第十三條 商工經濟會ハ解散ノ後ト雖モ淸算ノ目的ノ範圍內ニ於テハ仍存續スルモノト看做ス
第十四條 商工大臣商工經濟會ノ解散ヲ命ジタル場合ニ於テハ其ノ旨ヲ商工經濟會ノ事務所ノ所在地ノ區裁判所ニ通知スベシ
前項ノ通知アリタルトキハ裁判所ハ職權ヲ以テ淸算人ヲ選任ス
裁判所必要アリト認ムルトキハ職權ヲ以テ淸算人ヲ解任スルコトヲ得
裁判所淸算人ヲ選任又ハ解任シタルトキハ其ノ旨ヲ商工大臣ニ通知スベシ
第十五條 淸算人ハ商工經濟會ヲ代表シ淸算ヲ爲スニ必要ナル一切ノ行爲ヲ爲ス權限ヲ有ス
第十六條 淸算人ハ淸算及財產處分ノ方法ヲ定メ裁判所ノ認可ヲ受クベシ
裁判所必要アリト認ムルトキハ淸算人ニ對シ淸算及財產處分ノ方法ノ變更其ノ他監督上必要ナル命令ヲ爲スコトヲ得
第十七條 商工經濟會ハ解散ノ後ト雖モ裁判所ノ認可ヲ受ケ其ノ債務ヲ完濟スルニ必要ナル金額ヲ賦課徵收スルコトヲ得
商工經濟會法第二十六條ノ規定ハ前項ノ賦課徵收ニ關シ之ヲ準用ス
第十八條 商工大臣ハ裁判所ニ對シ淸算ニ關シ意見ヲ述ブルコトヲ得
第十九條 商工經濟會ノ淸算結了シタルトキハ裁判所ハ其ノ旨ヲ商工大臣ニ通知スベシ
第二十條 民法第七十九條、第八十條及第八十二條第二項竝ニ非訟事件手續法第三十五條第二項、第三十六條及第三十七條ノ二ノ規定ハ商工經濟會ノ淸算ニ之ヲ準用ス