日中間の戦争拡大に伴う軍事費用として、臨時軍事費約20億2千万円の支出が必要となった。この費用は金額が多額であり、性質上一般の歳計とは区分して特別に整理する必要があるため、臨時軍事費特別会計を設置することとした。その財源は全額を公債金で賄う計画である。これは支那軍を膺懲し、支那政府の反省を促すために必要不可欠な措置である。そのため、臨時軍事費支弁のための公債発行に関する法律案を提出することとした。
参照した発言: 第72回帝国議会 衆議院 本会議 第2号