我が国の平和と独立の確保、国民の生命・財産の保護という政府の重要な責務を果たすため、正確で総合的な情勢判断に基づく国家安全保障政策の展開が不可欠である。安全保障環境が厳しさを増す中、外交・安全保障政策の司令塔として、内閣総理大臣を中心に機動的に審議する場を創設し、政治の強力なリーダーシップを発揮できる環境を整える必要がある。そこで、安全保障会議を国家安全保障会議に改め、審議事項を拡充し、首相・外務・防衛・官房長官による審議体制を整備するとともに、内閣官房に国家安全保障局を設置するなどの措置を講ずるため、本法律案を提出する。
参照した発言:
第185回国会 衆議院 本会議 第4号