原蚕種管理法
法令番号: 法律第二十五號
公布年月日: 昭和9年3月28日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル原蠶種管理法ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和九年三月二十七日
內閣總理大臣 子爵 齋藤實
農林大臣 後藤文夫
法律第二十五號
原蠶種管理法
第一條 政府ハ蠶種ノ統制ヲ圖ル爲原蠶種ノ製造ヲ管理ス
第二條 本法ニ於テ原種トハ原蠶種ニシテ普通蠶種ノ製造ニ用フルモノヲ謂ヒ原原種トハ原蠶種ニシテ原種ノ製造ニ用フルモノヲ謂フ
第三條 原原種ノ製造ハ政府之ヲ行フ
政府ハ其ノ製造ニ係ル原原種ヲ府縣ニ配付ス但シ第九條第一項ノ許可ヲ受ケタル蠶種製造者ニ之ヲ配付スルコトヲ得
第四條 前條ノ規定ニ依リ政府ノ製造配付スベキ原原種ノ品種ハ蠶品種審查會ノ議ヲ經テ主務大臣之ヲ定ム
蠶品種審查會ノ組織ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第五條 府縣ハ命令ノ定ムル所ニ依リ政府ヨリ配付セラレタル原原種ヨリ產出シタル繭ヲ用ヒテ原種ヲ製造シ蠶種製造者ニ之ヲ配付スベシ
前項ノ規定ニ依ル原種ノ製造及配付ニ關シ必要ナル費用ハ府縣ノ負擔トス但シ國庫ハ勅令ノ定ムル所ニ依リ豫算ノ範圍內ニ於テ府縣ニ對シ其ノ原種製造設備ニ要スル經費ノ二分ノ一以內ヲ補助スルコトヲ得
第六條 政府又ハ府縣ハ第三條、前條第一項又ハ第十二條ノ規定ニ依リ配付スル原原種又ハ原種ニ對シ勅令ノ定ムル所ニ依リ料金ヲ徵收スルコトヲ得
第七條 原原種及原種ノ配付ニ關シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第八條 蠶種製造者ハ原蠶種ヲ製造スルコトヲ得ズ
第九條 蠶種製造者ハ前條ノ規定ニ拘ラズ原種ノ製造ニ限リ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受ケ之ヲ爲スコトヲ得
前項ノ場合ニ於テハ政府ヨリ配付セラレタル原原種ヨリ產出シタル繭ヲ用フルニ非ザレバ原種ヲ製造スルコトヲ得ズ
第一項ノ許可ヲ受ケ製造シタル原種及其ノ蠶兒ハ之ヲ讓渡スコトヲ得ズ但シ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十條 蠶種製造者ハ府縣ヨリ配付セラレタル原種又ハ前條第一項ノ許可ヲ受ケ製造シタル原種ヨリ產出シタル繭ヲ用フルニ非ザレバ普通蠶種ヲ製造スルコトヲ得ズ
蠶種製造者ハ府縣ヨリ配付セラレタル原種及其ノ蠶兒ヲ讓渡スコトヲ得ズ但シ命令ノ定ムル所ニ依リ地方長官ノ許可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十一條 蠶種製造者普通蠶種ヲ製造セントスルトキハ主務大臣ノ定メタル交配形式ニ依ルベシ
主務大臣前項ノ交配形式ヲ定メントスルトキハ蠶品種審查會ノ議ヲ經ルコトヲ要ス
第十二條 天災其ノ他不可抗力ニ因リ原種ノ製造又ハ配付ヲ爲スコト能ハザル場合ニ於テハ府縣ハ主務大臣ノ許可ヲ受ケ他ノ府縣ヨリ原種ヲ讓受ケ之ヲ蠶種製造者ニ配付シ又ハ政府ヨリ原原種ノ配付ヲ受ケ之ヲ原種トシテ若ハ旣ニ配付ヲ受ケタル原原種ヲ原種トシテ蠶種製造者ニ配付スルコトヲ得
第十三條 蠶種ノ輸入、移入、輸出又ハ移出ハ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クルニ非ザレバ之ヲ爲スコトヲ得ズ
第十四條 主務大臣ハ蠶種製造者ニ對シ蠶種ノ統制上必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十五條 主務大臣必要アリト認ムルトキハ第九條第一項ノ許可ヲ受ケタル蠶種製造者ニ對シ設備ノ改善ヲ命ジ其ノ他監督上必要ナル命令ヲ發シ又ハ處分ヲ爲スコトヲ得
