朕政府職員共濟組合令外十九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年八月二十四日
內閣總理大臣 稔彥王
大東亞大臣 重光葵
運輸大臣 小日山直登
大藏大臣 津島壽一
農商大臣 千石興太郞
內務大臣 山崎巖
陸軍大臣 下村定
勅令第四百七十九號
第一條 政府職員共濟組合令中左ノ通改正ス
第一條及第二條ノ二中「千八百二十圓」ヲ「二千四百二十圓」ニ改ム
第二條第一項中「內務部內及廳府縣」ヲ「內務部內、地方總監府部內及都廳府縣」ニ改ム
第三條中「北海道地方費」ノ上ニ「東京都、」ヲ加ヘ「道府縣」ヲ「都道府縣」ニ改ム
第八條第二項中「第三號乃至第五號」ヲ「第三號、第四號」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
組合ハ第一項ノ給付ノ外命令ノ定ムル所ニ依リ哺育手當ヲ支給スルコトヲ得
第九條但書ヲ削ル
第十一條中「帝國(關東州及南洋群島ヲ含ム以下同ジ)」ノ下ニ「及滿洲國」ヲ加フ
第十四條第一項中「組合員ガ引續キ六月以上組合員タル場合ニ於テ」ヲ削リ同條第二項中「帝國外」ヲ「帝國及滿洲國外」ニ、同條第三項中「第九條本文」ヲ、「第九條」ニ改ム
第十七條第一項中「六月」ヲ「二年」ニ改メ同條第二項ヲ削ル
第十九條中第二項ヲ左ノ如ク改メ第三項ヲ削ル
結核性疾病ニ關シテハ前項ノ期間ヲ超エ通ジテ二年ニ至ル迄ノ療養ノ爲勤務ニ服スルコト能ハザル期間ニ付繼續シテ傷病手當金ヲ支給スルモノトス
第二十五條 削除
第二十七條但書ヲ削ル
第六章ヲ第七章トス
第六章 戰時特例
第三十一條ノ二 組合ハ大東亞戰爭ノ際ニ於ケル戰鬪行爲ニ因ル災害又ハ之ニ起因シテ生ズル災害ニ關シ命令ノ定ムル所ニ依リ公傷年金公傷一時金、殉職年金、遺族年金又ハ見舞金ノ給付ヲ爲スコトヲ得
第三十一條ノ三 國庫ハ第二十九條及第三十一條ノ規定ニ依ル給與金ノ外國庫、神宮又ハ官國幣社ヨリ俸給、給料又ハ手當ヲ受クル組合員(命令ヲ以テ定ムル者ヲ除ク)ニ對スル前條ノ規定ニ依ル給付ニ要スル費用ニ相當スル金額ヲ組合ニ給與ス
前項ノ規定ニ依ル給與金ノ給與ニ關シテハ組合所管者大藏大臣ト協議シテ之ヲ定ム
國庫、神宮又ハ官國幣社以外ノ經濟ハ當該經濟ヨリ俸給、給料又ハ手當ヲ受クル組合員(命令ヲ以テ定ムル者ヲ除ク)ニ對スル前條ノ規定ニ依ル給付ニ要スル費用ニ相當スル金額ヲ當該經濟ヨリ組合ニ給與スベシ
第三十五條中「第三十一條」ヲ「第三十一條、第三十一條ノ三」ニ改ム
第二條 
中央航空研究所共濟組合令、造幣局共濟組合令、印刷局共濟組合令、專賣局共濟組合令、陸軍共濟組合令、營林局署共濟組合令、生絲檢查所共濟組合令、鐵道共濟組合令、朝鮮總督府專賣局共濟組合令、朝鮮總督府遞信官署共濟組合令、朝鮮總督府交通局共濟組合令、朝鮮警察共濟組合令、朝鮮刑務職員共濟組合令、關東遞信官署職員共濟組合令、關東局警察共濟組合令及警察共濟組合令中「千八百二十圓」ヲ「二千四百二十圓」ニ改ム
第三條 
昭和十六年勅令第七百六十九號第一項中「國庫ノ負擔ト同一割合ノ負擔ヲ爲ス爲必要ナル金額」ヲ「國庫ノ負擔ニ相當スル金額」ニ改ム
第四條 雇員扶助令中左ノ通改正ス
第二條第一項第三號中「一年六月」ヲ「三年」ニ改ム
第八條 削除
第九條中「又ハ健康保險法ニ依ル保險給付」ヲ削ル
第十條中「ニ在勤スル內地人」ヲ削ル
第十一條 雇員ガ健康保險法、厚生年金保險法若ハ船員保險法ニ依リ又ハ勅令ニ依リ組織セラレタル共濟組合ヨリ本令ノ扶助金ニ相當スル給付ヲ受クベキトキハ本令ニ依ル扶助金ハ之ヲ支給セズ
第五條 傭人扶助令中左ノ通改正ス
第六條ノ二ヲ削ル
第八條中「又ハ健康保險法ニ依ル保險給付」ヲ削ル
第十條 傭人ガ健康保險法、厚生年金保險法若ハ船員保險法ニ依リ又ハ勅令ニ依リ組織セラレタル共濟組合ヨリ本令ノ扶助金ニ相當スル給付ヲ受クベキトキハ本令ニ依ル扶助金ハ之ヲ支給セズ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ第一條及第二條ノ規定ハ昭和二十年九月一日ヨリ之ヲ施行ス
第一條中政府職員共濟組合令第六章ノ改正規定ハ昭和十六年十二月八日以後ノ給付ニ之ヲ適用ス
