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法令データベース
本データベースについて
(官吏任用叙級令施行ニ伴フ文武判任官等級令廃止等ニ関スル件)
法令番号: 勅令第百九十四號
公布年月日: 昭和21年4月1日
法令の形式: 勅令
沿革
被改正法
リンク
改正:
昭和22年5月17日 政令第52号
実効性喪失:
廃止:
(巡査看守待遇ノ件)
改正:
(陸海軍准士官以下ニシテ恩給ヲ受クル者文官判任官以上ニ任セラレタル俸給ノ件)
改正:
(准士官以下ニシテ恩給ヲ受クル者文官判任以上ニ任セラレタル場合ニ於ケル諸給与及納金計算方ノ件)
改正:
台湾満韓及樺太在勤文官加俸令
廃止:
文武判任官等級令
改正:
(文官試補及見習ニ関スル件)
改正:
普通試験令
改正:
地方待遇職員令
改正:
判任文官特別任用令
改正:
(二級官吏及三級官吏ノ優遇ニ関スル件)
改正:
外国旅費規則
改正:
南洋群島関東州南満洲旅費規則
廃止:
(巡査、看守、憲兵上等兵、陸軍警査、海軍警査、陸軍監獄看守、海軍監獄看守、貴族院守衛、衆議院守衛及判任ノ待遇ヲ受クル消防手ノ待遇相当等級ニ関スル件)
廃止:
(陸軍准士官下士ヲ判任文官ニ任用ノ件)
廃止:
(海軍准士官及下士官ヲ判任文官ニ任用ノ件)
廃止:
(公立私立学校ノ校長又ハ教員ヲ北海道庁視学官又ハ地方視学官ニ任用スル場合ノ官等ニ関スル件)
改正:
政府職員共済組合令
廃止:
(文官任用令ノ判任文官ノ任用資格等ノ特例ニ関スル件)
改正:
(各庁職員優遇令施行ニ関スル件)
廃止:
(東京都書記官ノ特別任用等ニ関スル件)
廃止:
(東京市吏員ノ職ニ在リタル者ヨリ任用セラレタル東京都書記官ノ官等等ニ関スル特例ノ件)
改正:
内国旅費規則
改正:
第一復員及第二復員部内職員令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕官吏任用敍級令施行ニ伴フ文武判任官等級令廢止等ニ關スル件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年四月一日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
勅令第百九十四號
第一條
左ニ揭グル勅令ハ之ヲ廢止ス
文武判任官等級令
明治二十四年勅令第百七十號
大正十一年勅令第三百十五號
大正十一年勅令第四百三十一號
大正十一年勅令第四百三十二號
昭和三年勅令第二十七號
昭和十六年勅令第千二百二十八號
昭和十八年勅令第五百八號
昭和十八年勅令第六百三十四號
第二條
判任文官特別任用令中左ノ通改正ス
題名ヲ左ノ如ク改ム
三級官吏特別任用敍級令
第一條第二項中「大東亞省」ヲ「外務省」ニ改ム
第四條ノ二ヲ削ル
第六條中「判任文官」ヲ「モノ」ニ、「內閣統計局集計書記」ヲ「監獄ノ看守又ハ矯正院ノ補導タル司法事務官、司法技官及司法敎官」ニ改メ
「
遞信院屬補
遞信局書記補
」
ヲ削ル
第三條
地方待遇職員令中左ノ通改正ス
第一條中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第二條中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「文官任用令第五條第一項ノ規定ニ依リ高等文官」ヲ「官吏任用敍級令第五條第一項第一號乃至第三號ノ規定ニ依リ二級事務官吏」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第三條中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第四條中「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「文官任用令第六條ノ規定ニ依リ判任文官」ヲ「官吏任用敍級令第四條第一項第一號乃至第八號ノ規定ニ依リ三級事務官吏」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ改メ「第二號又ハ」ヲ削ル
第五條中「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ改ム
