我が国の林業・木材産業は、林産物の供給や森林の公益的機能の発揮など、国民経済と生活向上に重要な役割を果たしている。しかし近年、国産材価格の低迷や経営コストの増大、製品輸入の増加により、厳しい状況に直面している。特に林業生産活動の停滞、森林整備水準の低下、林業労働者の減少、事業主の経営脆弱化等が問題となっている。そこで、充実しつつある国内森林資源を適切に供給できる国産材時代を迎えるための基本的条件を整備するため、林業経営基盤の強化、林業労働力の確保の促進、森林所有者等から木材製造業者への木材の安定供給の確保に関する措置を総合的に講ずることとし、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第136回国会 衆議院 本会議 第14号