インフレ下で保険会社が健全経営を続けるには新規契約の大量獲得が必要だが、契約獲得至上主義により募集が紊乱し、保険契約者保護や保険の信用保持の観点から放置できない状態となっている。また損害保険では不健全な代理店の問題も生じている。現行の保険業法では政府による募集人・代理店への直接監督権がないため、募集の健全化を図るべく登録制度を導入し、不正募集行為への罰則規定を設ける。将来的な保険業法改正では免許制度への移行を予定しているが、募集の現状に鑑み緊急対策として本法を単行法として制定するものである。
参照した発言:
第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第39号