第七條及第十一條第五項中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「高等官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
第八條
削除
第十條
削除
第十二條中「高等官」ヲ「二級官」ニ、「判任官」ヲ「三級官」ニ改ム
別表中「奏任官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第四條
第一復員及第二復員部內職員令中左ノ通改正ス
第一條第一項中
「
第一復員官
第一復員理事官
第一復員技師
第一復員官補
第一復員技手
」
ヲ
「
第一復員事務官
第一復員技官
」
ニ改ム
第二條第一項中
「
第二復員官
第二復員理事官
第二復員技師
第二復員官補
第二復員技手
」
ヲ
「
第二復員事務官
第二復員技官
」
ニ改ム
第三條
第一復員事務官及第二復員事務官ハ一級、二級又ハ三級トス
第一復員技官及第二復員技官ハ二級又ハ三級トス但シ第一復員大臣又ハ第二復員大臣ノ定ムル員數ヲ限リ一級ト爲スコトヲ得
第四條乃至第七條
削除
第五條
普通試驗令中左ノ通改正ス
第一條中「判任文官ノ任用」ヲ「三級ノ事務官吏ノ任用及敍級ノ」ニ改ム
第四條中「中學校」ヲ「中等學校」ニ改ム
第六條
政府職員共濟組合令中左ノ通改正ス
「奏任文官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任文官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
第七條
內國旅費規則中左ノ通改正ス
別表中六等以下ノ項ヲ削リ「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ、
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第八條
外國旅費規則中左ノ通改正ス
「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「奏任官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
別表中六等以下ノ項ヲ削リ
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第九條
南洋群島關東州滿洲旅費規則中左ノ通改正ス
「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「奏任官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
別表中六等以下ノ項ヲ削リ
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第十條
朝鮮臺灣樺太關東州滿洲及南洋群島在勤文官加俸令中左ノ通改正ス
「高等官」ヲ「一級又ハ二級ノ官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ、「六級俸以下ノ判任官」ヲ「二十七號俸以下ヲ受クル官吏」ニ、「七級俸以下ノ判任官」ヲ「二十九號俸以下ヲ受クル官吏」ニ改ム
第十一條
明治三十三年勅令第百三十二號中左ノ通改正ス
「文官判任以上」ヲ「官吏」ニ改メ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ官吏ノ範圍ハ所管大臣大藏大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十二條
明治三十三年勅令第二百七十三號中左ノ通改正ス
第一項「准士官以下ニシテ恩給ヲ受クル者文官判任以上ニ任ゼラレタル場合ニ於テ」ヲ「明治三十三年勅令第百三十二號ノ適用ヲ受クル官吏ニ付」ニ改ム
第十三條
明治四十三年勅令第二百七十五號中左ノ通改正ス
第一條中「文官任用令第五條ノ規定ニ依リ奏任文官」ヲ「官吏任用敍級令第五條第一項第一號又ハ第二號ノ規定ニ依リ二級官吏」ニ、「同令第六條ノ規定ニ依リ判任文官」ヲ「同令第四條ノ規定ニ依リ三級官吏」ニ改ム
第二條中「奏任官ノ」ヲ「二級官」ニ、「判任官ノ」ヲ「三級官」ニ改ム
