税務代理士法
法令番号: 法律第四十六號
公布年月日: 昭和17年2月23日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル稅務代理士法ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年二月二十一日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
法律第四十六號
稅務代理士法
第一條 稅務代理士ハ所得稅、法人稅、營業稅其ノ他命令ヲ以テ定ムル租稅ニ關シ他人ノ委囑ニ依リ稅務官廳ニ提出スベキ書類ヲ作成シ又ハ審査ノ請求、訴願ノ提起其ノ他ノ事項(行政訴訟ヲ除ク)ニ付代理ヲ爲シ若ハ相談ニ應ズルヲ業トス
第二條 左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ稅務代理士タル資格ヲ有ス
一 辯護士
二 計理士
三 命令ヲ以テ定ムル官廳ニ於テ高等官又ハ判任官ノ職ニ在リテ三年以上國稅ノ事務ニ從事シタル者但シ其ノ職ヲ退キタル後一年ヲ經ザル者ハ此ノ限ニ在ラズ
四 前各號ニ揭グル者ノ外租稅又ハ會計ニ關シ學識經驗ヲ有スル者
第三條 左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ稅務代理士タル資格ヲ有セズ
一 無能力者
二 破產者ニシテ復權ヲ得ザルモノ
三 國稅滯納處分ヲ受ケタル後一年ヲ經ザル者
四 六年ノ懲役若ハ禁錮以上ノ刑ニ處セラレ又ハ舊刑法ノ重罪ノ刑ニ處セラレタル者
五 六年未滿ノ懲役又ハ禁錮ノ刑ニ處セラレ其ノ刑ノ執行ヲ終リ又ハ執行ヲ受クルコトナキニ至ル迄ノ者
六 國稅ヲ逋脫シ又ハ逋脫セントスル罪ヲ犯シ罰金又ハ科料ノ刑ニ處セラレ其ノ裁判確定ノ後五年ヲ經ザル者
七 懲戒ノ處分ニ因リ免官又ハ免職セラレタル後二年ヲ經ザル者
八 第五條第四號ノ規定ニ依リ許可ノ效力ヲ失ヒ又ハ第十八條ノ規定ニ依リ許可ノ取消アリタル後二年ヲ經ザル者
九 第二十一條、第二十二條、第二十三條第三號、第二十四條又ハ第二十五條ノ罪ヲ犯シ懲役又ハ罰金ノ刑ニ處セラレ其ノ刑ノ執行ヲ終リ又ハ執行ヲ受クルコトナキニ至リタル後五年ヲ經ザル者
第四條 稅務代理士タラントスル者ハ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クベシ
主務大臣前項ノ許可ニ關スル處分ヲ爲サントスルトキハ稅務代理士銓衡委員會ノ議ヲ經ベシ
稅務代理士銓衡委員會ニ關スル規程ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第五條 稅務代理士左ノ各號ノ一ニ該當スル場合ニ於テハ前條第一項ノ許可ハ其ノ效力ヲ失フ
一 第一條ニ規定スル業務(以下稅務代理業ト稱ス)ヲ廢止シタルトキ
二 辯護士又ハ計理士ナル場合ニ於テ辯護士名簿又ハ計理士登錄簿ノ登錄ノ取消又ハ抹消アリタルトキ
三 第三條第一號乃至第六號又ハ第九號ニ該當スルニ至リタルトキ
四 第十四條ノ規定ニ依リ退會セシメラレタルトキ
第六條 第四條第一項ノ許可ヲ受ケタル者ニ非ザレバ稅務代理士其ノ他之ニ類似スル名稱ヲ用フルコトヲ得ズ
第七條 稅務代理士ハ命令ノ定ムル所ニ依リ稅務代理業ニ關シ事務所ヲ設クベシ
第八條 稅務代理士ハ命令ノ定ムル所ニ依リ稅務代理業ニ關スル帳簿ヲ作成シ之ニ必要ナル事項ヲ記載スベシ
第九條 稅務代理士ハ國稅ノ逋脫ニ付指示ヲ爲シ、相談ニ應ジ其ノ他之ニ類似スル行爲ヲ爲スコトヲ得ズ
第十條 稅務代理業ニ關シ稅務代理士ノ受クベキ報酬ハ所屬稅務代理士會ノ會則ノ定ムル所ニ依ル
稅務代理士ハ前項ノ會則ニ定ムルモノヲ除クノ外何等ノ名義ヲ以テスルヲ問ハズ稅務代理業ニ關シ報酬ヲ受クルコトヲ得ズ
