朕航路標識管理所官制ノ改正ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十六年十月三十日
內閣總理大臣 伯爵 伊藤博文
遞信大臣 伯爵 黑田淸隆
勅令第百五十四號
航路標識管理所官制
第一條 航路標識管理所ハ遞信大臣ノ管理ニ屬シ航路標識ノ工事及其ノ保守ニ關スル事務ヲ掌ル
第二條 航路標識管理所ニ左ノ職員ヲ置ク
所長
技師
書記
技手
看守
第三條 所長ハ一人奏任トス遞信省高等官ヲシテ之ヲ兼ネシム遞信大臣ノ命ヲ承ケ所中一切ノ事務ヲ掌理ス
第四條 技師ハ四人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ所中ノ事務ヲ分掌ス
第五條 書記ハ判任トシ十八人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第六條 技手ハ二十人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ航路標識ノ工事ニ從事ス
第七條 看守ハ判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ航路標識ノ看守ニ從事ス其ノ定員ハ左ノ如シ
一等燈臺
二等燈臺
各三人
三等燈臺
四等燈臺
五等燈臺
六等燈臺
等外燈臺
各二人
燈船 二人
霧警號 二人
遞信大臣ニ於テ必要ナリト認ムルトキハ前項定員ノ外航路標識看守豫備員十五人以內ヲ置クコトヲ得
附 則
第八條 本令ハ明治二十六年十一月十日ヨリ施行ス
朕航路標識管理所官制ノ改正ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十六年十月三十日
内閣総理大臣 伯爵 伊藤博文
逓信大臣 伯爵 黒田清隆
勅令第百五十四号
航路標識管理所官制
第一条 航路標識管理所ハ逓信大臣ノ管理ニ属シ航路標識ノ工事及其ノ保守ニ関スル事務ヲ掌ル
第二条 航路標識管理所ニ左ノ職員ヲ置ク
所長
技師
書記
技手
看守
第三条 所長ハ一人奏任トス逓信省高等官ヲシテ之ヲ兼ネシム逓信大臣ノ命ヲ承ケ所中一切ノ事務ヲ掌理ス
第四条 技師ハ四人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ所中ノ事務ヲ分掌ス
第五条 書記ハ判任トシ十八人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第六条 技手ハ二十人ヲ以テ定員トス所長ノ指揮ヲ承ケ航路標識ノ工事ニ従事ス
第七条 看守ハ判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ航路標識ノ看守ニ従事ス其ノ定員ハ左ノ如シ
一等灯台
二等灯台
各三人
三等灯台
四等灯台
五等灯台
六等灯台
等外灯台
各二人
灯船 二人
霧警号 二人
逓信大臣ニ於テ必要ナリト認ムルトキハ前項定員ノ外航路標識看守予備員十五人以内ヲ置クコトヲ得
附 則
第八条 本令ハ明治二十六年十一月十日ヨリ施行ス