第三條中「奏任官」ヲ「二級官」ニ、「判任官」ヲ「三級官」ニ改ム
第十四條
大正十年勅令第二百二十三號中左ノ通改正ス
第一條中但書ヲ削リ「高等官官等俸給令別表第二表第一號、第三表及第五表ニ依ル奏任文官ニシテ引續キ五年以上高等官三等ニ在職シ」ヲ「十一年以上引續キ二級官吏ノ職ニ在リ」ニ、「勅任官ノ」ヲ「一級官」ニ改ム
第二條中第二項ヲ削リ「判任文官ニシテ引續キ五年以上一級俸ヲ受ケテ在職シ」ヲ「十年以上引續キ三級官吏ノ職ニ在リ」ニ、「奏任官ノ」ヲ「二級官」ニ改ム
第十五條
昭和十八年勅令第百三十八號中左ノ通改正ス
第一條第一項中「若ハ大公使館調查官」、「又ハ昭和十年勅令第二百三十六號別表」及「官等ニ依リ」ヲ削リ「最高官等ニ付定メラレタ額」ヲ「最高額」ニ改メ同條第三項中「外務電信書記生又ハ大公使館技手」ヲ「又ハ外務電信書記生」ニ、「判任官特別俸又ハ一級俸ノ」ヲ「二十號俸以上ヲ受クル」ニ、「判任官二級俸乃至四級俸ノ」ヲ「二十一號俸乃至二十五號俸ヲ受クル」ニ改ム
第八條
他ノ勅令中二級官吏、三級官吏若ハ三級官待遇職員ヲ以テ充ツル職又ハ此等ノ官吏若ハ職員ヲ以テ兼ネシムル官若ハ職ニ關スル規定及閣令ヲ以テ定ムル規定ノ適用ニ付テハ各廳職員優遇令ニ依リ一級官吏、二級官吏又ハ三級官吏ニ任用又ハ敍級セラレタル者ハ夫々二級官吏、三級官吏又ハ三級官待遇ノ職員タル者ト看做ス
第十六條
本令施行ノ際現ニ廢官ト爲ラザル官ニ在官スル者ハ別段ノ辭令ヲ發セラレザルトキハ勅任ノ者(親任ノ者ヲ除ク)ハ一級ニ、奏任ノ者ハ二級ニ、判任ノ者ハ三級ニ敍セラレタルモノトス
第十七條
本令施行ノ際現ニ勅任官待遇、奏任官待遇又ハ判任官待遇ノ職員タル者ハ別段ノ辭令ヲ發セラレザルトキ又ハ本令施行ノ日ヨリ施行セラルル他ノ勅令ニ依リ官吏ニ任用セラレザルトキハ夫々一級官待遇、二級官待遇又ハ三級官待遇ノ職員ニ任ゼラレタルモノトス此ノ場合ニ於テ其ノ者ガ休職中ノ者ナルトキハ休職ノ儘前段ノ例ニ依リ任ゼラレタルモノトス
第十八條
本令施行ノ際現ニ勅任官(親任官ヲ除ク)、奏任官又ハ判任官ノ待遇ヲ受クル者ハ別段ノ辭令ヲ發セラレザルトキハ夫々一級官、二級官又ハ三級官ノ待遇ヲ受クルモノトス
第十九條
本令施行ノ際現ニ存スル勅令中勅任、奏任、判任、勅任官、奏任官、判任官、高等官、勅任官ノ待遇、奏任官ノ待遇及判任官ノ待遇ニ關スル規定ハ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外一級、二級、三級、一級官吏、二級官吏、三級官吏、一級又ハ二級ノ官吏、一級官待遇、二級官待遇及三級官待遇ニ關スル規定トス
第二十條
他ノ勅令中一級、二級若ハ三級ノ官吏又ハ一級官、二級官若ハ三級官待遇ノ官吏ノ在職ニ關スル規定ノ適用ニ付テハ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外勅任、奏任又ハ判任ノ官吏ノ在職ハ一級、二級又ハ三級ノ官吏ノ在職トシ勅任官待遇、奏任官待遇又ハ判任官待遇ノ官吏ノ在職ハ一級官待遇、二級官待遇又ハ三級官待遇ノ官吏ノ在職トス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
文武判任官等級令ノ廢止ニ拘ラズ判任武官ノ等級ニ關シテハ舊令ハ仍其ノ效力ヲ有ス
朕官吏任用叙級令施行ニ伴フ文武判任官等級令廃止等ニ関スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年四月一日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
勅令第百九十四号
第一条
左ニ掲グル勅令ハ之ヲ廃止ス
文武判任官等級令
明治二十四年勅令第百七十号
大正十一年勅令第三百十五号
大正十一年勅令第四百三十一号
大正十一年勅令第四百三十二号
昭和三年勅令第二十七号
昭和十六年勅令第千二百二十八号
昭和十八年勅令第五百八号
昭和十八年勅令第六百三十四号
第二条
判任文官特別任用令中左ノ通改正ス
題名ヲ左ノ如ク改ム
三級官吏特別任用叙級令
第一条第二項中「大東亜省」ヲ「外務省」ニ改ム
第四条ノ二ヲ削ル
第六条中「判任文官」ヲ「モノ」ニ、「内閣統計局集計書記」ヲ「監獄ノ看守又ハ矯正院ノ補導タル司法事務官、司法技官及司法教官」ニ改メ
「
逓信院属補
逓信局書記補
」
ヲ削ル
第三条