第十一條 稅務代理士ハ財務局ノ管轄區域每ニ稅務代理士會ヲ設立スベシ但シ命令ヲ以テ定ムル市ニ在リテハ市ノ區域每ニ別ニ之ヲ設立スベシ
稅務代理士稅務代理士會ヲ設立セントスルトキハ會則ヲ定メ主務大臣ノ認可ヲ受クベシ
第十二條 稅務代理士會ハ前條第二項ノ認可アリタルトキ成立ス
稅務代理士會ハ法人トス
稅務代理士會ハ稅務代理士ノ品位ノ保持及稅務代理業ノ改善進步ヲ圖ルヲ以テ目的トス
第十三條 稅務代理士會ノ區域內ニ事務所ヲ有スル稅務代理士ハ其ノ稅務代理士會ノ會員トス
第十四條 稅務代理士會ハ主務大臣ノ認可ヲ受ケ稅務代理士ノ品位ヲ失墜シ若ハ失墜スル虞アル會員又ハ稅務代理士會ノ會則ニ違反シ若ハ違反スル虞アル會員ヲ退會セシムルコトヲ得
第十五條 前四條ニ規定スルモノヲ除クノ外稅務代理士會ニ關シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第十六條 主務大臣ハ監督上必要アリト認ムルトキハ稅務代理士若ハ稅務代理士會ヨリ報吿ヲ徵シ又ハ當該官吏ヲシテ其ノ業務ニ關スル帳簿書類ヲ檢査セシムルコトヲ得
第十七條 主務大臣ハ稅務代理士會ノ目的達成上必要アリト認ムルトキハ稅務代理士會ニ對シ會則ノ變更其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十八條 稅務代理士本法、本法ニ基キテ發スル命令若ハ稅務代理士會ノ會則ニ違反シタルトキ又ハ稅務代理士ノ品位ヲ失墜スベキ行爲若ハ業務上不正ノ行爲ヲ爲シタルトキハ主務大臣ハ其ノ許可ヲ取消シ又ハ一年以內稅務代理業ノ停止ヲ命ズルコトヲ得
第十九條 稅務代理士會ハ共同ノ目的ヲ達スル爲會則ヲ定メ主務大臣ノ認可ヲ受ケ稅務代理士會聯合會ヲ設立スルコトヲ得
第二十條 主務大臣ハ命令ノ定ムル所ニ依リ本法ニ定ムル職權ノ一部ヲ財務局長又ハ稅務署長ニ委任スルコトヲ得
第二十一條 第四條第一項ノ許可ヲ受ケズシテ稅務代理業ヲ行ヒタル者ハ六月以下ノ懲役又ハ千圓以下ノ罰金ニ處ス第十八條ノ規定ニ依ル稅務代理業ノ停止期間內稅務代理業ヲ行ヒタル者ノ罰亦同ジ
第二十二條 第六條ノ規定ニ違反シタル者ハ千圓以下ノ罰金ニ處ス
第二十三條 稅務代理士左ノ各號ノ一ニ該當スルトキハ千圓以下ノ罰金ニ處ス
一 第七條ノ規定ニ依ル事務所ヲ設ケザルトキ
二 第八條ノ規定ニ依ル帳簿ノ記載ヲ怠リ若ハ詐リ又ハ帳簿ヲ隱匿シタルトキ
三 第十條第二項ノ規定ニ違反シタルトキ
四 第十六條ノ規定ニ依ル當該官吏ノ檢査ヲ拒ミ、妨ゲ又ハ忌避シタルトキ
第二十四條 稅務代理士第九條ノ規定ニ違反シタルトキハ二年以下ノ懲役又ハ三千圓以下ノ罰金ニ處ス
第二十五條 稅務代理士又ハ稅務代理士タリシ者稅務代理業ニ關シ取扱ヒタル事項ニ付知得タル祕密ヲ故ナク漏洩シタルトキハ一年以下ノ懲役又ハ千圓以下ノ罰金ニ處ス
第二十六條 稅務代理士ハ其ノ使用人其ノ他ノ從業者ガ其ノ稅務代理士ノ業務ニ關シ第二十三條第二號若ハ第三號又ハ第二十四條ノ違反行爲ヲ爲シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ處罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
前項ノ場合ニ於テハ懲役刑ヲ科スルコトヲ得ズ
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第二條ノ規定ハ本法施行ノ際現ニ稅務代理業ヲ行フ者ガ命令ノ定ムル所ニ依リ本法施行ノ日ヨリ二月以內ニ第四條第一項ノ許可ノ申請ヲ爲ス場合ニハ之ヲ適用セズ
本法施行ノ際現ニ稅務代理業ヲ行フ者ハ本法施行ノ日ヨリ四月間ヲ限リ第四條第一項ノ規定ニ拘ラズ主務大臣ノ許可ヲ受ケズシテ引續キ稅務代理業ヲ行フコトヲ得
第十條ノ規定ハ稅務代理士會成立スルニ至ル迄ハ之ヲ適用セズ
