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法令データベース
本データベースについて
台湾総督府地方官官制
法令番号: 勅令第二百二號
公布年月日: 明治34年11月11日
法令の形式: 勅令
沿革
被改正法
リンク
改正:
明治37年10月10日 勅令第218号
改正:
明治38年3月29日 勅令第90号
改正:
明治39年5月23日 勅令第113号
改正:
明治40年5月1日 勅令第168号
改正:
明治41年6月16日 勅令第151号
改正:
明治42年5月4日 勅令第129号
改正:
明治42年10月25日 勅令第282号
改正:
明治44年5月26日 勅令第169号
改正:
明治45年7月3日 勅令第144号
改正:
大正2年6月13日 勅令第126号
改正:
大正3年7月18日 勅令第149号
改正:
大正4年2月27日 勅令第26号
改正:
大正4年7月22日 勅令第132号
改正:
大正6年11月1日 勅令第211号
改正:
大正7年8月1日 勅令第306号
改正:
大正8年8月18日 勅令第382号
全改:
大正9年7月27日 勅令第218号
全改:
台湾総督府地方官官制
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ臺灣總督府地方官官制ノ改正ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十四年十一月九日
內閣總理大臣 子爵 桂太郞
內務大臣 男爵 內海忠勝
勅令第二百二號
臺灣總督府地方官官制
第一條
臺灣ニ左ノ廳ヲ置ク其ノ位置及管轄區域ハ臺灣總督之ヲ定ム
臺北廳
基隆廳
宜蘭廳
深坑廳
桃仔園廳
新竹廳
苗栗廳
臺中廳
彰化廳
南投廳
斗六廳
嘉義廳
鹽水港廳
臺南廳
蕃薯藔廳
鳳山廳
阿猴廳
恆春廳
臺東廳
澎湖廳
第二條
各廳ニ左ノ職員ヲ置ク
廳長 奏任 一人
屬 判任
警部 判任
技手 判任
通譯 判任
警部補 判任
第三條
廳判任官ハ各廳ヲ通シテ專任千二百三十人ヲ以テ定員トス
各廳ノ定員ハ臺灣總督之ヲ定メ其ノ各官ノ定員ハ臺灣總督ノ認可ヲ經テ廳長之ヲ定ム
第四條
廳長ハ臺灣總督ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部內ノ行政事務ヲ管理ス
第五條
廳長ハ部內ノ行政事務ニ付其ノ職權若ハ特別ノ委任ニ依リ管內一般又ハ其ノ一部ニ廳令ヲ發シ之ニ十圓以內ノ罰金若ハ拘留ノ罰則ヲ附スルコトヲ得
第六條
廳長ハ管內ノ靜謐ヲ維持スル爲兵力ヲ要スルトキハ之ヲ臺灣總督ニ具狀スヘシ但シ非常急變ノ場合ニ際シテハ直ニ其ノ附近地ノ旅團長若ハ守備隊長ニ出兵ヲ要求スルコトヲ得
第七條
廳長ハ所部ノ官吏ヲ監督シ判任官ノ進退ヲ臺灣總督ニ具狀ス
第八條
廳長ハ廳中處務ノ細則ヲ設クルコトヲ得
第九條
廳長事故アルトキハ部下ノ屬及警部中ノ上席者其ノ職務ヲ代理ス
廳長ハ部下ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第十條
廳中事務ノ分課ハ臺灣總督之ヲ定ム
第十一條
廳長ハ廳ノ事務ヲ分掌セシムル爲臺灣總督ノ認可ヲ經テ支廳ヲ置クコトヲ得
支廳長ハ屬、警部又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ
第十二條
支廳長事故アルトキハ上席官吏其ノ職務ヲ代理ス
第十三條
屬ハ課又ハ支廳ニ分屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第十四條
警部ハ課又ハ支廳ニ分屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ警察ニ關スル事務ニ從事シ部下ノ巡査及巡査補ヲ指揮監督ス
警部補ハ課又ハ支廳ニ分屬シ警部ノ職務ヲ補助ス
第十五條
