第三十三條 憲兵科及軍樂部下士ヲ除クノ外隊附敎導隊及生徒隊ヲ含ム以下同シ現役下士ハ營內ニ居住セシムルヲ例トス但シ砲兵諸工長、經理部衞生部獸醫部下士及懲治隊附下士ハ人員ヲ限リ營外ニ居住セシム
警備隊附現役下士ニシテ其ノ警備隊區ニ本籍ヲ有スル者ハ之ニ外泊ヲ許スコトヲ得
隊附ニ非サル現役下士ト雖必要ニ應シ營內ニ居住セシムルコトヲ得
第三十六條 下士現役期間滿了ノ後再服役ヲ志願スルトキハ現役定限年齡ニ滿ツル迄數次之ヲ許可スルコトヲ得
第三十七條 現役中本人ニ依ルニ非サレハ一家ノ生計ヲ營ミ難キ事故ヲ生シタルトキハ本人ノ願ニ依リ現役ヲ免スルコトヲ得
第三十八條 現役中傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ現役ニ堪ヘサル者ハ現役ヲ、現役豫備役及後備役ニ堪ヘサル者ハ現役豫備役及後備役ヲ、永久服役ニ堪ヘサル者ハ兵役ヲ免ス
前項ノ規定ニ依リ現役豫備役及後備役ヲ免セラレタル者ハ第一國民兵役ニ服セシム
第三十九條 憲兵科下士ニシテ素行修マラサル者ハ其ノ現役ヲ免ス
第四十條 下士ニシテ現役中六年未滿ノ懲役若ハ禁錮ノ刑ニ處セラレ又ハ逃亡シタル者ニ付テハ其ノ刑期中又ハ逃亡中ノ期間ハ之ヲ現役期間ニ算入セス
前項ニ該當スル者ノ服役期間ハ其ノ起算ノ月ノ初日ヨリ起算シ日ヲ以テ之ヲ算ス