朕海軍豫備員條例ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十七年六月二十八日
海軍大臣 男爵 山本權兵衞
勅令第百七十九號
海軍豫備員條例
第一條 海軍ニ海軍豫備員ヲ置ク
第二條 海軍豫備員ハ海軍軍人トシ豫備役ニ服セシム
第三條 海軍豫備員ハ之ヲ上長官、士官、准士官、下士ニ分チ別ニ候補生ヲ置ク
第四條 海軍豫備員ハ拔擢ニ依リ級ヲ逐ヒ其ノ官階ヲ歷進セシム但シ海軍豫備兵曹長又ハ海軍豫備機關兵曹長ノ海軍豫備中尉又ハ海軍豫備中機關士ニ進ムハ特選ニ依ル
第五條 海軍豫備少尉候補生ハ左ニ揭クル者ヨリ採用ス
一 遞信省所管商船學校卒業者
二 甲種二等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ニ於テ二等運轉士タリシ者
第六條 海軍豫備少機關士候補生ハ左ニ揭クル者ヨリ採用ス
一 遞信省所管商船學校卒業者
二 一等機關士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ニ於テ一等機關士タリシ者
第七條 海軍豫備三等兵曹ハ左ニ揭クル者ヨリ任用ス
一 海軍大臣ノ允當ト認メタル商船學校ノ卒業者
二 運轉士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
第八條 海軍豫備三等機關兵曹ハ左ニ揭クル者ヨリ任用ス
一 海軍大臣ノ允當ト認メタル商船學校ノ卒業者
二 機關士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
第九條 遞信省所管商船學校卒業者以外ノ者ヲ海軍豫備員ニ採用又ハ任用スルハ其ノ志願ニ依リ左ノ諸號ニ適合スル場合ニ限ル
一 年齡二十歲以上ノ者
二 海軍志願者體格檢査規格ニ適合ノ者
三 品行方正ニシテ志操確實學術技藝優等ニシテ海軍豫備員タルニ適スル者
第十條 左ニ揭クル者ハ海軍豫備員タルコトヲ得ス
一 禁錮以上ノ刑ニ處セラレタル者
二 破產又ハ家資分散ノ宣吿ヲ受ケ復權ヲ得サル者
三 身代限ノ處分ヲ受ケ負債ノ辨償ヲ終ヘサル者
第十一條 海軍豫備員ノ採用、任用又ハ進級ハ海軍砲術練習所、海軍水雷術練習所又ハ海軍機關術練習所ニ於テ必要ナル敎育ヲ施シ試驗ヲ爲シ檢定委員ノ銓衡ヲ經テ之ヲ行フモノトス但シ商船學校卒業者ヲ候補生ニ採用スルハ此ノ限ニ在ラス
海軍大臣ノ允當ト認メタル商船學校ノ卒業者ヲ海軍豫備三等兵曹若ハ海軍豫備三等機關兵曹ニ任用シ又ハ候補生ヲ海軍豫備少尉若ハ海軍豫備少機關士ニ任用スル場合ニハ敎育及試驗ヲ施行セス
戰時事變ノ際ハ敎育及試驗ヲ省略スルコトヲ得
第十二條 海軍豫備員ハ召集中ノ日數及船舶ノ職員トシテ勤務セシ日數ヲ實役停年トシ其ノ最下期限五箇年ヲ超ユルニ非サレハ官階ヲ進ムルコトヲ得ス但シ候補生ノ海軍豫備少尉又ハ海軍豫備少機關士ニ進ムハ其ノ實役停年最下期限ヲ二箇年トス
戰時事變ノ際ハ實役停年最下期限ヲ半ニ減スルコトヲ得
第十三條 海軍豫備員ノ採用、任用又ハ進級ハ士官以上ニ在リテハ海軍大臣之ヲ奏請シ候補生及准士官以下ニ在リテハ海軍大臣之ヲ專行ス
第十四條 海軍豫備員ノ定限年齡ヲ五十トシ定限年齡ニ滿ツル迄服役セシメ定限年齡ニ達シタルトキハ准士官以上ニ在リテハ退役トシ候補生及下士ニ在リテハ之ヲ免シタルモノトス
第十五條 海軍豫備員ハ戰時事變其ノ他必要アル場合ニ於テ勤務又ハ敎育ノ爲之ヲ召集ス
第十六條 海軍豫備員ノ召集ニハ海軍召集條例中准士官以上ノ召集ニ關スル規定ヲ準用ス
第十七條 海技免狀ヲ有シ海軍豫備員タラムコトヲ志願スル者ハ當分ノ內左ノ區分ニ從ヒ之ヲ任用スルコトヲ得
甲種船長ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上船長ト爲リ其ノ內五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍豫備少佐以下
甲種船長ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船長ト爲リ其ノ內二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
甲種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上一等運轉士ト爲リ其ノ內五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備大尉以下
甲種船長ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ船長タリシ者
甲種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上一等運轉士ト爲リ其ノ內二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備中尉以下
甲種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ一等運轉士タリシ者
甲種二等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上二等運轉士ト爲リ其ノ內二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備少尉以下
乙種又ハ丙種船長ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船長ト爲リ其ノ內二箇年以上三百噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍豫備兵曹長以下
乙種又ハ丙種船長ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上船長タリシ者
乙種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上船舶職員タリシ者
丙種運轉士ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上船長ト爲リ其ノ內五箇年以上百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備上等兵曹以下
