狂犬病は人や他の動物にも感染する重篤な伝染病であり、一度発病すると不治の病となる。近年、犬の飼育頭数と野犬の増加に伴い、関東地方を中心に狂犬病が蔓延し、社会不安を引き起こしている。従来は家畜伝染病予防法で対応してきたが、狂犬病は他の家畜伝染病とは性質が異なり、防疫措置も大きく異なることから、独立した法律で適切な防疫措置を講じる必要がある。全国民の安全を確保するため、速やかに狂犬病を撲滅することを目的として本法案を提案する。
参照した発言:
第8回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
総則(第一條―第三條) |
通常措置(第四條―第七條) |
狂犬病発生時の措置(第八條―第十九條) |
補則(第二十條―第二十五條) |
罰則(第二十六條・第二十七條) |