朕燃料局特別會計規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年五月十四日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
勅令第四百二十三號
燃料局特別會計規則
第一條 歲入歲出ノ豫定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
前項ノ豫定計算書ニハ其ノ年三月三十一日ニ終リタル會計年度ノ受拂勘定表及固定資本價格增減表ヲ添附スベシ
第二條 歲入歲出ノ豫算ハ決定ノ後豫備費ヲ除キ所管大臣燃料局長官ニ命ジテ之ヲ執行セシムベシ但シ他ノ官吏ニ命ジテ其ノ一部ヲ執行セシムルコトヲ得
第三條 本會計ニ於テハ据置運轉資本ニ屬スル現金ノ持越高、据置運轉資本補足金ノ現在高及當該年度ノ收入濟歲入額ヲ以テ支拂元受高トシ歲出ヲ支出スルハ此ノ支拂元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四條 支出官ハアルコール又ハ石油ノ賠償及購買費、アルコール原料購買費、アルコール交付金、職工人夫ニ給スル諸費、外國ニ於テ支拂ヲ爲ス經費竝ニ硏究所及地方燃料局ノ工場及出張所ノ經費ニ限リ所屬ノ出納官吏ニ資金ノ前渡ヲ爲スコトヲ得
第五條 每年度ニ屬スル歲出ヲ支出スル爲小切手ヲ振出スハ當該年度三月三十一日限トス但シ會計法第十九條ノ規定ニ依リ歲出金ニ繰替使用シタル現金補塡ノ爲ニスル支出ニ付テハ翌年度四月三十日迄小切手ヲ振出スコトヲ得
第六條 每年度ニ屬スル定額戾入ヲ爲スハ當該年度三月三十一日限トス
第七條 アルコール及石油ノ賣拂代金ハ其ノ納入吿知書ニ指定シタル納期末日ノ屬スル年度ノ歲入トス
第八條 每年度內ニ收入ヲ爲スベキ權利ヲ得テ當該年度內ニ收入濟ト爲ラザルモノハ收入未濟トシテ遞次翌年度ニ繰越シ現ニ收入ヲ爲シタル年度ノ歲入ニ組入ルベシ
第九條 每年度內ニ支拂ヲ爲スベキ義務ヲ生ジ當該年度內ニ小切手ヲ振出サザルモノハ支出未濟トシテ遞次翌年度ニ繰越シ時效完成ニ至ル迄ハ支拂ノ請求アル每ニ小切手ヲ振出スベシ但シ支出未濟ノ繰越額ハ支出濟額ト合シテ豫算定額ヲ超過スルコトヲ得ズ
第十條 歲入徵收官ハ每月徵收報吿書ヲ調製シ參照書類ヲ添ヘ之ヲ燃料局長官ニ送付スベシ
第十一條 燃料局長官ハ徵收報吿書ニ依リ每月徵收總報吿書ヲ調製シ參照書類ヲ添ヘ所管大臣ヲ經由シテ其ノ翌月中ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第十二條 支出官ハ每月支出濟額報吿書ヲ調製シ之ヲ燃料局長官ニ送付スベシ
第十三條 燃料局長官ハ支出濟額報吿書ニ依リ每月支出總報吿書ヲ調製シ支出濟額報吿書ヲ添ヘ所管大臣ヲ經由シテ其ノ翌月中ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第十四條 歲入歲出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第十五條 資本ハ價格ヲ附シテ之ヲ計算スベシ
第十六條 資本ノ價格ハ左ノ方法ニ依リテ之ヲ定ム
一 土地ニ付テハ購入價格又ハ交換價格ニ依ル但シ購入價格又ハ交換價格ニ依ルコト能ハザルトキハ近隣地ノ賣買價格五年間ノ平均ニ依リ、近隣ニ比較スベキ相當ノ土地ナキトキハ五人以上ノ評價人ヲ定メ其ノ評價額ノ平均ニ依ル
二 建物、工作物、船舶、機械、器具及其ノ他ノ物品ニ付テハ建造費、製作費又ハ購入價格ニ依ル但シ建造費、製作費又ハ購入價格ニ依ルコト能ハザルトキハ二人以上ノ評價人ヲ定メ其ノ評價額ノ平均ニ依ル
三 アルコール及石油ニ付テハ賠償若ハ購買價格又ハ生產費ニ依ル但シ其ノ沒收等ニ係ルモノニ付テハ其ノ比準價格ニ依ル
四 材料素品、アルコール原料及機械運轉用品ニ付テハ購入價格又ハ生產費ニ依ル
