(裁判所職員定員令外六勅令中改正等ノ件)
法令番号: 勅令第三百十九號
公布年月日: 昭和20年5月21日
法令の形式: 勅令
朕裁判所職員定員令外六勅令中改正等ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年五月十九日
內閣總理大臣 男爵 鈴木貫太郞
司法大臣 松阪廣政
勅令第三百十九號
第一條 裁判所職員定員令中左ノ通改正ス
第一條中「檢事 奏任 五百十六人」ヲ「檢事 奏任 五百四十六人」ニ改ム
第二條 監獄官制中左ノ通改正ス
第三條中「少年考査官 專任二人 奏任」ノ次ニ
刑務敎誨師 專任百二十三人 判任內四十七人ヲ奏任ト爲スコトヲ得
刑務敎師 專任三十九人 判任內九人ヲ奏任ト爲スコトヲ得
ヲ加ヘ「刑務技師 專任十七人」ヲ「刑務技師 專任二十二人」ニ、「看守長 專任三百四十七人」ヲ「看守長 專任三百六十三人」ニ、「副看守長 專任二十六人」ヲ「副看守長 專任五十三人」ニ、「刑務技手 專任三百四十八人」ヲ「刑務技手 專任三百四十三人」ニ定ム
第八條ノ二 刑務敎誨師ハ上官ノ命ヲ承ケ在監者ノ敎誨ヲ掌ル
第八條ノ三 刑務敎師ハ上官ノ命ヲ承ケ受刑者ノ敎育ヲ掌ル
第十條第一項中「敎誨師、敎師及」ヲ削リ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
看守ハ判任官ノ待遇トシ其ノ任免ハ監獄ノ長之ヲ行フ
第十一條ヲ削リ第十二條ヲ第十一條、第十三條ヲ第十二條トス
別表中「茨城縣水戶市」ヲ「茨城縣那珂郡勝田町」ニ改ム
第三條 司法部內臨時職員設置制中左ノ通改正ス
第一條ノ十五 徵用ニ關スル法規ノ違反者ノ檢察ニ關スル事務ニ從事セシムル爲裁判所ニ左ノ職員ヲ增置ス
書記 專任三十人
第三條中「刑務醫官 專任十二人」ノ次ニ「刑務敎誨師 專任十五人內七人ヲ奏任ト爲スコトヲ得」ヲ加ヘ「看守長 專任百三十一人」ヲ「看守長 專任百十五人」ニ、「副看守長 專任九十人」ヲ「副看守長 專任六十三人」ニ改ム
第四條 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十五條中「少年考査官」ノ次ニ
刑務敎誨師
刑務敎師
ヲ加フ
第五條 奏任及判任待遇監獄職員給與令中左ノ通改正ス
「奏任及判任待遇監獄職員給與令」ヲ「監獄看守給與令」ニ改ム
第一條第二項中「三十圓」ヲ「四十圓」ニ、同條第三項中「二十圓乃至三十六圓」ヲ「三十圓乃至五十圓」ニ改メ同條第一項ヲ削ル
第二條第一項及第二項竝ニ第三條第一項及第二項ヲ削ル
第十一條 樺太ニ在勤スル看守ニハ月俸ト同額以內ノ月額ノ手當ヲ給ス但シ月俸六十圓未滿ノ者ニハ月額六十圓迄ノ手當ヲ給スルコトヲ得
第十四條中「高等官及」ヲ削ル
別表ヲ削ル
第六條 昭和十五年勅令第八百六十八號中左ノ通改正ス
「奏任及判任待遇監獄職員給與令」ヲ「監獄看守給與令」ニ改ム
第七條 豫防拘禁所敎導給與令中左ノ通改正ス
第一條第一項中「三十圓」ヲ「四十圓」ニ、「同條第二項中「二十圓乃至三十六圓」ヲ「三十圓乃至五十圓」ニ改ム
第八條 監獄待遇職員官等等級配當令ハ之ヲ廢止ス
