日本国有鉄道は、増大する輸送需要に対応するため第三次長期計画を進め、輸送改善を実施してきた。しかし、昭和39年度以降大幅な欠損が続き、43年度は定期運賃改定後も1400億円の欠損が見込まれ、このまま推移すれば破局的状態に陥ることが懸念される。このため、国鉄財政再建推進会議の意見書を受け、国鉄の能率化や国の財政措置と併せて、運賃改定を行う必要があると判断。普通旅客運賃を約15%引き上げ、遠距離逓減制を一部是正するとともに、旅客運賃の等級制を廃止し、一等車利用時には特別車両料金を徴収することとした。
参照した発言:
第61回国会 衆議院 本会議 第6号
航路 |
運賃 |
円 |
|
青 森―函 館 |
500 |
宇 野―高 松 |
120 |
仁 方―堀 江 |
300 |
宮島口―宮 島 |
50 |
大 畠―小松港 |
60 |