乙種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
丙種運轉士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船長ト爲リ其ノ內三箇年以上百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備一等兵曹以下
乙種一等運轉士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
乙種二等運轉士又ハ丙種運轉士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
海軍豫備二等兵曹以下
機關長ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上機關長ト爲リ其ノ內五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍豫備大機關士以下
機關長ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上機關長ト爲リ其ノ內二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍豫備中機關士以下
機關長ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ機關長タリシ者
一等機關士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上一等機關士ト爲リ其ノ內二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍豫備少機關士以下
二等機關士ノ海技免狀ヲ有シ十箇年以上船舶職員タリシ者 海軍豫備上等機關兵曹以下
二等機關士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者 海軍豫備一等機關兵曹以下
二等機關士ノ海技免狀ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
三等機關士ノ海技免狀ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
海軍豫備二等機關兵曹以下
第十八條 本條例中船舶ノ噸數ハ登簿噸數ニ依リ船舶職員ハ船舶職員法ノ規定ニ依ル船舶職員ヲ謂フ但シ高等ノ免狀ハ下等ノ免狀ニ代用シ上級職員タリシ日數ハ下級職員タリシ日數ニ通算スルコトヲ得
附 則
本條例發布前ニ於ケル海軍豫備員ニシテ海軍少尉候補生又ハ海軍少機關士候補生ノ身分ヲ有スル者ハ別ニ辭令ヲ用井ス各海軍豫備少尉候補生又ハ海軍豫備少機關士候補生ヲ命セラレタルモノトス
前項ニ依リ候補生ヲ命セラレタル者ハ一囘ヲ限リ第四條及第十二條ノ規定ニ拘ラス敎育ヲ施シ試驗ヲ爲シ第十七條ノ區分ニ從ヒ任用シ又ハ進級セシムルコトヲ得
遞信省所管商船學校ノ簡易科卒業者ニ關シテハ海軍大臣ノ允當ト認メタル商船學校ノ卒業者ニ關スル規定ヲ準用ス
朕海軍予備員条例ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十七年六月二十八日
海軍大臣 男爵 山本権兵衛
勅令第百七十九号
海軍予備員条例
第一条 海軍ニ海軍予備員ヲ置ク
第二条 海軍予備員ハ海軍軍人トシ予備役ニ服セシム
第三条 海軍予備員ハ之ヲ上長官、士官、准士官、下士ニ分チ別ニ候補生ヲ置ク
第四条 海軍予備員ハ抜擢ニ依リ級ヲ逐ヒ其ノ官階ヲ歴進セシム但シ海軍予備兵曹長又ハ海軍予備機関兵曹長ノ海軍予備中尉又ハ海軍予備中機関士ニ進ムハ特選ニ依ル
第五条 海軍予備少尉候補生ハ左ニ掲クル者ヨリ採用ス
一 逓信省所管商船学校卒業者
二 甲種二等運転士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ニ於テ二等運転士タリシ者
第六条 海軍予備少機関士候補生ハ左ニ掲クル者ヨリ採用ス
一 逓信省所管商船学校卒業者
二 一等機関士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ニ於テ一等機関士タリシ者
第七条 海軍予備三等兵曹ハ左ニ掲クル者ヨリ任用ス
一 海軍大臣ノ允当ト認メタル商船学校ノ卒業者
二 運転士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
第八条 海軍予備三等機関兵曹ハ左ニ掲クル者ヨリ任用ス
一 海軍大臣ノ允当ト認メタル商船学校ノ卒業者
二 機関士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
第九条 逓信省所管商船学校卒業者以外ノ者ヲ海軍予備員ニ採用又ハ任用スルハ其ノ志願ニ依リ左ノ諸号ニ適合スル場合ニ限ル
一 年齢二十歳以上ノ者
二 海軍志願者体格検査規格ニ適合ノ者
三 品行方正ニシテ志操確実学術技芸優等ニシテ海軍予備員タルニ適スル者
第十条 左ニ掲クル者ハ海軍予備員タルコトヲ得ス
一 禁錮以上ノ刑ニ処セラレタル者
二 破産又ハ家資分散ノ宣告ヲ受ケ復権ヲ得サル者
三 身代限ノ処分ヲ受ケ負債ノ弁償ヲ終ヘサル者
第十一条 海軍予備員ノ採用、任用又ハ進級ハ海軍砲術練習所、海軍水雷術練習所又ハ海軍機関術練習所ニ於テ必要ナル教育ヲ施シ試験ヲ為シ検定委員ノ銓衡ヲ経テ之ヲ行フモノトス但シ商船学校卒業者ヲ候補生ニ採用スルハ此ノ限ニ在ラス
海軍大臣ノ允当ト認メタル商船学校ノ卒業者ヲ海軍予備三等兵曹若ハ海軍予備三等機関兵曹ニ任用シ又ハ候補生ヲ海軍予備少尉若ハ海軍予備少機関士ニ任用スル場合ニハ教育及試験ヲ施行セス
戦時事変ノ際ハ教育及試験ヲ省略スルコトヲ得
第十二条 海軍予備員ハ召集中ノ日数及船舶ノ職員トシテ勤務セシ日数ヲ実役停年トシ其ノ最下期限五箇年ヲ超ユルニ非サレハ官階ヲ進ムルコトヲ得ス但シ候補生ノ海軍予備少尉又ハ海軍予備少機関士ニ進ムハ其ノ実役停年最下期限ヲ二箇年トス
戦時事変ノ際ハ実役停年最下期限ヲ半ニ減スルコトヲ得
