自動車運送事業の発展と自動車輸送の振興のため、老朽車から新車への更新による車両保安度向上と、そのための金融円滑化が急務である。現行の金融取引では自動車担保は所有権留保か譲渡担保しかなく、法的に不備で取引の安全性を損なっている。この問題を解決するため、道路運送車両法による車両検査・登録制度と連携した動産抵当制度を導入する。登録自動車を抵当権の対象とし、自動車登録原簿に抵当権の得喪変更を登録することで対抗力を付与する制度を確立し、金融の円滑化を図る。
参照した発言:
第10回国会 衆議院 運輸委員会 第19号