朕行政簡素化實施及大東亞省設置ノ爲ニスル在外公館職員定員令外十勅令中改正等ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
內閣總理大臣 東條英機
拓務大臣 井野碩哉
商工大臣 岸信介
外務大臣 谷正之
勅令第七百十四號
第一條 在外公館職員定員令中左ノ通改正ス
第一條第一項ヲ左ノ如ク改ム
在外公館職員(特命全權大使ヲ除ク)ノ定員左ノ如シ
【表】
第二條「及公使館電信官」ヲ「、公使館電信官、大使館調査官、公使館調査官、大使館技師及公使館技師」ニ、「十一人」ヲ「外務部內ニ在リテハ六人、大東亞部內ニ在リテハ五人」ニ改ム
第二條 外務部內臨時職員設置制中左ノ通改正ス
第一條 通商ニ關スル事務ニ從事セシムル爲外務省ニ左ノ職員ヲ置キ通商局ニ屬セシム
技師 專任一人
第二條 通商ニ關スル事務ニ從事セシムル爲在外公館ニ左ノ職員ヲ置ク
大使館商務書記官 專任二人
第二條ノ二乃至第二條ノ五ヲ削ル
第三條 時局ニ關スル外交事務ニ從事セシムル爲在外公館ニ左ノ職員ヲ置ク
大使館二等書記官 專任一人
大使館三等書記官 專任一人
公使館電信官 專任一人
書記生
通譯生
電信書記生
專任四人
第四條及第五條ヲ削ル
第三條 移住敎養所官制中左ノ通改正ス
第一條、第三條及第六條中「拓務大臣」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第二條中
醫官 專任二人
屬 專任六人
醫官補 專任三人
醫官 專任一人
屬 專任二人
醫官補 專任一人
ニ改ム
第四條 領事官職務規則中左ノ通改正ス
第一條中「外務大臣」ノ下ニ「又ハ大東亞大臣」ヲ加ヘ同條第二項ヲ削ル
第十五條ノ二、第十六條及第二十一條中「外務大臣」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第十八條中「拓務大臣若ハ對滿事務局總裁」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第十九條、第二十條及第二十三條中「外務大臣」ノ下ニ「又ハ大東亞大臣」ヲ加フ
第五條 判任文官特別任用令中左ノ通改正ス
第一條第二項中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ改ム
第六條 外交官領事官赴任及賜暇規則中左ノ通改正ス
第三條中「外務大臣」ノ下ニ「(大東亞地域ニ在勤スル外交官及領事官ニ在リテハ大東亞大臣)」ヲ加フ
第七條 外務省警部警部補巡査令中左ノ通改正ス
題名中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ改ム
「外務大臣」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第三條中「公使」ヲ「大公使」ニ、「帝國領事」ヲ「帝國總領事領事」ニ改ム
第七條第一項中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ、「外務次官」ヲ「大東亞次官」ニ、同條第二項中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ、同條第三項中「外務大臣官房勤務ノ外務書記官」ヲ「大東亞大臣官房勤務ノ大東亞書記官」ニ、「外務省警視又ハ外務省警部」ヲ「大東亞省警視又ハ大東亞省警部」ニ、「外務省高等官」ヲ「大東亞省高等官」ニ、同條第五項中「外務大臣官房勤務ノ外務省高等官」ヲ「大東亞大臣官房勤務ノ大東亞省高等官」ニ改ム
第八條第一項中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ改ム
第八條 大正五年勅令第百九十六號中左ノ通改正ス
第一條中「外務省」ヲ「大東亞省」ニ改ム
第五條第二項中「外務大臣」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第九條 昭和四年勅令第八十四號中左ノ通改正ス
第三條第一項及第六條中「外務大臣」ヲ「大東亞大臣」ニ改ム
第十條 昭和九年勅令第三百七十四號中左ノ通改正ス
第一條 削除
第十一條 昭和十二年勅令第三百二十六號中左ノ通改正ス
「大使館商務參事官」ヲ「大東亞地域外ニ在勤スル大使館商務參事官」ニ改ム
第十二條 左ニ揭グル勅令ハ之ヲ廢止ス
一 海外拓殖調査會官制
二 外國駐在拓務省官吏加俸令
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ賜暇歸朝中ノ大東亞地域內在外公館所屬ノ者ニシテ從前ノ外交官領事官赴任及賜暇規則又ハ昭和十年勅令第二百三十八號ニ依ル外務大臣ノ許可ヲ得タルモノニ對スル此等ノ勅令ノ適用ニ付テハ之ヲ大東亞大臣ノ許可ヲ得タルモノト看做ス
本令施行ノ際現ニ外務省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ノ職ニ在ル者別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ各大東亞省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ外務省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニシテ休職中ノモノ別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ大東亞省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ外務省警視タル者ニ對スル前二項ノ規定ノ適用ニ付テハ文官任用ノ資格ニ關スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ
他ノ勅令中勤續義務、給與等ニ付テノ在職年數ニ關スル規定ノ適用ニ付テハ第三項ニ揭グル外務省職員トシテノ在職ハ之ヲ同項ニ揭グル大東亞省職員トシテノ在職ト看做ス
