第二條 海軍工廠ハ艦船及兵器ノ造修、購買及實驗ニ關スルコトヲ掌ル
第三條 海軍工廠ニ總務部、會計部及醫務部竝ニ左ノ區分ニ從ヒ各部ヲ置ク
橫須賀海軍工廠
造兵部、造船部、造機部、光學實驗部、機雷實驗部、航海實驗部、電池實驗部、機關實驗部
吳海軍工廠
砲熕部、火工部、水雷部、電氣部、造船部、造機部、製鋼部、潛水艦部、砲熕實驗部、魚雷實驗部、電氣實驗部、造船實驗部、製鋼實驗部
會計部ニ計算課、購買課、材料庫及工場庫ヲ置ク但シ廣海軍工廠會計部及舞鶴海軍工廠會計部ニハ購買課ヲ置カズ
第四條 各部、課及庫ノ事務ノ分掌ハ海軍大臣之ヲ定ム
前項職員ノ外必要ニ應ジ出仕トシテ士官又ハ技師ヲ置ク
第六條 廳長ハ鎭守府司令長官又ハ要港部司令官ニ隸シ廠務ヲ總理ス但シ技術上ノコトニ關シテハ各其ノ所掌事項ニ應ジ海軍艦政本部長又ハ海軍航空本部長ノ區處ヲ受ク
第七條 廠長ハ部下ノ職員缺員中又ハ事故アルトキハ他ノ職員ヲシテ其ノ職務ヲ代理セシムルコトヲ得
第八條 廠長缺員中又ハ事故アルトキハ部下ノ職員席次ニ從ヒ其ノ職務ヲ代理ス但シ鎭守府司令長官又ハ要港部司令官特ニ其ノ代理者ヲ置キタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十條 檢査官ハ上官ノ命ヲ承ケ艦船、兵器及事業ニ要スル材料物品ノ檢査ニ關スルコトヲ掌ル
第十一條 課長及庫主管ハ會計部長ノ命ヲ承ケ各課又ハ各庫ノ事務ヲ掌ル
第十四條 附ハ海軍士官、特務士官、准士官、下士官、兵、高等文官又ハ判任文官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ事務又ハ技術ニ從事ス
第十六條 海軍工廠ニ必要ニ應ジ實地硏究又ハ練習ノ爲附トシテ海軍士官又ハ特務士官ヲ置キ廠長ノ命ヲ承ケ服務セシム
第十七條 海軍工廠ハ官廳又ハ民間ヨリ艦船若ハ兵器ノ造修若ハ實驗、其ノ指導又ハ其ノ技術從事者ノ養成ノ依賴ヲ受ケタルトキハ第二條ノ規定ニ依ル業務ニ支障ナキ限リ海軍大臣ノ定ムル所ニ依リ之ニ應ズルコトヲ得
第十八條 海軍大臣ハ必要ニ應ジ軍港又ハ舞鶴要港以外ノ地ニ海軍工廠航空機部工場ノ分工場ヲ置キ航空兵器ノ修理ニ關スルコトヲ分掌セシムルコトヲ得