第十七條 土地ノ價格ハ近隣地ノ賣買價格五年間ノ平均ニ依リ、近隣ニ比較スベキ相當ノ土地ナキトキハ五人以上ノ評價人ヲ定メ其ノ評價額ニ依リ昭和二十年度及爾後每五年度ニ之ヲ改定スベシ
第十八條 建物、工作物、船舶、機械、器具及其ノ他ノ物品ハ永遠保存品ヲ除キ保存期限ヲ定メ其ノ期限ニ應ジテ每年度價格ヲ遞減スベシ
前項ノ規定ニ依リ價格ヲ遞減スベキ物件ニシテ固定資本ニ屬スルモノヲ修理シタルトキハ其ノ修理費ヲ當該年度ノ價格ニ加ヘ殘存期限ニ應ジテ價格ヲ遞減スベシ
第十九條 前條第二項ノ場合ニ於テハ保存期限ヲ延長スルコトヲ得
第二十條 每年度末ニ現在スルアルコール又ハ石油ニシテ變質ニ因リ其ノ價格減少シタルモノニ付テハ其ノ時ニ於ケル賠償若ハ購買價格又ハ生產費ニ比準シテ其ノ價格ヲ改定スベシ
第二十一條 每年度末ニ現在スル材料素品、アルコール原料及機械運轉用品ニシテ其ノ市價ガ低落シタルモノニ付テハ其ノ時ニ於ケル市價ニ依リ其ノ價格ヲ改定スベシ
每年度末ニ現在スル材料素品、アルコール原料及機械運轉用品ニシテ毀損、變質其ノ他ノ事由ニ因リ減損シタルモノニ付テハ其ノ割合ニ應ジテ其ノ價格ヲ改定スベシ
第二十二條 材料素品、アルコール原料、機械運轉用品其ノ他ノ物品ニシテ不用ニ歸シタルモノハ損失トシ其ノ價格ヲ削除シテ不用物品ニ組入レ之ヲ賣拂フベシ
第二十三條 歲入ノ收入濟額、收入未濟額、賣拂代價翌年度納付許可額、据置運轉資本ニ屬スル現金ノ持越高、總アルコールノ價格、總石油ノ價格、總材料素品ノ價格、總アルコール原料ノ價格、總機械運轉用品ノ價格、總備品ノ價格及据置運轉資本補足金受入高ヲ以テ受入トシ歲出ノ支出濟額、支出未濟額、前年度益金納付額、据置運轉資本額、賣拂代價收入濟物品ノ價格、賣拂代價收入未濟物品ノ價格、賣拂代價翌年度納付許可物品ノ價格、消費シタルアルコールノ價格、消費シタル石油ノ價格、消費シタル材料素品ノ價格、消費シタルアルコール原料ノ價格、消費シタル機械運轉用品ノ價格、損失ニ歸シタル物品ノ價格、据置運轉資本補足金償還額及据置運轉資本補足金未償還額ヲ以テ拂出トシ受入ノ總額ヨリ拂出ノ總額ヲ控除シ殘餘アルトキハ事業ノ益金トシテ其ノ事業ヲ營ミタル年度ノ一般ノ歲入ニ納付スベシ但シ賣拂代價翌年度納付許可額ニ相當スル金額ハ翌年度ノ一般ノ歲入ニ納付スルコトヲ得
第二十四條 燃料局ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ本會計ニ關スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第二十五條 燃料局ハ歲入簿ヲ備ヘ歲入ノ豫算額、調定濟額、收入濟額、不納缺損額及收入未濟額ヲ登記スベシ
第二十六條 支出官ハ支出簿ノ外支拂元受高差引簿ヲ備ヘ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ
第二十七條 燃料局ハ歲出簿及支拂元受高差引簿ヲ備ヘ歲出簿ニハ歲出ノ豫算額、豫算決定後增加額、支出濟額、翌年度繰越額及殘額ヲ登記シ支拂元受高差引簿ニハ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ
第二十八條 本令ニ規定セザルモノニ付テハ會計規則ヲ準用ス
附 則
第二十九條 本令ハ昭和十八年度ヨリ之ヲ適用ス
第三十條 燃料局酒精部作業會計規則ハ之ヲ廢止ス但シ昭和十七年度分ニ付テハ仍其ノ效力ヲ有ス
第三十一條 第四條中地方燃料局トアルハ昭和十八年六月三十日迄ハ酒精局トス
第三十二條 燃料局特別會計法第二條ノ規定ニ依リ同法施行ノ際ニ於テ燃料局特別會計ノ所屬ト爲リタル資本ニ屬スル物件ニ附スベキ價格ハ第十六條ノ規定ニ拘ラズ燃料局酒精部特別會計ニ於ケル昭和十七年度末現在ノ價格ニ依ル
第三十三條 昭和十七年勅令第八百二十一號第三項中「燃料局酒精部作業會計規則」ヲ「燃料局特別會計規則」ニ改ム