第十六條 第九條第一項ノ許可ヲ受ケタル蠶種製造者ノ所爲ニシテ本法若ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ違反シ又ハ公益ヲ害シ若ハ害スルノ虞アリト認ムルトキハ主務大臣ハ其ノ許可ヲ取消スコトヲ得
第十七條 當該官吏吏員取締上必要アリト認ムルトキハ蠶種製造者又ハ第十三條ノ許可ヲ受ケタル者ノ事務所、營業所、製造場、倉庫等ニ臨檢シ物品及帳簿其ノ他ノ書類ヲ調查シ又ハ必要ナル分量ニ限リ無償ニテ物品ヲ收去スルコトヲ得
主務大臣又ハ地方長官本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ違反スル所爲アリト認ムルトキハ當該官吏吏員ヲシテ前項ニ揭ゲタル場所ニ臨檢シ被疑者若ハ參考人ヲ尋問シ又ハ犯罪ノ事實ヲ證明スベキ物件、帳簿、書類ヲ搜索シ若ハ之ガ差押ヲ爲サシムルコトヲ得
臨檢、尋問、搜索又ハ差押ニ關シテハ間接國稅犯則者處分法ヲ準用ス
主務大臣又ハ地方長官取締上必要アリト認ムルトキハ蠶種製造者又ハ第十三條ノ許可ヲ受ケタル者ニ對シ業務ニ關スル報吿ヲ爲サシムルコトヲ得
第十八條 第八條、第九條第二項第三項、第十條、第十一條第一項又ハ第十三條ノ規定ニ違反シタル者ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス
第十九條 第十四條ノ規定ニ依ル命令ニ違反シタル者ハ五百圓以下ノ罰金ニ處ス
第二十條 左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ三百圓以下ノ罰金ニ處ス
一 第十五條ノ規定ニ依ル命令ニ違反シ又ハ同條ノ規定ニ依ル處分ヲ拒ミ若ハ妨ゲタル者
二 第十七條第一項又ハ第二項ノ規定ニ依ル職務ノ執行ヲ拒ミ若ハ妨ゲタル者又ハ臨檢ノ際當該官吏吏員ノ尋問ニ對シ答辯ヲ爲サズ若ハ虛僞ノ陳述ヲ爲シタル者
三 第十七條第四項ノ規定ニ依ル報吿ヲ爲サズ又ハ虛僞ノ報吿ヲ爲シタル者
第二十一條 第十八條ノ犯罪ニ係ル蠶種、蠶兒又ハ繭ハ之ヲ沒收シ若シ其ノ全部又ハ一部ヲ沒收スルコト能ハザル場合ハ其ノ價額ヲ追徵ス
前項ノ蠶種又ハ蠶兒犯人以外ノ者ニ屬スルトキハ行政官廳ノ處分ヲ以テ之ヲ沒取スルコトヲ得
第二十二條 蠶種製造者又ハ第十三條ノ許可ヲ受ケタル者ハ其ノ代理人、戶主、家族、同居者、雇人其ノ他ノ從業者ニシテ本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ違反スル所爲ヲ爲シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ其ノ處罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
第二十三條 本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ依リ適用スベキ罰則ハ其ノ者ガ法人ナルトキハ理事、取締役其ノ他ノ法人ノ業務ヲ執行スル役員ニ、未成年者又ハ禁治產者ナルトキハ其ノ法定代理人ニ之ヲ適用ス但シ營業ニ關シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第二十四條 本法中府縣ニ關スル規定ハ北海道ニ於テハ北海道地方費ニ之ヲ準用ス
附 則
本法施行ノ期日ハ各規定ニ付勅令ヲ以テ之ヲ定ム
蠶絲業法第二條中「稱スルハ」ノ下ニ「府縣ヲ除クノ外」ヲ加フ
蠶絲業法第七條ヲ削除ス
蠶絲業法第十條中「蠶種製造者」ヲ「府縣及原蠶種管理法第九條第一項ノ許可ヲ受ケタル蠶種製造者」ニ改ム
蠶絲業法第十一條ノ二ニ左ノ一項ヲ加フ
府縣ハ命令ノ定ムル所ニ依リ自己ノ製造スル蠶種ニ關シ檢查ヲ行フベシ
蠶絲業法第十二條中「及第十七條ノ檢查ニ合格シタル蠶種」及「原蠶種又ハ」ヲ削ル
