(中等学校令中改正等ノ件)
法令番号: 勅令第百二號
公布年月日: 昭和21年2月23日
法令の形式: 勅令
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ中等學校令中改正等ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年二月二十二日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
外務大臣 吉田茂
文部大臣 安倍能成
勅令第百二號
第一條 中等學校令中左ノ通改正ス
第七條中「四年」ヲ「五年」ニ、「高等女學校ニ在リテハ二年、實業學校ニ在リテハ男子ニ付テハ三年、女子ニ付テハ二年」ヲ「高等女學校及實業學校ニ在リテハ三年」ニ改ム
第八條中「四年」ヲ「五年」ニ、「二年又ハ三年」ヲ「三年」ニ改ム
第九條第二項中「中學校及高等女學校ニ在リテハ三年、實業學校ニ在リテハ男子ニ付テハ四年、女子ニ付テハ三年」ヲ「四年」ニ改ム
第二條 靑年學校令中左ノ通改正ス
第十二條第三號及第四號ヲ左ノ如ク改ム
三 現ニ師範學校及靑年師範學校ノ豫科ニ在學スル者又ハ同第二學年ヲ修了シタル者
四 現ニ中學校ニ在學スル者、同第四學年ヲ修了シタル者又ハ中學校ノ夜間ニ於テ授業ヲ行フ課程ノ第二學年ヲ修了シタル者
第三條 師範敎育令中左ノ通改正ス
第四條中「二年」ヲ「三年」ニ改ム
第二十六條第二項中「二年」ヲ「三年」ニ改ム
附則第四項中「昭和二十一年度」ヲ「昭和十九年度」ニ改ム
第四條 高等學校令中左ノ通改正ス
第七條中「六年」ヲ「七年」ニ、「二年」ヲ「三年」ニ改ム
第十二條中「中學校ヲ卒業シタル者」ヲ「中學校第四學年ヲ修了シタル者」ニ改ム
第五條 大學令中左ノ通改正ス
第十三條第一項中「二年」ヲ「三年」ニ、同條第二項中「中學校ヲ卒業シタル者」ヲ「中學校第四學年ヲ修了シタル者」ニ改ム
第六條 左ニ揭グル勅令ハ之ヲ廢止ス
國民學校令等戰時特例
昭和十六年勅令第九百二十四號
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
國民學校ニ兒童ヲ就學セシムベキ期間ノ終、昭和十六年勅令第百五十五號中昭和十九年四月一日以後ニ於テ施行セラルベキ部分ノ施行ノ延期及同年三月三十一日迄ニ修業年限五年ノ中學校若ハ高等女學校ノ第四學年ヲ修了シタル者又ハ文部大臣ノ定ムル所ニ依リ之ト同等以上ノ學力アリト認メラレタル者ノ師範學校本科、高等師範學校、女子高等師範學校、靑年師範學校又ハ專門學校ノ入學ニ關シテハ國民學校令等戰時特例ノ廢止ニ拘ラズ當分ノ內仍從前ノ例ニ依ル
中等學校令第七條及第九條ノ改正規定ニ拘ラズ高等女學校及女子ノ實業學校ニハ當分ノ內仍左ノ課程ヲ置クコトヲ得
一 高等女學校ニ在リテハ國民學校初等科修了程度ヲ以テ入學資格トスル修業年限四年ノモノ及國民學校高等科修了程度ヲ以テ入學資格トスル夜間ニ於テ授業ヲ行フ修業年限三年ノモノ
二 女子ノ實業學校ニ在リテハ國民學校高等科修了程度ヲ以テ入學資格トスル修業年限二年ノモノ及國民學校高等科修了程度ヲ以テ入學資格トスル夜間ニ於テ授業ヲ行フ修業年限三年ノモノ
本令施行ノ際現ニ中等學校ノ最高學年ニ在學スル者(中等學校令第十九條ノ規定ノ適用ヲ受クル課程ニ係ル者ヲ除ク)ハ本人ノ希望ニ依リ中等學校令第七條及第九條ノ改正規定ニ拘ラズ昭和二十年度ニ限リ之ヲ卒業セシムルコトヲ得
本令施行ノ際現ニ中等學校ノ最高學年ニ在學スル者(中等學校令第十九條ノ規定ノ適用ヲ受クル課程ニ係ル者ヲ除ク)ニシテ昭和二十年度ニ於テ當該學年ヲ修了スルモノ又ハ文部大臣ノ定ムル所ニ依リ之ト同等以上ノ學力アリト認メラレタル者ハ師範敎育令第五條第一項、第十五條第一項若ハ第二項若ハ第二十四條又ハ專門學校令第五條第一項ノ規定ニ拘ラズ昭和二十一年度ニ限リ夫々師範學校本科、高等師範學校、女子高等師範學校、靑年師範學校又ハ專門學校ニ入學スルコトヲ得
