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郵便貯金利率令
法令番号: 勅令第九百九十號
公布年月日: 昭和16年11月19日
法令の形式: 勅令
沿革
被改正法
リンク
改正:
昭和17年3月23日 勅令第211号
改正:
昭和17年5月23日 勅令第528号
改正:
昭和18年3月31日 勅令第350号
改正:
昭和18年7月17日 勅令第593号
改正:
昭和18年10月6日 勅令第767号
改正:
昭和18年11月1日 勅令第856号
改正:
昭和19年3月29日 勅令第179号
改正:
昭和19年6月28日 勅令第428号
改正:
昭和19年9月30日 勅令第575号
改正:
昭和20年5月19日 勅令第307号
改正:
昭和21年7月1日 勅令第345号
改正:
昭和21年8月26日 勅令第395号
改正:
昭和22年9月3日 政令第187号
消滅:
昭和22年11月30日 法律第144号
全改:
(郵便貯金利子割合ノ件)
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕明治三十八年勅令第百六十六號郵便貯金利子割合ノ件改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年十一月十八日
內閣總理大臣 東條英機
拓務大臣 東鄕茂德
遞信大臣 寺島健
勅令第九百九十號
郵便貯金利率令
第一條
郵便貯金ノ利率ハ年二分七厘六毛トス但シ朝鮮總督府及臺灣總督府所管原簿ニ登記シタル郵便貯金ノ利率ハ年三分トシ關東局所管原簿又ハ樺太若ハ南洋群島ヲ表示スル記號ヲ附シタル原簿ニ登記シタル郵便貯金ノ利率ハ年三分一厘二毛トス
第二條
一定ノ期間拂戾ヲ爲サザル條件ヲ以テ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前條ノ利率ニ其ノ十分ノ一ヲ加ヘタルモノトス
第三條
遞信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間拂戾ヲ爲サズ且分割拂戾ヲ爲サザル條件ヲ以テ一定ノ金額ヲ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前二條ノ規定ニ拘ラズ年三分四厘トス但シ預入ノ日ヨリ起算シ五年未滿ノ期間內ニ拂戾ヲ爲ス場合ニ於ケル利率ハ左ノ各號ニ依ル
一
四年以上五年未滿ノ期間內ニ拂戾ヲ爲ストキハ年三分二厘五毛
二
三年以上四年未滿ノ期間內ニ拂戾ヲ爲ストキハ年三分一厘
三
二年以上三年未滿ノ期間內ニ拂戾ヲ爲ストキハ年二分九厘五毛
四
二年未滿ノ期間內ニ拂戾ヲ爲ストキハ年二分八厘五毛
第四條
遞信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間拂戾ヲ爲サザル條件ヲ以テ集金ニ應ジ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前三條ノ規定ニ拘ラズ年三分トス
第五條
現在高三千圓ヲ超ユル郵便貯金ニ付テハ其ノ超過額ニ對シ主務官廳ハ命令ヲ以テ前四條ノ利率ヲ低減スルコトヲ得
第六條
振替計算ノ爲ニスル郵便貯金ノ利率ハ第一條及前條ノ規定ニ拘ラズ年二分四厘トス但シ現在高十萬圓ヲ超ユル貯金ニ付テハ其ノ超過額ニ對シ主務官廳ハ命令ヲ以テ其ノ利率ヲ低減シ又ハ之ニ利子ヲ付セザルコトヲ得
附 則
本令ハ昭和十六年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ存スル郵便貯金ニシテ遞信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間拂戾ヲ爲サザル條件ヲ以テ集金ニ應ジ預入スルモノニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
朕明治三十八年勅令第百六十六号郵便貯金利子割合ノ件改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年十一月十八日
内閣総理大臣 東条英機
拓務大臣 東郷茂徳
逓信大臣 寺島健
勅令第九百九十号
郵便貯金利率令
第一条
郵便貯金ノ利率ハ年二分七厘六毛トス但シ朝鮮総督府及台湾総督府所管原簿ニ登記シタル郵便貯金ノ利率ハ年三分トシ関東局所管原簿又ハ樺太若ハ南洋群島ヲ表示スル記号ヲ附シタル原簿ニ登記シタル郵便貯金ノ利率ハ年三分一厘二毛トス
第二条
一定ノ期間払戻ヲ為サザル条件ヲ以テ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前条ノ利率ニ其ノ十分ノ一ヲ加ヘタルモノトス
第三条
逓信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間払戻ヲ為サズ且分割払戻ヲ為サザル条件ヲ以テ一定ノ金額ヲ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前二条ノ規定ニ拘ラズ年三分四厘トス但シ預入ノ日ヨリ起算シ五年未満ノ期間内ニ払戻ヲ為ス場合ニ於ケル利率ハ左ノ各号ニ依ル
一
四年以上五年未満ノ期間内ニ払戻ヲ為ストキハ年三分二厘五毛
二
三年以上四年未満ノ期間内ニ払戻ヲ為ストキハ年三分一厘
三
二年以上三年未満ノ期間内ニ払戻ヲ為ストキハ年二分九厘五毛
四
二年未満ノ期間内ニ払戻ヲ為ストキハ年二分八厘五毛
第四条
逓信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間払戻ヲ為サザル条件ヲ以テ集金ニ応ジ預入スル郵便貯金ノ利率ハ前三条ノ規定ニ拘ラズ年三分トス
第五条
現在高三千円ヲ超ユル郵便貯金ニ付テハ其ノ超過額ニ対シ主務官庁ハ命令ヲ以テ前四条ノ利率ヲ低減スルコトヲ得
第六条
振替計算ノ為ニスル郵便貯金ノ利率ハ第一条及前条ノ規定ニ拘ラズ年二分四厘トス但シ現在高十万円ヲ超ユル貯金ニ付テハ其ノ超過額ニ対シ主務官庁ハ命令ヲ以テ其ノ利率ヲ低減シ又ハ之ニ利子ヲ付セザルコトヲ得
附 則
本令ハ昭和十六年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ存スル郵便貯金ニシテ逓信大臣ノ定ムル所ニ依リ一定ノ期間払戻ヲ為サザル条件ヲ以テ集金ニ応ジ預入スルモノニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
本文
詳細・沿革