蠶絲業法第十八條及第二十四條ヲ削除ス
蠶絲業法第三十七條第一項中「本法若ハ本法ニ基キテ發スル命令」ヲ「本法若ハ原蠶種管理法又ハ之ニ基キテ發スル命令」ニ改ム
蠶絲業法第三十九條第三號ヲ削ル
蠶絲業法第四十一條第一項中「第三號」ヲ削ル
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル原蚕種管理法ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和九年三月二十七日
内閣総理大臣 子爵 斎藤実
農林大臣 後藤文夫
法律第二十五号
原蚕種管理法
第一条 政府ハ蚕種ノ統制ヲ図ル為原蚕種ノ製造ヲ管理ス
第二条 本法ニ於テ原種トハ原蚕種ニシテ普通蚕種ノ製造ニ用フルモノヲ謂ヒ原原種トハ原蚕種ニシテ原種ノ製造ニ用フルモノヲ謂フ
第三条 原原種ノ製造ハ政府之ヲ行フ
政府ハ其ノ製造ニ係ル原原種ヲ府県ニ配付ス但シ第九条第一項ノ許可ヲ受ケタル蚕種製造者ニ之ヲ配付スルコトヲ得
第四条 前条ノ規定ニ依リ政府ノ製造配付スベキ原原種ノ品種ハ蚕品種審査会ノ議ヲ経テ主務大臣之ヲ定ム
蚕品種審査会ノ組織ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第五条 府県ハ命令ノ定ムル所ニ依リ政府ヨリ配付セラレタル原原種ヨリ産出シタル繭ヲ用ヒテ原種ヲ製造シ蚕種製造者ニ之ヲ配付スベシ
前項ノ規定ニ依ル原種ノ製造及配付ニ関シ必要ナル費用ハ府県ノ負担トス但シ国庫ハ勅令ノ定ムル所ニ依リ予算ノ範囲内ニ於テ府県ニ対シ其ノ原種製造設備ニ要スル経費ノ二分ノ一以内ヲ補助スルコトヲ得
第六条 政府又ハ府県ハ第三条、前条第一項又ハ第十二条ノ規定ニ依リ配付スル原原種又ハ原種ニ対シ勅令ノ定ムル所ニ依リ料金ヲ徴収スルコトヲ得
第七条 原原種及原種ノ配付ニ関シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第八条 蚕種製造者ハ原蚕種ヲ製造スルコトヲ得ズ
第九条 蚕種製造者ハ前条ノ規定ニ拘ラズ原種ノ製造ニ限リ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受ケ之ヲ為スコトヲ得
前項ノ場合ニ於テハ政府ヨリ配付セラレタル原原種ヨリ産出シタル繭ヲ用フルニ非ザレバ原種ヲ製造スルコトヲ得ズ
第一項ノ許可ヲ受ケ製造シタル原種及其ノ蚕児ハ之ヲ譲渡スコトヲ得ズ但シ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十条 蚕種製造者ハ府県ヨリ配付セラレタル原種又ハ前条第一項ノ許可ヲ受ケ製造シタル原種ヨリ産出シタル繭ヲ用フルニ非ザレバ普通蚕種ヲ製造スルコトヲ得ズ
蚕種製造者ハ府県ヨリ配付セラレタル原種及其ノ蚕児ヲ譲渡スコトヲ得ズ但シ命令ノ定ムル所ニ依リ地方長官ノ許可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十一条 蚕種製造者普通蚕種ヲ製造セントスルトキハ主務大臣ノ定メタル交配形式ニ依ルベシ
主務大臣前項ノ交配形式ヲ定メントスルトキハ蚕品種審査会ノ議ヲ経ルコトヲ要ス
第十二条 天災其ノ他不可抗力ニ因リ原種ノ製造又ハ配付ヲ為スコト能ハザル場合ニ於テハ府県ハ主務大臣ノ許可ヲ受ケ他ノ府県ヨリ原種ヲ譲受ケ之ヲ蚕種製造者ニ配付シ又ハ政府ヨリ原原種ノ配付ヲ受ケ之ヲ原種トシテ若ハ既ニ配付ヲ受ケタル原原種ヲ原種トシテ蚕種製造者ニ配付スルコトヲ得
第十三条 蚕種ノ輸入、移入、輸出又ハ移出ハ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クルニ非ザレバ之ヲ為スコトヲ得ズ
