長崎市は終戦直前の原子爆弾投下により甚大な被害を受けた。この経験から「平和は長崎より」を掲げ、国際平和の中心都市として、人類文化に寄与する施設を備えた聖都建設を目指している。長崎は東西文化の融合地、キリスト教伝導の基地として世界的に知られ、出島などの遺跡への関心も高い。この伝統的な国際文化を中心に復興計画を進めてきたが、原爆被害の大きさと物資不足により目的達成が困難であった。内外からの同情と援助に応えるためにも早期復興が必要であり、国や公共団体からの特別な援助を求めるため本法案を提出した。
参照した発言:
第5回国会 衆議院 本会議 第26号