第九條 大正七年勅令第三百六十六號ハ之ヲ廢止ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕裁判所職員定員令外六勅令中改正等ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年五月十九日
内閣総理大臣 男爵 鈴木貫太郎
司法大臣 松阪広政
勅令第三百十九号
第一条 裁判所職員定員令中左ノ通改正ス
第一条中「検事 奏任 五百十六人」ヲ「検事 奏任 五百四十六人」ニ改ム
第二条 監獄官制中左ノ通改正ス
第三条中「少年考査官 専任二人 奏任」ノ次ニ
刑務教誨師 専任百二十三人 判任内四十七人ヲ奏任ト為スコトヲ得
刑務教師 専任三十九人 判任内九人ヲ奏任ト為スコトヲ得
ヲ加ヘ「刑務技師 専任十七人」ヲ「刑務技師 専任二十二人」ニ、「看守長 専任三百四十七人」ヲ「看守長 専任三百六十三人」ニ、「副看守長 専任二十六人」ヲ「副看守長 専任五十三人」ニ、「刑務技手 専任三百四十八人」ヲ「刑務技手 専任三百四十三人」ニ定ム
第八条ノ二 刑務教誨師ハ上官ノ命ヲ承ケ在監者ノ教誨ヲ掌ル
第八条ノ三 刑務教師ハ上官ノ命ヲ承ケ受刑者ノ教育ヲ掌ル
第十条第一項中「教誨師、教師及」ヲ削リ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
看守ハ判任官ノ待遇トシ其ノ任免ハ監獄ノ長之ヲ行フ
第十一条ヲ削リ第十二条ヲ第十一条、第十三条ヲ第十二条トス
別表中「茨城県水戸市」ヲ「茨城県那珂郡勝田町」ニ改ム
第三条 司法部内臨時職員設置制中左ノ通改正ス
第一条ノ十五 徴用ニ関スル法規ノ違反者ノ検察ニ関スル事務ニ従事セシムル為裁判所ニ左ノ職員ヲ増置ス
書記 専任三十人
第三条中「刑務医官 専任十二人」ノ次ニ「刑務教誨師 専任十五人内七人ヲ奏任ト為スコトヲ得」ヲ加ヘ「看守長 専任百三十一人」ヲ「看守長 専任百十五人」ニ、「副看守長 専任九十人」ヲ「副看守長 専任六十三人」ニ改ム
第四条 高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第十五条中「少年考査官」ノ次ニ
刑務教誨師
刑務教師
ヲ加フ
第五条 奏任及判任待遇監獄職員給与令中左ノ通改正ス
「奏任及判任待遇監獄職員給与令」ヲ「監獄看守給与令」ニ改ム
第一条第二項中「三十円」ヲ「四十円」ニ、同条第三項中「二十円乃至三十六円」ヲ「三十円乃至五十円」ニ改メ同条第一項ヲ削ル
第二条第一項及第二項並ニ第三条第一項及第二項ヲ削ル
第十一条 樺太ニ在勤スル看守ニハ月俸ト同額以内ノ月額ノ手当ヲ給ス但シ月俸六十円未満ノ者ニハ月額六十円迄ノ手当ヲ給スルコトヲ得
第十四条中「高等官及」ヲ削ル
別表ヲ削ル
第六条 昭和十五年勅令第八百六十八号中左ノ通改正ス
「奏任及判任待遇監獄職員給与令」ヲ「監獄看守給与令」ニ改ム
第七条 予防拘禁所教導給与令中左ノ通改正ス
第一条第一項中「三十円」ヲ「四十円」ニ、「同条第二項中「二十円乃至三十六円」ヲ「三十円乃至五十円」ニ改ム
第八条 監獄待遇職員官等等級配当令ハ之ヲ廃止ス
第九条 大正七年勅令第三百六十六号ハ之ヲ廃止ス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス