支那事変の遂行に伴う臨時軍事費の追加計上に対応するため、公債発行の限度額を引き上げる必要が生じた。具体的には、臨時軍事費38億円の追加のうち、一般会計および各特別会計からの繰入金等で2億2,990万円余りを充当し、残りの35億7,000万円余りを公債財源で賄うこととした。そのため、昭和12年法律第84号で定められた公債発行限度額を増加する改正を行うものである。
参照した発言: 第77回帝国議会 衆議院 本会議 第2号