第一條 左ニ揭クルモノヲ以テ公訴ニ關スル訴訟費用トス
一 豫審又ハ公判ニ付呼出シタル證人、鑑定人及通事ニ給スヘキ日當、旅費及止宿料
第二條 證人ノ日當ハ出頭一度ニ付二圓以內ニ於テ豫審判事、受託判事又ハ裁判所之ヲ定ム
第三條 鑑定人及通事ノ日當ハ出頭一度ニ付二圓以上十圓以內ニ於テ豫審判事、受託判事又ハ裁判所之ヲ定ム
鑑定又ハ通譯ニ付特別ノ技能若ハ費用又ハ長時間ヲ要スルトキハ日當ノ外豫審判事、受託判事又ハ裁判所ノ相當ト認ムル金額ヲ給スルコトヲ得
第四條 證人、鑑定人及通事ノ旅費ハ鐵道又ハ汽船ヲ通スル水路ニ在リテハ二等以下ノ汽車賃又ハ船賃ニシテ豫審判事、受託判事又ハ裁判所ノ相當ト認ムルモノニ依リ汽船ヲ通セサル水路ニ在リテハ一海里每ニ五錢其ノ他ニ在リテハ一里每ニ三十錢トス但シ一海里未滿又ハ一里未滿ノ端數ハ之ヲ切捨ツ
第五條 證人、鑑定人及通事ノ止宿料ハ一日五圓以內ニ於テ豫審判事、受託判事又ハ裁判所之ヲ定ム
第六條 證人、鑑定人及通事ノ日當、旅費及止宿料ハ豫審ニ付テハ其ノ終結前公判ニ付テハ判決前ニ請求スルニ非サレハ之ヲ給セス
第七條 共犯人ヲシテ訴訟費用ヲ負擔セシムル場合ニ於テハ連帶負擔トス