朕行政簡素化実施及大東亜省設置ノ為ニスル在外公館職員定員令外十勅令中改正等ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年十一月一日
内閣総理大臣 東条英機
拓務大臣 井野碩哉
商工大臣 岸信介
外務大臣 谷正之
勅令第七百十四号
第一条 在外公館職員定員令中左ノ通改正ス
第一条第一項ヲ左ノ如ク改ム
在外公館職員(特命全権大使ヲ除ク)ノ定員左ノ如シ
【表】
第二条「及公使館電信官」ヲ「、公使館電信官、大使館調査官、公使館調査官、大使館技師及公使館技師」ニ、「十一人」ヲ「外務部内ニ在リテハ六人、大東亜部内ニ在リテハ五人」ニ改ム
第二条 外務部内臨時職員設置制中左ノ通改正ス
第一条 通商ニ関スル事務ニ従事セシムル為外務省ニ左ノ職員ヲ置キ通商局ニ属セシム
技師 専任一人
第二条 通商ニ関スル事務ニ従事セシムル為在外公館ニ左ノ職員ヲ置ク
大使館商務書記官 専任二人
第二条ノ二乃至第二条ノ五ヲ削ル
第三条 時局ニ関スル外交事務ニ従事セシムル為在外公館ニ左ノ職員ヲ置ク
大使館二等書記官 専任一人
大使館三等書記官 専任一人
公使館電信官 専任一人
書記生
通訳生
電信書記生
専任四人
第四条及第五条ヲ削ル
第三条 移住教養所官制中左ノ通改正ス
第一条、第三条及第六条中「拓務大臣」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第二条中
医官 専任二人
属 専任六人
医官補 専任三人
医官 専任一人
属 専任二人
医官補 専任一人
ニ改ム
第四条 領事官職務規則中左ノ通改正ス
第一条中「外務大臣」ノ下ニ「又ハ大東亜大臣」ヲ加ヘ同条第二項ヲ削ル
第十五条ノ二、第十六条及第二十一条中「外務大臣」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第十八条中「拓務大臣若ハ対満事務局総裁」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第十九条、第二十条及第二十三条中「外務大臣」ノ下ニ「又ハ大東亜大臣」ヲ加フ
第五条 判任文官特別任用令中左ノ通改正ス
第一条第二項中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ改ム
第六条 外交官領事官赴任及賜暇規則中左ノ通改正ス
第三条中「外務大臣」ノ下ニ「(大東亜地域ニ在勤スル外交官及領事官ニ在リテハ大東亜大臣)」ヲ加フ
第七条 外務省警部警部補巡査令中左ノ通改正ス
題名中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ改ム
「外務大臣」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第三条中「公使」ヲ「大公使」ニ、「帝国領事」ヲ「帝国総領事領事」ニ改ム
第七条第一項中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ、「外務次官」ヲ「大東亜次官」ニ、同条第二項中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ、同条第三項中「外務大臣官房勤務ノ外務書記官」ヲ「大東亜大臣官房勤務ノ大東亜書記官」ニ、「外務省警視又ハ外務省警部」ヲ「大東亜省警視又ハ大東亜省警部」ニ、「外務省高等官」ヲ「大東亜省高等官」ニ、同条第五項中「外務大臣官房勤務ノ外務省高等官」ヲ「大東亜大臣官房勤務ノ大東亜省高等官」ニ改ム
第八条第一項中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ改ム
第八条 大正五年勅令第百九十六号中左ノ通改正ス
第一条中「外務省」ヲ「大東亜省」ニ改ム
第五条第二項中「外務大臣」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第九条 昭和四年勅令第八十四号中左ノ通改正ス
第三条第一項及第六条中「外務大臣」ヲ「大東亜大臣」ニ改ム
第十条 昭和九年勅令第三百七十四号中左ノ通改正ス
第一条 削除
第十一条 昭和十二年勅令第三百二十六号中左ノ通改正ス
「大使館商務参事官」ヲ「大東亜地域外ニ在勤スル大使館商務参事官」ニ改ム
第十二条 左ニ掲グル勅令ハ之ヲ廃止ス
一 海外拓殖調査会官制
二 外国駐在拓務省官吏加俸令
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ賜暇帰朝中ノ大東亜地域内在外公館所属ノ者ニシテ従前ノ外交官領事官赴任及賜暇規則又ハ昭和十年勅令第二百三十八号ニ依ル外務大臣ノ許可ヲ得タルモノニ対スル此等ノ勅令ノ適用ニ付テハ之ヲ大東亜大臣ノ許可ヲ得タルモノト看做ス
本令施行ノ際現ニ外務省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ノ職ニ在ル者別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ各大東亜省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ外務省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニシテ休職中ノモノ別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ休職ノ儘前項ノ例ニ依リ大東亜省ノ警視、警部、警部補又ハ巡査ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ外務省警視タル者ニ対スル前二項ノ規定ノ適用ニ付テハ文官任用ノ資格ニ関スル規定ノ適用ヲ妨ゲズ
他ノ勅令中勤続義務、給与等ニ付テノ在職年数ニ関スル規定ノ適用ニ付テハ第三項ニ掲グル外務省職員トシテノ在職ハ之ヲ同項ニ掲グル大東亜省職員トシテノ在職ト看做ス