地方待遇職員令中左ノ通改正ス
第一条中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第二条中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「文官任用令第五条第一項ノ規定ニ依リ高等文官」ヲ「官吏任用叙級令第五条第一項第一号乃至第三号ノ規定ニ依リ二級事務官吏」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第三条中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第四条中「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「文官任用令第六条ノ規定ニ依リ判任文官」ヲ「官吏任用叙級令第四条第一項第一号乃至第八号ノ規定ニ依リ三級事務官吏」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ改メ「第二号又ハ」ヲ削ル
第五条中「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「各其ノ」ヲ「其ノ」ニ改ム
第七条及第十一条第五項中「高等官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「高等官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
第八条
削除
第十条
削除
第十二条中「高等官」ヲ「二級官」ニ、「判任官」ヲ「三級官」ニ改ム
別表中「奏任官待遇」ヲ「二級官待遇」ニ、「判任官待遇」ヲ「三級官待遇」ニ改ム
第四条
第一復員及第二復員部内職員令中左ノ通改正ス
第一条第一項中
「
第一復員官
第一復員理事官
第一復員技師
第一復員官補
第一復員技手
」
ヲ
「
第一復員事務官
第一復員技官
」
ニ改ム
第二条第一項中
「
第二復員官
第二復員理事官
第二復員技師
第二復員官補
第二復員技手
」
ヲ
「
第二復員事務官
第二復員技官
」
ニ改ム
第三条
第一復員事務官及第二復員事務官ハ一級、二級又ハ三級トス
第一復員技官及第二復員技官ハ二級又ハ三級トス但シ第一復員大臣又ハ第二復員大臣ノ定ムル員数ヲ限リ一級ト為スコトヲ得
第四条乃至第七条
削除
第五条
普通試験令中左ノ通改正ス
第一条中「判任文官ノ任用」ヲ「三級ノ事務官吏ノ任用及叙級ノ」ニ改ム
第四条中「中学校」ヲ「中等学校」ニ改ム
第六条
政府職員共済組合令中左ノ通改正ス
「奏任文官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任文官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
第七条
内国旅費規則中左ノ通改正ス
別表中六等以下ノ項ヲ削リ「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ、
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第八条
外国旅費規則中左ノ通改正ス
「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「奏任官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
別表中六等以下ノ項ヲ削リ
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第九条
南洋群島関東州満洲旅費規則中左ノ通改正ス
「勅任官」ヲ「一級官吏」ニ、「奏任官」ヲ「二級官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ改ム
別表中六等以下ノ項ヲ削リ
「
奏任官
五等以上
」
ヲ
「
二級官吏
」
ニ改ム
第十条
朝鮮台湾樺太関東州満洲及南洋群島在勤文官加俸令中左ノ通改正ス
「高等官」ヲ「一級又ハ二級ノ官吏」ニ、「判任官」ヲ「三級官吏」ニ、「六級俸以下ノ判任官」ヲ「二十七号俸以下ヲ受クル官吏」ニ、「七級俸以下ノ判任官」ヲ「二十九号俸以下ヲ受クル官吏」ニ改ム
