第一條 本法ニ於テ造船事業トハ命令ノ定ムル設備ヲ備フル者ノ爲ス船舶ノ製造又ハ修繕ノ事業ヲ謂フ
前項ノ事業ヲ營ム者ノ爲ス船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ノ製造又ハ修繕ハ之ヲ其ノ事業ノ一部ト看做ス
第二條 造船事業ヲ營マントスル者ハ政府ノ許可ヲ受クベシ
第三條 前條ノ許可ヲ受クルコトヲ得ベキ者ハ帝國法令ニ依リ設立シタル株式會社又ハ有限會社ニシテ其ノ株主又ハ社員ノ半數以上、取締役ノ半數以上、資本ノ半額以上及議決權ノ過半數ガ帝國臣民又ハ帝國法令ニ依リ設立シタル法人ニ屬スルモノニ限ル
前項ノ法人ハ其ノ社員、株主若ハ業務ヲ執行スル役員ノ半數以上又ハ資本ノ半額以上若ハ議決權ノ過半數ガ外國人又ハ外國法人ニ屬セザルモノナルコトヲ要ス
前條ノ許可ヲ受ケタル者前二項ノ規定ニ該當セザルニ至リタルトキハ許可ハ其ノ效力ヲ失フ
第四條 第二條ノ許可ヲ受ケタル會社(以下造船會社ト稱ス)ハ政府ノ指定スル期間內ニ其ノ事業ヲ開始スベシ
政府ハ正當ノ事由アリト認ムル場合ニ限リ前項ノ期間ノ延長ヲ許可スルコトヲ得
造船會社前二項ノ期間內ニ其ノ事業ヲ開始セザルトキハ第二條ノ許可ハ其ノ效力ヲ失フ
第五條 造船會社其ノ事業ノ全部又ハ一部ヲ讓渡シ、廢止シ又ハ休止セントスルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ政府ノ許可ヲ受クベシ
造船會社ノ合併又ハ解散ノ決議ハ命令ノ定ムル所ニ依リ政府ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
第六條 造船事業ハ土地收用法第二條ノ土地ヲ收用又ハ使用スルコトヲ得ル事業トシ同法ヲ適用ス
第七條 造船會社ハ其ノ事業ニ屬スル設備ノ償却ニ充ツル爲勅令ノ定ムル所ニ依リ每決算期ノ利益ノ一部ヲ積立ツベシ
第八條 株式會社タル造船會社ハ政府ノ認可ヲ受ケ其ノ事業ニ屬スル設備ノ費用ニ充ツル爲商法ニ規定スル制限ヲ超エテ社債ヲ募集スルコトヲ得但シ社債ノ總額ハ拂込ミタル株金額ノ二倍ヲ超ユルコトヲ得ズ
最終ノ貸借對照表ニ依リ會社ニ現存スル純財產額ガ拂込ミタル株金額ニ滿タザルトキハ前項ノ規定ヲ適用セズ
舊社債償還ノ爲ニスル社債ノ募集ニ付テハ其ノ舊社債ノ額ハ社債ノ總額中ニ之ヲ算入セズ此ノ場合ニ於テハ拂込ノ期日、若シ數囘ニ分チテ拂込ヲ爲サシムルトキハ第一囘拂込ノ期日ヨリ六月以內ニ舊社債ヲ償還スルコトヲ要ス
第一項ノ規定ニ依リ募集スル社債ニ付テハ工場抵當法ニ依リ會社ノ事業ニ屬スルモノヲ抵當ト爲スコトヲ要ス但シ特別ノ事情アル場合ニ於テ政府其ノ必要ナシト認メタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第九條 造船會社本邦ニ於テ未ダ製造セラレタルコトナキ船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ノ製造ヲ爲ス場合ニ於テハ政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ豫算ノ範圍內ニ於テ之ニ奬勵金ヲ交付スルコトヲ得
第十條 政府ハ造船會社ニ對シ命令ノ定ムル所ニ依リ船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ニハ本邦ニ於テ製造セラレタル物ヲ使用スベキコトヲ命ズルコトヲ得
第十一條 政府ハ造船事業ノ維持ヲ圖ル爲必要アリト認ムルトキハ船舶ノ製造ヲ爲ス造船會社又ハ船舶ノ製造ノ注文ヲ爲ス者ニ對シ命令ノ定ムル所ニ依リ豫算ノ範圍內ニ於テ助成金ヲ交付スルコトヲ得