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル税務代理士法ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年二月二十一日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
法律第四十六号
税務代理士法
第一条 税務代理士ハ所得税、法人税、営業税其ノ他命令ヲ以テ定ムル租税ニ関シ他人ノ委嘱ニ依リ税務官庁ニ提出スベキ書類ヲ作成シ又ハ審査ノ請求、訴願ノ提起其ノ他ノ事項(行政訴訟ヲ除ク)ニ付代理ヲ為シ若ハ相談ニ応ズルヲ業トス
第二条 左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ税務代理士タル資格ヲ有ス
一 弁護士
二 計理士
三 命令ヲ以テ定ムル官庁ニ於テ高等官又ハ判任官ノ職ニ在リテ三年以上国税ノ事務ニ従事シタル者但シ其ノ職ヲ退キタル後一年ヲ経ザル者ハ此ノ限ニ在ラズ
四 前各号ニ掲グル者ノ外租税又ハ会計ニ関シ学識経験ヲ有スル者
第三条 左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ税務代理士タル資格ヲ有セズ
一 無能力者
二 破産者ニシテ復権ヲ得ザルモノ
三 国税滞納処分ヲ受ケタル後一年ヲ経ザル者
四 六年ノ懲役若ハ禁錮以上ノ刑ニ処セラレ又ハ旧刑法ノ重罪ノ刑ニ処セラレタル者
五 六年未満ノ懲役又ハ禁錮ノ刑ニ処セラレ其ノ刑ノ執行ヲ終リ又ハ執行ヲ受クルコトナキニ至ル迄ノ者
六 国税ヲ逋脱シ又ハ逋脱セントスル罪ヲ犯シ罰金又ハ科料ノ刑ニ処セラレ其ノ裁判確定ノ後五年ヲ経ザル者
七 懲戒ノ処分ニ因リ免官又ハ免職セラレタル後二年ヲ経ザル者
八 第五条第四号ノ規定ニ依リ許可ノ効力ヲ失ヒ又ハ第十八条ノ規定ニ依リ許可ノ取消アリタル後二年ヲ経ザル者
九 第二十一条、第二十二条、第二十三条第三号、第二十四条又ハ第二十五条ノ罪ヲ犯シ懲役又ハ罰金ノ刑ニ処セラレ其ノ刑ノ執行ヲ終リ又ハ執行ヲ受クルコトナキニ至リタル後五年ヲ経ザル者
第四条 税務代理士タラントスル者ハ命令ノ定ムル所ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クベシ
主務大臣前項ノ許可ニ関スル処分ヲ為サントスルトキハ税務代理士銓衡委員会ノ議ヲ経ベシ
税務代理士銓衡委員会ニ関スル規程ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第五条 税務代理士左ノ各号ノ一ニ該当スル場合ニ於テハ前条第一項ノ許可ハ其ノ効力ヲ失フ
一 第一条ニ規定スル業務(以下税務代理業ト称ス)ヲ廃止シタルトキ
二 弁護士又ハ計理士ナル場合ニ於テ弁護士名簿又ハ計理士登録簿ノ登録ノ取消又ハ抹消アリタルトキ
三 第三条第一号乃至第六号又ハ第九号ニ該当スルニ至リタルトキ
四 第十四条ノ規定ニ依リ退会セシメラレタルトキ
第六条 第四条第一項ノ許可ヲ受ケタル者ニ非ザレバ税務代理士其ノ他之ニ類似スル名称ヲ用フルコトヲ得ズ
第七条 税務代理士ハ命令ノ定ムル所ニ依リ税務代理業ニ関シ事務所ヲ設クベシ
第八条 税務代理士ハ命令ノ定ムル所ニ依リ税務代理業ニ関スル帳簿ヲ作成シ之ニ必要ナル事項ヲ記載スベシ
第九条 税務代理士ハ国税ノ逋脱ニ付指示ヲ為シ、相談ニ応ジ其ノ他之ニ類似スル行為ヲ為スコトヲ得ズ
第十条 税務代理業ニ関シ税務代理士ノ受クベキ報酬ハ所属税務代理士会ノ会則ノ定ムル所ニ依ル
税務代理士ハ前項ノ会則ニ定ムルモノヲ除クノ外何等ノ名義ヲ以テスルヲ問ハズ税務代理業ニ関シ報酬ヲ受クルコトヲ得ズ
第十一条 税務代理士ハ財務局ノ管轄区域毎ニ税務代理士会ヲ設立スベシ但シ命令ヲ以テ定ムル市ニ在リテハ市ノ区域毎ニ別ニ之ヲ設立スベシ
