年金制度や児童・母子家庭・心身障害者に係る諸手当制度について、国家財政再建が課題とされる中でも、老人・障害者等への適切な配慮が必要との観点から、福祉年金及び諸手当の給付改善を行うとともに、厚生年金等の拠出制年金について物価スライドの実施を繰り上げて年金額の引き上げを行おうとするものである。具体的には、老齢福祉年金、障害福祉年金、母子福祉年金等の給付額の引き上げ、厚生年金保険等の物価スライド実施時期の繰り上げ、児童扶養手当、特別児童扶養手当、福祉手当及び児童手当の支給額の引き上げを行うことを内容としている。
参照した発言:
第94回国会 衆議院 本会議 第17号