朕中央氣象臺官制ノ改正ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十一年七月十四日
內閣總理大臣 伯爵 大隈重信
文部大臣 尾崎行雄
勅令第百四十八號
中央氣象臺官制
第一條 中央氣象臺ハ文部大臣ノ管理ニ屬シ氣象ニ關スル事項ヲ攻究シ氣象事業ヲ統轄ス
第二條 中央氣象臺ハ左ノ事務ヲ掌ル
一 全國氣象ノ調査及報吿
二 暴風警報
三 天氣豫報
四 氣象通報
五 氣象器械檢定
六 氣象、地磁氣、空中電氣、地震等ノ觀測
第三條 中央氣象臺ニ左ノ職員ヲ置ク
臺長
技師
技手
書記
第四條 臺長ハ技師ヲ以テ之ニ充ツ文部大臣ノ指揮監督ヲ承ケ臺務ヲ管理シ所屬職員ヲ統督ス
第五條 技師ハ專任三人奏任トス臺長ノ指揮ヲ承ケ臺務ヲ分掌ス
第六條 技手ハ專任十四人判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ中央氣象臺又ハ附屬測候所ノ事務ニ從事ス
第七條 書記ハ專任三人判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第八條 事務ノ分課ハ文部大臣之ヲ定ム
第九條 中央氣象臺ニ附屬測候所ヲ置ク其ノ位置ハ鹿兒島縣下大島沖繩縣下石垣島トス
第十條 附屬測候所ニ所長ヲ置キ中央氣象臺技手ヲ以テ之ニ充ツ
所長ハ臺長監督ノ下ニ於テ測候所ノ事務ヲ掌理ス
朕中央気象台官制ノ改正ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十一年七月十四日
内閣総理大臣 伯爵 大隈重信
文部大臣 尾崎行雄
勅令第百四十八号
中央気象台官制
第一条 中央気象台ハ文部大臣ノ管理ニ属シ気象ニ関スル事項ヲ攻究シ気象事業ヲ統轄ス
第二条 中央気象台ハ左ノ事務ヲ掌ル
一 全国気象ノ調査及報告
二 暴風警報
三 天気予報
四 気象通報
五 気象器械検定
六 気象、地磁気、空中電気、地震等ノ観測
第三条 中央気象台ニ左ノ職員ヲ置ク
台長
技師
技手
書記
第四条 台長ハ技師ヲ以テ之ニ充ツ文部大臣ノ指揮監督ヲ承ケ台務ヲ管理シ所属職員ヲ統督ス
第五条 技師ハ専任三人奏任トス台長ノ指揮ヲ承ケ台務ヲ分掌ス
第六条 技手ハ専任十四人判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ中央気象台又ハ附属測候所ノ事務ニ従事ス
第七条 書記ハ専任三人判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第八条 事務ノ分課ハ文部大臣之ヲ定ム
第九条 中央気象台ニ附属測候所ヲ置ク其ノ位置ハ鹿児島県下大島沖縄県下石垣島トス
第十条 附属測候所ニ所長ヲ置キ中央気象台技手ヲ以テ之ニ充ツ
所長ハ台長監督ノ下ニ於テ測候所ノ事務ヲ掌理ス