税務代理士税務代理士会ヲ設立セントスルトキハ会則ヲ定メ主務大臣ノ認可ヲ受クベシ
第十二条 税務代理士会ハ前条第二項ノ認可アリタルトキ成立ス
税務代理士会ハ法人トス
税務代理士会ハ税務代理士ノ品位ノ保持及税務代理業ノ改善進歩ヲ図ルヲ以テ目的トス
第十三条 税務代理士会ノ区域内ニ事務所ヲ有スル税務代理士ハ其ノ税務代理士会ノ会員トス
第十四条 税務代理士会ハ主務大臣ノ認可ヲ受ケ税務代理士ノ品位ヲ失墜シ若ハ失墜スル虞アル会員又ハ税務代理士会ノ会則ニ違反シ若ハ違反スル虞アル会員ヲ退会セシムルコトヲ得
第十五条 前四条ニ規定スルモノヲ除クノ外税務代理士会ニ関シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第十六条 主務大臣ハ監督上必要アリト認ムルトキハ税務代理士若ハ税務代理士会ヨリ報告ヲ徴シ又ハ当該官吏ヲシテ其ノ業務ニ関スル帳簿書類ヲ検査セシムルコトヲ得
第十七条 主務大臣ハ税務代理士会ノ目的達成上必要アリト認ムルトキハ税務代理士会ニ対シ会則ノ変更其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十八条 税務代理士本法、本法ニ基キテ発スル命令若ハ税務代理士会ノ会則ニ違反シタルトキ又ハ税務代理士ノ品位ヲ失墜スベキ行為若ハ業務上不正ノ行為ヲ為シタルトキハ主務大臣ハ其ノ許可ヲ取消シ又ハ一年以内税務代理業ノ停止ヲ命ズルコトヲ得
第十九条 税務代理士会ハ共同ノ目的ヲ達スル為会則ヲ定メ主務大臣ノ認可ヲ受ケ税務代理士会連合会ヲ設立スルコトヲ得
第二十条 主務大臣ハ命令ノ定ムル所ニ依リ本法ニ定ムル職権ノ一部ヲ財務局長又ハ税務署長ニ委任スルコトヲ得
第二十一条 第四条第一項ノ許可ヲ受ケズシテ税務代理業ヲ行ヒタル者ハ六月以下ノ懲役又ハ千円以下ノ罰金ニ処ス第十八条ノ規定ニ依ル税務代理業ノ停止期間内税務代理業ヲ行ヒタル者ノ罰亦同ジ
第二十二条 第六条ノ規定ニ違反シタル者ハ千円以下ノ罰金ニ処ス
第二十三条 税務代理士左ノ各号ノ一ニ該当スルトキハ千円以下ノ罰金ニ処ス
一 第七条ノ規定ニ依ル事務所ヲ設ケザルトキ
二 第八条ノ規定ニ依ル帳簿ノ記載ヲ怠リ若ハ詐リ又ハ帳簿ヲ隠匿シタルトキ
三 第十条第二項ノ規定ニ違反シタルトキ
四 第十六条ノ規定ニ依ル当該官吏ノ検査ヲ拒ミ、妨ゲ又ハ忌避シタルトキ
第二十四条 税務代理士第九条ノ規定ニ違反シタルトキハ二年以下ノ懲役又ハ三千円以下ノ罰金ニ処ス
第二十五条 税務代理士又ハ税務代理士タリシ者税務代理業ニ関シ取扱ヒタル事項ニ付知得タル秘密ヲ故ナク漏洩シタルトキハ一年以下ノ懲役又ハ千円以下ノ罰金ニ処ス
第二十六条 税務代理士ハ其ノ使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ税務代理士ノ業務ニ関シ第二十三条第二号若ハ第三号又ハ第二十四条ノ違反行為ヲ為シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ処罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
前項ノ場合ニ於テハ懲役刑ヲ科スルコトヲ得ズ
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第二条ノ規定ハ本法施行ノ際現ニ税務代理業ヲ行フ者ガ命令ノ定ムル所ニ依リ本法施行ノ日ヨリ二月以内ニ第四条第一項ノ許可ノ申請ヲ為ス場合ニハ之ヲ適用セズ
本法施行ノ際現ニ税務代理業ヲ行フ者ハ本法施行ノ日ヨリ四月間ヲ限リ第四条第一項ノ規定ニ拘ラズ主務大臣ノ許可ヲ受ケズシテ引続キ税務代理業ヲ行フコトヲ得
第十条ノ規定ハ税務代理士会成立スルニ至ル迄ハ之ヲ適用セズ