第十三条 海軍予備員ノ採用、任用又ハ進級ハ士官以上ニ在リテハ海軍大臣之ヲ奏請シ候補生及准士官以下ニ在リテハ海軍大臣之ヲ専行ス
第十四条 海軍予備員ノ定限年齢ヲ五十トシ定限年齢ニ満ツル迄服役セシメ定限年齢ニ達シタルトキハ准士官以上ニ在リテハ退役トシ候補生及下士ニ在リテハ之ヲ免シタルモノトス
第十五条 海軍予備員ハ戦時事変其ノ他必要アル場合ニ於テ勤務又ハ教育ノ為之ヲ召集ス
第十六条 海軍予備員ノ召集ニハ海軍召集条例中准士官以上ノ召集ニ関スル規定ヲ準用ス
第十七条 海技免状ヲ有シ海軍予備員タラムコトヲ志願スル者ハ当分ノ内左ノ区分ニ従ヒ之ヲ任用スルコトヲ得
甲種船長ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上船長ト為リ其ノ内五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍予備少佐以下
甲種船長ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船長ト為リ其ノ内二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
甲種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上一等運転士ト為リ其ノ内五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備大尉以下
甲種船長ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ船長タリシ者
甲種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上一等運転士ト為リ其ノ内二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備中尉以下
甲種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ一等運転士タリシ者
甲種二等運転士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上二等運転士ト為リ其ノ内二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備少尉以下
乙種又ハ丙種船長ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船長ト為リ其ノ内二箇年以上三百噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍予備兵曹長以下
乙種又ハ丙種船長ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上船長タリシ者
乙種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上船舶職員タリシ者
丙種運転士ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上船長ト為リ其ノ内五箇年以上百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備上等兵曹以下
乙種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
丙種運転士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船長ト為リ其ノ内三箇年以上百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備一等兵曹以下
乙種一等運転士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
乙種二等運転士又ハ丙種運転士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
海軍予備二等兵曹以下
機関長ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上機関長ト為リ其ノ内五箇年以上三千噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍予備大機関士以下
機関長ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上機関長ト為リ其ノ内二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者 海軍予備中機関士以下
機関長ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上五百噸以上ノ船舶ノ機関長タリシ者
一等機関士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上一等機関士ト為リ其ノ内二箇年以上一千五百噸以上ノ船舶ニ在リタル者
海軍予備少機関士以下
二等機関士ノ海技免状ヲ有シ十箇年以上船舶職員タリシ者 海軍予備上等機関兵曹以下
二等機関士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者 海軍予備一等機関兵曹以下
二等機関士ノ海技免状ヲ有シ二箇年以上船舶職員タリシ者
三等機関士ノ海技免状ヲ有シ五箇年以上船舶職員タリシ者
海軍予備二等機関兵曹以下
第十八条 本条例中船舶ノ噸数ハ登簿噸数ニ依リ船舶職員ハ船舶職員法ノ規定ニ依ル船舶職員ヲ謂フ但シ高等ノ免状ハ下等ノ免状ニ代用シ上級職員タリシ日数ハ下級職員タリシ日数ニ通算スルコトヲ得
附 則
本条例発布前ニ於ケル海軍予備員ニシテ海軍少尉候補生又ハ海軍少機関士候補生ノ身分ヲ有スル者ハ別ニ辞令ヲ用井ス各海軍予備少尉候補生又ハ海軍予備少機関士候補生ヲ命セラレタルモノトス
前項ニ依リ候補生ヲ命セラレタル者ハ一回ヲ限リ第四条及第十二条ノ規定ニ拘ラス教育ヲ施シ試験ヲ為シ第十七条ノ区分ニ従ヒ任用シ又ハ進級セシムルコトヲ得
逓信省所管商船学校ノ簡易科卒業者ニ関シテハ海軍大臣ノ允当ト認メタル商船学校ノ卒業者ニ関スル規定ヲ準用ス