本法案は、昨年4月に公布された国会図書館法を実効性のあるものとするため、アメリカ議会図書館次長のバーナー・クラップ氏とアイオワ大学図書館長のチャールス・ブラウン氏を顧問として招聘し、その助言を得て作成された。本法案の主眼は、立法府のブレーンとして機能する調査及び立法リファレンス局の設置にある。これにより、議員の立法活動に必要な知識や資料を提供し、官僚主導の政治を是正することを目指す。また、各省庁に支部図書館を設置することで行政の効率化を図り、さらに全国の図書館を指導する立場として、統一的な図書館システムの確立を目指すものである。
参照した発言:
第2回国会 衆議院 図書館運営委員会議院運営委員会連合審査会 第1号