第十二條 政府ハ船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ニ付其ノ規格ヲ定ムルコトヲ得船舶及船舶用材料ニ付亦同ジ
造船會社ハ前項ノ規定ニ依リ規格ヲ定メタルモノニ付テハ命令ノ定ムル場合ヲ除クノ外規格ニ適合スルモノニ非ザレバ之ヲ製造シ又ハ船舶ニ使用スルコトヲ得ズ
第十三條 政府ハ造船會社ニ對シ其ノ製造セントスル船舶ニ付命令ノ定ムル推進性能試驗ヲ受クベキコトヲ命ズルコトヲ得
第十四條 政府ハ公益上必要アリト認ムルトキハ造船會社ニ對シ船舶、船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ニ付製造若ハ販賣ノ價格又ハ修繕料ノ變更ヲ命ジ又ハ此等ノ物ノ供給ニ關シ必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十五條 政府ハ公益上必要アリト認ムルトキハ造船會社ニ對シ左ノ各號ニ揭グル事項ヲ命ズルコトヲ得
二 政府ノ指定スル船舶、船體、船舶用機關若ハ艤裝品又ハ其ノ部分品若ハ附屬品ノ製造又ハ修繕
前項ノ命令ニ因リ生ジタル損失ハ勅令ノ定ムル所ニ依リ政府之ヲ補償ス
前項ノ補償ヲ伴フベキ命令ハ之ニ因リ要スベキ補償金ノ總額ガ帝國議會ノ協贊ヲ經タル金額ヲ超エザル範圍內ニ於テ之ヲ爲スコトヲ要ス
第十六條 政府ハ第十二條第一項ノ規格ノ決定、第十四條若ハ前條第一項第一號ノ命令又ハ前條第二項ノ補償金額ノ決定ヲ爲サントスルトキハ勅令ニ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外造船事業委員會ノ議ヲ經ベシ
第十七條 造船會社ハ其ノ事業ノ改良發達ヲ圖ル爲造船組合ヲ設立スルコトヲ得
第十八條 造船組合ハ左ノ事業ヲ行フコトヲ得
一 組合員ノ事業ニ必要ナル物ノ取得、保有及供給竝ニ組合員ノ事業ノ爲ニスル共同施設
四 前各號ニ揭グルモノノ外組合ノ目的ヲ達スルニ必要ナル事業
造船組合ハ營利ヲ目的トシテ其ノ事業ヲ行フコトヲ得ズ
第十九條 造船組合ハ定款ノ定ムル所ニ依リ其ノ組合員ニ對シ經費ヲ分賦シ過怠金ヲ課スルコトヲ得
第二十條 造船組合ヲ設立セントスルトキハ豫メ地區ヲ定メ其ノ地區內ニ於テ組合員タルベキ資格ヲ有スル者ノ三分ノ二以上ヲ以テ創立總會ヲ開キ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ政府ノ認可ヲ受クベシ
組合ノ設立ニ付組合員タルベキ資格ヲ有スル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得ルコト能ハザル場合ト雖モ特別ノ事由アルトキハ政府ノ認可ヲ受ケ創立總會ヲ開クコトヲ得
第二十一條 造船組合ノ定款ニハ左ノ事項ヲ記載スベシ
十三 存立ノ期間又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ期間又ハ事由
組合ト理事ト利益相反スル事項ニ付テハ監事組合ヲ代表ス
理事缺ケタルトキハ監事其ノ職務ヲ行フ但シ其ノ期間ハ三月ヲ超ユルコトヲ得ズ
理事ノ職務ヲ行フ者ナキトキハ政府ハ假理事ヲ選任シ理事ノ職務ヲ行ハシムルコトヲ得
第一項ノ規定ニ依ル役員ノ外定款ノ定ムル所ニ依リ他ノ役員ヲ置クコトヲ得
前項第一號、第四號、第六號及第七號ニ揭グル事項ノ決議ハ政府ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