朕燃料局特別会計規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年五月十四日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
勅令第四百二十三号
燃料局特別会計規則
第一条 歳入歳出ノ予定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
前項ノ予定計算書ニハ其ノ年三月三十一日ニ終リタル会計年度ノ受払勘定表及固定資本価格増減表ヲ添附スベシ
第二条 歳入歳出ノ予算ハ決定ノ後予備費ヲ除キ所管大臣燃料局長官ニ命ジテ之ヲ執行セシムベシ但シ他ノ官吏ニ命ジテ其ノ一部ヲ執行セシムルコトヲ得
第三条 本会計ニ於テハ据置運転資本ニ属スル現金ノ持越高、据置運転資本補足金ノ現在高及当該年度ノ収入済歳入額ヲ以テ支払元受高トシ歳出ヲ支出スルハ此ノ支払元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四条 支出官ハアルコール又ハ石油ノ賠償及購買費、アルコール原料購買費、アルコール交付金、職工人夫ニ給スル諸費、外国ニ於テ支払ヲ為ス経費並ニ研究所及地方燃料局ノ工場及出張所ノ経費ニ限リ所属ノ出納官吏ニ資金ノ前渡ヲ為スコトヲ得
第五条 毎年度ニ属スル歳出ヲ支出スル為小切手ヲ振出スハ当該年度三月三十一日限トス但シ会計法第十九条ノ規定ニ依リ歳出金ニ繰替使用シタル現金補填ノ為ニスル支出ニ付テハ翌年度四月三十日迄小切手ヲ振出スコトヲ得
第六条 毎年度ニ属スル定額戻入ヲ為スハ当該年度三月三十一日限トス
第七条 アルコール及石油ノ売払代金ハ其ノ納入告知書ニ指定シタル納期末日ノ属スル年度ノ歳入トス
第八条 毎年度内ニ収入ヲ為スベキ権利ヲ得テ当該年度内ニ収入済ト為ラザルモノハ収入未済トシテ逓次翌年度ニ繰越シ現ニ収入ヲ為シタル年度ノ歳入ニ組入ルベシ
第九条 毎年度内ニ支払ヲ為スベキ義務ヲ生ジ当該年度内ニ小切手ヲ振出サザルモノハ支出未済トシテ逓次翌年度ニ繰越シ時効完成ニ至ル迄ハ支払ノ請求アル毎ニ小切手ヲ振出スベシ但シ支出未済ノ繰越額ハ支出済額ト合シテ予算定額ヲ超過スルコトヲ得ズ
第十条 歳入徴収官ハ毎月徴収報告書ヲ調製シ参照書類ヲ添ヘ之ヲ燃料局長官ニ送付スベシ
第十一条 燃料局長官ハ徴収報告書ニ依リ毎月徴収総報告書ヲ調製シ参照書類ヲ添ヘ所管大臣ヲ経由シテ其ノ翌月中ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第十二条 支出官ハ毎月支出済額報告書ヲ調製シ之ヲ燃料局長官ニ送付スベシ
第十三条 燃料局長官ハ支出済額報告書ニ依リ毎月支出総報告書ヲ調製シ支出済額報告書ヲ添ヘ所管大臣ヲ経由シテ其ノ翌月中ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第十四条 歳入歳出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第十五条 資本ハ価格ヲ附シテ之ヲ計算スベシ
第十六条 資本ノ価格ハ左ノ方法ニ依リテ之ヲ定ム
一 土地ニ付テハ購入価格又ハ交換価格ニ依ル但シ購入価格又ハ交換価格ニ依ルコト能ハザルトキハ近隣地ノ売買価格五年間ノ平均ニ依リ、近隣ニ比較スベキ相当ノ土地ナキトキハ五人以上ノ評価人ヲ定メ其ノ評価額ノ平均ニ依ル
二 建物、工作物、船舶、機械、器具及其ノ他ノ物品ニ付テハ建造費、製作費又ハ購入価格ニ依ル但シ建造費、製作費又ハ購入価格ニ依ルコト能ハザルトキハ二人以上ノ評価人ヲ定メ其ノ評価額ノ平均ニ依ル
三 アルコール及石油ニ付テハ賠償若ハ購買価格又ハ生産費ニ依ル但シ其ノ没収等ニ係ルモノニ付テハ其ノ比準価格ニ依ル
四 材料素品、アルコール原料及機械運転用品ニ付テハ購入価格又ハ生産費ニ依ル
