松くい虫等の森林害虫は、戦時・戦後の濫伐による森林環境の激変に伴い急速に蔓延し、全国の松林に深刻な被害をもたらしている。従来の駆除事業が十分な効果を上げられなかったのは、害虫発生の早期発見から防除計画の実施に至る組織体制が不明確で、森林法に基づく害虫駆除法規にも不備があったためである。そのため、防除の実施を促進するための制度・組織の確立が急務となっている。本法案では、駆除対象を森林のみならず街路樹や公園の樹木にまで拡大し、必要に応じて農林大臣が防除措置を講じられるようにするとともに、森林所有者等への救済制度も整備することとした。
参照した発言:
第7回国会 衆議院 農林委員会 第19号