政治倫理の確立は議会政治の根幹であり、議会制民主主義の健全な発展に不可欠である。両院は政治倫理綱領や行為規範の制定、政治倫理審査会の設置、国会議員の資産公開制度の創設など、政治倫理確立のための方策を順次実施してきた。しかし、国会議員による借名口座での株取引疑惑が生じ、国民の政治不信を招いたことは遺憾である。そこで本法案は、政治倫理の一層の確立と国民の信頼回復のため、国会議員が本人名義以外の名義で株取引等を行うことを禁止し、違反者には罰則を設けることを提案するものである。
参照した発言:
第145回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号