戦前、興亜医学館や東洋医学院など、正式な医師資格を得られない医学校があった。これらは主に満州や蒙古などの外地向け医師養成を目的とした学校で、その卒業生は終戦により医師としての資格を得られず、国家試験も受験できない状況にある。しかし、彼らは相当の学力を有しているため、予備試験を設け、それに合格した者にインターン1年間を経て医師国家試験の受験資格を与えることで、将来への希望を持たせたいとの趣旨から本法案を提案した。
参照した発言: 第6回国会 衆議院 厚生委員会 第11号