第一條 海軍將校トハ大將中將少將大佐少佐大尉少尉ヲ云フ
第二條 將校ハ終身其官ヲ保有シ其制服ヲ著シ其官ニ對スル禮遇ヲ享ク之ヲ將校ノ分限トス
第三條 將校ハ左ニ揭クル事項ノ一ニ依ルニ非レハ其分限ヲ失フコトナシ
第六 武官タルノ本分ニ背キ勅裁ニ依リ免官トナリタルトキ
第五條 現役トハ現ニ軍務ヲ奉スル者修學ヲ命セラレタル者將官海軍部內ノ文官ニ任セラレタル者及待命者ヲ云フ休職停職ニ在ル者ハ現役ニ準ス
停職トハ其行爲懲戒スヘキコトアリ其情狀稍輕ク在職又ハ就職ヲ停メラルヽ者ヲ云フ但停職者ハ一箇年ノ後ニ非レハ就職スルコトヲ得ス
第六條 豫備トハ年齡滿限ニ至ラスシテ左ニ揭クル事項ノ一ニ依リ現役ヲ退キタル者ヲ云フ
第一 明治二十三年六月勅令第九十九號第三條ニ依リ現役ヲ退キタルトキ
第二 休職ニ入リ二箇年ニ至リ就職セサルトキ但第五條第三項ノ第三ニ該ル者ハ此限ニアラス
第五 貴族院令第四條第五條ニ依リ貴族院議員ト爲リタルトキ
第七條 後備トハ年齡滿限ニ至リ現役ヲ退キタル者及豫備滿期ニ至リタル者ヲ云フ
第八條 退役トハ後備滿期ニ至リタル者又ハ傷痍疾病ノ爲メ永久服役ニ堪ヘスシテ現役又ハ豫備又ハ後備ヲ退キタル者ヲ云フ