朕政府職員共済組合令外十九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年八月二十四日
内閣総理大臣 稔彦王
大東亜大臣 重光葵
運輸大臣 小日山直登
大蔵大臣 津島寿一
農商大臣 千石興太郎
内務大臣 山崎巌
陸軍大臣 下村定
勅令第四百七十九号
第一条 政府職員共済組合令中左ノ通改正ス
第一条及第二条ノ二中「千八百二十円」ヲ「二千四百二十円」ニ改ム
第二条第一項中「内務部内及庁府県」ヲ「内務部内、地方総監府部内及都庁府県」ニ改ム
第三条中「北海道地方費」ノ上ニ「東京都、」ヲ加ヘ「道府県」ヲ「都道府県」ニ改ム
第八条第二項中「第三号乃至第五号」ヲ「第三号、第四号」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
組合ハ第一項ノ給付ノ外命令ノ定ムル所ニ依リ哺育手当ヲ支給スルコトヲ得
第九条但書ヲ削ル
第十一条中「帝国(関東州及南洋群島ヲ含ム以下同ジ)」ノ下ニ「及満洲国」ヲ加フ
第十四条第一項中「組合員ガ引続キ六月以上組合員タル場合ニ於テ」ヲ削リ同条第二項中「帝国外」ヲ「帝国及満洲国外」ニ、同条第三項中「第九条本文」ヲ、「第九条」ニ改ム
第十七条第一項中「六月」ヲ「二年」ニ改メ同条第二項ヲ削ル
第十九条中第二項ヲ左ノ如ク改メ第三項ヲ削ル
結核性疾病ニ関シテハ前項ノ期間ヲ超エ通ジテ二年ニ至ル迄ノ療養ノ為勤務ニ服スルコト能ハザル期間ニ付継続シテ傷病手当金ヲ支給スルモノトス
第二十五条 削除
第二十七条但書ヲ削ル
第六章ヲ第七章トス
第六章 戦時特例
第三十一条ノ二 組合ハ大東亜戦争ノ際ニ於ケル戦闘行為ニ因ル災害又ハ之ニ起因シテ生ズル災害ニ関シ命令ノ定ムル所ニ依リ公傷年金公傷一時金、殉職年金、遺族年金又ハ見舞金ノ給付ヲ為スコトヲ得
第三十一条ノ三 国庫ハ第二十九条及第三十一条ノ規定ニ依ル給与金ノ外国庫、神宮又ハ官国幣社ヨリ俸給、給料又ハ手当ヲ受クル組合員(命令ヲ以テ定ムル者ヲ除ク)ニ対スル前条ノ規定ニ依ル給付ニ要スル費用ニ相当スル金額ヲ組合ニ給与ス
前項ノ規定ニ依ル給与金ノ給与ニ関シテハ組合所管者大蔵大臣ト協議シテ之ヲ定ム
国庫、神宮又ハ官国幣社以外ノ経済ハ当該経済ヨリ俸給、給料又ハ手当ヲ受クル組合員(命令ヲ以テ定ムル者ヲ除ク)ニ対スル前条ノ規定ニ依ル給付ニ要スル費用ニ相当スル金額ヲ当該経済ヨリ組合ニ給与スベシ
第三十五条中「第三十一条」ヲ「第三十一条、第三十一条ノ三」ニ改ム
第二条 
中央航空研究所共済組合令、造幣局共済組合令、印刷局共済組合令、専売局共済組合令、陸軍共済組合令、営林局署共済組合令、生糸検査所共済組合令、鉄道共済組合令、朝鮮総督府専売局共済組合令、朝鮮総督府逓信官署共済組合令、朝鮮総督府交通局共済組合令、朝鮮警察共済組合令、朝鮮刑務職員共済組合令、関東逓信官署職員共済組合令、関東局警察共済組合令及警察共済組合令中「千八百二十円」ヲ「二千四百二十円」ニ改ム
第三条 
昭和十六年勅令第七百六十九号第一項中「国庫ノ負担ト同一割合ノ負担ヲ為ス為必要ナル金額」ヲ「国庫ノ負担ニ相当スル金額」ニ改ム
第四条 雇員扶助令中左ノ通改正ス
第二条第一項第三号中「一年六月」ヲ「三年」ニ改ム
第八条 削除
第九条中「又ハ健康保険法ニ依ル保険給付」ヲ削ル
第十条中「ニ在勤スル内地人」ヲ削ル
第十一条 雇員ガ健康保険法、厚生年金保険法若ハ船員保険法ニ依リ又ハ勅令ニ依リ組織セラレタル共済組合ヨリ本令ノ扶助金ニ相当スル給付ヲ受クベキトキハ本令ニ依ル扶助金ハ之ヲ支給セズ
第五条 傭人扶助令中左ノ通改正ス
第六条ノ二ヲ削ル
第八条中「又ハ健康保険法ニ依ル保険給付」ヲ削ル
第十条 傭人ガ健康保険法、厚生年金保険法若ハ船員保険法ニ依リ又ハ勅令ニ依リ組織セラレタル共済組合ヨリ本令ノ扶助金ニ相当スル給付ヲ受クベキトキハ本令ニ依ル扶助金ハ之ヲ支給セズ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ第一条及第二条ノ規定ハ昭和二十年九月一日ヨリ之ヲ施行ス
第一条中政府職員共済組合令第六章ノ改正規定ハ昭和十六年十二月八日以後ノ給付ニ之ヲ適用ス