第二十四條 組合員ハ總會ニ於テ各一個ノ議決權ヲ有ス但シ定款ノ定ムル所ニ依リ一人ニ付二個以上ノ議決權ヲ有セシムルコトヲ得
第二十五條 總會ノ議決ハ定款ノ定ムル所ニ依リ出席シタル組合員ノ議決權ノ過半數ヲ以テ之ヲ爲ス但シ第二十三條第一項第一號、第二號、第四號、第五號及第七號ニ揭グル事項ノ議決ハ總組合員ノ半數以上ニシテ議決權總數ノ半數以上ニ當ル組合員出席シ其ノ議決權ノ三分ノ二以上ノ多數ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ要ス
組合員ノ有スベキ出資口數ハ五十口ヲ超ユルコトヲ得ズ但シ特別ノ事由アルトキハ定款ノ定ムル所ニ依リ之ヲ增加スルコトヲ得
第二十七條 組合員ノ責任ハ第十九條ノ規定ニ依ル費用負擔ノ外其ノ出資額ヲ限度トス
造船組合ハ定款ニ依リ組合財產ヲ以テ其ノ債務ヲ完濟スルコト能ハザル場合ニ於テ組合員ノ全員ガ其ノ出資ノ外一定ノ金額ヲ限度トシテ組合ノ債權者ニ對シ責任ヲ負擔スルモノト爲スコトヲ得
第二十八條 造船組合ハ組合員間ニ於ケル事業ノ統制ヲ行フ場合ニ於テハ之ニ關スル規程ヲ定ムベシ
政府ハ必要アリト認ムルトキハ造船組合ニ對シ前項ノ規程ノ變更ヲ命ズルコトヲ得
第二十九條 造船事業ノ健全ナル發達ヲ圖ル爲必要アリト認ムルトキハ政府ハ造船組合ニ對シ必要ナル事業ヲ行フベキコトヲ命ズルコトヲ得
第三十條 造船事業ノ健全ナル發達ヲ圖ル爲必要アリト認ムルトキハ政府ハ造船組合ノ組合員ニ對シ其ノ組合ノ統制ニ從フベキコトヲ命ジ又ハ命令ノ定ムル所ニ依リ組合員ニ非ズシテ組合員タル資格ヲ有スル者ヲシテ其ノ組合ノ組合員タラシムルコトヲ得
第三十一條 政府ハ必要アリト認ムルトキハ造船組合ニ對シ定款、收支豫算又ハ經費ノ分賦收入方法ノ變更ヲ命ズルコトヲ得
第三十二條 造船組合ノ事業ノ繼續ヲ困難ナリト認ムルトキ又ハ組合ノ行爲ガ法令、定款若ハ政府ノ命令ニ違反シタルトキ若ハ公益ヲ害シ若ハ害スルノ虞アリト認ムルトキハ政府ハ左ノ處分ヲ爲スコトヲ得
第三十四條 造船組合ハ其ノ共同ノ目的ヲ達スル爲造船組合聯合會ヲ設立スルコトヲ得
造船組合聯合會ハ他ノ造船組合聯合會又ハ造船組合ト其ノ共同ノ目的ヲ達スル爲更ニ造船組合聯合會ヲ設立スルコトヲ得
第三十五條 造船組合聯合會ヲ設立セントスルトキハ會員タルベキ資格ヲ有スル組合又ハ聯合會ノ中會員タラントスル者ニ於テ選任シタル創立委員ヲ以テ創立委員會ヲ開キ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ政府ノ認可ヲ受クベシ
第三十六條 第十八條、第十九條、第二十條第三項、第二十一條乃至第三十三條ノ規定ハ造船組合聯合會ニ付之ヲ準用ス
第三十七條 造船組合及造船組合聯合會ハ勅令ノ定ムル所ニ依リ登記ヲ爲スコトヲ要ス
前項ノ規定ニ依リ登記スベキ事項ハ登記ノ後ニ非ザレバ之ヲ以テ第三者ニ對抗スルコトヲ得ズ
第三十八條 造船組合及造船組合聯合會ニハ所得稅及營業收益稅ヲ課セズ
第三十九條 民法第五十一條第二項、第五十二條第二項、第五十四條、第五十五條、第五十九條第三號第四號、第六十條乃至第六十四條及第六十六條ノ規定ハ造船組合及造船組合聯合會ニ付之ヲ準用ス
第四十條 本法ニ規定スルモノノ外造船組合及造船組合聯合會ニ關シ必要ナル事項ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第四十一條 政府ハ造船會社、造船組合又ハ造船組合聯合會ヲシテ業務及財產ノ狀況ニ關シ報吿ヲ爲サシムルコトヲ得
