新憲法下での国会議員選挙や地方選挙を前に、自由で公正な選挙を実現する必要がある一方、現在の深刻な物資不足の状況下で選挙運動を放任することは国民生活に悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、衆議院の各派による協議の結果、選挙運動で使用する文書図画を無料郵便葉書に限定し、プラカードやポスターを厳しく制限するなど、選挙の粛正を図るための特例法を提案することとなった。本法は衆参両院議員選挙および地方選挙のすべてに適用され、違反に対しては厳罰で臨むものとする。
参照した発言:
第92回帝国議会 衆議院 本会議 第16号