日本国との平和条約調印に伴い、占領期間中の特殊事態に基づき制定されたポツダム緊急勅令とポツダム命令の処理が必要となった。ポツダム緊急勅令は、連合国最高司令官の要求事項実施のため、命令や罰則を設けることを可能とした法律である。占領終了と主権回復に伴い、ポツダム緊急勅令は廃止すべきであり、個々のポツダム命令については、連合国軍の存在を前提とするものは廃止し、将来存続が適当なものは改正または存続させる。本法案は、ポツダム緊急勅令の廃止、ポツダム命令の暫定的効力、過去の法令改廃の効果維持について定めるものである。
参照した発言:
第13回国会 衆議院 法務委員会 第1号