政府ハ造船會社、造船組合又ハ造船組合聯合會ニ對シ業務及會計ニ關シ監督上必要ナル命令ヲ發シ又ハ處分ヲ爲スコトヲ得
第四十二條 本法ハ勅令ノ定ムル所ニ依リ船舶、船舶用機關又ハ艤裝品ノ製造又ハ修繕ヲ爲ス事業ニシテ第一條ノ造船事業ニ屬セザルモノニ付之ヲ準用ス
第四十三條 第二條ノ規定ニ違反シ許可ヲ受ケズシテ造船事業ヲ營ミタル者ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス
第四十四條 造船會社左ノ各號ノ一ニ該當スルトキハ二千圓以下ノ罰金ニ處ス
一 第五條第一項ノ規定ニ違反シ事業ヲ讓渡シ、廢止シ又ハ休止シタルトキ
二 第十條ノ規定ニ依ル命令ニ違反シ本邦ニ於テ製造セラレタルニ非ザル物ヲ使用シタルトキ
三 第十二條第二項ノ規定ニ違反シ規格ニ適合セザルモノヲ製造シ又ハ船舶ニ使用シタルトキ
四 第十四條又ハ第十五條第一項ノ規定ニ依ル命令ニ違反シタルトキ
五 第三十條ノ規定ニ依ル命令ニ違反シ組合ノ統制ニ從ハザルトキ
第四十五條 造船會社左ノ各號ノ一ニ該當スルトキハ五百圓以下ノ罰金ニ處ス
一 第四十一條第一項ノ規定ニ依ル報吿ヲ爲サズ又ハ虛僞ノ報吿ヲ爲シタルトキ
二 第四十一條第二項ノ規定ニ依ル命令又ハ處分ニ違反シタルトキ
第四十六條 造船事業ヲ營ム者ハ其ノ代理人、戶主、家族、雇人其ノ他ノ從業者ガ其ノ業務ニ關シ第四十三條乃至前條ノ違反行爲ヲ爲シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ其ノ處罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
第四十七條 第四十三條乃至第四十五條ノ罰則ハ其ノ者ガ法人ナルトキハ理事、取締役其ノ他ノ法人ノ業務ヲ執行スル役員ニ、未成年者又ハ禁治產者ナルトキハ其ノ法定代理人ニ之ヲ適用ス但シ營業ニ關シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第四十八條 造船組合又ハ造船組合聯合會ノ理事、監事又ハ淸算人其ノ職務ニ關シ賄賂ヲ收受シ、要求シ又ハ約束シタルトキハ二年以下ノ懲役ニ處ス因テ不正ノ行爲ヲ爲シ又ハ相當ノ行爲ヲ爲サザルトキハ五年以下ノ懲役ニ處ス
前項ノ場合ニ於テ收受シタル賄賂ハ之ヲ沒收ス若シ其ノ全部又ハ一部ヲ沒收スルコト能ハザルトキハ其ノ價額ヲ追徵ス
第四十九條 前條第一項ニ揭グル者ニ對シ賄賂ヲ交付シ、提供シ又ハ約束シタル者ハ二年以下ノ懲役又ハ五百圓以下ノ罰金ニ處ス
前項ノ罪ヲ犯シタル者自首シタルトキハ其ノ刑ヲ減輕又ハ免除スルコトヲ得
第五十條 造船會社左ノ各號ノ一ニ該當スルトキハ取締役又ハ其ノ職務ヲ行フ監査役ヲ千圓以下ノ過料ニ處ス
一 第七條ノ規定ニ違反シ準備金ノ積立ヲ爲サズ又ハ之ヲ同條ニ規定スル以外ノ目的ニ使用シタルトキ
二 第八條ノ規定ニ違反シ社債ヲ募集シ又ハ舊社債ノ償還ヲ爲サザルトキ
第五十一條 左ノ場合ニ於テハ造船組合又ハ造船組合聯合會ノ理事又ハ監事ヲ五百圓以下ノ過料ニ處ス
一 官廳又ハ總會ニ對シ不實ノ申述ヲ爲シ又ハ事實ヲ隱蔽シタルトキ
二 本法ニ依リ政府ノ徵スル報吿ヲ爲サズ又ハ本法ニ依ル政府ノ命令若ハ處分ニ從ハザルトキ
四 本法ニ依リ備置クベキ書類ヲ備置カザルトキ又ハ其ノ書類ニ記載スベキ事項ヲ記載セザルトキ
第五十二條 第三十七條及第四十條ノ規定ニ基キテ發スル勅令ニ於テハ之ニ違反シタル者ヲ五百圓以下ノ過料ニ處スル規定ヲ設クルコトヲ得
第五十三條 非訟事件手續法第二百六條乃至第二百八條ノ規定ハ第五十條乃至前條ノ過料ニ付之ヲ準用ス