第十七条 土地ノ価格ハ近隣地ノ売買価格五年間ノ平均ニ依リ、近隣ニ比較スベキ相当ノ土地ナキトキハ五人以上ノ評価人ヲ定メ其ノ評価額ニ依リ昭和二十年度及爾後毎五年度ニ之ヲ改定スベシ
第十八条 建物、工作物、船舶、機械、器具及其ノ他ノ物品ハ永遠保存品ヲ除キ保存期限ヲ定メ其ノ期限ニ応ジテ毎年度価格ヲ逓減スベシ
前項ノ規定ニ依リ価格ヲ逓減スベキ物件ニシテ固定資本ニ属スルモノヲ修理シタルトキハ其ノ修理費ヲ当該年度ノ価格ニ加ヘ残存期限ニ応ジテ価格ヲ逓減スベシ
第十九条 前条第二項ノ場合ニ於テハ保存期限ヲ延長スルコトヲ得
第二十条 毎年度末ニ現在スルアルコール又ハ石油ニシテ変質ニ因リ其ノ価格減少シタルモノニ付テハ其ノ時ニ於ケル賠償若ハ購買価格又ハ生産費ニ比準シテ其ノ価格ヲ改定スベシ
第二十一条 毎年度末ニ現在スル材料素品、アルコール原料及機械運転用品ニシテ其ノ市価ガ低落シタルモノニ付テハ其ノ時ニ於ケル市価ニ依リ其ノ価格ヲ改定スベシ
毎年度末ニ現在スル材料素品、アルコール原料及機械運転用品ニシテ毀損、変質其ノ他ノ事由ニ因リ減損シタルモノニ付テハ其ノ割合ニ応ジテ其ノ価格ヲ改定スベシ
第二十二条 材料素品、アルコール原料、機械運転用品其ノ他ノ物品ニシテ不用ニ帰シタルモノハ損失トシ其ノ価格ヲ削除シテ不用物品ニ組入レ之ヲ売払フベシ
第二十三条 歳入ノ収入済額、収入未済額、売払代価翌年度納付許可額、据置運転資本ニ属スル現金ノ持越高、総アルコールノ価格、総石油ノ価格、総材料素品ノ価格、総アルコール原料ノ価格、総機械運転用品ノ価格、総備品ノ価格及据置運転資本補足金受入高ヲ以テ受入トシ歳出ノ支出済額、支出未済額、前年度益金納付額、据置運転資本額、売払代価収入済物品ノ価格、売払代価収入未済物品ノ価格、売払代価翌年度納付許可物品ノ価格、消費シタルアルコールノ価格、消費シタル石油ノ価格、消費シタル材料素品ノ価格、消費シタルアルコール原料ノ価格、消費シタル機械運転用品ノ価格、損失ニ帰シタル物品ノ価格、据置運転資本補足金償還額及据置運転資本補足金未償還額ヲ以テ払出トシ受入ノ総額ヨリ払出ノ総額ヲ控除シ残余アルトキハ事業ノ益金トシテ其ノ事業ヲ営ミタル年度ノ一般ノ歳入ニ納付スベシ但シ売払代価翌年度納付許可額ニ相当スル金額ハ翌年度ノ一般ノ歳入ニ納付スルコトヲ得
第二十四条 燃料局ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ本会計ニ関スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第二十五条 燃料局ハ歳入簿ヲ備ヘ歳入ノ予算額、調定済額、収入済額、不納欠損額及収入未済額ヲ登記スベシ
第二十六条 支出官ハ支出簿ノ外支払元受高差引簿ヲ備ヘ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ
第二十七条 燃料局ハ歳出簿及支払元受高差引簿ヲ備ヘ歳出簿ニハ歳出ノ予算額、予算決定後増加額、支出済額、翌年度繰越額及残額ヲ登記シ支払元受高差引簿ニハ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ
第二十八条 本令ニ規定セザルモノニ付テハ会計規則ヲ準用ス
附 則
第二十九条 本令ハ昭和十八年度ヨリ之ヲ適用ス
第三十条 燃料局酒精部作業会計規則ハ之ヲ廃止ス但シ昭和十七年度分ニ付テハ仍其ノ効力ヲ有ス
第三十一条 第四条中地方燃料局トアルハ昭和十八年六月三十日迄ハ酒精局トス
第三十二条 燃料局特別会計法第二条ノ規定ニ依リ同法施行ノ際ニ於テ燃料局特別会計ノ所属ト為リタル資本ニ属スル物件ニ附スベキ価格ハ第十六条ノ規定ニ拘ラズ燃料局酒精部特別会計ニ於ケル昭和十七年度末現在ノ価格ニ依ル
第三十三条 昭和十七年勅令第八百二十一号第三項中「燃料局酒精部作業会計規則」ヲ「燃料局特別会計規則」ニ改ム