第十四条 主務大臣ハ蚕種製造者ニ対シ蚕種ノ統制上必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十五条 主務大臣必要アリト認ムルトキハ第九条第一項ノ許可ヲ受ケタル蚕種製造者ニ対シ設備ノ改善ヲ命ジ其ノ他監督上必要ナル命令ヲ発シ又ハ処分ヲ為スコトヲ得
第十六条 第九条第一項ノ許可ヲ受ケタル蚕種製造者ノ所為ニシテ本法若ハ本法ニ基キテ発スル命令ニ違反シ又ハ公益ヲ害シ若ハ害スルノ虞アリト認ムルトキハ主務大臣ハ其ノ許可ヲ取消スコトヲ得
第十七条 当該官吏吏員取締上必要アリト認ムルトキハ蚕種製造者又ハ第十三条ノ許可ヲ受ケタル者ノ事務所、営業所、製造場、倉庫等ニ臨検シ物品及帳簿其ノ他ノ書類ヲ調査シ又ハ必要ナル分量ニ限リ無償ニテ物品ヲ収去スルコトヲ得
主務大臣又ハ地方長官本法又ハ本法ニ基キテ発スル命令ニ違反スル所為アリト認ムルトキハ当該官吏吏員ヲシテ前項ニ掲ゲタル場所ニ臨検シ被疑者若ハ参考人ヲ尋問シ又ハ犯罪ノ事実ヲ証明スベキ物件、帳簿、書類ヲ捜索シ若ハ之ガ差押ヲ為サシムルコトヲ得
臨検、尋問、捜索又ハ差押ニ関シテハ間接国税犯則者処分法ヲ準用ス
主務大臣又ハ地方長官取締上必要アリト認ムルトキハ蚕種製造者又ハ第十三条ノ許可ヲ受ケタル者ニ対シ業務ニ関スル報告ヲ為サシムルコトヲ得
第十八条 第八条、第九条第二項第三項、第十条、第十一条第一項又ハ第十三条ノ規定ニ違反シタル者ハ五千円以下ノ罰金ニ処ス
第十九条 第十四条ノ規定ニ依ル命令ニ違反シタル者ハ五百円以下ノ罰金ニ処ス
第二十条 左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ三百円以下ノ罰金ニ処ス
一 第十五条ノ規定ニ依ル命令ニ違反シ又ハ同条ノ規定ニ依ル処分ヲ拒ミ若ハ妨ゲタル者
二 第十七条第一項又ハ第二項ノ規定ニ依ル職務ノ執行ヲ拒ミ若ハ妨ゲタル者又ハ臨検ノ際当該官吏吏員ノ尋問ニ対シ答弁ヲ為サズ若ハ虚偽ノ陳述ヲ為シタル者
三 第十七条第四項ノ規定ニ依ル報告ヲ為サズ又ハ虚偽ノ報告ヲ為シタル者
第二十一条 第十八条ノ犯罪ニ係ル蚕種、蚕児又ハ繭ハ之ヲ没収シ若シ其ノ全部又ハ一部ヲ没収スルコト能ハザル場合ハ其ノ価額ヲ追徴ス
前項ノ蚕種又ハ蚕児犯人以外ノ者ニ属スルトキハ行政官庁ノ処分ヲ以テ之ヲ没取スルコトヲ得
第二十二条 蚕種製造者又ハ第十三条ノ許可ヲ受ケタル者ハ其ノ代理人、戸主、家族、同居者、雇人其ノ他ノ従業者ニシテ本法又ハ本法ニ基キテ発スル命令ニ違反スル所為ヲ為シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ其ノ処罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
第二十三条 本法又ハ本法ニ基キテ発スル命令ニ依リ適用スベキ罰則ハ其ノ者ガ法人ナルトキハ理事、取締役其ノ他ノ法人ノ業務ヲ執行スル役員ニ、未成年者又ハ禁治産者ナルトキハ其ノ法定代理人ニ之ヲ適用ス但シ営業ニ関シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第二十四条 本法中府県ニ関スル規定ハ北海道ニ於テハ北海道地方費ニ之ヲ準用ス
附 則
本法施行ノ期日ハ各規定ニ付勅令ヲ以テ之ヲ定ム
蚕糸業法第二条中「称スルハ」ノ下ニ「府県ヲ除クノ外」ヲ加フ
蚕糸業法第七条ヲ削除ス
蚕糸業法第十条中「蚕種製造者」ヲ「府県及原蚕種管理法第九条第一項ノ許可ヲ受ケタル蚕種製造者」ニ改ム
蚕糸業法第十一条ノ二ニ左ノ一項ヲ加フ
府県ハ命令ノ定ムル所ニ依リ自己ノ製造スル蚕種ニ関シ検査ヲ行フベシ
蚕糸業法第十二条中「及第十七条ノ検査ニ合格シタル蚕種」及「原蚕種又ハ」ヲ削ル
蚕糸業法第十八条及第二十四条ヲ削除ス
蚕糸業法第三十七条第一項中「本法若ハ本法ニ基キテ発スル命令」ヲ「本法若ハ原蚕種管理法又ハ之ニ基キテ発スル命令」ニ改ム
蚕糸業法第三十九条第三号ヲ削ル
蚕糸業法第四十一条第一項中「第三号」ヲ削ル