日本観光協会を国際観光振興会に改組し、外国人観光旅客の誘致を一層強化することを目的とする改正である。昭和34年に制定された日本観光協会法は、外国人観光旅客の来訪促進と接遇改善を通じて国際観光の振興を図ってきたが、諸外国の観光振興策強化に対応するため、より専門的かつ効率的な組織への転換が必要となった。具体的には、観光宣伝や観光案内など外国人観光旅客の来訪促進に必要な業務に特化させるため、法人の目的と業務範囲を改めるとともに、政府出資法人としての性格を明確化するため、会員制を廃止し、運営審議会を改組、理事を運輸大臣の任命制とすることとした。
参照した発言:
第46回国会 参議院 運輸委員会 第5号