第一條 民事訴訟法ノ規定ニ於ケル訴訟費用ハ以下數條ノ規定ニ從ヒ之ヲ算定ス
第二條 訴狀其他總テ書類ノ書記料ハ半枚十二行二十字詰ニ付キ金二錢五厘トス但半枚ニ滿タサルモノモ亦同シ
圖面ハ一葉ニ付金十錢トス但別ニ測量ヲ要シタルトキハ其測量費ハ裁判所ノ意見ヲ以テ定ムル所ニ依ル
第三條 翻譯料ハ半枚十二行二十字詰ニ付キ金五十錢トス但半枚ニ滿タサルモノモ亦同シ
第四條 民事訴訟用印紙法ニ從ヒ貼用シタル印紙ノ費額ハ其代價ニ依ル
第五條 執達吏ノ手數料及ヒ立替金ハ執達吏手數料規則ノ規定ニ從フ
第七條 官報、公報及ヒ新聞紙ヲ以テ公吿シタル公吿料ハ各其定價ニ依ル
第八條 民事訴訟法第百二十七條ノ規定ニ從ヒ辯護士ノ附添ヲ命シタルトキハ其報酬ハ裁判所ノ意見ヲ以テ定ムル所ニ依ル
第九條 當事者ノ日當ハ出頭一度ニ付キ金五十錢トス但滯在費ヲ給スル場合ニ於テハ此日當ヲ二十五錢トス
第十條 證人ノ日當ハ出頭一度ニ付キ金五十錢トス但滯在費ヲ給スル場合ニ於テハ此日當ヲ給セス
第十一條 鑑定人及ヒ通事ノ日當ハ出頭一度ニ付キ金五十錢乃至五圓ノ範圍內ニ於テ裁判所ノ意見ヲ以テ定ムル所ニ依ル
第十二條 當事者ノ滯在費ハ滿八里以外ノ地ヨリ來リ滯在スルトキハ一日金二十五錢トシ證人、鑑定人及ヒ通事ノ滯在費ハ一日金五十錢トス
第十三條 當事者、證人、鑑定人及通事ノ旅費ハ海陸滿一里每ニ付キ金十錢トス
通路兩線以上アルトキハ最近ノ通路ヲ以テ旅費ヲ算定ス
外國ニ在ル當事者ノ旅費ハ裁判所ノ意見ヲ以テ定ムル所ニ依ル
第十四條 判事及ヒ裁判所書記檢證ノ爲メ實地臨檢ヲ爲スニ付テノ旅費及ヒ滯在費ハ證人ニ準ス
第十六條 强制執行及ヒ非訟事件ニ關ル費用ハ執達吏手數料規則ニ定メタルモノヲ除ク外前數條ノ規定ヲ準用シテ之ヲ算定ス
强制執行又ハ非訟事件ニ關シテ保管人若クハ管理人ヲ任命シタルトキハ其費用ハ裁判所ノ意見ヲ以テ定ムル所ニ依ル