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ中等学校令中改正等ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年二月二十二日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
外務大臣 吉田茂
文部大臣 安倍能成
勅令第百二号
第一条 中等学校令中左ノ通改正ス
第七条中「四年」ヲ「五年」ニ、「高等女学校ニ在リテハ二年、実業学校ニ在リテハ男子ニ付テハ三年、女子ニ付テハ二年」ヲ「高等女学校及実業学校ニ在リテハ三年」ニ改ム
第八条中「四年」ヲ「五年」ニ、「二年又ハ三年」ヲ「三年」ニ改ム
第九条第二項中「中学校及高等女学校ニ在リテハ三年、実業学校ニ在リテハ男子ニ付テハ四年、女子ニ付テハ三年」ヲ「四年」ニ改ム
第二条 青年学校令中左ノ通改正ス
第十二条第三号及第四号ヲ左ノ如ク改ム
三 現ニ師範学校及青年師範学校ノ予科ニ在学スル者又ハ同第二学年ヲ修了シタル者
四 現ニ中学校ニ在学スル者、同第四学年ヲ修了シタル者又ハ中学校ノ夜間ニ於テ授業ヲ行フ課程ノ第二学年ヲ修了シタル者
第三条 師範教育令中左ノ通改正ス
第四条中「二年」ヲ「三年」ニ改ム
第二十六条第二項中「二年」ヲ「三年」ニ改ム
附則第四項中「昭和二十一年度」ヲ「昭和十九年度」ニ改ム
第四条 高等学校令中左ノ通改正ス
第七条中「六年」ヲ「七年」ニ、「二年」ヲ「三年」ニ改ム
第十二条中「中学校ヲ卒業シタル者」ヲ「中学校第四学年ヲ修了シタル者」ニ改ム
第五条 大学令中左ノ通改正ス
第十三条第一項中「二年」ヲ「三年」ニ、同条第二項中「中学校ヲ卒業シタル者」ヲ「中学校第四学年ヲ修了シタル者」ニ改ム
第六条 左ニ掲グル勅令ハ之ヲ廃止ス
国民学校令等戦時特例
昭和十六年勅令第九百二十四号
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
国民学校ニ児童ヲ就学セシムベキ期間ノ終、昭和十六年勅令第百五十五号中昭和十九年四月一日以後ニ於テ施行セラルベキ部分ノ施行ノ延期及同年三月三十一日迄ニ修業年限五年ノ中学校若ハ高等女学校ノ第四学年ヲ修了シタル者又ハ文部大臣ノ定ムル所ニ依リ之ト同等以上ノ学力アリト認メラレタル者ノ師範学校本科、高等師範学校、女子高等師範学校、青年師範学校又ハ専門学校ノ入学ニ関シテハ国民学校令等戦時特例ノ廃止ニ拘ラズ当分ノ内仍従前ノ例ニ依ル
中等学校令第七条及第九条ノ改正規定ニ拘ラズ高等女学校及女子ノ実業学校ニハ当分ノ内仍左ノ課程ヲ置クコトヲ得
一 高等女学校ニ在リテハ国民学校初等科修了程度ヲ以テ入学資格トスル修業年限四年ノモノ及国民学校高等科修了程度ヲ以テ入学資格トスル夜間ニ於テ授業ヲ行フ修業年限三年ノモノ
二 女子ノ実業学校ニ在リテハ国民学校高等科修了程度ヲ以テ入学資格トスル修業年限二年ノモノ及国民学校高等科修了程度ヲ以テ入学資格トスル夜間ニ於テ授業ヲ行フ修業年限三年ノモノ
本令施行ノ際現ニ中等学校ノ最高学年ニ在学スル者(中等学校令第十九条ノ規定ノ適用ヲ受クル課程ニ係ル者ヲ除ク)ハ本人ノ希望ニ依リ中等学校令第七条及第九条ノ改正規定ニ拘ラズ昭和二十年度ニ限リ之ヲ卒業セシムルコトヲ得
本令施行ノ際現ニ中等学校ノ最高学年ニ在学スル者(中等学校令第十九条ノ規定ノ適用ヲ受クル課程ニ係ル者ヲ除ク)ニシテ昭和二十年度ニ於テ当該学年ヲ修了スルモノ又ハ文部大臣ノ定ムル所ニ依リ之ト同等以上ノ学力アリト認メラレタル者ハ師範教育令第五条第一項、第十五条第一項若ハ第二項若ハ第二十四条又ハ専門学校令第五条第一項ノ規定ニ拘ラズ昭和二十一年度ニ限リ夫々師範学校本科、高等師範学校、女子高等師範学校、青年師範学校又ハ専門学校ニ入学スルコトヲ得