事務所ヲ置クコトヲ得
築港事務所長及治水事務所長ハ技師ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ所主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
河川監守ハ上官ノ指揮ヲ承ケ河川及其ノ附属物保護ノ事務ニ従事ス
第三条 北海道庁及各府県ニ物価調整官及物価調整官補ヲ置クコトヲ得
物価調整官ハ北海道庁事務官又ハ地方事務官ヲ以テ、物価調整官補ハ属ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ物価調整及貯蓄奨励ニ関スル事務ニ従事ス
第四条乃至第三十六条ヲ削ル
第五条 都市計画委員会官制中左ノ通改正ス
第八条第一項第二号中「総務部長」ヲ「内政部長」ニ、「府県書記官」ヲ「府県部長」ニ、「土木部長タル北海道庁部長、」ヲ「振興部長タル北海道庁部長、土木部長タル」ニ、「保安衛生部長」ヲ「保安部長」ニ改ム
第十七条第一項中「事務官 専任三十人以内」ヲ「事務官 専任二十四人以内」ニ、「技師 専任九十九人以内」ヲ「技師 専任七十九人以内」ニ、「書記 専任百二十一人以内」ヲ「書記 専任九十八人以内」ニ、「技手 専任三百二十二人以内」ヲ「技手 専任二百六十二人以内」ニ改ム
第六条 防疫職員官制中左ノ通改正ス
第一条中「防疫官 専任八人」ヲ「防疫官 専任四人」ニ、「防疫官補 専任二人」ヲ「防疫官補 専任一人」ニ改ム
第三条第二項中「八十人」ヲ「六十五人」ニ改ム
第七条 臨時海港検疫所官制中左ノ通改正ス
第四条第二項中「五人」ヲ「四人」ニ改ム
第五条第一項中「警察部長」ヲ「内政部長」ニ改ム
第八条 家畜防疫職員制中左ノ通改正ス
第一条第一項中「五十人」ヲ「四十五人」ニ、同条第二項中「五人」ヲ「四人」ニ改ム
第九条 教員保養所令中左ノ通改正ス
第三条中
医員
専任二十三人以内
専任二人以内
医員
専任二十一人以内
専任二人以内
ニ、「調剤員 専任十二人以内」ヲ「調剤員 専任十一人以内」ニ、「看護婦長 専任十二人以内」ヲ「看護婦長 専任十一人以内」ニ、「書記 専任十四人以内」ヲ「書記 専任十三人以内」ニ改ム
第十条 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第八条中
警視庁部長警務部長タルモノ
北海道庁部長総務部長、土木部長タルモノ
各府県書記官地方官官制第一条第三項ニ掲クル総務部長、警察部長タルモノ
ヲ削ル
第十四条中
北海道庁部長
各府県書記官
北海道庁官房長
北海道庁部長
各府県官房長
各府県部長
ニ改ム
第十五条中「警視庁労務官」ノ次ニ「警視庁職業官」ヲ、「北海道庁労務官」ノ次ニ「北海道庁職業官」ヲ、「地方労務官」ノ次ニ「地方職業官」ヲ加フ
別表第一表警視庁ノ部中部長警務部長タルモノノ項ヲ削ル
同表北海道庁ノ部中部長総務部長、土木部長タルモノノ項ヲ削ル
同表府県ノ部中書記官地方官官制第一条第三項ニ掲クル総務部長、警察部長タルモノノ項ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ勅任ノ警視庁部長、北海道庁部長又ハ府県書記官タル者ニ付テハ其ノ者ガ引続キ警視庁部長、北海道庁部長又ハ府県部長ノ何レカニ在官スル間ニ限リ其ノ官ハ之ヲ勅任トシ其ノ官等俸給ハ従前ノ勅任ノ警視庁部長、北海道庁部長又ハ府県書記官ノ例ニ依ル
道路管理職員制、地方土木職員制、地方産業職員制、地方学校衛生職員制、地方社会教育職員制、地方社会事業職員制、地方建築職員制、地方警察職員制、地方体育運動職員制、地方学校営繕職員制、地方移植民職員制、地方国民貯蓄職員制、庁府県衛生職員制、国民職業指導所官制、昭和十三年勅令第四百五十一号及庁府県健康保険職員制ハ之ヲ廃止ス
本令施行ノ際現ニ道路管理職員制第三条及地方産業職員制第一項ノ規定ニ依リ市町村ニ置カレタル職員ニ付テハ昭和十八年三月三十一日迄ノ間仍従前ノ規定ニ依ル