第一條 造幣局ハ金銀地金ノ精製又ハ品位證明ヲ請フ者アルトキハ本規則ノ定ムル所ニ依リ其ノ精製又ハ證明ヲナスヘシ
第二條 精製又ハ品位證明ノ爲メ輸納スル地金ハ品位一千分中金銀七百五十以上量目一百匁以上ノモノニ限ル但シ金銀混合地金ナルトキハ金銀合シテ七百五十以上トス
第三條 輸納ノ地金ハ輸納人又ハ其ノ代理者ヲ立會ハシメ之ヲ秤量シテ預リ證書ヲ交付スヘシ
第四條 品位證明ノ爲メ輸納シタル地金ハ定型塊ト爲シ其ノ品位ヲ證明シ之ヲ輸納人ニ交付スヘシ
金銀混合地金又ハ精製スルニアラサレハ定型塊ト爲シ難キ地金ノ品位證明ヲ請フ者アルトキハ精製ノ上品位ヲ證明ス
第五條 造幣局ニ於テ製造スル定型塊ハ金銀各一百匁以上トス
第六條 精製ノ爲メ輸納シタル地金ノ品位證明ヲ請ヒ又ハ其ノ金分ヲ以テ貨幣ノ製造ヲ請ハントスル者ハ輸納ノ際其ノ旨申吿スヘシ
第七條 輸納シタル地金試驗ノ後精製又ハ品位證明ヲ爲サスシテ返付ヲ要スルトキハ手數料トシテ地金一塊每ニ金二圓ヲ徵收ス
第九條 輸納地金ノ品位證明ヲ爲シタルトキハ手數料トシテ金ハ四貫匁又ハ其ノ端數每ニ銀ハ八貫匁又ハ其ノ端數每ニ各金三圓ヲ徵收ス
第十條 輸納地金ノ精製ヲ爲シタルトキハ左ノ割合ニ依リ手數料ヲ徵收ス