技手ハ課又ハ支廳ニ分屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ技術ニ從事ス
第十六條
通譯ハ課又ハ支廳ニ分屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ通譯ニ從事ス
第十七條
巡査及巡査補ニ關スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第十八條
廳ニ警察醫ヲ置キ判任官ノ待遇トス
第十九條
廳ニ參事ヲ置クコトヲ得
參事ハ各廳五人以內トシ判任官ノ待遇トス
參事ハ廳管轄內ニ居住シ學識名望アル者ニ就キ廳長之ヲ命ス
第二十條
參事ハ部內ノ行政事務ニ關シ廳長ノ諮問ニ對シ意見ヲ述フルモノトス
參事ハ廳長ノ命ヲ承ケ事務ニ從事スルコトアルヘシ
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ台湾総督府地方官官制ノ改正ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十四年十一月九日
内閣総理大臣 子爵 桂太郎
内務大臣 男爵 内海忠勝
勅令第二百二号
台湾総督府地方官官制
第一条
台湾ニ左ノ庁ヲ置ク其ノ位置及管轄区域ハ台湾総督之ヲ定ム
台北庁
基隆庁
宜蘭庁
深坑庁
桃仔園庁
新竹庁
苗栗庁
台中庁
彰化庁
南投庁
斗六庁
嘉義庁
塩水港庁
台南庁
蕃薯藔庁
鳳山庁
阿猴庁
恒春庁
台東庁
澎湖庁
第二条
各庁ニ左ノ職員ヲ置ク
庁長 奏任 一人
属 判任
警部 判任
技手 判任
通訳 判任
警部補 判任
第三条
庁判任官ハ各庁ヲ通シテ専任千二百三十人ヲ以テ定員トス
各庁ノ定員ハ台湾総督之ヲ定メ其ノ各官ノ定員ハ台湾総督ノ認可ヲ経テ庁長之ヲ定ム
第四条
庁長ハ台湾総督ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部内ノ行政事務ヲ管理ス
第五条
庁長ハ部内ノ行政事務ニ付其ノ職権若ハ特別ノ委任ニ依リ管内一般又ハ其ノ一部ニ庁令ヲ発シ之ニ十円以内ノ罰金若ハ拘留ノ罰則ヲ附スルコトヲ得
第六条
庁長ハ管内ノ静謐ヲ維持スル為兵力ヲ要スルトキハ之ヲ台湾総督ニ具状スヘシ但シ非常急変ノ場合ニ際シテハ直ニ其ノ附近地ノ旅団長若ハ守備隊長ニ出兵ヲ要求スルコトヲ得
第七条
庁長ハ所部ノ官吏ヲ監督シ判任官ノ進退ヲ台湾総督ニ具状ス
第八条
庁長ハ庁中処務ノ細則ヲ設クルコトヲ得
第九条
庁長事故アルトキハ部下ノ属及警部中ノ上席者其ノ職務ヲ代理ス
庁長ハ部下ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第十条
庁中事務ノ分課ハ台湾総督之ヲ定ム
第十一条
庁長ハ庁ノ事務ヲ分掌セシムル為台湾総督ノ認可ヲ経テ支庁ヲ置クコトヲ得
支庁長ハ属、警部又ハ技手ヲ以テ之ニ充ツ
第十二条
支庁長事故アルトキハ上席官吏其ノ職務ヲ代理ス
第十三条
属ハ課又ハ支庁ニ分属シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第十四条
警部ハ課又ハ支庁ニ分属シ上官ノ指揮ヲ承ケ警察ニ関スル事務ニ従事シ部下ノ巡査及巡査補ヲ指揮監督ス
警部補ハ課又ハ支庁ニ分属シ警部ノ職務ヲ補助ス
第十五条
技手ハ課又ハ支庁ニ分属シ上官ノ指揮ヲ承ケ技術ニ従事ス
第十六条
通訳ハ課又ハ支庁ニ分属シ上官ノ指揮ヲ承ケ通訳ニ従事ス
第十七条
巡査及巡査補ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第十八条
庁ニ警察医ヲ置キ判任官ノ待遇トス
第十九条
庁ニ参事ヲ置クコトヲ得
参事ハ各庁五人以内トシ判任官ノ待遇トス
参事ハ庁管轄内ニ居住シ学識名望アル者ニ就キ庁長之ヲ命ス
第二十条
参事ハ部内ノ行政事務ニ関シ庁長ノ諮問ニ対シ意見ヲ述フルモノトス
参事ハ庁長ノ命ヲ承ケ事務ニ従事スルコトアルヘシ
本文
詳細・沿革