第十一条
明治三十三年勅令第百三十二号中左ノ通改正ス
「文官判任以上」ヲ「官吏」ニ改メ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ官吏ノ範囲ハ所管大臣大蔵大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十二条
明治三十三年勅令第二百七十三号中左ノ通改正ス
第一項「准士官以下ニシテ恩給ヲ受クル者文官判任以上ニ任ゼラレタル場合ニ於テ」ヲ「明治三十三年勅令第百三十二号ノ適用ヲ受クル官吏ニ付」ニ改ム
第十三条
明治四十三年勅令第二百七十五号中左ノ通改正ス
第一条中「文官任用令第五条ノ規定ニ依リ奏任文官」ヲ「官吏任用叙級令第五条第一項第一号又ハ第二号ノ規定ニ依リ二級官吏」ニ、「同令第六条ノ規定ニ依リ判任文官」ヲ「同令第四条ノ規定ニ依リ三級官吏」ニ改ム
第二条中「奏任官ノ」ヲ「二級官」ニ、「判任官ノ」ヲ「三級官」ニ改ム
第三条中「奏任官」ヲ「二級官」ニ、「判任官」ヲ「三級官」ニ改ム
第十四条
大正十年勅令第二百二十三号中左ノ通改正ス
第一条中但書ヲ削リ「高等官官等俸給令別表第二表第一号、第三表及第五表ニ依ル奏任文官ニシテ引続キ五年以上高等官三等ニ在職シ」ヲ「十一年以上引続キ二級官吏ノ職ニ在リ」ニ、「勅任官ノ」ヲ「一級官」ニ改ム
第二条中第二項ヲ削リ「判任文官ニシテ引続キ五年以上一級俸ヲ受ケテ在職シ」ヲ「十年以上引続キ三級官吏ノ職ニ在リ」ニ、「奏任官ノ」ヲ「二級官」ニ改ム
第十五条
昭和十八年勅令第百三十八号中左ノ通改正ス
第一条第一項中「若ハ大公使館調査官」、「又ハ昭和十年勅令第二百三十六号別表」及「官等ニ依リ」ヲ削リ「最高官等ニ付定メラレタ額」ヲ「最高額」ニ改メ同条第三項中「外務電信書記生又ハ大公使館技手」ヲ「又ハ外務電信書記生」ニ、「判任官特別俸又ハ一級俸ノ」ヲ「二十号俸以上ヲ受クル」ニ、「判任官二級俸乃至四級俸ノ」ヲ「二十一号俸乃至二十五号俸ヲ受クル」ニ改ム
第八条
他ノ勅令中二級官吏、三級官吏若ハ三級官待遇職員ヲ以テ充ツル職又ハ此等ノ官吏若ハ職員ヲ以テ兼ネシムル官若ハ職ニ関スル規定及閣令ヲ以テ定ムル規定ノ適用ニ付テハ各庁職員優遇令ニ依リ一級官吏、二級官吏又ハ三級官吏ニ任用又ハ叙級セラレタル者ハ夫々二級官吏、三級官吏又ハ三級官待遇ノ職員タル者ト看做ス
第十六条
本令施行ノ際現ニ廃官ト為ラザル官ニ在官スル者ハ別段ノ辞令ヲ発セラレザルトキハ勅任ノ者(親任ノ者ヲ除ク)ハ一級ニ、奏任ノ者ハ二級ニ、判任ノ者ハ三級ニ叙セラレタルモノトス
第十七条
本令施行ノ際現ニ勅任官待遇、奏任官待遇又ハ判任官待遇ノ職員タル者ハ別段ノ辞令ヲ発セラレザルトキ又ハ本令施行ノ日ヨリ施行セラルル他ノ勅令ニ依リ官吏ニ任用セラレザルトキハ夫々一級官待遇、二級官待遇又ハ三級官待遇ノ職員ニ任ゼラレタルモノトス此ノ場合ニ於テ其ノ者ガ休職中ノ者ナルトキハ休職ノ儘前段ノ例ニ依リ任ゼラレタルモノトス
第十八条
本令施行ノ際現ニ勅任官(親任官ヲ除ク)、奏任官又ハ判任官ノ待遇ヲ受クル者ハ別段ノ辞令ヲ発セラレザルトキハ夫々一級官、二級官又ハ三級官ノ待遇ヲ受クルモノトス
第十九条
本令施行ノ際現ニ存スル勅令中勅任、奏任、判任、勅任官、奏任官、判任官、高等官、勅任官ノ待遇、奏任官ノ待遇及判任官ノ待遇ニ関スル規定ハ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外一級、二級、三級、一級官吏、二級官吏、三級官吏、一級又ハ二級ノ官吏、一級官待遇、二級官待遇及三級官待遇ニ関スル規定トス
第二十条
他ノ勅令中一級、二級若ハ三級ノ官吏又ハ一級官、二級官若ハ三級官待遇ノ官吏ノ在職ニ関スル規定ノ適用ニ付テハ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外勅任、奏任又ハ判任ノ官吏ノ在職ハ一級、二級又ハ三級ノ官吏ノ在職トシ勅任官待遇、奏任官待遇又ハ判任官待遇ノ官吏ノ在職ハ一級官待遇、二級官待遇又ハ三級官待遇ノ官吏ノ在職トス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
文武判任官等級令ノ廃止ニ拘ラズ判任武官ノ等級ニ関シテハ旧令ハ仍其ノ効力ヲ有ス
本文
詳細・沿革