朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ關東局ニ在滿敎務部ヲ設置スル等ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年四月十四日
內閣總理大臣　米內光政
外務大臣　有田八郞
勅令第二百六十八號
第一條　帝國ガ滿洲國ニ於テ行フ神社及敎育ノ行政ニ關スル事務ヲ掌ラシムル爲關東局ニ在滿敎務部ヲ置ク
第二條　關東局ニ左ノ職員ヲ置キ在滿敎務部ニ屬セシム
在滿敎務部長　一人　勅任
在滿敎務事務官　專任四人　奏任
在滿敎務視學官　專任三人　奏任
在滿敎務編修官　專任二人　奏任
在滿敎務技師　專任三人　奏任
在滿敎務屬　專任十五人　判任
在滿敎務視學　專任十三人　判任
在滿敎務編修官補　專任三人　判任
在滿敎務技手　專任十一人　判任
第三條　在滿敎務部長ハ上官ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四條　在滿敎務事務官ハ上官ノ命ヲ承ケ事務ヲ掌ル
第五條　在滿敎務視學官ハ上官ノ命ヲ承ケ學事ニ關スル視察及事務ヲ掌ル
第六條　在滿敎務編修官ハ上官ノ命ヲ承ケ敎科用圖書ノ編修及審査ヲ掌ル
第七條　在滿敎務技師ハ上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第八條　在滿敎務屬ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第九條　在滿敎務視學ハ上官ノ指揮ヲ承ケ學事ニ關スル視察及事務ニ從事ス
第十條　在滿敎務編修官補ハ上官ノ指揮ヲ承ケ敎科用圖書ノ編修及審査ニ從事ス
第十一條　在滿敎務技手ハ上官ノ指揮ヲ承ケ技術ニ從事ス
第十二條　滿洲國駐箚特命全權大使ハ第一條ノ事務ニ付職權又ハ特別ノ委任ニ依リ命令ヲ發スルコトヲ得
第十三條　大使ハ第二條ノ職員ヲ統督シ奏任官ノ進退ハ內閣總理大臣ヲ經テ之ヲ上奏シ判任官ノ進退ハ之ヲ專行ス
大使ハ內閣總理大臣ヲ經テ第二條ノ職員ノ敍位敍勳ヲ上奏ス
附　則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十二年勅令第六百八十號及同年勅令第六百八十一號ハ之ヲ廢止ス
本令施行ノ際現ニ在滿洲國大使館ノ敎務事務官、視學官、技師、敎務書記、視學又ハ技手ノ職ニ在ル者別ニ辭令ヲ發セラレザルトキハ夫々在滿敎務事務官、在滿敎務視學官、在滿敎務技師、在滿敎務屬、在滿敎務視學又ハ在滿敎務技手ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ関東局ニ在満教務部ヲ設置スル等ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年四月十四日
内閣総理大臣　米内光政
外務大臣　有田八郎
勅令第二百六十八号
第一条　帝国ガ満洲国ニ於テ行フ神社及教育ノ行政ニ関スル事務ヲ掌ラシムル為関東局ニ在満教務部ヲ置ク
第二条　関東局ニ左ノ職員ヲ置キ在満教務部ニ属セシム
在満教務部長　一人　勅任
在満教務事務官　専任四人　奏任
在満教務視学官　専任三人　奏任
在満教務編修官　専任二人　奏任
在満教務技師　専任三人　奏任
在満教務属　専任十五人　判任
在満教務視学　専任十三人　判任
在満教務編修官補　専任三人　判任
在満教務技手　専任十一人　判任
第三条　在満教務部長ハ上官ノ命ヲ承ケ部務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ指揮監督ス
第四条　在満教務事務官ハ上官ノ命ヲ承ケ事務ヲ掌ル
第五条　在満教務視学官ハ上官ノ命ヲ承ケ学事ニ関スル視察及事務ヲ掌ル
第六条　在満教務編修官ハ上官ノ命ヲ承ケ教科用図書ノ編修及審査ヲ掌ル
第七条　在満教務技師ハ上官ノ命ヲ承ケ技術ヲ掌ル
第八条　在満教務属ハ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第九条　在満教務視学ハ上官ノ指揮ヲ承ケ学事ニ関スル視察及事務ニ従事ス
第十条　在満教務編修官補ハ上官ノ指揮ヲ承ケ教科用図書ノ編修及審査ニ従事ス
第十一条　在満教務技手ハ上官ノ指揮ヲ承ケ技術ニ従事ス
第十二条　満洲国駐箚特命全権大使ハ第一条ノ事務ニ付職権又ハ特別ノ委任ニ依リ命令ヲ発スルコトヲ得
第十三条　大使ハ第二条ノ職員ヲ統督シ奏任官ノ進退ハ内閣総理大臣ヲ経テ之ヲ上奏シ判任官ノ進退ハ之ヲ専行ス
大使ハ内閣総理大臣ヲ経テ第二条ノ職員ノ叙位叙勲ヲ上奏ス
附　則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十二年勅令第六百八十号及同年勅令第六百八十一号ハ之ヲ廃止ス
本令施行ノ際現ニ在満洲国大使館ノ教務事務官、視学官、技師、教務書記、視学又ハ技手ノ職ニ在ル者別ニ辞令ヲ発セラレザルトキハ夫々在満教務事務官、在満教務視学官、在満教務技師、在満教務属、在満教務視学又ハ在満教務技手ニ同官等俸給ヲ以テ任ゼラレタルモノトス